映画「リトル・エッラ」(2024)のネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|スウェーデンの絵本作家ピア・リンデンバウムによる「リトルズラタンと大好きなおじさん」を映画化!

映画

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スウェーデンを舞台に描くエッラのいたずらな感動ストーリー、「リトル・エッラ」

全編のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:映画『リトル・エッラ』公式サイト

唯一の親友であるゲイのおじさんの彼氏が気に入らない、わがままな姪っ子 のお話。

<あらすじ>
人と仲良くするのが苦手なエッラが唯一心を許すことができるのは、大好きなおじさんトミーだけ。
両親が休暇で出かける間、エッラはトミーと一緒に過ごすのを楽しみにしていた。
ところが、オランダからトミーの恋人スティーブがやって来たことで、夢の1週間は悪夢のような日々に一変。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • 北欧映画に惹かれる🇸🇪
  • 少女が成長していく過程を見つめたい👧
  • 心温まるハートフルな物語が観たい❤️

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

原作は国内外で高い人気を誇るスウェーデン出身の絵本作家ピア・リンデンバウムの『リトルズラタンと大好きなおじさん(未訳)』。絵本の世界からそのまま飛び出してきたような個性豊かなキャラクターたちから目が離せない。

引用:映画『リトル・エッラ』公式サイト

②主人公エッラを愛らしく演じたのは本作で長編映画デビューを果たしたアグネス・コリアンデル。彼女を支える俳優陣は、映画『コールガール』やドラマシリーズ『犯罪心理分析官インゲル・ヴィーク』などで知られるシーモン・J・ベリエル、日本でも放送された実写版『長くつ下のピッピ』のピッピ役として有名なインゲル・ニルセンなど。

引用:映画『リトル・エッラ』公式サイト

メガホンを取ったのは子どもや家族をテーマに魅力あふれる作品を作り続け、日本でも公開された『ロスバンド』で高い評価を得たクリスティアン・ロー。そんな彼が子どもの目線で世界をとらえた作品を再び世に送り出す。

引用:映画『リトル・エッラ』公式サイト

 

ネタバレ感想

口で有名選手の実況を真似しながら、サッカーボールを蹴りつつゴールにひた走るエッラ。しかし運悪くボールはゴールならず。後ろからサッカー少年たちが「キーパーがいない」とぼやきながら近づいてきたので、エッラは無言でその場を離れます。キーパーをやってくれと少年たちに頼まれますが、無視します。サッカーコートから離れる間に、同級生のオットーが「サッカーがやりやすくなるように芝を刈ってあげようか?」と話しかけてきますが、それも無視します。

「今日は友達は作れた?」と話しかけてくる両親に何も答えないエッラ。「大人は友達を作れって言うけど、そんなことしても無駄。周りと仲良くしたくない人もいる。私が仲良くしたいのはトミーだけ。喧嘩なんてしない。サッカー以外は気が合うの」と叔父のことを思い出します。

「パパとママがマジョルカ島にいる間、ここにいて」と両親におばあちゃんの家に連れて行かれ、「トミーのとこがいい!ずっと前に遊園地に行く約束をしたの!トミーの家の鍵もあるし留守番できるよ!」と主張するエッラ。しかし両親は「トミーはショーの準備で忙しいから無理。日曜日に会いに行けば?」とすげなく却下。

おばあちゃんはポークパンケーキを作ってくれますが、「トミーはこんなの出さない」とエッラはトミーの作ってくれる、かわいくて美味しいモンスターケーキを思い出してうんざりしてしまいます。
庭に熊がいる、玄関が燃えてると言ってエッラは大人たちの気を引こうとしますが、誰もエッラに構ってくれません。エッラは我慢できなくなり、バスに乗ってトミーのもとへ行くことにします。
バスの中に貼られた広告には、「トミーのヘアーショー」と、トミーが笑顔で写っています。思わずエッラは隣に座っている青年に「これ、私の叔父さんなんだよ。親友なの」と誇らしげに話しかけてしまいます。青年は気のない風でしたが、エッラはトミーの広告の下に貼られている「モンスターイベント週末開催」の文字に心踊り、トミーと一緒に週末行こうと心に決めます。

