「好きとか嫌いとか――気持ちに理由なんてない」、「You Are Ma Boy」。
全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:You Are Ma Boy|フジテレビの人気ドラマ・アニメ・TV番組の動画が見放題<FOD>
イケメンアイドル×カフェ店員 のお話。
<あらすじ>
カフェ[CAO‘s Café]で働くズオンは、留学でベトナムを離れる友人のために、友人が大好きな歌手ニャット・ナムのサインをもらいにサイン会場へ行く。
しかしサイン会はすでに終了しており、追い返されてしまう。
どうにかしてサインをもらおうとナムがいる部屋に潜入すると、そこにはシャワーを浴びた直後のナムが。
予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- ベトナムのBLドラマが気になる🇻🇳
- 短尺のBLドラマが好き↔️
- 2人の男の間で揺れる主人公にドキドキしたい😆💕
本作をもっとよく知るための小ネタ
①本作の主演には、共にベトナムの若い世代に人気の2人を抜擢。コーディーは歌手としても注目されている、実力派アイドル。本作のヒットを受け、ベトナムウェブBLドラマの先駆者としてアジア各国で絶大な人気を誇る2人は、2人の頭文字をとった[CoDu]と呼ばれて親しまれている。2人が歌うオープニング曲「EM LÀ CHÀNG TRAI CỦA ANH」のMVは、486万回再生(※)超え! 現役歌手が歌うラブソングが、ドラマを一層盛り上げる。
(※)2024年11月現在
②主演のコーディーとド・ホアン・ズオンは2人の頭文字から「CoDu」と呼ばれ、本作の出演を機にベトナムウェブBLドラマの先駆者として人気になりました。
③本国ベトナムではあまりの人気に、ファン投票によりエンディングを決定したほどの注目作。
ネタバレ感想
1 火のない所に
<あらすじ>
バック・ズオンは親友のタ・ハと一緒にアイドル歌手ニャット・ナムのサイン会へ行くが、すでにサイン会は終了していた。
諦めきれない2人は会場に忍び込む。
一方、サイン会を終えたナムはシャワーを浴びて、部屋に戻ると…。
「スター・アカデミー」から出てくる、アイドル歌手ニャット・ナムのサイン会を終えた大量のファンたち。遅れてきたバック・ズオンは親友のタ・ハと一緒に「重病の友達のためにサインを」と懇願します。サインを諦めきれない2人は会場に忍び込みます。
一方、サイン会を終えたナムがシャワーを浴びて、部屋に戻るとズオンがサインをもらおうと待ち構えていました。
ズオンは留学する友達のためにサインしてくれとナムに頼みますが、「どうしてもサインしてくれないならあなたのセミヌードを公開してやる」と携帯を構えます。怯えるナムは慌ててサインをしてやります。
翌日、ズオンがカフェ[CAO‘s Café ]の店番をしていると、突然ナムがカウンターに駆け込んで匿ってくれと頼んできます。どうやらファンに追いかけられて困っているようです。倉庫裏に彼を匿ってやると、つまずいた彼に覆い被さられてしまいます。慌てて距離を取る2人。ズオンは彼に配管工の服を着せて、カフェのイチオシケーキを持たせると店から追い出します。
その晩、店を閉めたズオンをアン・コックが車で迎えにきて、食事に誘います。
ハは自分のYouTubeチャンネルで「人気アイドルとカフェ店長の熱愛発覚」と嘘八百の内容を配信します。しかしその動画は100回も再生され大騒ぎに。
「ナムに同性愛疑惑」とニュースが流れ、ナムはマネージャーのマイ・リンから激怒されます。慌てるハ。
2 許されない関係
<あらすじ>
ハがアップした動画のせいでナムに同性愛疑惑が浮上する。
疑惑の相手になってしまったズオンはファンから嫌がらせを受けるが、そこにオーナーのコックが現れて騒ぎを鎮めます。
