韓国BL映画「君の視線が止まる先に」(2020)のネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|10代の少年たちの爽やかで切ない青春を描いた韓国BLドラマの映画版

映画

韓国初のBLドラマとして、世界各国のBL部門1位を記録した大ヒットウェブドラマ、「君の視線が止まる先に」

全編のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:君の視線が止まる先に – ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

同じ高校に通う親友同士で、ボディガード×財閥御曹司 のお話。

<あらすじ>
誰もがうらやむ財閥2世のテジュと、そのそばにいつも影のように付き添うボディガードのグク。
2人は友人であると同時に主従関係でもある。
テジュにとってグクは気の置けない親友のような存在で、グクは与えられた任務に従い黙々とテジュの警護を続けてきた。

 

予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • 主従関係に萌える🔥
  • 攻めを従える受けにキュンとする🥹💕
  • ファン・ダスル監督作品が好き🎞️✨

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

2020年5~6月に楽天TVで配信されて人気を集めた韓国のボーイズラブドラマの映画化。

『PRODUCE X 101』出身のハン・ギチャンとモデルで俳優のチャン・ウィスが、親友であり主従関係でもある高校生のピュアな関係を好演。甘く切ない展開から目が離せない。

③初公開から3年ぶりにファン・ダスル監督が再編集版を手掛け、2023年80回ベニス国際映画祭で上映された

 

ネタバレ感想

笑いながら逃げるテジュを追いかける同級生たち。「ミンギョンもヒョンジョンもキップムも横取りしやがって!俺の親父はTBグループの取締役だぞ!」と殴りかかる同級生のピルヒョン。そこにグクが現れたので、ピルヒョンは「この子分野郎」と罵倒します。テジュは突然ピルヒョンに殴り返すと、「俺の親父はTBグループの会長だ」と言い捨てて、グクと目を合わせます。

帰宅したテジュの頬に傷があるのを見つけた彼の父は、「誰かを殴れば代わりにグクを殴る。次に騒ぎを起こしたらイギリスに留学させる。家で大人しくしてろ」と怒ります。
苦労して親が会長であることを隠しているのにバラすなと叱るグクに、「俺は今のままで幸せだよ。お前と一緒に遊べるし飯も食える」と嬉しそうなテジュ。技をかけて遊ぶテジュに「弱点」と耳を触られ、固まるグク。

店の近くのできたばかりの韓国料理屋に昼食を食べに行く2人。初めてのお客さんだと喜ぶ店主。店に2人の同級生らしき女子生徒・ヘミが帰ってきます。ヘミはグクの電話番号を教えてほしいとねだり、去っていきます。「普通は俺なのに。俺の留守中に誘惑したのか?」とふざけるテジュに、「教えたのは偽の電話番号だよ」と答えるグク。機嫌良さそうにテジュは歩いていきます。
その夜、テジュはグクの携帯に電話が入っていないことをチェックしていました。

後日、テジュはピルヒョンに謝られますが、「4人目は渡さない」と宣戦布告されます。テジュは「仲良くやろう。そしたら4人目は奪わない」とピルヒョンに技をかけます。彼の耳を摘んでいるのを見たグクは、思わず「問題を起こすな」とテジュを怒鳴りつけ、ピルヒョンから強引に引き離してしまいます。

「ピルヒョンと仲良くするな」と警告するグク。俺は十分強いと胸を張るテジュに、「ならボディガードは不要だな」とグクが返すと、テジュは「冗談でも言うな」と怖い顔をします。「勝負しようぜ」と言うテジュについていきながら、ピルヒョンの耳に触れたテジュのことばかり考えてしまうグク。

学校帰りにテコンドージムに寄った2人。グクの携帯にヘミから「なぜ違う番号を?」と連絡が入ります。テジュが正しい電話番号を教えたようです。「プレゼントだ。俺を恨まずに好きなことをしろ。何でも」とテジュは笑います。

ヘミは母から「諦めなさい。あの2人の間には入れないわよ」と言われますが、諦めずにグクにメッセージを送ります。

道場でもつれあいながら揉み合う2人。「あの子に返信しろよ。命令だ」と言うテジュに、「命令するな。ここは唯一俺がお前に逆らえるところだ」と言い返すグク。「胸を鍛える運動は十分だろ」と直に胸を触られ、グクは思わずテジュの腕を捻り上げてしまいます。テジュは利き手を怪我してしまいます。