トミーの勤める美容院に行くと、トミーは大忙しの様子。エッラはトミーが自分に会えたのにあまり嬉しそうではないことを残念に思います。「明日は遊園地に行くから、衣装を買いに行かないと」とせっつくエッラ。トミーはまだ仕事があると困惑しますが、スタッフのマイサンがトミーの分の仕事も片付けると申し出てくれます。
一緒におしゃれな寿司を食べに行く二人。トミーには「今日は泊まってもいいけど、明日は駄目だ。ショーの準備があるからね」と釘を差されます。料理に添えられていたおみくじをトミーに渡すエッラ。「”友とは人生の庭に咲く花である”」とトミーが読み上げると、「じゃあ、私の花はトミーだけだ。他には要らない」とエッラは断言します。
トミーと海辺でアイスを食べ歩いたり、楽しい時間を過ごすエッラ。「明日はどんなモンスターがいるかな」と胸を膨らませながら眠りにつきます。

翌朝、楽しみなあまり朝5時にトミーを叩き起こすモンスター姿のエッラ。二人がコスプレ姿でじゃれあっていると、トミーの恋人・スティーブが訪ねてきます。英語で話し始めた二人に困惑するエッラ。スティーブはオランダ出身なので、トミーは英語で話すしかありません。本当はスティーブは明日到着予定でしたが、トミーを驚かせようと早めに到着したのでした。エッラは明らかに不機嫌になります。トミーをスティーブに横取りされて不服なエッラですが、トミーはスティーブも遊園地に誘います。お化け屋敷が嫌いなスティーブのために、トミーはエッラと一緒には入らないと断ります。
帰宅した後も苛立ちが募るエッラは庭で一人でリフティングをしますが、そこにスティーブが来て「アヤックスのボールをあげるよ」とプレゼントしてくれます。スティーブはサッカー好きなようです。「PSVアイントホーフェンの方が好き」と拒絶するエッラは、トミーにスティーブとサッカーをしてみないかと誘われますが、「トミーとやる」と頑なな態度を見せます。
「眠いから、今すぐ寝かせて。あの人は追い返して」とスティーブを指差すエッラ。「泊まるのは昨日だけって約束だっただろ。おばあちゃんの家に帰りなさい。それにスティーブは今日ここに泊まるんだ」と困った顔のトミー。「どうしてあの人はいいの?ここの鍵も持ってないのに!」と地団駄を踏むエッラ。トミーはエッラに負けて、寝かしつけてやります。「二人が友達になったら嬉しいな」とトミーは言いますが、エッラは嫌そうです。

翌朝、「君たちは砂糖とサッカーが本当に好きだね」とエッラとスティーブをからかうトミー。エッラはスティーブといちゃつくトミーを尻目にこっそりと席を抜け出すと、スティーブの靴の上に山盛りの砂糖を乗せて嫌がらせをします。

外出すると、墓地でオットーが花を捧げて回っていました。「メッタのお墓に花をあげてるの。誰も来ないみたいだから。リネーアは100年くらい生きた。死んだ人を想う場所なんて素敵じゃない?」と言うオットー。
「オスカル・ティーゲルマン」と墓石の名前をエッラが読み上げると、「僕のおじいちゃんなんだ。僕のお手本はおじいちゃんだけ。会いたいよ。お父さんはずっと前に出て行っちゃったし」とオットーが吐露します。エッラは自分の両親は忙しいけれど、自分にはトミーがいてくれると思います。

マイサンに髪を緑に染めてもらうエッラ。トミーのショーにエッラも出るのです。トミーにもマイサンにも褒められて嬉しいエッラですが、スティーブにも褒められて嫌な気持ちになります。

