韓国BLドラマ「それぞれの事情」(2023)の全話ネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|崖っぷちの映画監督と人気ウェブ小説家との再会から始まるピュアなラブストーリー!

ドラマ

「アマプラ同時上映会」第161弾!

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デビュー作のヒット以降結果を出せずにいる崖っぷちの映画監督ハ・ヨヌと人気ウェブ小説家ソン・ウジェとの再会から始まるピュアなラブストーリー! “初恋の答え合わせ”の行方は!?「それぞれの事情」

全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:「それぞれの事情」公式サイト|SPOエンタメ倶楽部

デビュー作以来ヒットなしの崖っぷち映画監督×人気ウェブ小説家 のお話。

<あらすじ>
2作目以降ヒットを出せずに「崖っぷち監督」と呼ばれているハ・ヨヌ。
会社からはポルノ映画を撮るように言われしまい、だったら好きなWeb小説を映画化したいとその小説家に家に押し掛ける。
すると、その小説家は大学時代の友人で突然姿を消したソン・ウジェだった。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • 韓国BLドラマが好き🇰🇷✨
  • 精神的にキツいドロドロな展開、嫌な人が出てくる作品はイヤ🙅‍♀️💦
  • 初恋のお話に弱い👨‍❤️‍👨💕

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

崖っぷちの映画監督ヨヌを演じるのは、2021年ミスターインターナショナル・コリアで現役大学生として優勝し話題となったハン・ジュンワン。ドラマ初出演ながら、明るいヨヌ役を好演し、ドラマOST “All the days I loved”を歌うなど活動の幅を広げている。
そして、人気ウェブ小説家ウジェを演じるのは、K-POPグループ“MYNAME”ジュンQことカン・ジュンギュ。

②特に印象に残ったシーンについて、ウジェ役のカン・ジュンギュは「私が演じるウジェがヨヌに塩をまくシーンがあるのですが、実はそれが台本には書いてないシーンで、私がその場で作ったシーンなんです。撮影時間がかなりタイトで2回くらい撮影したのですがジョンワンさんがうまく受けてくれたので本当感謝しています」と語った。

引用:【インタビュー】「それぞれの事情」カン・ジュンギュ “彼は初恋であり、香水のような存在”|Cinem@rt記事一覧 | アジアをもっと好きになるカルチャーメディア

③撮影現場での思い出について、ヨヌ役のハン・ジョンワンは「暑かったのが大変でしたが、それ以外は全部楽しかった記憶しかありません。ただ…撮影中に毎日食べていた食事があまりにもおいしくて…撮影中に太ってしまったという笑えるけど悲しい出来事もありました(笑)」と語った。

引用:【インタビュー】「それぞれの事情」ハン・ジョンワン “恋しい記憶を呼び起こしてくれる存在”|Cinem@rt記事一覧 | アジアをもっと好きになるカルチャーメディア

 

ネタバレ感想

Episode 1

<あらすじ>
ウジェは田舎で暮らすウェブ小説家だが、執筆中の「初恋との別れ方」の結末が書けず休載をすることになってしまう。
一方、手がけた作品が連続で大コケしたことで崖っぷちに立たされている映画監督のヨヌ。
このままではダメだと、愛読している「初恋との別れ方」を映画化させようと思い立ち小説家の連絡先を入手する。

自然豊かな田舎に住むウジェは自転車を走らせ、あちこちを写真に収めます。

ーー恋人を包み込むように貯水地に沿って続く散策路。ミソはその道をひとり歩いている。目的地を見失ったかのように足取りは重く、道はただ遠く感じられるばかりだ。男物の靴が視界に入った。ミソは顔を上げてその男を見た。目の前でヒョジェが優しい笑顔でミソを迎える。ヒョジェはミソが…。

そこまで書いたウジェの手が止まります。マネージャーであるソンジュンからの電話を切ると、苛立ったように酒を飲みます。駆けつけたソンジュンはウジェの肩を揉みながら結末は書けそうかと問います。「休載する」と答えるウジェ。

