「アマプラ同時上映会」第174弾!
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‟ソイ”と呼ばれる、小さな通り沿いで暮らす近所の仲間たちが、時代と共に変化していくコミュニケーションツールを使いながら恋や友情、家族との愛を育んでいく、「Remember me」。
全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Remember Me | 海外・アジアドラマの動画配信はTELASA(テラサ)-見逃し配信&動画が見放題
文武両道イケメン×文通相手に一途な同級生/社交的なイケメン×場面緘黙症の同級生 のお話。
<あらすじ>
隣近所に住む幼馴染でつるむ小学生のガンは、他校との交流の一環で同じ出席番号の相手に手紙を書くことに。
顔も名前も知らない相手への手紙の宛名は‟8番君へ”。
ガンが送った相手は、別の学校に通う男子学生のゴルフだった。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 1990年代〜現代までの田舎と都会のタイを見てみたい🇹🇭✨
- 友情も異性愛も同性愛も仕事も、いろんなカプのいろんな出来事を見たい👀✨
- 「Don’t Say No –心が近づくとき-」のジャーとファーストのカプが好きだった🥹💕
本作をもっとよく知るための小ネタ
①「Don’t Say No -心が近づくとき-」大人気カップルが再共演!タイの90’sをテーマにした‟手紙“が繋ぐノスタルジック・ラブストーリー
大ヒットタイBLドラマ「TharnType2 -7Years of Love-」「Don’t Say No –心が近づくとき-」で大ブレイクし、日本でも知名度を高める俳優ジャーとファーストが新たなキャラクターで再共演を果たすファン待望のBLシリーズ。タイの90年代から現在までをテーマに、【手紙】【インターネット】【LINE】と、コミュニケーション方法の移り変わりを交えて描いていく。物語の序盤は90年代。顔の見えない相手と‟手紙“でやりとりをし心を通わせていく、もどかしさとドキドキ感が詰まったストーリー。タイの90年代にタイムスリップしたかのような懐かしい風景が広がる、ノスタルジックなラブストーリーが心を温かくする。
②【手紙】から【インターネット】【携帯電話】、そして【LINE】へ。恋する人たちの心を繋ぐ4つのアイテムと4つの想い
‟ソイ”と呼ばれる、小さな通り沿いで暮らす近所の仲間たちが、時代と共に変化していくコミュニケーションツールを使いながら恋や友情、家族との愛を育んでいく物語。ジャーとファーストが演じるゴルフとガンが【手紙】時代を、【インターネット】の時代には「The Yearbook」で主演を務め、本作で再共演するメンとリトルが演じるエムとノーネームを中心に描かれていく。そして時代は【携帯】や【LINE】へと移り変わり、時代を象徴する4つのアイテムに乗せたそれぞれの想いが展開していく。
③「ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance」出演のミーンが監督に参加。「The YearBook」制作陣が再集結した話題作
本作の監督の一人として参加したのは、大ヒットタイBL「ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance」や「Until We Meet Again~運命の赤い糸~」など数多くのBLドラマに出演する俳優のミーン。「The YearBook」に続き本作が2作目の監督作として注目を集めている。「The YearBook」の制作陣が再び集結し、ファン待望の2組のカップルが再共演を果たすヒット必至のドラマが誕生!
ネタバレ感想
第1話
<あらすじ>
隣近所に住むナックナンとエムとガンとチャンプは大の仲良し。
リーダーのナックナンは、バンコクから引っ越してきた子を仲間に誘うよう、その子の隣に住むエムに任務を与える。
ある日、学校の授業で他校の同じ出席番号の生徒に手紙を書くことになったガンは、聖リチャード学校の出席番号8番のゴルフと文通を始める。
ーー関係の始まり。
隣近所に住むナックナンとエムとガンとチャンプは大の仲良し。リーダーのナックナンは、バンコクから引っ越してきた子を仲間に誘うよう、その子の隣に住む隣に住むエムに任務を与えます。チャンプの姉・チャエムは祖父からデジタルカメラをもらい、チャンプたちに羨ましがられていました。エムは転校生にさまざまあだ名を考えていましたが、彼がしゃべらないので「ノーネーム」と呼ぶことにします。
2ヶ月前、ノーネームは前の学校でもしゃべらないせいでいじめられていました。場面緘黙症なので、話したくても話せないのでした。医者に完治は難しいから環境を変えてみてはとアドバイスされ、家族は引越しを決意したのでした。
翌日、エムは夕方にノーネームをみんなに会わせることにします。
学校の授業で他校の同じ出席番号の生徒に手紙を書くことになったガンは、聖リチャード学校の出席番号8番のゴルフと文通を始めます。手紙は学期ごとに書くことになりました。聖リチャード学校は道を渡った先にあるので、実際に会う方が早いものの、エムは手紙を書くのもオツなものだと考えています。
エムはノーネームをみんなに紹介し、ノーネームはすぐに彼らに馴染みます。
ガンは「8番」から手紙をもらい、大事に読みます。写真も同封されていました。
姉がいるチャンプは、姉のデジタルカメラを盗んで仲間たちと思い出の写真を撮ります。
やがて時が流れ、ガンは5年間も文通を続けていました。「今度体育祭でマーチングのドラムメジャーをやるから見にきて」と手紙を送られたガンは、たまたま乗合バスで一緒になった学生のカバンに、「8番」がいつも手紙に貼ってくれるシールが貼られているのを見てドキドキします。