「スティーブめ!私から親友を奪う気なんだ!」とむしゃくしゃしてサッカーボールに当たり散らすエッラに、オットーは「僕にも幼稚園の時に親友がいたよ。でも別の街から引っ越してきた子ともっと仲良くなっちゃって、友情は終わったんだ。エッラもスティーブに嫌がらせしてみたら?僕には効いたよ。例えば、その人の帽子を水たまりに投げて踏んづけるとか、ミミズを食べさせるとか」とアドバイスします。
エッラはトミーの家の庭でミミズを見つけますが、スティーブがもしミミズが好物だったらどうしようと悩み、「あいつに食べられるなんてかわいそう」とミミズを逃がしてやります。代わりに砂糖の瓶に塩を詰め替えてやりますが、スティーブは怒るどころか「いたずらは好きだよ」とエッラをフォローし、トミーは「ユーモアのある人は最高だ」と惚れ直してしまいます。

「いじめ作戦はだめだった」とオットーに報告すると、「怖がらせてみたら?うちにいいものがあるよ」と家に誘ってくれます。道中、「友達じゃないから」とオットーに念を押すエッラ。彼の母にお菓子を出してもらい、オットーの「こわいおもちゃ」を見せてもらいます。しかしどれもさほど怖くはなさそうです。エーヴァとシャシュティンという名前のネズミを見せてもらったエッラは、いいことを思いつきます。

トミーの家に行くと、スティーブのカバンにエーヴァとシャシュティンを詰め込みます。しかし彼らが息をできるようにとカバンの口を大きめに開けたために、スティーブがカバンを開く前に二匹は逃げ出してしまい、エッラは姿を見失ってしまいます。オットーをどうにか家から逃がしますが、二匹の世話を頼まれてしまいました。
そこにトミーが帰宅し、エーヴァとシャシュティンを見つけて大騒ぎ。エッラは二匹を二人から守ろうとキッチンの流しの下に追い込みますが、スティーブは「この中で死んでくれたらいいね」とトミーを慰め、エッラは慌てます。その日の夜、流しの下を見に行きましたが、もうエーヴァとシャシュティンの姿はありませんでした。

翌日、オットーに責められたくないがゆえに彼を避けようとするエッラですが、あっさりと見つかってしまいます。二匹をしばらく借りたいと頼むと、オットーは渋りながらもOKしてくれます。
「Best Friend Forever」という飾りを作り、トミーにプレゼントしようと考えるエッラ。オットーは「僕も作ろうかな。いつか友達ができた時のために」と何気なく言います。
オットーにスティーブに見立てた風船を持ってもらい、シュート練習をするエッラ。トミーは何が嫌いかと問われ、「ポークパンケーキ!私と一緒でにおいに敏感なの」とエッラは答えます。すると、オットーは自分の持っているおならの音の出るおもちゃを貸してくれ、「トミーが嫌がるものを全部集めるんだ。豚肉とひどい髪型とおならで追い出す作戦だ」と提案してくれます。

スティーブと二人きりの買い出しで、エッラは「トミーは豚肉が好きなの」と言い、異常な量の豚肉を買わせます。帰り道、エッラが手にしていたボールをうっかり転がしてしまうと、スティーブは「サッカーしよう!」と誘ってきます。しぶしぶ誘いに乗るエッラ。

帰宅すると、スティーブはポークパンケーキを大量に作り始めます。流しの下にネズミ捕り機が仕掛けられているのを見つけたエッラは、こっそりと処分します。音痴なスティーブを見ながら、「私もトミーも音痴は嫌いだよ」と彼のわからないスウェーデン語で悪態をつくエッラ。
さらに、髪を整えてあげると言って、彼の髪を緑に染め、整髪剤でベトベトにし、さらには勝手にバリカンで刈ってしまいます。そこにおばあちゃんを連れてトミーが帰宅します。

トミーが招待してくれた店でみんなで夕食を食べることに。エッラは今夜でトミーはスティーブを嫌いになるはずだと確信し、ほくそ笑みます。トミーは音痴の歌手の歌声に渋い顔をしながら、「後で話があるからね」とエッラに耳打ちします。
スティーブは立ち上がると、「トミーの家族に会えてとても嬉しいです。今日新しい仕事が決まりました。アムステルダムでの新しい仕事に乾杯!」と言い、すぐにおならのボタンを何度も押してスティーブを辱めます。
さらに、ステージで音痴にスティーブにわざと歌わせ、エッラは嫌がらせしようとします。しかし予想外にも店中がスティーブを応援しはじめてしまいます。