「初恋との別れ方」212話を読んでいたヨヌは、ミソの行動に怒ります。そこに社長から着信が。慌てて電話を取ると、事務所に向かいます。コミックエロ映画「ビョンの帰還」の台本を見て「ひどいな、鈍ったもんだ」とバカにするヨヌ。その映画の演出を頼むと社長に言われ、俺にポルノ映画を撮れと言うのかと怒り出します。「前は題材がイマイチだったんだ」と言い訳しますが、「この作品が嫌なら自分で持ってきてみろ。ただし低予算でだぞ!」と言い返されます。2作品連続で大コケしているヨヌを、「SNSの炎上処理で大変だったわよね」「人気だったのは顔だけ」「ついにポルノ映画監督になるみたい」と噂する社員たち。

ヨヌは「初恋の別れ方」の作者であるJ.ドッグに連絡を取るため、妹のジョンウンに彼氏がハイパー出版の編集者だと確認すると電話番号を教えてくれと頼みます。訝しむ彼女に、版権を取りたい作品があると懇願します。大ヒットすれば我が家に平和が訪れるってわけねと彼女は軽率にOKします。

休載したものの、ずっと小説のことばかり考えているウジェをソンジュンは家政婦のようにフォローします。食事は何にするかと世話を焼く彼を鬱陶しく思うウジェ。

ヨヌは早速スヒョクに電話し、「初恋の別れ方」を映画化したいからJ.ドッグと連絡が取れないかと頼みます。しかし、スヒョクはウジェが映像化に否定的だから難しいと断ります。粘るヨヌはソンジュンにまで頼み込んできますが、ウジェは自分が嫌がるのを知っていてその話を持ってきたのかと怒り、ソウルに帰ってろと言い放ちます。

ウジェの担当編集であるスヒョクに連絡攻撃をするヨヌ。会社に行くぞと脅しまでかけ、ジョンウンからストーカーみたいに連絡しないでよと怒られます。スヒョクからは「先生には断られた」と言われますが、付き纏われたくないジョンウンは「内緒で先生の連絡先を教えてやるからもう連絡してこないで」とメッセージを送ってきます。連絡先さえ分かればこちらのものだとにんまりするヨヌ。
しかし、電話番号の下4桁1012を見て、違和感を感じます。遠い昔、友人のウジェが迷惑電話に困っていた時、お互いの誕生日を下4桁にしあわないかと提案したのです。

食事はちゃんと食べて、酒は控えて、洗濯物はあっち…と世話を焼くソンジュンに、ウジェはさっさと帰れと手をひらひらさせます。

ウジェの家まで押しかけていくヨヌはあまりに田舎すぎて驚きます。人気がないので車で寝て待ちます。起きると朝になっており、家の戸を叩くとウジェが顔を出します。すぐさま引っ込んだものの、ウジェはもう一度顔を出し、「何しにきた」と尋ねます。
ヨヌは「もう一度俺とやろう」と言い、塩をぶっかけられるのでした。「イカれた野郎だ」と息を整えるウジェ。

 

Episode 2

<あらすじ>
突然目の前に現れたヨヌを見て驚くウジェ。
問答無用に相手にしないウジェだったが、めげないヨヌは庭先で図々しくキャンプを始めてしまう。
偶然にも彼らは大学生の時以来の再会であり、当時ウジェは突然ヨヌの前から姿を消したのだった。

ヨヌは自分の車の前にイスを置くと、どっかと座って長期戦に備えます。
一方、ウジェはパソコンの前で続きを書こうと苦しんでいますが、窓の外でギターを弾くヨヌが邪魔で考えがまとまりません。

ウジェが外に出てきた瞬間、ヨヌは「お前の作品を映画化したい」と絡みます。ウジェは腹立たしさのあまり、外に置いていたイスを蹴り倒してしまいます。
うまそうに車の前でインスタントラーメンを食べて見せつけるヨヌを見て、ウジェは怒りのあまり通報してしまいます。
しかしヨヌが自分たちは友達なのだと主張したため、警察は「友達同士のつまらない喧嘩に警察を呼ばないでください」と言って返ってしまいます。ヨヌは漏らしそうだからトイレを借りたいと言い出し、ウジェはつい貸してしまいます。
まんまと家に上がり込んだヨヌをウジェは追い出そうとしますが、ヨヌは「やっと会えたんだぞ。お前は突然消えただろ。俺は会いたかった」と彼の腕を握ります。ウジェは逆に「俺は会いたくなかった」と苦しげに言います。