チャンプの家に集まる一同。ナックナン先輩は彼らを引き連れてチャンプの家に行き、当時には珍しく彼の家にはビデオデッキがあるのです。映画を観ようと集まりましたが、うまく再生できません。
ナックナンはジェウの娘であるジョイに会いに行き、ガンは「8番」であるゴルフの練習を観に行きます。ガンは顔にニキビができているので、直接は顔を合わせたくなかったのです。
チャエムはチャットを始めてから夢中です。チャンプは姉にチャットのやり方を教えてもらうことに。
ガンは「必ず体育祭に来てね。チャットならもっと頻繁に話せるからメールアドレスを書いておくね。電話番号も書く?君の声を聞いてみたいな」と書かれたゴルフからの手紙を受け取ります。
第2話
<あらすじ>
3人で集まって勉強をするガンとエムとチャンプ。
ガンはゴルフとパソコンでチャットを始めて以来うわの空で、全然勉強に身が入らない。
エムも、いつも一緒に遊んでいるネームにチャットのやり方を教えることになり、ネームの部屋に上がらせてもらう。
ゴルフからの連絡を待っていたガンはエムからからかうような連絡をもらい、ふてくされます。しかしその後すぐにゴルフから連絡が来ました。
3人で集まって勉強をするガンとエムとチャンプ。ガンはゴルフとパソコンでチャットを始めて以来うわの空で、全く勉強に身が入らりません。
ドラムメジャーのオーディションに受かったものの、辞退しようと思っていると言うゴルフ。「容姿で選ばれた」と友達に言われたからです。「入学からずっと頑張ってきたでしょ。努力を無駄にしないで」と勇気づけるガン。体育祭でやっと会えると2人は喜びます。
エムも、いつも一緒に遊んでいるネームにチャットのやり方を教えることになり、ネームの部屋に上がらせてもらいます。エムは手取り足取り優しくネームに教えてやり、すぐに彼とチャットを開始します。
チャンプはチャットに夢中になっている姉のチャエムの様子を怪しみます。ビッグ先輩に折り鶴を折るのだと言うチャエム。
ナックナンはバンコクの大学に進学したいからと懸命に勉強する後輩たちを横目に、自分はバンコクの大学には進学せず地元に残るつもりだと言います。しかしエムはせっかくなら挑戦した方がいいと背中を押します。
明日は隣の学校で体育祭があります。ガンは行かないつもりでしたが、エムに背中を押されて行くことに。
必死に勉強するチャンプに、祖父は賢くなくても人柄が良ければいいと説教します。
体育祭に来たガンはゴルフを見つけたものの、声をかけられるはずがないと戸惑っていました。遠くから彼の姿を見ているだけでいっぱいいっぱいです。結局声をかけられなかったガンを慰める一同。
帰宅したガンは「遊ぶのもいいけど、父さんは薬学部とか歯学部とか賢い学部に行かせたがってる。勉強もちゃんとしてね」と母に説教されます。
エムは煮魚の身を母にほぐしてもらいながら、死んだ父が恋しいかと尋ねられます。母がいれば寂しくないと答えます。
ぼんやりとギターをかき鳴らすナックナンは、バンコクで頑張ろうと勉強を始めます。
ネームに国語の課題を届けに来たエム。2人は思わずぶつかりそうになり、目が合ってドギマギします。夕方にチャンプと勉強会をしようと言って、エムは挙動不審になりながら帰っていきます。
乗合バスでガンとゴルフは偶然隣席になってしまいます。降りて行ったゴルフを見つめるガン。
ドラマの続きを楽しげに話すエムとガンの母。ネームはホームスクールに通っていますが、学校に入れたくなったら校長先生に言ってあげるとガンの母は励まします。
家でギターを弾いて遊んでいたエムに、ネームから「映画に行こう」と誘うメッセージが届きます。「また行こうな」と言ったエムに、ネームが「行く」と声で答えたのでエムは衝撃を受けます。
第3話
<あらすじ>
チャットを使い始めてからも、ガンとゴルフの文通は続いていた。
お互いに大学入試の勉強で忙しいながらも、手紙を通じて励まし合う2人。
大学の合格発表の日、チャンプの家にエムとネームもやってきて、チャンプの家族と一緒に結果発表を待っていた。
チャットを使い始めてからも、ガンとゴルフの文通は続いていました。「体育祭には来てくれた?探せなかった」と尋ねるゴルフに、「お腹を壊して行けなかった」と嘘をつくガン。お互いに大学入試の勉強で忙しくしながらも、手紙を通じて励まし合う2人。
大学の合格発表の日、チャンプの家にエムとネームもやってきて、チャンプの家族と一緒に結果発表を待っていました。しかしサーバーダウンのせいでなかなか結果が発表されません。全員が大学に合格しましたが、ガンは建築学部だったので父は不満そうな顔をします。
息子の入試結果を知ったガンの父親は、ナックナンの父親に会いに行きます。息子に高給取りになってほしいガンの父親でしたが、ナックナンの父親に「あいつの好きなものはあいつと共にある」と説得され、納得します。
エムはナックナンと住み、ガンは寮、チャンプは親に買ってもらったマンションに住む予定です。ネームに寂しがるなと言うとナックナンは電話を切り、経済学部のマドンナと目を合わせるとナンパしに行きます。ナックナンは法学部に入学して、有頂天になっています。
お祝いの寄せ書きをリュックに書いてもらおうと母に頼むガン。しかし父からは「祝う必要などない」と言われてしまいます。母は父の分まで代筆してくれました。
その夜、ゴルフとメッセージのやり取りをするガン。お祝いにホラー映画を観に行こうと誘われますが、ガンはホラーが苦手なのでバンコクで会おうと誘います。
2ヶ月後 旅立ちの日、チャンプとゴルフは家族にバンコクまで車で送ってもらい、ネームはエムとガンを見送ります。2人にプレゼントを渡し、手話で「たまには帰ってきてね」と言うと、たどたどしく言葉でも伝えてくれるネーム。エムは別れを惜しみながらも去っていきます。
エムへのプレゼントの中身は、2人が出会った日にネームが読んでいたぼろぼろの漫画でした。泣きながら見送るネームに手を振りかえすエム。
第4話
<あらすじ>
エムは大学寮でナックナンと同じ部屋に住み始める。