エッラと二人きりになると、「髪が緑でぼさぼさでべたべたの、豚肉の匂いがする音痴な男に恋するとは思わなかった。間違いなく、スティーブは運命の人だ。エッラのおかげで気づいたよ。土曜日にランウェイで彼にプロポーズする」と言うトミー。エッラは「オランダで仕事するって言ってたのに?」と問いますが、トミーは「僕が引っ越してもいい。エッラも遊びに来てよ」と言ってエッラを寝かしつけてしまいます。

がっかりするエッラに、オットーは「自動で開閉する箱を発明したから、それでスティーブを捕まえて送り返せば?」と提案します。オットーが機械の図面を引いている間、エッラは彼の部屋を見学します。壁に貼られている穴だらけの女性の写真を見つけて何なのか問うと、「配管工女。その人に父さんを取られたんだ」と答えるオットー。オットーの母は「宅配に行ってきて」と言うと、その写真にダーツの矢を刺します。

ファン二ー・グレーンとダーヴィッド・スコットという二人が住む家に花束を届けるオットーとエッラですが、「M」という差出人からだとオットーが告げると、受け取るはずの女性は「まずいわ!持って帰って!」と拒否します。Mとは誰だろうと言いながら、二人はいいことを思いつきます。
帰宅すると、エッラはトミーにネズミ捕りを捨てたことを叱られます。しかしスティーブに罪をなすりつけようとするエッラ。トミーがさらにエッラを叱ろうとすると、オットーが「M」からの花束に加えて、捨てられるはずの花束を大量に「プレゼントです」とトミーに渡し始めます。
オットーは「”愛には手段を選ばず”だよ。エーヴァとシャシュティンは?」とエッラに問います。エッラは「スティーブがネズミを追いやったせいでどこかに行っちゃった」と言うと、「君に世話を任せたのに!人の大切なペットをなくすなんて友達じゃない!」と怒るオットー。エッラは「だからいじめられるんだよ!」と言い返し、オットーは怒って帰っていきます。

「ネズミは君が持ってきたの?どうして?」と顔をひきつらせるトミーに、「スティーブを追い払うためだよ!スティーブなんて不細工で大嫌い!」と激怒するエッラ。「スティーブが来てから何もかもぶち壊すじゃないか。わがままをやめて周りのことを考えたらどうだ?」と怒るトミーからエッラは逃げ出し、墓の前で泣き出します。スティーブに連れ帰られるエッラ。
トミーはいくら子どもでもやりすぎだと怒り、スティーブはそんなトミーをなだめます。
トミーは「明日は朝早く出るから、ショーにはスティーブと来て」とだけ言って自室に帰ってしまいます。その夜、エッラの枕元にエーヴァとシャシュティンが。大喜びするエッラに、スティーブは「カバンの中にいたよ」と微笑みます。そして、「僕がここにいるのがきっと辛かったよね。友達になれたらって思ってた。トミーが携帯を忘れていった。持っていってくれる?」と問い、エッラは「先にやることがあるから」とオットーにエーヴァとシャシュティンを返しに行きます。

トミーの家に戻ると、スティーブはいません。大喜びするエッラ。おばあちゃんの運転する車でトミーのショーに向かいます。「BFF」の飾りを見つめた後、トミーの携帯を見ると、壁紙はスティーブとのツーショット写真でした。
会場に着くと、エッラはトミーに駆け寄り「ごめんなさい」と誤ります。トミーはエッラを許し、「急に親友が変になって困ったんだよね。愛で人はおかしくなるんだ。でもエッラへの愛は減ったりしないからね。スティーブはどこかな?」とあたりを見回します。結婚指輪をエッラに見せると、トミーは「エッラが嫌なら結婚しない」と言います。
エッラはトミーの携帯に来ていたスティーブのメッセージを、マイサンを探し、訳してもらうように頼みます。「君たち二人のことは大好きだけど、邪魔者はいない方がいい。二人で最高の夜を過ごして。僕は空港に向かってる。オランダに帰るよ。ショーを頑張って」と読み上げた後、「トミーには言わないで」と口止めするマイサン。