学生時代、ヨヌの前からウジェはある日突然消えたのです。家に行っても引っ越した後で、他の友達も彼としばらく連絡を取っていないと言います。

ーー姿を消した理由。ヒョジェはミソに何も聞かなかった。何もなかったかのようにただ微笑むヒョジェ。ミソは何も言えなくなってしまった。ミソの心に一つの疑問が生まれた。”なぜ何も聞かないのだろう?”。ヒョジェは自分のことを追い求める気持ちよりも、憎むことで生きていたのかもしれない。そう思えば思うほど誤解も大きくなるだけで、何一つ解決しない。ミソは全ての問いを胸の奥にしまい込んだ。

ヨヌはウジェの家の庭で焚き火を始めます。本格的にキャンプを楽しむヨヌを窓越しに見つめるウジェ。テラスに出たウジェに「よく眠れた?朝飯は?212話のミソだけど、俺が思うに…」と一方的に話しかけるヨヌ。ウジェはうざったそうな顔をして家の中に戻ってしまいます。「手強いな」と笑うヨヌ。

家に戻って続きを書きますが、すぐにパソコンを閉じてしまうウジェ。庭からヨヌの車がなくなったとホッとしていると、ヨヌがバーベキューを始めます。「帰りはいつになる?一緒に食おうぜ」と誘うヨヌを無視して、ウジェは車を走らせます。車内でソンジュンに「どういうことだ。すぐに調べろ」と怒りの電話をするウジェ。車を止めて夕陽を見つめるウジェに、スヒョクから電話がかかってきます。自分の不注意だったと謝る彼に、「個人情報ですよ」と詰問するウジェ。明日そちらに行って対応するのでと言われ、電話を切ります。
「自分の家なのに何をしてるんだ」とぼやきながら、自分の家を遠くから見つめるウジェ。そこにヨヌから電話がかかってきます。

 

Episode 3

<あらすじ>
ウジェの家の庭先で焼肉をしたりラーメンを食べたりと、キャンプを続けるヨヌ。
しかし、雨が降り気温が下がった夜が明けるとヨヌは風邪をひき寝込んでしまう。
そんなヨヌが内心心配なウジェは、ついに彼に接近する。

家の中を覗き込んだり、庭でキャンプ飯を楽しんだりとやりたい放題のヨヌ。
自分の家を遠くから眺めるウジェは突然かかってきたヨヌからの電話に驚きますが、電話はすぐに切れてしまいます。すると突然雨が降ってきて、ヨヌは慌てて広げていたキャンプグッズをしまいはじめます。

翌朝ウジェが帰宅すると、ヨヌが車の上に張ったテントの中でひどい咳をしていました。
ソンジュンはウジェの家の庭に不審者がいると聞いて、「すぐに行く」と電話をしますが、ウジェは来なくていいと電話を切ります。
ウジェは外に出ると、ヨヌのテントを勝手に開けて熱を測り、風邪薬を枕元におきます。

ーー4年間、ヒョジェはミソの行方を探さなかった。自分はその程度の存在だったのだとミソは誤解した。ミソの心に生まれた誤解は、雪だるまのようにどんどん大きくなりらヒョジェへよ憎しみに変化していた。なのに再会した途端、ミソは姿を消した理由が思い出せなくなった。なぜ姿を消したのだろう。ミソが姿を消した本当の理由は…。

小説を書き続け、いつの間にかリビングで眠ってしまっていたウジェ。テントの中にヨヌがいないので、どこにいるのかと見回していると、ヨヌが後ろから来てウジェを驚かせます。その拍子によろけたウジェを抱きしめて支えるヨヌ。「風邪薬ありがとう。飯にしようぜ。もやしスープ作ってくれよ」と言うウジェに、「ウチで死なれたら迷惑だからな」とだけ言って家に戻るウジェ。

学生時代、ヨヌが風邪を引いてひどい熱にうなされた時、ウジェはキスしかけます。代わりに食事を作って、彼に食べさせてやりました。もやしスープがうまいと言い、こんなにうまい食事があれば病院に行かなくても治るとヨヌは感激したほどでした。

