「アマプラ同時上映会」第84弾!
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韓国映画「バンジージャンプする」をリメイクした、タイBL映画「デュー あの時の君とボク」を観ました!
ネタバレ感想も交えながらがっつりネタバレしちゃいます!☺️✨
登場人物とあらすじ
タイの閉鎖的な田舎町に住む内向的な男子高校生と都会からの転校生 同級生同士のお話。
<あらすじ>
1996年のタイ、同性愛への偏見が色濃い町で、厳格な家庭に育った高校生ポップと、母と二人暮らしの転校生デューは出会った。
二人の友情はほのかな愛情へと成長。
その関係は学校にも家族にも知れ渡り、周囲に理解されず追いつめられていくポップとデューはやがて離れ離れに…。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 衝撃的なラストに唖然としたい😳
- メリバ、死ネタが好きな闇寄りの嗜好だ💀
- 輪廻転生モノが好き🐍
ネタバレ感想
1996年8月、タイの田舎町・パンノイに暮らす高校生のポップは、都会チェンマイからの転校生・デューと出会います。
朝礼で、「性的に逸脱した生徒は、精神科医と兵士により研修を受けさせられる」と通告されます。研修を受けた生徒たちには、ひどい暴行の痕が見てとれます。
1997年3月、仲良くなった二人は、一緒にチェンマイの塾へ通うようになり、お揃いのポケベルを購入します。遊んでいる時にバンジージャンプの映像を見て以来、二人で一緒に行きたいと思うようになるデュー。塾で「優勝者は無料でニュージーランドにいける」というアカデミーのキャンペーン紹介をされ、バンジーの国だ!とデューは大喜びで英語の勉強をし始めます。
ポップはデューが毎日徹夜で英語を勉強しているのを見て、追い詰められたような心地になり、大喧嘩してしまいます。しかし突然大雨が降ってきたため、ポップは雨の中デューを迎えにきます。電話ボックスの中で震えていたデューを見たずぶ濡れのポップは、「怒ってない」と彼を抱きしめ、口付けます。
帰宅して二人が一緒にシャワールームから出てきた時、ルームメイトが部屋に入ってきて二人は呆然とします。ポップはニュージーランド旅行を勝ち取りますが、彼はルームメイトにデューとの関係がバレたのではと悲観し、その晩のうちに地元に帰ってしまいます。
1997年5月、教室で再会するも、デューを無視するポップ。「俺はお前みたいに見下されたくない。みんなと同じがいい」というポップに、「町を出ればいい」と怒るデュー。喧嘩の原因を両親の前で言うよう教師に促されるも、ポップは泣くばかり。デューは自分が同性愛者であることを告白しますが、母は受け入れてくれません。
翌日、「デューはポップに性行為を強いて拒絶されたから殴ったらしい」と噂が広まり、彼の机には「ホモの尻軽野郎」とひどい侮辱の落書きが並んでいました。
ポップはデューを人気のない場所に呼び出すと、矯正研修キャンプでは免許証しかチェックされないから代理出席すると申し出ます。デューはキャンプを終えて傷だらけのポップを出迎えると、「この町から出よう」と提案します。
ポップが帰宅すると、「矯正キャンプで働く友達がお前が参加する姿を見たって言ってたぞ!もうお前は息子なんかじゃない!」と父から何度も殴られます。
ポップはポケベルで「11:30の最終列車に間に合うから乗ろう」と連絡しますが、デューはそれを母に見られて「二人きりの親子なのにどこにも行かないで」と懇願されたため「母さんが独りになるから行けない」と計画を断念してしまいます。
ポップは駅でデューが来てくれるのではとギリギリまで待っていましたが、デューは来ません。ポップは失意のうちに一人で電車に乗ります。
23年後の2019年 パンノイ、ポップは結婚し、化学教師として母校の高校に戻ってきました。授業をサボって恋人のトップとつるんでいる問題児のナッチャーから目を離すなと恩師に言われます。
後日、授業に出ないナッチャーを追いかけ回すうち、二人は池に落ちます。ナッチャーを寮の部屋まで送ってやる道中、彼女は「この町を出たい。チェンマイに行きたい」と告白します。「マジで?(Seriously?)」という口癖がデューと同じで動揺するポップ。
ポップは、チェンマイに行けるから化学コンテストに参加してみないかとナッチャーを誘います。ナッチャーは面倒見のいいポップに惹かれ始めていましたが、彼の妻・オーンの存在を知ってから心乱れています。ポップはナッチャーの悩みを聞こうと、バイクデートに誘います。そして、ナッチャーにデューの面影を見て、彼女に惹かれていることを自覚します。
ポップはかつて、落ち込んだ時にいつも行くパーデーンという場所にたびたびデューを連れて来ていました。偶然にもその場所を見つけたナッチャーは、「ポップ&デュー」の書き込みを壁に見つけて号泣し、書き込みを上からめちゃくちゃに傷つけて潰そうとします。
橋の上で、「あなたの知っている私じゃなくても愛してくれる?私なら愛したい」とトップに言うナッチャー。しかしトップは無言で去っていきます。
その時、ポップのスマホにナッチャーから「この画像(パーデーンの壁に書かれたポップとデューの名前)の意味が知りたいから今すぐ来て」と言われますが、オーンから「詮索はしないけれど今夜だけはそばにいて」と懇願され、ポップはオーンに従います。
翌日、ナッチャーの寮の部屋に行くポップ。部屋中に貼られた懐かしい画像を見て、ナッチャーがデューの輪廻転生した姿だと分かったポップは、「当時できなかったことを取り戻したい」とデューへの想いを伝えます。号泣し、彼に抱きつくナッチャー。
しかし、玄関にはトップがおり、その様子をライブ配信していました。ナッチャーに後押しされて彼女を探すポップ。「いつか再会する時にはお互いもっと幸せになりましょう」と言うと、オーンはバスに乗って去っていきます。
後日、ポップは職場を解雇されました。
「教師とも交際してたのか」「ヤリマン女」とトップのあげた動画にコメントが次々書き込まれ、ナッチャーは部屋で泣き続けていました。
実は、デューはポップが町を出て行ったあの日、電車に間に合うようにと乗り慣れないバイクを飛ばしていました。しかし、車に撥ねられ死んでしまったのです。
今日もまたあの日と同じようにポップは最終電車を待っており、ナッチャーはトップのバイクで走り出し、一度は車の事故に遭うも、今度は生きてポップに再会します。
電車で町を離れ、前世でできなかったことをする二人。観覧車に乗ったり、海で遊んだり、そしてバンジージャンプ…という名の飛び降り自殺をするのでした。
まとめ