早速ネームとチャットをするためにパソコンを見てみると、ナックナンが女の子たちとチャットした痕跡が…。
家族と一緒に上京したチャンプは、家族から新生活への励ましの言葉をもらい、手料理も置いていってもらう。
エムは大学寮でナックナンと同じ部屋に住み始めます。ナックナンはミスター法学部になり、女の子を入れ食いし放題状態でした。
早速ネームとチャットをするためにパソコンを見てみると、ナックナンが女の子たちとチャットした痕跡があります。
ガンが新居で洗濯物を干していると、近所をゴルフが歩いているのが見えます。慌てて隠れるガン。
家族と一緒に上京したチャンプは、家族から新生活への励ましの言葉をもらい、手料理も置いていってもらいます。
夜はナックナンから居酒屋に呼び出され、偽の身分証明書を出して店に入ります。早く帰宅して勉強したいと言うチャンプですが、ナックナンに連れ回されてしまいます。帰宅すると家族が置いていってくれた食事がそのまま残っています。家族の優しさを噛み締めながら食事をするチャンプ。
ガンは学部の新入生歓迎イベントに参加するため、ベンチで用紙に記入していたところ、背後からゴルフに声をかけられます。ゴルフにペンを貸してと言われたガン。焦って「ゴーン」と偽名を使ってしまいます。
翌日、エムはナックナンに強引にチア活動をさせられて悲鳴をあげていました。エムはネームとメッセージをやり取りするのに、自分は携帯電話の電話で話し、ネームにはメッセージを送ってもらうという方法を編み出します。ネームは母から「過去を乗り越えて、話してほしい」と頼まれていましたが、暗い顔です。
「ペアでラーイタイを書き、提出する」という授業で、ゴルフは他の人から誘われますが、ゴーンと組むからと断ります。
調子に乗っているナックナンは、悪友から社会学部一の美人・チョンプーを口説いてみろと言われます。勉強の手伝いをしてほしいという口実で話しかけます。
体調が悪いにも関わらず、エムは「約束だから」とネームに電話します。「最近話せなくて寂しかった」と言うネームに、「休みに入ったら土産を持って会いに行くよ」と答えるエム。「最近みんなに会えてない」と言いながら机で眠ってしまうエム。
ガンは激しくノックする音を不思議に思い、ドアを開けます。そこにはゴルフがいました。
第5話
<あらすじ>
ナックナンは講義を受けている間も、教授にバレないようにチャットで社会学部のチョンプーと連絡を取り合っていた。
会話が盛り上がる2人。
ガンはゴルフに、一緒に課題をやろうと提案する。
ゴルフは寮の先輩にガンの部屋を教えてもらい、朝から迎えにきます。
ナックナンは講義を受けている間も、教授にバレないようにチャットで社会学部のチョンプーと連絡を取り合っていました。会話が盛り上がる2人。悪友たちと女の子を漁るのもおろそかになるほど、チャンプーとのやり取りに必死なナックナン。
ガンはゴルフに、一緒に課題をやろうと提案します。するとゴルフは気分を変えてガンの部屋に行きたいと言います。地元の風景のデッサンを隠すガン。パソコンで課題の答えを調べようとするゴルフに、彼の手を握って慌ててメッセージを見られないようにしようとするガン。ゴルフは思わずときめきます。
チャンプは勉強に追われる中、家族とビデオチャットをしますが、やけに頻繁に咳をする祖父の様子が気になります。課題に忙しく痩せたチャンプを気にする家族たち。「疲れたらいつでも帰ってきて休めばいいんだからな」と祖父は慰めてくれます。チャンプは接続を切ると思わず涙してしまいます。
帰宅したナックナンはチョンプーと楽しげにビデオ通話をします。
大学生活が忙しいエムは、ネームとチャットする約束をずっと守れずにいました。ネームは構ってくれないエムに苛立ちます。ネームは母から「エムにもあなたにも人生がある。逃げてばかりでは負けるのよ」と怒られます。ネームは鏡に向かって話す練習をしようとしますが、うまくいかず泣き出してしまいます。
ガンは久しぶりにエムに会うと、エムがネームと喧嘩していることを見抜きます。「できないから最初から約束しちゃダメだ」と言うガン。エムはガンがゴルフだけでなく学部の人たち全員に「ゴーン」と偽名を使っていることをからかいます。
ガンは久々にゴルフにメッセージを送りますが、内容は「忙しいからしばらく連絡できないかも」というものでした。
ネームは母づてにエムから「今月はメッセージできない」と聞きます。「なぜ直接言ってくれないの」と筆談するネームに、母は「あなたは話せるはずなのになぜ筆談するの。私と話したくないの?」と責めます。
庭で1人泣いていたネームの母を、エムの母は見てしまいます。「ひとり親同士、なんでも相談してね。お母さんを頼ってもいいのよ」と言うエムの母。ネームの母は泣きながら自分の母に電話します。学生結婚をしたネームの母を、母は全てから守ろうと決意したのだと言います。
エムの母は深夜までチアの練習をする息子に「相談がある」と電話します。
ナックナンはチョンプーに成績結果を自慢していました。彼女に勧められるがままに酒を絶って頑張って勉強していたのです。チョンプーに会いたいと言うナックナンに、チョンプーは「会う前に見ておいてほしいものがある」と画面を引きます。
第6話
<あらすじ>
寮に戻ってきたエムは、ナックナンが残したメモを見つける。
どうやら飲みに行っているようで、寮に姿がなかった。
エムはネームに連絡をして、忙しい近況を電話で伝える。
チョンプーは10年前に交通事故に遭って以来、歩けず車椅子ユーザーなのでした。ナックナンは動揺し、言葉を失います。
寮に戻ってきたエムは、ナックナンが残したメモを見つけます。どうやら飲みに行っているようで、寮に姿がありません。
エムはネームに連絡をして、忙しい近況を電話で伝えます。しかしネームは「エムはもう僕に時間を割きたくないんだ」と怒って電話を切ってしまいます。エムはネームの母に電話し、ネームの状況を報告します。