ウジェはもやしスープを作ると、ヨヌに持っていき、「それを食べたら帰ってくれ」と言います。しかし「ご飯は?」と言われたので、ため息混じりに追加でご飯を炊くと、家の前に置いて去ります。

ーーヒョジェがミソに尋ねた。”ご飯は食べた?”。4年ぶりの言葉はありふれた挨拶だった。なぜだかミソは怒りを抑えることができなかった。”一言目がそれ?消えた理由を聞かないの?””今目の前にいる。それだけでいい”ミソはこみあげる思いから、ありったけの言葉でヒョジェを責めていた。

外に出たウジェに、ヨヌは「ごちそうさま。腕を上げたな」ともやしスープとご飯の器を返しに来ます。ウジェは「話がある」と言うと、ヨヌを散歩に連れ出します。「ご両親は元気か?なぜこの街に?1人で不便はないか?そんなに俺が嫌?」と質問責めのヨヌに、「なぜ俺と?」とウジェは端的に尋ねます。「好きな小説だから。派手さはないけど次が読みたくなる。電話番号を見て確信したんだ。俺たちなら絶対にうまくいくって」と嬉しそうなヨヌ。「懐かしい感じの道だな。ここはミソとヒョジェが歩いた道っぽい」と言うヨヌを置いて、ウジェはさっさと1人で歩いて行ってしまいます。

車をライトで飾り付けしていると、ソンジュンが突然現れたのでヨヌは「どなた?」と尋ねますが、ソンジュンの方も「お前こそ誰だ?」と尋ねてきます。

 

Episode 4

<あらすじ>
不審者を追い払うと息巻いたウジェのマネジャー・ソンジュンが現れる。
庭先で揉め始めるヨヌとソンジュン。
それを見ていたウジェは複雑な心境のまま酒をあおり酔っぱらってしまう。

「住所を盗んだ人はあなたか。犯罪だぞ。先生は映像化に反対なんだ。しかも崖っぷち監督」と怒るソンジュンに、「俺たちは友達だぞ。絶対にうまくいく」とウジェと肩を組むヨヌ。ウジェは「来なくていいと言ったのに」とため息をつくと、ヨヌの手を振り払って家に入ってしまいます。

酒浸りのウジェを心配してソンジュンは「あいつは俺が追い払いますから」と言いますが、ウジェは「分からないんだ」とぼやきます。
酔ったウジェはヨヌの前に立ちはだかると、「確認したいんだ。この物語は…」と言うなり、倒れ込んでしまいます。そのまま寝てしまうウジェ。それを見ていたソンジュンは言葉を失います。

翌朝、ソファーで寝ていたウジェはヨヌとソンジュンが自分を覗き込んでいることに気づきます。2人とも出ていけと一喝するウジェ。ソンジュンは「本当の目的を言えよ。先生の人気に便乗して有名になろうとする奴がよくいるんだよな」と嘲笑います。ヨヌは「たまたま好きな小説の作者が親友で」と言いますが、ソンジュンは「先生の交友関係なら全部知ってるが、お前なんて聞いたこともない。無駄な抵抗をせずにさっさと帰れ」と煽ります。喧嘩寸前の2人ですが、ウジェから呆れたように見られてしまい、すごすごと引き下がります。

そこにスヒョクとジョンウンが現れ、一緒にソウルに帰るようにヨヌを説得します。しかしウジェが現れ「話がある」と言い出します。
ウジェは突然「映画化のオファーを受けようと思う」と言い、ソンジュンは心配します。ジョンウンは自分のおかげだから食事を奢れと言い、スヒョクは前例のないことだから頑張れと言って帰っていきます。ソンジュンも、いつでもお前を見張ってるからなと言い置いてソウルに戻っていきます。

ヨヌは庭で半裸になり体を拭き始めます。さっさと服を着ろと恥ずかしがるウジェに、「ならシャワーを貸してくれ。3日間浴びてない」と堂々と頼むヨヌ。さらに下着も服も貸してくれと頼んでくるヨヌに、ウジェは下着は貸さないと拒否します。映画化を承諾してくれたお礼にと洋服をプレゼントするヨヌ。