ナッチャーの輪郭、特に鼻筋の美しさは神がかってますね…。チェンマイの夜、店や車の光に照らし出された彼女の横顔に見入るポップの気持ちに共感しました。
あと、幼げな容貌とは打って変わって、熟練の演技力なのもギャップ萌えでした👍✨

当時のタイでの同性愛者への偏見を考えると、たとえ住む場所を変えてもゲイのカップルは生きていきづらかったのではないかと感じます。しかし、異性愛で歳の差があるくらいなら住む街を変えたりすれば問題なかったのでは?ポップは家族から一度勘当されてるわけで、今更デューより両親の方が大事とは思わないはず。
ナッチャーとデューの名前や外見がいくらネットに流れているといっても、お金を貯めて削除依頼するなり何なり、2人で生きていく方法はあったと思うんですよね。
でも、それよりも2人は死を選んだ…。多くの人の悪意にさらされて、もうそもそも生きる気力が2人にはなかったのではないかな…と苦しかったです。

未成年淫行というれっきとした犯罪と、同性愛という性的指向を同列で語るのもやめてほしかったです。「BL」というジャンルで売り出しており、それを愛する人たちにお金を落とさせようとしているにも関わらず、同性愛をまるで犯罪かのように語って、鑑賞者に罪の意識を持たせようとしている図はあまりにも差別的だと感じました。
今回3人が見た「デュー あの時の君とボク」は、Amazonプライムビデオ、U-NEXTで無料視聴できます。
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