トイレに入ったエムは酒を飲みに行ったはずのガンが暗闇の中で座り込んでいるのを見て驚きます。ガンはチョンプーが車椅子なしに生活できないと知って、彼女と付き合っていいのか悩みます。エムは「彼女は先輩と何も違わないよ。今まで通り接するべきだ。先輩は彼女の心に惚れたんだろ?」とアドバイスします。
ガンと大学の廊下で会ったゴルフは、ソムジャイに絵の具を買いに行くというガンに、自分も一緒に行くと言います。画材屋で楽しむ2人。観光みたいで楽しかったとはしゃぎながら帰ります。ゴルフの肩にもたれて眠りながら帰るガン。
チャンプの姉のチャエムは、家族からの差し入れを持ってチャンプの部屋に来ます。チャエムは履修取り消し申請書を見つけてしまい、チャンプを心配します。チャンプは首席で卒業するために、期末テストを頑張るか再履修するかと選択を迫られていたのでした。
ナックナンはチョンプーとまたビデオ通話をして、土曜に遊びに行こうと誘います。2人は楽しくデートします。ナックナンはBB(ブラックベリー)にチョンプーのPINを追加します。「私もいると人に見られて嫌じゃない?」と言うチョンプーに、「俺は人のことは気にしない」と笑うナックナン。2人が話し始めてからもう1年が経とうとしていました。
チャンプはチャエムが持ってきた食事を食べ終えると、家族とビデオ通話をします。「本当はみんなの期待に応えられないかもと不安なんだ」と打ち明けるチャンプに、「耐え切れないなら手放すことも大切だ」とアドバイスする祖父。
ネームはエムから「ごめんな、忙しかったんだ」とメッセージをもらいます。「寂しさは時に人を強くする」という本を見つめるネーム。
専攻を変えたチャンプは随分表情が明るくなりました。しかも全部A評価です。しかし、祖父の体調は悪くなる一方です。
久々に全員が一堂に会します。ネームがダイアリーを更新していたぞとチャンプに言われ、仲直りするよと笑うエム。ナックナンはチョンプーに本気のようです。チャンプが持ってきた祖父の手料理をゴルフに持って帰るガン。
エムからしばらく連絡できないと連絡が来た直後、ネームのダイアリーに新しい友達が追加されます。
第7話
<あらすじ>
ネームはチャットで新しい友達と話し始める。
エムとガンはチャンプの部屋に集まり、いろいろな話で盛り上がる。
チャンプがみんなを部屋に招待した理由とは?
ネームはチャットでネット上の新しい友達と話し始めます。新しい友達に「いなくならないでね」と連絡するネーム。
ガンが夢中で絵を描いていると、エムがチャンプから一緒に飯を食おうと誘われたと部屋に入ってきます。エムとガンはチャンプの部屋に集まり、いろいろな話で盛り上がります。チャンプはfacebookに登録しようと四苦八苦しています。
ちなみに、チャンプがみんなを部屋に招待した理由は、マーケティングコンペ2年生の部で優勝した報告をしたかったのでした。2人に家族に報告しろと言われますが、その時間がないのです。とはいえ、洪水が起こっているのでガンとエムは一旦実家に帰るつもりです。
ナックナンとチョンプーは川辺に出かけていました。ナックナンがランニングをしている間、読書をするチョンプー。走り終えて戻ってきたナックナンは、「付き合おう」とチャンプーに告白します。チョンプーは無理しなくていいと拒絶しますが、ナックナンは真剣だと言い、彼女に想いを受け入れてもらいます。
ネームはfacebookに上がっているエムの写真を見て、「僕以外の人とは時間を合わせられるんだね」と嫌味を書き込みそうになりますが、新しい友達が「友達にサプライズで会いに行ってみたら?」「家にいる人と話してみたら?」とさまざまな提案をしてくれます。エムから電話があったか母に尋ねるネーム。ネームの母は「あったけど、あなたはまだ寝てた。待ってるだけじゃなくて自分から話しかけないと」とアドバイスします。
チャンプは寝過ごしてしまい焦りますが、ラチャプラソンででデモがあったせいで、1週間休校になります。
ナックナンを迎えに来たチョンプー。友達との遊びよりもチョンプーとのデートを優先するナックナン。
学部の友人と集まっていたゴルフは、文学部の友人と携帯で連絡を取り合うのに夢中です。ガンはそんなゴルフの様子が気になります。ガンは苛立ち、その場を後にしてしまいます。
帰宅したガンは絵を描きますが、心が乱れているのでうまく描けず没にしてしまいます。その時、ゴルフから携帯にガンを心配するメッセージが届きます。携帯でやり取りしている相手は恋人ではないかと疑うガンに、ゴルフはただの後輩だよと否定してくれます。寺の絵を描くことになり、ゴルフはガンを誘ってくれ、ガンの機嫌はすぐに直ります。
チアの練習を監督するエム。後輩から「チアの練習をしながら恋人も作れますか?」と尋ねられ、練習に戻れとせっつきます。
ネームはエムにとって自分が価値のない人間なのだと落ち込み、そうつぶやきます。ネットの友人は「早合点しないで本人と話してみたら?」とアドバイスしてくれます。
実家に戻ったチャンプは「おじいさんが入院したから、みんな県の病院に行っているわよ」とガンの母に言われてショックを受けます。祖父の具合が悪いことを知らなかったのです。祖父に褒められたい一心で頑張っていたチャンプは、祖父のことを家族に教えてもらえなかったことに悲しみ、涙します。
第8話
<あらすじ>
一緒に寺の絵を描きに来たゴルフとガンは楽しい時間を過ごす。
すっかり暗くなった帰り道、2人で話しながら歩いていたところ、突然ゴルフの身に災難が…。
テストに合格したナックナンは真っ先にチョンプーに連絡する。
一緒に寺の絵を描きに来たゴルフとガンは、密着してツーショットを撮ったりと楽しい時間を過ごします。すっかり暗くなった帰り道、2人で話しながら歩いていたところ、ゴルフが転んで膝を擦りむいてしまい、ガンの部屋で手当てをすることに。部屋に置かれていた故郷の絵を見たゴルフは、ガンに「あの8番君だろ?」と話しかけます。ガンは口ごもり、「俺だよ」と告白します。「俺はずっと知ってたけど、お前に言い出す勇気がなかった。ごめん」と泣きながら謝ります。「やっと会えたな」とガンを後ろから抱きしめるゴルフ。ゴルフはガンを正面から見つめると、キスします。実はずっとガンを「8番君」ではないかと疑っていたと打ち明けるゴルフ。「この先も俺といてね。できたら愛する人になって」と告白され、ガンは受け入れます。