「料理は俺がする」と言うグクに、「頭を洗ってくれ」と頼むテジュ。グクはそれは嫌だと必死で抵抗し、ヘミに誘われて土曜日に2人で遊びに行くことにします。その時、テジュが頭から水を浴びてしまい助けを求めてきたので、結局グクが洗ってやることに。テジュの頭を洗いながら妙な気分になるグク。「俺は後で体を洗う」と言っても、テジュは聞きません。

風呂から上がるとテジュにヘミとのことを聞かれたので、「お前の勉強中に会ってくる」とグクは言います。自分で決めて事後報告なんて珍しいと笑うテジュは、「恋愛はしても俺の世話は手を抜くなよ」と命令してきます。グクが「手を抜く」と返すと、テジュは「お前は無愛想だからデートの経験がないだろ?明日教えてやるよ」と世話を焼いてきます。

その時、玄関のチャイムが鳴り、テジュに「私の友達にも同じプレゼントを贈ったでしょ。二股?」と怒ったミンギョンが尋ねてきます。彼女を宥めるためにキスするテジュをグクはじっと見つめていました。

翌朝、グクの手料理を食べて「グクは私のタイプ」とかわいこぶるテジュ。グクは呆れて笑ってしまいます。「ほら見ろ、お前は話し下手だ。料理に関して話を繋げないと。特訓が必要だ」とテジュは言い出します。

学校の空き部屋に作られた映画室に来た2人とピルヒョン。「グクにヘミとのデートのコーチをしてくれ」とピルヒョンに頼むテジュ。ミンジョンとキスしたことがバレたテジュは「アングリーキスってやつだよ」と言いますが、ピルヒョンもグクも全く意味が分かりません。ピルヒョンは迎えに来た友人たちとどこかへ行ってしまいます。
ピルヒョンの消えた先をぼうっと見つめていたグクは、突然テジュに顔を引き寄せられて驚きます。「ときめいたろ?これが恋愛だ。思いもしない瞬間に突然。お前にできるか?」と言うテジュにやり返すグク。「いい加減にしろ!刺激するな。本気でやれ。お前も嫌だろ?」とテジュを脅します。

土曜日、テジュはカフェで家庭教師と勉強しながら、「さっさと行けよ」とグクを急かします。「何かあったら呼べ」と去っていくグクを見送ると、「ああ面倒だった」とギプスを取るテジュ。家庭教師は驚きますが、「これ偽物なんです」とテジュは笑います。
カフぇの先ではヘミが待っており、テジュは「本当に行きやがった」とつぶやきます。

「あんたと仲良くなりたい。昨日夢を見たの。一緒にご飯を食べたり映画を見たりして、子供が2人できる」と言うヘミに吹き出すグク。彼女が冗談だと言った瞬間、2人のいるカフェにテジュが1人で入ってきます。「あんたが呼んだの?テジュはあんたを好きなの?あんたがテジュを好きなの?」と尋ねる彼女に、「俺はテジュの家に住まわせてもらって生活費とかもらってる。主従関係だよ」と答えるグク。「満足なの?」と問われ、「それなりに」とまた答えます。
テジュはピルヒョンにカフェに来るように呼びつけ、ピルヒョンはつるんでいる同級生たちに俺たちよりあいつを取るのかと文句を言われながらも来てくれます。

テジュが気になるグク。ヘミは突然「心臓が痛いわ。理想のタイプが訳ありで一発殴られた気分」と言いだします。グクは「君を好きになりたい。番号を聞いてくれてありがとう」と返します。
テジュは突然立つと「なんだそのコメント?お前たち全然似合わないぞ」と口を挟んできますが、ヘミは全く動じず、「私たち話をしてるの。後にしてくれる?」と睨み返します。グクが「ヘミを送って帰る」と言うと、テジュはすごすごと席に戻ります。
「この状況が嫌なら…」とグクが何かを言いかけると、ヘミは「むしろプラスよ」と笑顔になります。

「ギプスは?」とグクが尋ねると、「気付くのが遅い。嘘だ」と当然のように返すテジュ。テジュは自家用車を呼ぶと、「俺は具合が悪いから先に帰る。お前は歩いて帰れ。俺たちは主従関係だからな」とさっさとドアを閉めてしまいます。グクはドアを一瞬押さえますが、テジュに強引に閉められてしまいます。テジュは運転手のヤンに元に戻るように命じます。
歩いて帰っていたグクに、「本当に歩いて帰るやつがあるかよ」と声をかけるテジュ。「自分勝手だな」とぼやくも、素直に車に乗るグク。