学生時代、ウジェは勇気を出して自分とお揃いのパーカーをヨヌにプレゼントしたことがありました。しかし、「お前とお揃いだから着られない」と言った挙句、学校にそれを捨て置いて帰るのをウジェは見てしまいます。

ウジェは「言われたことだけしていればいい」と言うと、ヨヌのプレゼントを拒絶します。

 

Episode 5

<あらすじ>
ついに映画化を許諾することにしたウジェ。
喜ぶヨヌはウジェに洋服をプレゼントする。
しかし、それをきっかけに昔の寂しかったヨヌとの思い出がよみがえったウジェは再び混乱してしまう。

ーーミソは別れを決心した。でもヒョジェの心は違った。

好き勝手にウジェの家を出入りするようになったヨヌは、「サポートは契約条件だから」とウジェの進捗を尋ねてきます。「ついに決心したか。悩んでるところは?」と馴れ馴れしく肩を組んで尋ねてくるヨヌを拒絶するウジェ。ヨヌは「俺は分かる。ヒョジェは怖いんだ。言葉にした瞬間、終わりに向かいそうで」と言いますが、ウジェは黙って踵を返します。
社長から進捗を尋ねられたヨヌは「あと10日間待ってもらえたらいいシナリオを持っていきます」と報告します。

ウジェが外に出ると、日焼け防止の傘をさしたり、コーヒーを作って持ってくるヨヌ。
ウジェが草木に水をやっていると自分がやると主張し、ヨヌは水まみれになります。

酒を飲みながら執筆していたウジェは、庭で寝ていたヨヌを叩き起こすと「このワインを1時間で買ってこい。筆が進まない。嫌なら帰れ」と命じます。”1012″というラベルのフランス産ワインを買いたいものの、どこで売っているのか本人も知らないようです。いくつかのワインセラーを巡りますが、なかなか出会えません。一軒だけそのワインを取り扱っているレストランがあり、閉店時間ぎりぎりでしたが店長に頼んで一本だけ譲ってもらうことができました。急いで帰宅し、ウジェに胸を張って見せますが、「遅すぎる」と言われてしまいます。

その後も、庭の汚れが気になって執筆できないと言うウジェの代わりに掃除をするヨヌ。腹が減ったと言うヨヌに、「契約条件に入ってない」と返すウジェ。ウジェが優雅に昼食をとるのを、ヨヌは庭からうらめしそうに見つめます。

「今日だけでいいから出かけよう」と誘ってくるヨヌに、「30分だけだからな」と約束させるウジェ。
「お前といたら昔を思い出したんだ。酔って2人で寝てたら母さんに怒られただろ?逃げ出しても追いかけてきた。あんなに小さな体なのにすごい力で…でも今度は飯が出てきて…俺たちの食べる姿を嬉しそうに食べてたよな。母さんをここに散骨したんだ」と打ち明けるヨヌ。ウジェが何も残さずに消えた後、ヨヌの母が死んだのは今日でした。「ウジェ、礼を言うよ。母さんも喜んでると思う」と感謝するヨヌに、「食事しよう」と提案するウジェ。帰宅すると2人で食事を食べます。
「母さんは持病があったんだ。かなりつらそうだった。何度も”もういい”と口にしてたのに、俺が残される恐怖を優先してしまった。特に今日は平気だよ」と言うヨヌに、「知らなかった。ごめん。葬式に行けなかった」と謝るウジェ。

夜になり、時間を無駄にしたくないからと原作の分析をしていたヨヌにウジェが近づいてきます。「1人じゃ飲み切れないから」とワインボトルを差し出すウジェ。

 

Episode 6

<あらすじ>
知らなかったヨヌの過去を知ったウジェは少しずつヨヌに心を開いていく。
しかし酔った勢いで今まで溜まっていた感情が爆発したふたりはケンカをしてしまう。
そして「ここまでにしよう」と言うウジェ。