犯罪法のテストに合格したナックナンは真っ先にチョンプーに連絡します。その様子を見た悪友たちは、ナックナンが彼女にぞっこんだと知り、隠していた事実を白状します。実は彼らはナックナンのような遊び人がチョンプーに本気になると思っていなかったのです。課題を終えたらすぐにチョンプーに会いに来る生活を、チョンプー自身はとても気にしていました。「私のために無理してない?本当に私が好き?同情してるだけじゃない?」とチョンプーはナックナンを問い詰めます。
久しぶりに居酒屋に酒を飲みに来るナックナンですが、何かが欠けている気がしてどうにも楽しめません。ナックナンはfacebookでチョンプーの投稿を確認しようとしますが、彼女の苗字も名前も知らないことに気づきます。チョンプーに電話してみますが、繋がりません。
翌日もナックナンは思い詰めた様子でチョンプーのもとに向かいます。彼女の寮に行き、呼び出してもらおうとしますが、もう彼女は引っ越した後でした。ナックナンは涙しながらバイクで帰宅します。
ネームは久しぶりにエムから電話がかかってきて話します。しかし、電話口から聞こえてきたのはエムの声だけではありませんでした。知らない女性の声で”話せない子とまた話してるの?”と聞こえてきます。「同情するならほっといてよ!ひどいよ!」とメッセージを送ると、ネームは電話を切ります。泣きじゃくるネーム。
母を呼ぼうと部屋を出ると、母は倒れて意識不明状態になっていました。「母さん」とようやく声を出せるようになるネーム。
第9話
<あらすじ>
母親が倒れたことを知らせるため、ネームは急いでエムの家に向かう。
ゴルフとガンは引っ越しを済ませ、荷物の整理をしていた。
ゴルフはガンの荷物の中に寄せ書きのあるカバンを見つける。
母親が倒れたことを知らせるため、ネームは急いでエムの家に向かいます。エムの母がネームに気づき、彼の母を病院に送ってくれます。そこに駆けつけたのはエムでした。「待たせてごめん」と言うエムを抱きしめるネーム。
医者が言うには、ネームの母は過労による気絶でした。ネームは「どうやってここに来たの?」とたどたどしくエムに話しかけます。エムは女友達の失言を謝ります。
エムはネームの母が電話で息子の報告をよくしてくれたこと、ネームが恐怖に打ち勝って話せるようになることを望んでいることを伝えます。ネームに、ネットの友人の正体は誰だと思うかと尋ねるエム。「俺が消えた途端に現れるなんて不思議だよな。おばさんは俺のことを羨ましがってた」とエムは匂わせます。「これからはそばにいるよ」とエムはネームに約束します。
ゴルフとガンは引っ越しを済ませ、荷物の整理をしていました。ゴルフはガンの荷物の中に寄せ書きのあるカバンを見つけ、自分も書きたいと言い出します。「やっと会えたね」と書くゴルフ。
チョンプーの行方を捜し続けているナックナンの携帯に、誰かからメッセージが届きます。チョンプーの携帯を中古で買った人からのメッセージでした。チョンプーの居場所はどうやらナコンナヨック県のようです。
午後からバンコクの大学で試験があるチャンプは、早朝に祖父の入院している地元の病院を訪ね、「あと1年待ってね、卒業証書を見せにくるから」と病室に向かって話しかけます。家族が入れ替わるように病院に来ますが、険悪な雰囲気は隠せません。試験に向かうバスを待っていると、チャンプは母から「おじいちゃんが亡くなった」と電話を受けます。呆然と涙するチャンプ。試験を休むかと尋ねるエムに、チャンプは「じいちゃんのために試験を受ける」と宣言します。バスの中で号泣するチャンプ。チャンプの祖父の葬式に久々にいつもの面子+ゴルフが集まり、彼を慰めます。
試験を放棄してチョンプーを探しに来たナックナンを、彼の父も応援します。
エムはネームの母に、ネームに全部(ネームのネット上での友人が彼の母であると)話したと伝えます。ネームの母はエムに「全てのことに感謝してる」と伝え、ネームに「悪かったと思ってる。でもこうでもしないとあなたが感じてた恐怖を感じられなくて」と謝ります。ネームは母の手を握り、「ごめんね、母さん」と言います。「それを一番聞きたかったの」と涙する母を「ありがとう」と抱きしめるネーム。ネームの母はエムと握手します。
ゴルフの実家に向かったガンは、「うちの家はちょっとややこしいんだ」も言われます。「ようこそ、ゴルフ君、ガン君」と書かれた垂れ幕とゴルフの両親に出迎えられるガン。ゴルフはガンと交際していることをすでに両親に伝えていたようで、ゴルフの両親は温かく2人を歓迎してくれます。
チャンプは両親が作ってくれた料理もそっちのけで、「課題があるから」とさっさとバンコクに帰ってしまいます。
エムは夜道を歩きながらネームを映画に誘います。ネームが話したことが嬉しいエムは、「みんなの前でもいつか話してくれ。きっと驚くぞ」と嬉しそうに乞います。ネームは話せなくなったきっかけをエムに話してくれます。それはネームが5歳の時でした。両親が激しく喧嘩していた時、父が銃を自分自身に向けていました。母は「撃ってみなさいよ」と激怒し、そのあと、銃声が聞こえたのです。それからネームは話したくなくなったのでした。ネームは母とエムを失う恐怖から話せるようになったと言いますが、エムは「俺はずっとお前と一緒にいる。お前はもう恐怖を乗り越えたよ」と励まします。
帰宅したエムは泣きながら母に抱きつき、「ネームがかわいそう」とつぶやきます。
第10話
<あらすじ>
チョンプーを見つけるためにナコンナヨック県に来たナックナンは、プリアウという名前の女性に出会う。
彼女はチョンプーの使っていた携帯を中古で買った人物だった。
早速プリアウに携帯を見せてもらうが…?