ハがアップした動画のせいでナムに同性愛疑惑が浮上してしまいます。
疑惑の相手になってしまったズオンはカフェでわざと転ばされたり、飲み物をかけられたりとファンから嫌がらせを受けますが、そこにオーナーのコックが現れます。コックはズオンを自分の恋人だと言い、なんとかナムのファンたちの怒りを鎮めることができました。
ナムもマネージャーのマイ・リンから問い詰められますが、デマだと鼻で笑います。
その時ちょうどハが「私の妄想をみんなが信じてしまった」という旨の動画をアップしたので、どうにか信じてもらえます。
「今晩服を返しに行く」とメッセージをするナムに、「君のファンが邪魔だから来なくていい」と冷たくあしらいます。しかしナムはどうしても行くと言い張ります。
カフェにリンが来て、なぜファンのくせに電話番号の交換をしているのかとズオンを問い詰めます。そして「二度とナムに近づかないで。ナムの連作先をブロックして」と警告します。そこにコックが来てズオンと恋人同士だと宣言します。
一方その頃、ナムはミンからリン宛の企画書を預かっていました。
コックがズオンを映画に誘いますが、その時ナムが服を返しに来ます。ナムは強引にズオンを夕食に誘います。ナムはズオンのブロックを解除させます。素敵な食事だと喜ぶズオンに、ナムは「初めて人を連れてきた」とリップサービスをします。いざお会計になり、ナムが財布を忘れたと言うので、ズオンは1週間の給料分の料金を支払います。
ナムのバイクに乗って帰宅していたズオンは、急ブレーキを踏まれて思わず彼に抱きついてしまいます。
ハがミンを連れて屋台に行くと、そこには既にナムとズオンが食事をしていました。痴話喧嘩をするハとミン。ズオンがナムに請われてヘルメットを外してやろうとすると、ナムは「お礼だ」とキスしてきます。
3 僕を信じて
<あらすじ>
ナムは友人のホアン・ミンに頼まれたプレゼントをハに渡すため、カフェを訪れる。
だがコックとズオンが一緒にいる姿を目撃し、そのまま帰ってしまう。
その日の夜、ナムと偶然出会ったズオンは、元気がないナムの様子が気になる。
ズオンと楽しげにメッセージをやり取りするナムは、リンから「私に渡すはずの企画書は?昨日どこに行っていたの。あなたのせいで全員の職がなくなるわ」と激怒されます。それでも懲りずにズオンへの好意を隠さないナム。
さらにナムは友人のミンに頼まれたいかにもラブリーなプレゼントをハに渡すため、カフェを訪れます。しかし、コックとズオンが一緒にいる姿を目撃し、そのまま帰ってしまいます。
また、ナムは母から絶縁状態の父に会いにくるように頼まれます。店を継がないと母に言い、気分が悪くなるナム。
その日の夜、ナムと偶然出会ったズオンは、元気がないナムの様子が気になります。毎日カフェに来てくれる常連さんだからとナムを慰めてくれるズオン。
ズオンの家まで一緒に散歩していると、突然雨が降り出したので彼の家で雨宿りすることに。ナムは自分と父の確執についてズオンに相談します。幼い頃から歌や踊りが好きだったナムを、父は勉強しろといつも叱りつけていました。ズオンは雨が止んだら自分のバイクで送ってやると言います。
そんな時エアコンが止まったので、ナムは修理してやると言います。無事にエアコンは直ったものの、今度はゴキブリが出て、ズオンはナムに抱きついてしまいます。
親に1人で会いに行きたくないとぼやくナムに、ファン代表として一緒に行ってやろうかと提案するズオン。
雨はなかなか止まず、ナムはズオンの家に泊まることに。
週末になり、ズオンはナムと一緒に彼の実家へ帰省することに。乗り物酔いするズオンを介抱してやるナム。
実家では父が病気で苦しそうにしていましたが、「ナムなんか息子じゃない。今後は一切あいつの話をするな」と母に言っているのを聞いてしまいます。
ズオンに家に入らないなんて弱虫だと言われ、ナムは玄関のチャイムを鳴らします。