ワイングラスを揺らすウジェに、なぜそうするのか尋ねるヨヌ。「スワリングだよ。空気に触れさせることで味が豊かになる」と説明するウジェに、ヨヌは「変わったな。昔は楽しかった。小さなことで口論したり、シナリオにのめり込んだり」と懐かしそうに言います。思わず笑ってしまうウジェ。
酔い始めたヨヌに「酔ってるからもう飲むな」とグラスを引き止めるウジェ。しかしヨヌが強引に飲もうとしたため、ウジェの服にワインがかかってしまいます。「お前はいつもそうだ!口だけ!いつも自分のことしか考えない。相手の誠意も気持ちも考えない」と怒るウジェに、「どれだけ謝ればいいんだよ!拒まれても嫌味を言われても我慢してた。崖っぷち監督だからな」と激怒するヨヌ。「ここまでにしよう」とウジェが言うと、ヨヌは怒って踵を返してしまいます。

学生時代、ヨヌは置き忘れたものをしばらく必死で探していました。ウジェを見つけると、晩御飯は何がいいかを尋ねます。「俺があげたパーカーは着ないんだな」とウジェに言われ、「汚れたからクリーニングに出してるんだ」と答えるヨヌ。ウジェは黙って前を向きます。

車に乗るとウジェの家を出ていくヨヌ。ウジェは車があったところをぼんやりと見つめます。ソウルに戻ると、社長に「ポルノだろうがコメディだろうがなんでもやります!」と宣言するヨヌ。

ーー”なぜ何も聞かないの?”と尋ねるミソに、”なぜ何も話さない?”と答えるヒョジェ。”何も聞かないから”と言うミソに、”聞いたら?君は答えたか?”と返すヒョジェ。”黙ってたら分からない”とミソが怒ると、”じゃあ言うよ。俺たちの関係ってなんだ?俺は”愛”と表現するのが怖い”と答えるヒョジェ。翌日、ミソは姿を消します。

社長はキャスティング会議をしようと乗り気ですが、「理由は聞かないがそれでいいのか?人生は短いんだ。やりたいことをやれよ」と言われて、ヨヌは考え込みます。
スヒョクから「進捗はどうですか?実は社内では今大騒ぎで…突然連載中止を先生が発表されたんです」と言われ、ヨヌはモヤモヤとした気持ちを抱えたままベッドで何度も寝返りを打ちます。しばらく考えた末、ウジェに電話をします。
ヨヌがウジェの家に行くと、ソンジュンがどこに行っていたのかと怒り出します。「風景写真はよく撮るけれど、自転車は家にある。めったに人にも会わないし…先生の行き先を手分けして探すぞ」と2人は別々の方向に歩き出します。
ヨヌは家の暗証番号を開けようとして、お互いの誕生日を下4桁にしようと言ったことを思い出し、自分の誕生日「10月12日」を入力するとあっけなく開きます。
部屋を見て回りますが、どこにもウジェはいません。ノートパソコンを開くと、パスワードを求められます。ヒントは「出会った日」と書かれており、自分たちの出会った日を思い出すヨヌ。

学生時代、講義中に寝ていたヨヌをウジェが「もう講義は終わりましたよ」と起こしたことで2人は出会ったのでした。2人とも映画科の1年生だったことで、距離が縮まったのでした。監督も脚本もしたいと言うヨヌとは違い、ウジェは脚本家志望。いつかお前が書いて俺が監督したいと夢を語るヨヌにウジェは笑っていました。ちょうどその日はホワイトデーだったので、友達になった記念にとヨヌはウジェにキャンディーを渡したのでした。

0314と入力すると、デスクトップに小説の最終章の原稿が置いてありました。原稿を開けた瞬間、ウジェが帰ってきます。

 

Episode 7

<あらすじ>
連載を中止させると言い、家から消えてしまったウジェ。
ヨヌは手がかりを捜すためウジェの家の中に入ろうとすると、暗証番号が自分の誕生日だったことに気付く。
無事戻ってきたウジェはヨヌに結末が書けない理由を話す。

帰宅したウジェはノートパソコンを乱暴に閉じます。「飯は食ったか?」と尋ねるヨヌに「たかが食事だ」と突き放すウジェ。しかし、「お前も聞いてくれたから」とヨヌは答えます。学生時代、ウジェはよくヨヌに「食事を食べたか?」と尋ねてくれたものです。