「ずっと気を遣われたい人はいないわ。私たちは彼が自分自身を愛せるようにそばにいることしかできないわ。分かるわね?」と息子を慰めるエムの母。
チャンプの母は大学がデモの位置に近いことを心配していました。
チョンプーを見つけるためにナコンナヨック県に来たナックナンは、プリアウという名前の女性に出会います。彼女はチョンプーの使っていた携帯を中古で買った人物でした。早速プリアウに携帯を見せてもらい、携帯を買ったショップを教えてもらいます。しかし店は閉まっていました。プリアウの誘いを断り、ナックナンは店の前で開くのを待ちます。夜になっても帰っていないナックナンに呆れるプリアウ。
翌日になってようやく店主が来たので、チョンプーを探していることを伝えます。すると、チョンプーの本名はチョンラトーンという名前で、住んでいる場所はバンナー地区のチョンティチャーというとても遠い場所だと分かります。プリアウは自分がバイクで送ってやると言ってくれます。
ネームは母から新しい携帯を買ってもらい、早速エムにモーニングコールをします。「前より幸せ?」と尋ねるネームに、「あなたが幸せなら私も幸せ」と返す母。
ナックナンはプリアウのバイクに乗せてもらい、チョンプーの畑を目指します。ちょうど畑に着いた時、プリアウは旦那に呼ばれて帰ることに。畑にいた男性はチョンプーの兄らしく、ナックナンはチョンプーを好きな気持ちを真摯に伝えます。「本当に愛しているなら連れて行ってもいい」という彼に連れられ、ナックナンはチョンプーのもとに。チョンプーは驚愕しますが、「ごめんね」と謝ります。「君と離れてからの俺は俺らしくなかった。もう一度やってみよう」とナックナンは復縁を提案します。
1年後、仲間たちは大学を卒業する年になり、みんなで地元で記念写真を撮ることに。そこにはゴルフの姿もありました。みんなの前で話したネームに驚く一同。
卒業後、ガンはバンコクで働くことになりました。ゴルフも含めて家族で写真を撮ります。
チャンプは相変わらず家族と淡白な関係性です。家に飾っている祖父の写真には、首席で卒業したと笑顔で報告していました。
社会人になったガンは、大学時代のベースボール先輩とパカパオ先輩に会う予定ですが、ゴルフは大企業に就職したので仕事で忙しそうです。夜は2人で映画に行く予定です。
先輩2人はプーケットで結婚パーティーをするので来てほしいと誘いたかったようです。ガンは同性婚はどんなふうに過ごすのかと尋ね、先輩たちは「いつかタイでも同性婚が整備されるといい」と言いながら詳しく教えてくれます。
ゴルフを待っていたガンですが、忙殺されているゴルフはガンの連絡にも気づきません。
チャンプはチャエムから「幸せ家族」という家族のグループラインに招待されます。
第11話
<あらすじ>
仕事が忙しすぎて、ついに朝帰りしたゴルフ。
ガンには明るく話しかけるが、疲れが隠せない。
ガンはゴルフに、夜に会う約束の時間を念押しする。
仕事が忙しすぎて、ついに朝帰りしたゴルフ。ガンには明るく話しかけますが、疲れが隠せません。ガンは先輩たちの結婚の話を伝え、記念日を祝おうと待ち合わせる時間を念押しします。
ナックナンは、チョンプーの兄のプーと一緒に畑仕事を始めます。プーは詳しく畑の様子を教えてくれ、ナックナンはそれを吸収しようと頑張ります。チョンプーを見つめるナックナンの一途さを、プーはしみじみと噛み締めます。
チャンプは就職の面接を受けに行きますが、順番を待っている間に何度も携帯に連絡が入ります。そして面接中にもバイブ音が鳴り、メッセージを見ると母が「早くお姉ちゃんに電話して!」と連絡してきていましたが、チャンプは怒りに任せてグループを退出してしまいます。面接では、「ぜひうちのマーケティング部に来てほしい、すぐにでも働いてほしい」と頼まれ、反応は上々です。
エムとネームは地元でのんびりと過ごしていました。エムは国家試験の勉強を少しずつしているようです。エムは川沿いに店を作ろうと言い出し、ネームが「いいね」と言うと乗り気になります。
ネームの部屋に布団を敷いて寝るエム。なかなか眠れないエムは、「眠れない時はいつも母さんが手を握っててくれるんだ」と言うので、ネームは手を差し出します。エムは彼の手を握り、2人は幸せそうに目を閉じます。
ガンは車のトランクから買ったものを出すと、「今夜会おうね、サプライズもあるよ」とゴルフにメッセージを送ります。
眠っていたネームのベッドにいつの間にか入り込み、勝手に横で寝ていたエムは「ネームを連れて行きたいところがあるから早く支度して」とせっつきます。
「ネームの誕生日が近いから初めてのことをやってほしいんだ。歌ってほしい」とネームに頼むエム。「実は母さんにプレゼントしたいんだけど、何がいいか思い浮かばないんだ」とネームが言うので、エムは自分がギターで演奏するから歌ってみないかと提案します。
エムは前に一緒に映画を見に行ったのは初デートをした4年前だから、今晩は一緒に映画を見に行こうと誘います。また、ネームが笑うとすごく明るくていいよと微笑むエム。
チャンプの実家では、姉と母が「チャンプに会いたいね」とぼやいていました。チャンプは家族からのLINEは一切見ていないようです。チャエムの「安らかに眠ってね」というアイコンに気づいたチャンプですが、無視します。
マーケティング部に入社したチャンプは、入社したことをチャエムに報告します。チャエム曰く、死んだのは愛犬のラッキーでした。オフィスで涙するチャンプ。すぐに実家に戻ると、チャンプの写真を懐かしそうに見つめます。ラッキーは何日も前に逝ったのだそうです。自分の幼少期のアルバムを見返し、「勉強にばかり縛られるな」と祖父に言われたことを思い出すチャンプ。
ガンは家でライトアップも行い、料理も完璧に準備して、おしゃれして待っていました。しかし、約束の時間から何十分経ってもゴルフは帰ってきません。結局帰ってきたのは、約束の時間よりも随分後になってからでした。遅れた謝罪もなく食べ始めようとするゴルフに、ガンは「別れよう」と切り出します、
