「アマプラ同時上映会」第186弾！
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米国大統領の息子と英国の王子が織りなすロマンティック・コメディ、「赤と白とロイヤルブルー」。
全話のネタバレ・あらすじ一覧を掲載しています。
早速見てみましょう！
登場人物とあらすじ
引用：Amazon映画『赤と白とロイヤルブルー』のインスピレーションになった作品は？｜Yahoo!JAPAN
アメリカ大統領の息子×イギリス王子 のお話。
＜あらすじ＞
アメリカ初の女性大統領の息子であるアレックス・クレアモント＝ディアスとイギリスのヘンリー王子には数々の共通点があった。圧倒的な美貌、誰もが認めるカリスマ性、国際的な人気…そして、互いに軽蔑しあっていること。
海を隔てていることから、これまで長年の確執が問題になることはなかったが、ある王室行事での二人の酷い口論がタブロイド紙のネタにされてしまい、最悪のタイミングで米英関係に亀裂を入れることとなる。
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こんな人におすすめ
- セレブ同士の恋愛を垣間見たい🍸✨
- 雑草魂溢れる陽キャ×高貴な堅物が好き💕
- 原作が好き📖
ネタバレ感想
イギリスの皇太子ヘンリーの誕生会に呼ばれた、アメリカ大統領の息子アレックスは彼を嫌うあまり泥酔し、彼に絡み、挙げ句の果てには彼のために作られたケーキに彼と共に下敷きになってしまいます。そのせいでマスコミには2人の関係が険悪だとばれ、さらにはイギリスとアメリカの友好問題にまで発展。再選を目指すアレックスの母は、息子に、ヘンリーと仲良くするようにと命じます。早速ヘンリーのもとに飛ぶアレックス。
2人で病院を訪問中、銃弾騒ぎがあり、たまたま部屋に2人きりで閉じ込められます。そこでヘンリーはアレックスになぜ自分を嫌うのかと質問します。アレックスは、初めての公務（気候変動の会議）の時、ヘンリーから「もう耐えられない」と言われ傷ついたと怒ります。ヘンリーは父が亡くなったばかりなのに公務に連れ回されて「もう耐えられない」と言ったのだと弁解。2人は仲直りします。
ヘンリーはどこからかアレックスの連絡先を入手し、下ネタを送ってきます。面白がるアレックスは次々とヘンリーに返信。2人の距離はどんどん近づいていきます。
そんな中、アレックスの友人でもある新聞記者のミゲルは彼に選挙戦についてのコメントを求めます。記事にするなと言いながら一応コメントしてやるアレックス。ミゲルとは一度抱き合った仲ですが、アレックスに2度目をするつもりはありません。しかしミゲルはいまだにアレックスに未練があるようです。
アレックスの主催するカウントダウンパーティに出席してくれたヘンリー。ぎこちなくダンスを踊るヘンリーですが、何かを思い詰めたような顔をして会場を出ていってしまいます。慌てて追いかけるアレックス。ヘンリーは「名もなき人になりたい。好きな人と自由にデートしたい」と言い、アレックスに突然キス。そして「ごめん」と謝り去っていきます。ヘンリーに何度連絡しても返事が返ってこず、不安になるアレックス。自分は彼のことが好きなのかと混乱します。
イギリス首相とアメリカ大統領の会談で、ようやくヘンリーと話せる機会が訪れました。アレックスはヘンリーと一対一で話せるようにボディーガードに頼みます。ヘンリーはアレックスに会うや否やまたも謝ろうとしますが、アレックスは彼の唇を自分の唇で塞ぎます。その晩、アレックスはヘンリーを自分の部屋に誘い、2人はペッティングをします。
ヘンリーは近日行われるポロの試合にアレックスを呼び、デートをする。「4歳の時に自分は国のものだと気づいた。僕が1人のものになるのは束の間だけだ」と寂しそうに言うヘンリー。その晩、2人は初めて体を重ね合わせます。バイセクシャルゆえに経験の浅いアレックスを引導する、ゲイのヘンリー。
ミゲルが「アレックス曰くテキサスの票を獲得するために大統領陣営は攻略プランを練っている」と記事にしたため、大統領陣営は窮地に陥ります。しかしアレックスはテキサス攻略プランはある、自分は陣営に提案したと言い、母にプランを読むよう促します。大統領はアレックスのプランに感激し、彼をテキサスに送ることにします。新規登録者100万人を目標にし、見事達成するアレックス。その様子をヘンリーに送りながら、互いに会いたいと言い合います。
テキサスでの選挙活動を進めているとミゲルが接触してきます。アレックスは彼に最低だと吐き捨てますが、そこになんとヘンリーが。アレックスを驚かせるために内緒で来たのだそう。それを見てあやしげな笑みを浮かべるミゲル。
アレックスとヘンリーはその晩もベッドインしますが、なんと翌朝母の秘書ザハラに2人でいるところを見つかってしまい、関係がばれてしまいます。母にカミングアウトすることになるも、大統領はおおらかに息子のセクシャリティを受け入れます。しかしそれと同時に、「あなたの人生を左右する決断よ。彼が運命の人かを見極めて」と釘を刺します。父もヘンリーを受け入れ、友達も誘ってアレックスの別荘で遊ぶことに。父はクリスチャンですが、「時には思い切って決断した先が崖じゃないと信じて飛ぶことも必要だ」と微笑みます。