帰宅するなり「なぜ俺は酷いことを?違う種類の怒りだった。お前もそんなことがあるか?」と尋ねるテジュに、「意味不明だ」と答えるグク。2人でベッドに寝ていると、テジュが「抱きしめてくれ、母さんみたいに」と突然グクに頼みます。「テジュ、刺激するなよ」とグクが拒むと、テジュは「俺は悲しい」とつぶやきます。テジュを抱きしめるグク。

体育の時間、一緒にドッジボールをしようと別のクラスなのに誘ってくるヘミ。「友達いないのか」とバカにするテジュに、ヘミは「あんたってほんと性格悪い」と返してグクに変顔をします。思わず笑ってしまうグク。
いざドッジボールが始まり、グクに隠れようとするヘミに「俺は本物のボディーガードだから」と返すグク。棒立ちだったテジュの頭にボールが当たり、ヘミを守っていたグクと目が合います。

授業後、「痛かったか?」と冷たいペットボトルを彼の頭に当ててやるグク。テジュが「当然のようにヘミを先に守りやがって」と恨み言を言うので、グクは「ごめん」と謝ります。「ただのゲームだ。なのに頭に来る」と言うなり、テジュはグクの胸ぐらを掴んで彼の上に乗っかります。「ここで勝負するのか?ここはダメだ。夜道場で」と言うグクに、テジュは「とぼけるな、俺はお前と同じだから。じれったい。確かめよう」と言うなり顔を近づけます。それを遠くから見ていたピルヒョンは、2人の元に向かっていたヘミに、テジュとグクは喧嘩中だから行くなと阻止します。
グクはテジュを「誰かに見られるだろ」と投げ飛ばし、手を差し伸べます。手を繋いで去っていく2人を見て不服そうな顔をするヘミ。

ヘミは帰宅すると「友達同士でも嫉妬する?」と母に尋ねます。「テジュとグクが嫉妬してるの?かわいいわね」と笑う母に、冗談じゃないわよとヘミは怒ります。

家で針金細工を作るグクに、「趣味があっていいな」と声をかけるテジュ。グクは教えてやろうかと言いますが、テジュは突然「倒してやろうか」と言い出します。
2人で寝技をかけあい、テジュが先に降参します。テジュは「”刺激するな”ってどういう意味だ。一生付き合うために何でも話すんだろ?」とグクに迫ります。「一生言えない」と言うグクに、「お前がヘミといると頭にくる。友達への嫉妬じゃない。お前が好きだ。一日中一緒にいたいし、拗ねたくもなる」とグクに後ろから抱きつきます。「いい加減にしろ。俺を母親だと思ってそんなことを言うんだろ?バカな勘違いをしてこれ以上怒らせるな!」と激怒するグクに、「そんな勘違いはしない。優等生のお前の気持ちは?言えよ」と迫るテジュ。「俺が辞めたら?お前は俺の金蔓だから俺の方が損だと?違う。俺は1人で生きられるがお前は違う。俺は15年間でお前が日本にいた1週間が一番自由で幸せだった」とグクは叫びます。「父さんに言ってくれ。”テジュの尻拭いは大変だった。悪事をばらす前に金をよこせ”って。必ず言えよ。いいな?1ヶ月やる。失せろ」と涙を堪えてテジュは去っていきます。その時、ヘミから電話が鳴ります。

「昼は先に帰ってごめん」とヘミに会いに来たグクに、彼女は手作りのおまもりを渡します。「誰も守ってくれないでしょ?あんたには苦しまないでほしいの」と言うヘミに、「テジュの世話も何も苦しくないよ。テジュが好き…」と言うグクの唇を指でふさぐヘミ。「母の言う通りね。認めたくないけど最初からそんな気がした。私を見ているあんたの目はどこか違うところを見てるみたいで」と言うとヘミはグクを突き放します。