「連載中止って聞いたよ」とヨヌが切り出すと、ウジェは「だめなんだ。今のままじゃ結末が書けない。ヒョジェを理解できない」とつぶやきます。
ヨヌは社長に電話し、「やっぱりできない」と謝ります。
ヨヌは「悩んでも答えは出ないから外に出よう」とウジェを外に連れ出そうとします。ソンジュンはウジェを心配しますが、「後始末は自分でやるから心配するな」と言ってヨヌにむいていきます。
半分閉まっている博物館にこっそり入る2人。真っ暗な展示室を見て回ります。警備員に「誰だ?」と呼ばれ、慌てて隠れると、ヨヌはウジェの手を握って走り出します。「人の心も変わらずにいられるのか?」と、自分に問うウジェ。ヨヌの笑顔につられて笑ってしまいます。

帰宅すると、ヨヌは勝手に小説の最終章を読んでいました。「読むな」と怒るウジェに、「一緒に書いてみよう」と提案するヨヌ。
「ミソが姿を消した理由は?ヒョジェを愛してたんだろ?でもヒョジェを捨てたじゃないか」と問われ、「ヒョジェの態度に傷ついたんだ」と答えるウジェ。

学生時代、「ちゃんと卒業できるのかな。お前、俺以外のやつと組むつもりだったろ。俺はお前だけなのに」とぼやくヨヌ。「お前の書く本が好きなんだ。いつか俺が監督でお前が脚本の作品を作ろう」と言われ、「お前がそんなだから変な噂が流れる」とウジェは恥ずかしそうに返します。「冗談だろ。気にするなよ」と慰めるヨヌに、ウジェはキスします。「ごめん」と言うなり慌てて帰るウジェ。

「傷ついたならそう言えばよかったんだ」と言うヨヌに、「言葉よりも心で見せてたんだ」と思うウジェ。「ミソはヒョジェに愛されてないと思ったんだ」と返すと、「だったらなぜヨリを戻した?」と詰問するヨヌ。「どうしようもなかった」と返すウジェに、ヨヌは「ミソは卑怯だ。勇気がなくて逃げておきながら、再会後はまた笑ってる。自分の愛し方を通したいだけの自分勝手だ!ミソが消えた後、ヒョジェが平気だったと思うのか?」とウジェを責めます。

ウジェにキスされた後、ヨヌは思い悩みます。母が倒れて病院に運ばれ、すぐに病院に向かうウジェ。

「本当はただ耐えてたんだ。ミソは隠し過ぎだ。待っていてくれたヒョジェに考えが及んでない。ヒョジェには再会できたことが全てなんだ。ミソが消えた理由よりも」と言うヨヌに、「ミソも隠すのをやめようとした。でもその時ヒョジェがいなかったんだ」とウジェは言います。

学生時代、ヨヌに電話しようとしましたが、学校に彼は来ておらず、電話もつながりませんでした。

泣き出すウジェに、ヨヌは「俺たちの話か?」と尋ねます。

 

Episode 8

<あらすじ>
「初恋との別れ方」の結末をふたりで書くことによって大学生時代のお互いの感情を理解したヨヌとウジェ。
当時、お互いを思いやれなかったことを反省し、新たな一歩を歩み出すことに。
ヨヌは小説のデータを自分の社長に持ち込み、映画化したいと懇願する。

「お前なりに気持ちを見せてくれてたんだな。お前を傷つけたし、思いやれなかった」と謝るヨヌに、「俺は自分勝手で卑怯だった。相手の気持ちまで理解できなかった」と返すウジェ。
「あの夜、母さんが倒れたんだ。緊急手術もして術後の経過も良かったのに、1週間後に突然…言い訳になるけど、いろいろ大変だったんだ。俺は怖がってた。気持ちを抑え込んで、楽しくいられるだけで十分だと思ったんだ。でも、お前が消えた。結局は言い訳だ」と言うなり、ウジェにキスするヨヌ。ウジェはキスを返します。