スティーブがいないことに気づいたトミーは携帯をスタッフから借りて電話をします。スティーブがショーに来ないと知り、もう別れるのかと涙するトミー。それを見ていたエッラはショックを受けます。
「スティーブを止める」と決意し、たまたまショーの会場前にいたおばあちゃんの知り合いの三つ子の運転する車に乗せてもらい、空港に向かいます。

保安検査場にいたスティーブ。しかし彼はヘッドホンをしていて、エッラの声に気づきません。彼からもらったサッカーボールを蹴ると、きれいに直撃!こちらに気づいたスティーブンに、「ごめんね」とエッラは伝えます。

スティーブを会場に連れ帰るエッラ。ショーはもう終わってしまいました。楽屋でうなだれているトミーをランウェイに連れ出すと、そこには笑顔のスティーブが。トミーも釣られて笑顔になります。トミーは跪き、スティーブにプロポーズし、エッラは指輪をとると、スティーブの指にはめてやります。会場の人々から拍手で祝福される二人を、エッラも笑顔で見つめていました。

エッラは同級生やトミー、スティーブたちとサッカーをするようになりました。オットーに謝るエッラ。「エーヴァとシャシュティンを見つけてくれてありがとう」と言うオットーに、エッラは「BFF」の飾りをプレゼントします。
「花で溢れた庭もいいかもしれない」と思うようになったエッラでした。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

映画ポスターのポップな雰囲気や原作が絵本ということで、ハッピーエンドだろうとは思っていたのですが、スティーブがまさか別れまで決意してオランダに帰ろうとしていたとは思わず…最後はかなりハラハラさせられました。エッラのサッカーが好きな設定もそこで生きていて、伏線回収!と嬉しくなっちゃいましたね。
スティーブに別れ話をされて涙するトミーを見た時に、「やっぱりスティーブと別れてよかった」ではなく、「トミーのためにスティーブを連れ戻さなきゃ」と思えるエッラは心根の優しい子だなと思ったし、二人の幸せを寝返るようになったのは、エッラの大きな成長だとも感じました。
エッラの庭が素敵な花に囲まれたものになりますように。

小錦あや
小錦あや

「愛する人の、愛するものを尊重する」。それは当然のことだけれど、多くの人ができていないことです。大の大人でさえ(だからこそ?)、愛する人を、自分の思うように動かそうと躍起になったり、自分の愛するものだけが正しいと相手の愛するものを否定したりする。そんな独りよがりな独占欲や自尊心を振りかざす人間ではなく、愛する人の幸せために率先して動き、己の過ちを素直に認めて謝れる立派な人間に、エッラはなりました。
わがまま放題のツンツンガールが、愛する人の幸せを願える素敵なレディになるまで。ああ、しみじみとかわいくて素敵な作品でした。心が洗われます。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

本作はスウェーデンの映画ですが、スウェーデンならではの魅力に溢れた作品だと思いました。ここが一番好き!と思ったのは、子どもを「子ども扱い」しないこと。ちゃんと「一人の人間」として、誰もが当然に尊重してくれるんですよね。エッラがひどいいたずら(スティーブンの髪をバリカンで刈り上げたり!)をしても、スティーブンは怒らずに根気強く接してくれます。「何か理由があるんだろう」と。エッラがふざける時には一緒にふざけたおしてくれたりして、大人たちがどれほど当然に子どもと同じ目線に立とうとしているのかが伝わってきて、「いいなあ」と嬉しくなります。北欧映画、特にスウェーデン映画をもっと見たくなる名作でした。

今回3人が見た「リトル・エッラ」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

引用:映画『リトル・エッラ』公式サイト

 

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