第12話
<あらすじ>
ガンと暮らしていた部屋を出たゴルフは、ガンに言われたことを思い出し、車の中で1人涙に暮れる。
ナックナンとチョンプーとプーは、3人で楽しく夕食を食べていた。
ナックナンはプーに、チョンプーを県外の旅行に誘いたいと切り出す。
ガンは「昔はどれだけ大変でもお互いに手紙を送り合って幸せだったけど、今は何もかも手軽になったのにどんどん酷くなる。もう頑張りたくない。疲れたんだ」とゴルフに打ち明けます。ゴルフは提案を受け入れ、自分は親戚の家に引っ越すことにします。
引っ越すために荷物を車に積み込んだゴルフは、ガンに言われたことを思い出し、車の中で1人涙に暮れます。ゴルフとの思い出の品を片付けるガンは部屋の前にいたゴルフと顔を合わせます。「荷物を取りに来ただけだ。すぐに出ていく」と言うゴルフ。
ナックナンとチョンプーとプーは、3人で楽しくチョンプーの好物であるグリーンカレーを夕食に食べていました。ナックナンはプーに、チョンプーを県外の旅行に誘いたいと切り出します。行き先は、ナックナンの両親の住むチャチューンサオです。プーは自分も一緒に行くという条件付きでオーケーします。「妹を愛してるか?妹が何かしようとしている時、お前は手を貸さない。それも愛なのか?」と尋ねるプーに、「僕は彼女を特別だと思っていません。彼女にも自尊心がある。僕も彼女らしさを愛します」と答えるナックナン。
ホテルに着いたゴルフは、初めてガンから貰った手紙のことを思い出します。「こんにちは、8番さん」という出だしで手紙を書き始めます。
チョンプーたちと実家に着いたナックナンは、父に早速電球をかえろとこき使われます。父はチョンプーに「ナンのどこが好きなんだ」と尋ねます。チョンプーは「私のことをかわいそうな目で見ないんです。彼といると私らしくいられます」と言い、父は「君のおかげでナンは幸せそうだ」と感謝します。ナックナンが帰ってくると、父は「喪が明けるまで待ってもらわなきゃいけないが、婚約の話とかいろいろしよう」と提案します。
残業をしていたチャンプは、会社の先輩に「まだ残業してるのか」と声をかけられますが、何度も鳴るプライベートの携帯の通知をオフにして、営業の電話に対応します。
ネームの母親の誕生日にサプライズを用意したエムとネームは、着々と準備を進めます。ネームの母親が帰宅すると同時に、2人は美しいライトアップの中、ケーキを差し出します。そして、ネームはエムのギターに合わせてPchyの「Return」を歌い出します。「しゃべるのは得意じゃないけど母さんに感謝したいし謝りたい。産んでくれたことの感謝を伝えたかったんだ」と涙ながらに伝えるネームを、彼の母は「今年の誕生日は生まれてから一番幸せよ。ありがとうね」と言うと抱きしめます。
ガンは電話で母から「ゴルフは元気?また帰ってきてね」と言われ、気まずい思いをします。「明日片付くから、明後日引っ越すよ」と言うガンに、ゴルフは「俺は確認しにきただけ」とのろのろと片付けながら言います。記念日にゴルフにプレゼントするだった香水や、故郷のスケッチを見つけるゴルフ。「車に運ぶのを手伝ってくれ、一度で片付くから」と言われ、頷くガン。車のトランクを開けたガンは、「ガンのものが入ってる」と言われ、美しい箱を見つけます。
第13話
<あらすじ>
ゴルフからガンへの手紙には、まだ打ち明けていないゴルフの心の内が書かれていた。
手紙を読んだガンの反応は…?
チャンプ以外のみんなは、正月に地元に帰る計画を立てていた。
箱の中にはゴルフからガンに宛てた手紙が入っていました。そこには、まだ打ち明けていないゴルフの心の内が書かれていました。実はゴルフは何度かガンを見かけいました。いつでも自然体で誠実なガンに惹かれたことを伝え、ガンのためと思いながらやり取りを疎かにしてしまったことを謝罪し、最後に「結婚しよう」と結ばれていました。ゴルフを抱きしめ、頷くガン。「どうして俺と結婚したいと思ったの?」とガンに問われ、「心に従ったんだ」と答えるゴルフ。ゴルフはガンが婚姻届を出したいと言っていたので、それを叶えるためにアメリカに渡航して結婚するためにお金を貯めようと必死で仕事をしていたのでした。ガンは「これからは2人で解決しよう」と言い、ゴルフは結婚指輪を出すとガンの左手薬指に嵌めます。
チャンプ以外のみんなは、正月に地元に帰る計画を立てていました。ナックナンとエムとガンは、何か発表することがあると言います。チャンプはまだ帰るかどうか決めかねていました。そんなチャンプの元に、夜遅く突然チャエムが訪ねてきます。チャエムは「結婚することになった。結婚式に来てほしい。子供も授かったの」と言います。チャンプはもう2年近く実家には帰っていません。「姉ちゃんはどうして結婚するの?」と問われ、チャエムは「妊娠したから」と答えます。チャエムはソンクラーに引っ越すらしく、そこで会社をしている男と結婚するそうです。両親はチャエムのデキ婚についても動揺していますが、チャンプのこともずっと心配しているとチャエムは言います。
チャンプは正月には実家に帰ると友人たちに報告します。
実家に帰ったガンは、両家の両親が顔を合わせるので緊張しています。久しぶりに父に会うガンですが、そっけない態度を取られ、傷つきます。ガンはゴルフと結婚することについて父に意見を聞きますが、父は「お前が決めたのならいい」と断言します。父はずっと昔は自分の後ばかりついてきていたガンが心配で、自分のように見下されないように賢く強くなってほしいと願っていましたが、一度も「愛してる」と抱きしめてやったことがないと気づきます。ガンを抱きしめるガンの父。
ゴルフは両親に3ヶ月後にガンと一緒に渡米して働こうと思っていると報告します。両親が悲しむのではと不安がるゴルフに、両親は「息子の選択が一番いいって信じてる」と背中を押してくれます。