アレックスは、母が2期目に当選すれば晴れて自由の身になる、そうしたら今度は数週間テキサスに来てほしい、君に故郷を案内したいと夢を見るような瞳でつぶやきます。しかしヘンリーは追い詰められたような表情になり、イギリスへ慌てて帰ってしまいます。
ヘンリーは帰国すると、妹に「アレックスと別れた」と告げます。1週間も電話とメールを無視され、アレックスはとうとうヘンリーのもとへ電撃訪問します。夜中に叩き起こされ憤るヘンリーですが、アレックスに面と向かって「帰れ」と言うことができず口ごもります。アレックスはヘンリーと最後に見てみたいものがあると言い、ヘンリーはV&Aミュージアムにアレックスを連れていきます。この像の間で愛する人と踊るのが夢だった。でもそれは思春期の馬鹿げた夢だと自嘲するヘンリーに、アレックスはスマホで音楽を流し、ダンスに誘います。ヘンリーは2人で歴史を変えようと決意し、肌身離さずつけている指輪をアレックスに託して宮殿へ戻ります。
翌日、ヘンリーは真っ青な顔をした妹から縋りつかれます。何事かと問い詰めると「兄さんとアレックスのメールが全部流出した。博物館の監視カメラがハッキングされて、2人が思っている映像も流されたの」と言います。ヘンリーと妹はスマホとパソコンを没収され、アレックスと接触できなくなります。その頃アメリカではミゲルがアメリカで最初にこの情報を扱った記者としてマスコミからの質問に答えており、アレックスは彼が自分たちのスマホをハッキングしたのだと勘付きます。
アレックスはヘンリーとの交際に関する公式声明を発表します。2人の関係やセクシャリティはパーソナルなものであって、他人に侵害されてはならないこと、そしてヘンリーを愛していること。アレックスの堂々とした演説姿をザハラは讃え、寂しそうなアレックスのために人肌脱ぎます。なんと彼女はヘンリーの侍従であるシャーンと付き合っており、彼に頼んでヘンリーとアレックスを電話させるようにしたのです。アレックスは大喜びし、ヘンリーに「今からイギリスに会いに行く！」と告げます。
ゲイ嫌いの祖父からはもはや存在がないものとして扱われているヘンリー。「愛すべき王子」から「ゲイの王子」になってしまったが、やっと国民は僕の本当の姿を知った。これから一体どうなるか…。とつぶやくヘンリー。するとそこで2人は国王から呼び出されます。
国王は2人に「何世紀も続いてきた王室のイメージを変えてはならない。王子が同性愛者など許されない」と言い、別れるよう促します。しかしバッキンガム宮殿の前に大勢の民衆が集まり、2人の交際を祝っていました。それを見て「今外に出れば引き返せないぞ」と脅す国王に対し、ヘンリーは「引き返すつもりはない」と言い、バルコニーにアレックスとともに出て歓迎を受けます。
アメリカに戻ったアレックスを待ち受けていたのは選挙戦。ほぼ敗北が決定している大統領陣営。テキサスで票が取れるかが勝利の分かれ目です。するとなんとテキサスで大統領陣営は勝利。2期目が決定します。アレックスはヘンリーに預けていた自分の家の鍵を使って実家に戻ります。
「僕の人生が始まった場所だ」とヘンリーに家を案内するアレックスでした。
まとめ
原作既読です。
原作と比べると、アレックスとヘンリーの性格が良くも悪くもかなりわかりやすく描写されていたように思います。元労働者階級で奔放なアレックス、生まれながらに王室の一員である生真面目なヘンリー。ヘンリーの生真面目さ（偏屈さ？）はやや誇張しすぎなのではと思いはしましたが、作品を通した作者からの最大のメッセージ「闘い続け、歴史を作ろう」は、この映画からも強く感じました。原作と映画で違う点、もっとこうしてほしいと思う点はあれど、その揺るぎないメッセージはまっすぐに視聴者に届きます。素晴らしい作品でした。
原作既読です。
アメリカの大統領選の描写がややおろそかに感じたかな。とはいえ、限りある映画の時間の中でそこまで描ききるのは困難だろうとは思うのでｓが。
原作ではかなり書き込まれている部分なので、アレックスの母と彼自身が、カミングアウトによって選挙でどれほど追い込まれたかはぜひ原作を読んで補完してほしいなと思いました。
原作未読です。
一国の王子といえど、普通のティーンエイジャーのように、下ネタを言ったり、軽口を叩いたり、恋に浮かれたり絶望したりする…そんなヘンリーがとてもかわいくてかわいくて。国のため、相手のためと自ら一線を引いて身を引く姿には涙が止まりませんでした。
そしてそんなヘンリーをがむしゃらに追いかけるアレックス。ヘンリーこそ自分の運命の人だと猪突猛進、一心不乱に追いすがる姿はどうしようもなくかっこよくて、それにもまた涙が溢れます。
2人が同じ時代、大統領の息子と王子という立場に生まれ、出会えてよかったと神に感謝したくなりました。
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