ナムの父はナムの姿を見るなり怒鳴りつけます。ズオンはナムと同じ部屋に泊まることに。「4年間頑張ってきたけど父さんは俺を認めてくれない」とぼやくナムですが、ズオンに「一緒に風呂に入ろう」とちょっかいをかける元気はあるようです。揉み合っているうちに、ナムを押し倒してしまうズオン。
4 ゆううつな日
<あらすじ>
予想外のタイミングでナムとキスをしてしまったズオン。
ナムからのアピールはさらにエスカレートしていき、ズオンは困惑する。
そんな中、ズオンはナムの父親に自分が作ったケーキを持っていき、ナムの話をするが…。
ナムのベッドで目を覚ましたズオンですが、ナムに抱きしめられていて動けません。ナムはケーキ作りが好きなので、ズオンがナムの母とケーキ作りをしていると、「あの子は自分の好きな子しか家に呼ばないのよ」と言われます。ナムの父にケーキを作ってやると、懇切丁寧に改善点を教えてくれるものの、ナムの話になると、「あいつの話はやめろ」と怒られてしまいます。
ズオンには優しい父に呆れるナム。ズオンは「君とお父さんは自分の話しかしないからだよ。話を聞いてあげないと」とアドバイスします。
カフェにやってきたコックはズオンを食事に誘おうとして彼がいないことに気づき、落ち込みます。呆れるハ。
眠るズオンにキスをするナム。
ナムがスープを作って父に歩み寄ろうとしますが、「歌手をやめろ、結婚しろ」と激怒します。ナムの父が怒って熱々のスープをナムにぶちまけて火傷させたので、ナムの母とズオンは慌てます。
帰る前に食べ歩きをすることにしたズオンとナム。ナムはデート中に「俺たちって何?」とズオンに問いかけます。帰りしな、ナムはズオンを週末デートに誘いますが、冷淡にあしらわれてしまいます。
帰ってきたナムは母の手作りケーキをミンに渡し、みんなで分けるように言います。
ズオンは何度もしつこくナムがメッセージや電話で誘ってくるので疲れています。ナムはとうとうズオンに会いに来てデートに誘いますが、ズオンは「用事があるから」と断ります。「避けられてる気がする」と言うナムの言葉を否定して去っていくズオン。
ハにバイクで送ってもらう帰り道、事故に遭ってしまうハとズオン。
5 恋とトラブル
<あらすじ>
ズオンに避けられ、落ち込むナム。
そんな中、リンと誕生日の計画を話したナムは、今年は特別な人に祝ってもらいたいと語る。
一方、ハはズオンとコックの仲睦まじい様子を生配信する。
車と衝突しかけるハとズオンですが、間一髪で避けられます。
誕生日にファンがイベントを企画しているとリンに伝えられ、ナムは「今年は特別な人に祝われたい」と悩んでいることを伝えます。
一方、ハはズオンとコックが仲睦まじい様子で新メニューを考案している様子を生配信します。その動画を見てしまったナムは、慌てて店に向かいます。
ナムは動画を見てレシピが間違っているから来たと言い、ケーキ屋の息子である自分を信じろとコックに対抗します。ズオンはナムを追い返します。
いちゃつくハとミンにケーキを振るまうズオン。2人には美味しいと言ってもらえます。ズオンはハに自分がナムを好きなのはおかしいのではと相談すると、ハはナムもズオンのことが好きなはずだからこのチャンスを逃すなとアドバイスします。
ナムはぼーっとしていて、仕事にも身が入っていません。
コックとどこかへ行くズオンを追いかけるナム。2人はコックの家に向かっていたのでしたが、ナムは嫉妬のあまりコックと仲良くするズオンを怒鳴りつけてしまいます。ふてくされるナム。ハはナムのアイコンが真っ黒になってしまったことを心配し、そういえば今日は彼の誕生日なのだとズオンに伝えます。
泥酔したナムはズオンの家に来ると、「誕生日を放置しやがって。俺の気持ちを知ってるなら答えろよ」と絡みます。ズオンはナムにキスしてやります。
なんとズオンとナムがキスしているところが動画で拡散されてしまいます。
6 2人で一緒に