グクは帰りながらテジュに電話をかけますが、留守電に繋がってしまいます。帰宅するとテジュを探しますが、彼は携帯電話を置いたままどこかに行ったようです。GPSで彼の最終地点を探すと、すぐさま会長に「誘拐されたかも」と報告します。バイクで移動しながら、ピルヒョンにテジュから連絡がなかったかと電話するグク。
最終地点に行くと、携帯電話が落ちていました。「話がある。テジュのことだ」と言うピルヒョンに会いに行くグク。「お前らのキスを見たって父に話したんだ。父が会長に頼まれて、クビと引き換えに俺がお前らを監視してた。テジュはイギリスに行くらしい。こんなことになるとは思わなかったんだ。俺が言ったって言うなよ」と言うピルヒョンを殴って、会長のもとに向かうグク。
「同居させたのが間違いだった。お前なんか育てるんじゃなかった。男のくせに弱々しいのは母親似だ」と言う会長に、「グクを殴らないで。僕の片想いなんです」と返すテジュ。グクは会長のボディーガードたちと乱闘になります。テジュはそれを家の中から見つめていました。家に入ってきたグクに、「なぜ自分からここにきたのか説明しろ」と言う会長。「僕には何もありませんが会長は全てをお持ちですから」と答えるグク。「一瞬のミスで残りの人生全てを無駄にしたな」と言う会長に、最後に5分だけくれと頼むグク。「「悪さをしたらグクを殴る約束だ」と言う会長に、「イギリスに行ったら助けを借りずに1人で勉強して大学にも行きます。明日出発します。その代わりに少しだけ、今日だけ家に行ってきます」とグクを見つめて言うテジュ。

傷だらけのグクを介抱しながら、「自由にしてやったのになぜ?」と問うテジュ。「分かるだろ?」と言うグク。「もうすぐ夜が明ける」とつぶやくテジュをグクは寝室に誘うと、「いつの頃からか抱きしめたいと思ってた。好きだ」と告白します。「数時間後に出発する俺に告白するのか?」と言うテジュに、「元気でな」と答えるグク。血のついた唇にはキスできないと拒否するテジュに、「また会えるよな?」と尋ねるグク。「美味しいトッポッキ屋を探しておけ。俺の夢は楽しく生きることだ。お前と一緒にいる時が一番楽しい。だから戻ってくる」と言うと、テジュは荷造りを始めます。涙を堪えてテジュの背中を見送るグク。テジュはグクの作った針金人形を無造作に一体手に取ると、家を出ていきます。

イケメンがいるらしいよと楽しげな女性客2人。大学生になったグクが愛想良く客に微笑むと、2人はめろめろになります。「こんなに繁盛する店にしようと思ってなかったのに」とぼやくヘミの母は、「本当に日本に行くの?いつ戻るの?」と尋ねます。「何も思い出さなくなったら」と答えるグク。ヘミの母は選別だと両手いっぱいのお金を彼に渡します。
そこにピルヒョンが現れ、ヘミを取られるかと思ったと怒ります。

グクを見送った後、ピルヒョンは「テジュにグクの日本行きを伝えたけど何も言ってなかった」とヘミに言います。「そろそろ来るはずだけど」とヘミの母が言うと、ちょうどテジュが店に入ってきます。「また取られそうだ」とぼやくピルヒョン。

スーツケースを転がし公園でぼうっとするグク。隣の席から「GPSがオンだった。なんでこんなところに?かっこよくなったな。日本に行くのか?」とテジュが話しかけてきます。「逃げる時は一緒だ。俺たちの夢だろ?」と言うテジュにキスするグク。思わず笑ってしまう2人。何度もキスを繰り返します。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

テジュが女好きなのは母親の面影を探していたからなのかな?と思ったり。グクが「お前が日本にいた1週間が一番自由で楽だった」と言ったのは、実際もう爆発しそうなくらいテジュのことが好きだったから、彼のことを考えないでいい時間を与えられてホッとしたのだろうなと思いました。
それにしても、誘拐!?からの2人の仲直りまでの爆速っぷり、良かったですねえ。1ヶ月間かけて2人の仲がじわじわ近づいていくのかと思ってたので、むしろピルヒョンが会長にばらしてくれたことで全てがスピーディーにうまくいったのでは?という気さえしたりして😂

小錦あや
小錦あや

「To My Star」でもお馴染みピルヒョンがここにも!!お父さんはグループ会社の社長さんだったのに、結局は首を切られたのかな。だからピルヒョン自身は芸能会社を立ち上げたのかな?しかしヘミとは「To My Star」まで続いててほしかったな。学生時代の恋で終わってしまったか…切ない。
ダスル監督作品同士でこうしてストーリーやキャラが繋がってるのは面白くていいですね。監督の作品をコンプする楽しみが増えます。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

ヘミがほんとさっぱりした気のいい子で、むしろグクと結ばれて欲しかったななんて思ったりして。当然テジュと結ばれてもほしいんですが、ヘミがテジュから無理やり略奪するんじゃなくて、きっぱり自分の意見を言いつつもわがままな子離れ(テジュのグク離れ)を促す感じで近づいてくれてたので、余計に好感度が高まってしまって…普段はこんなことはないんですが、ヘミが魅力的すぎてNLラストも見てみたいと思わされました。