みんなで集まった時、ナックナンはチョンプーを妻だと発表し、ガンは3ヶ月後にゴルフと結婚すると発表します。エムは弁護士の試験を受けて母の仕事を手伝う予定で、ネームは物書きの仕事をしています。チャンプは明後日姉が結婚すると報告し、自分はこのまま働く予定だと言いますが、1人だけ疎外感を覚え、外に出てしまいます。ネームはそんなチャンプを心配します。
第14話
<あらすじ>
1人で席を離れて店の外に出てきたチャンプ。
チャンプの後を追ってきたネームは、チャンプに声をかける。
チャエムの結婚式当日、仲間たちと家族がみんな集まってくる。
1人で席を離れて店の外に出てきたチャンプ。チャンプの後を追ってきたネームは、チャンプに声をかけます。吸えもしないタバコを無理に吸うチャンプに、「ストレス?」と尋ねるネーム。「僕が話せなかった時、もどかしい思いをした?」と尋ねるネームに、「お前や周囲の代わりにもどかしい思いをしたよ。苦しさを抱え込んでどうする気だったんだ」と苛立ったように言うチャンプに、ネームは「そういうことだよ。話せることを選べるなら話す。話しても気分が晴れるかは分からないけど、愛する人がいついなくなるか分からないから話した方がいい。友達としてチャンプにいい選択をしてほしい。チャンプにはいつも僕らがいるよ」と言います。「お前に感謝するよ」とタバコをもみ消すチャンプ。
実家に帰ったチャンプは母に何か言おうとして、そのまま自分の部屋へと戻ります。チャンプの父は亡き父に「親孝行できなくて申し訳なかった」と謝りながら線香をあげていました。それを見たチャンプは言葉を失い、去っていく父を呼び止めることもできませんでした。
チャエムの結婚式当日、仲間たちと家族がみんな集まってきます。やがてナックナンの司会で新郎新婦のスピーチが始まり、チャエムは両親が祖父やラッキーの死という悲しみから自分たち子どもを遠ざけてくれようと頑張ってくれたことを感謝します。感動するチャンプ。結婚式後、チャンプは家族LINEに再度参加します。チャンプは有休を使って2週間ほど実家にいるつもりだと言い、両親(特に父)は大喜びします。母の作ってくれた、祖父譲りの美味しい発酵魚を食べて号泣してしまうチャンプ。「父さんと母さんが全て背負ってきたのにごめん」と謝るチャンプに、両親は「謝らなくていいのよ」と彼を抱きしめます。
後日、川辺で漫画を読んでいたネームの所にエムが来ます。エムはネームに小さな箱を手渡します。誕生日プレゼントだというそれを開けてみると、中には砂時計が入っていました。「残りの時間はネームにあげる」とプロポーズするエムに、「気に入った」と笑うネーム。ネームを目隠しし、キスするエム。ネームは恥ずかしがって逃げ出そうとします。
帰宅したネームは、チャンプがネームの誕生日会の飾り付けをしているところを見てしまいます。さらにナックナンがケーキを持ってくるのもサプライズにできませんでした。しかしネームは喜びます。
ネームは5人のその後をパソコンに綴ります。
まずはガン。2人はアメリカ行きをやめ、親を心配して地元にたくさん帰れるようにしました。”つながりの約束”という名の小さな約束事を決めたおかげで喧嘩が少なくなりました。
次はナックナン。チョンプーとリゾートを開き、経営しています。
チャンプは修士課程を修了し、博士を目指しています。両親と姉と甥にとって胸を張れる男でありたいと考えています。チャンプの恋の話もあるかもしれません。
ネームとエムは風船釣りをした川沿いに小さなカフェを作りました。友達が集まれる場所にするつもりです。
テクノロジーが発達し、コミュニケーションが楽になっても、思い入れがなければ近い関係性も離れてしまいます。何かあれば直接話して伝え、分かるように手を加える。なぜなら愛は愛で書くものだからーー。
〜directors cut〜
大学時代のガンは、先輩に「ガン」と呼ばれて思わず振り向いてしまいます。BBを買ったゴルフはガンにPINを教えてほしいと頼み、ガンが保存するPINの1人目だよと言います。嬉しそうなガン。
友達の前でゴルフは「ガンと付き合ってる」と公表し、友達たちは「お前たちを受け入れる」と喜んでくれます。「言えてスッキリした。あとは法律が認めてくれたらいいな」と言うガンに、「未来ではきっと認められてるよ」と慰めるゴルフ。
ポストに手紙を投函する少年たち。反対方向から1人の少年が来て、彼もポストに手紙を投函します。
まとめ
タイの90年代から現代までをキャラクターたちの成長とともに丁寧に描いていて、田舎から都会へと上京していく郷愁と昔懐かしさに胸を掴まれました。どのキャラも、誰もが一度は経験したことのあるような気まずさや喜びを体現してくれていて、すごく共感しやすかったです。BLジャンルだったけど、「愛」をテーマにした群像劇という感じで、あまりBLの香りを強くは感じない作品だったように感じます。BL初心者の方が見やすいかも。
ガンとゴルフのストーリーだけが他のキャラのストーリーと比べて少し浮いていて、強引に後から付け足したような感じがしました。本作の伝えたいことと2人の喧嘩の原因/結婚の原因に齟齬はないんですが、それが唐突すぎる気がするんですよね。あんなにラブラブだったのにいきなり!?みたいな。なので、もしガンとゴルフのストーリーに「身近な人ほど大切にやりとりして」と言うメッセージを加えるなら、もっと早い段階からすれ違いを多くしてほしかったかなと思います。問題が起こるのもいきなりだし、解決するのもいきなりで、ちょっとご都合主義的に感じてしまったかも。
チャンプがいつ家族と和解できるのかずっとハラハラしていたのですが、最後…よかったですね😭 チャンプは我慢強い子だからなんでも抱え込んでしまえていたけれど、幼い頃のように感情をむき出しにして両親に「ありがとう」と「ごめんね」を言えたことに感動しました。よかったね。涙するチャンプを両親が「大丈夫だよ」と抱きしめるシーン、あそこでは号泣してしまいました。いいご両親を持ったね、チャンプ。
今回3人が見た「Remember me」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