<あらすじ>
ズオンとナムのキス動画が拡散され、ナムはスタッフから責められる。
さらにボスから、話し合いで結論が出なければ契約終了だと言い渡されてしまう。
一方、ズオンは自分のせいで窮地に立たされたナムを心配していた。
ズオンとナムのキス動画が拡散され、ナムはスタッフから責められます。さらにボスから、話し合いで結論が出なければ契約終了だと言い渡されてしまいます。
一方、ズオンは自分のせいで窮地に立たされたナムを心配していました。ミンは「ファンの60%がBL好きだから、BL風のMVを撮ったということにしよう」と提案。ナムに製作費の半分を負わせることになりました。リンはナムに「私の気持ちに気づいてないの?」と迫りますが、ナムは「君は友達で同僚だ」と断ります。金の工面に必死なナム。過去に金を貸した人たちに督促の電話と、借金のお願いをしてまわります。
ナムの負担額は8億ドン。ミンはナムに少額の金を寄付してくれ、「ご両親に頼ってみたら?」と提案してくれます。ナムがすぐさま父に連絡すると、父は「口座に3億ドンあるから送金する。歌手のお前を応援するつもりはないが心配している」と言います。ナムの父の机には、ナムの載った雑誌やCDが溢れていました。
ナムはCMが次々と打ち切りになり、取材も拒否している状況です。ズオンはナムを心配し、「世界が敵に回るなら、僕も君のために戦う」と泣きじゃくりながら電話で伝えます。
そんな中、ミンから「次のMVでナムの恋人役で出演してほしい」と頼まれるズオン。
ズオンはナムの大ファンである親友のカインから、早くカムアウトしてくれたらよかったのにと応援されます。
リンはナムへの好意ゆえに、ズオンとのキスシーンを動画に撮って流出させたことを明らかにします。「MVが完成したら辞めてくれ」と言って部屋を出ていくナム。リンは激怒し、わざわざ店まで行ってズオンを平手打ちします。
コックはズオンがナムを選んだことにショックを受け、カメラロールに保存していたズオンの写真を一括削除します。
コックはナムのために金を工面したいナムを思い、彼の家を担保に5億ドンを貸します。ズオンはコックの気持ちには応えられないと伝えます。
1ヶ月後、「青い愛」という新曲を発表したナム。5時間でトレンド1位を獲得するほどの大人気ぶりです。
店は盛況で、コックに片想いする男性も訪れるほどです。ナムはズオンに「一生を捧げたい。サボテンのような強い思いとともに」という意味で1年間毎日サボテンを贈る予約をしたと電話してきます。
誰も知らないらしい秘密の場所にズオンを招待して一緒にビールを飲むナム。ズオンはナムに誕生日プレゼントとしてペアのブレスレットを贈ります。
ナムはズオンの部屋に大量の荷物を持ち込みます。「この部屋のものは全部僕のものだよ」と言うズオンに、ナムは「でも君は僕のものだろ?」とからかいながらキスをします。
まとめ
画面が常におしゃれで明るくて、「映える」作品だと感じました。どこをスクショしてもキュンとくるというか。若い女の子向けのBLドラマという印象です。ベトナム発のBLドラマは初めて見ましたが、素晴らしいクオリティでした。このまま映画にもできそう!
「愛する」というよりは「恋する」に思いを置いた作品なので、サクッと楽しめました。「愛する」お話だと、なぜ愛するに至ったのかの説明がほしくなるものですが、ナムはズオンに一生の愛を誓うというよりは、ただ一目惚れして、恋を成就させたくて頑張っている感じだったので、アプローチした甲斐があったね、とほっとする感じです。その分ちょっと読後感というか、視聴後の感動が薄いのが残念かな…😢
コックが最後に相手を匂わせしていたのがちょっと切なかったかな…あれだけズオンにアプローチしていたなら、もう少し引きずってほしい気持ちがありました。コックとズオンの身長差、体格差が好きだったので、2人がカプじゃないのは個人的にとても残念です。