翌朝、ウジェは小説の続きを書き終えます。
ーー初恋の別れ方、そんなものはどこにもない。
そう締めると、原稿の入ったUSBをヨヌに渡し、ソウルに送り出します。社長に原稿を見せるヨヌ。ヨヌの帰りを落ち着かない気持ちで待つウジェ。「1012」のラベルのワインをなぞって待っていると、車の音が聞こえます。慌てて外に出ると、ソンジュンでした。「最終話の評判、上々ですよ」と言われ、笑顔を浮かべるウジェ。いつも怒った顔なのにと言われ謝りますが、そんな先生が好きですよとフォローされます。
「あちこちから映像化のオファーも来ていますが、どうしますか?」と言うソンジュンに、ウジェは「考えてみる」と返します。

「いい脚本だが高い。無名作家にここまで払えない。お前のギャラを安くしても、それが業界に知れ渡ったら今後安く叩かれるぞ。一生ここにいる気か?」と社長は苦笑します。

ウジェが家を出ていくのと入れ替わりに、ヨヌがウジェの家に帰ってきます。しかしウジェは携帯を家に置いたまま出かけてしまっていました。家でウジェを待つヨヌ。ウジェは1人で山を登っていました。
ヨヌがウジェのノートパソコンを開くと、「シナリオ版」という新しいファイルが置いてあります。ファイルを開き、「やっぱり素直じゃないな」とつぶやくウジェ。

広大な自然を眺めるウジェの後をヨヌが追いかけます。大きな木の下に着いたヨヌに、ウジェは「ミソとヒョジェが出会う場所にする」と笑いかけます。「だったら1人で来るなよ。一緒にやろう、映画を」と言うヨヌに、「約束だしな」と笑うウジェ。

シナリオ版のファイルに、「演出 ハ・ヨヌ」と書き足すヨヌ。

「条件がある」とにやにやするヨヌ。「1ヶ月以内に脚本を完成させる」と言うので、「ずっと一緒に?」と尋ねるウジェ。「嫌か?」と嬉しそうなヨヌ。「じゃあ俺からも条件を。お前は車で寝ろ。雨の日は除外する」と笑うウジェに、ヨヌは頭を抱えます。

「ヒョジェがミソに”食事は済みました?”と尋ねる…そんなこと言うかな?」と脚本を書きながら首を傾げるウジェに、「お前はよく言ってた」と言うヨヌ。
「雨粒が降ってきた気がする」と言うヨヌに、「奇跡が起きたらな」と答えるウジェ。するとたちまち雨が降ってきて、ヨヌはガッツポーズをします。ウジェは笑うとヨヌと並んで手を繋ぎながら雨に打たれます。雨の中、濡れながらキスする2人。

ーー初恋。美しいと言うには不器用で、不器用と言うには淡い。俺たちは終わりに向かって走っているのかもしれない。それでもただ走っていこう。怖くても1人じゃないから。

ヨヌの車の周りでじゃれあう2人。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

ヒョジェとミソの話をしてたのに、「ミソも辛かったんだ…」って泣き出すウジェがかわいすぎて笑ってしまいました。ミソはウジェ自身のことだったんですよね。そこでやっと「俺たちの話だったのか!?」って気づくヨヌもかわいいですよね。ナイス展開。
2人とも初恋の相手ゆえに距離をうまくとれなくてもじもじしてるのがラブリーでした☺️💕

小錦あや
小錦あや

ソンジュンはウジェのことが好きだったのかな?「そんな先生が好きです」と健気に尽くすソンジュンが忠犬すぎて、胸がキュンとなってしまいました。最初から最後まで、ソンジュンはいつもウジェの味方でいてくれましたよね。もしウジェがヨヌへの想いを諦めていたら、ソンジュンが相手役だっただろうなと思いました(話は変わっちゃうけど😂)。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

ウジェの心変わりが秋の空くらい読めなさすぎて急展開が多いな?と思ったんですが、学生時代からずっとヨヌのことを好きで好きで離れてる間もずっと片想いし続けてたなら、分かるかも…と後になって納得しました。とはいえ、自分のプレゼントを学校にわざと置き忘れた(ように見える)ような過去も許せるウジェは愛が深いな…と思いました。私ならお母さんの体調がどうであってもそんなこと絶対許せないし、嫌いになるだろうなあ。

今回3人が見た「それぞれの事情」は、Amazonプライムビデオ、ABEMAプレミアム、Huluで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

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