映画「完璧な他人」(2018)の全話ネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|全てはスマホの見せ合いから始まった…韓国の実力派俳優陣が贈るブラック・コメディ

映画

「アマプラ同時上映会」第224弾!

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他人に知られたくない“大人のウラ事情”が露わになり、楽しいはずのパーティーは想像を絶する修羅場と化していく──!!「完璧な他人」

全編のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:韓国映画「完璧な他人」 – 番組一覧 | アジアドラマチックTV(アジドラ)公式サイト


「携帯に届いたものをお互いに全部見せあう」ゲームで幸せが崩壊していく
 お話。

<あらすじ>
豊胸整形医ソクホと精神科医の妻イェジンの新居に集まった親友とその妻たち。
亭主関白で気むずかしい弁護士のテスと貞淑な専業主婦スヒョン、新婚ホヤホヤのイケメン社長ジュンモと若妻セギョン、新恋人を連れてくるはずが一人でやって来た教師ヨンベ。
久々の再会を喜び、変わらぬ友情や夫婦愛を確かめあい、お酒も会話も弾んでいく。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • 性的な問題で人の縁がめちゃくちゃになるのは、楽しい🔞
  • 人間の業の深さを見つめたい👀
  • 独身か、結婚か、出産か…人生のステージで悩んでいる💭

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

イタリアのアカデミー賞に当たるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞・脚本賞を受賞したイタリアのブラックコメディ映画『おとなの事情』(2016年)のリメイク作品。

引用:完璧な他人 – Wikipedia

韓国公開時、「観客動員数13日連続第1位」「7週連続トップテン入り」を果たした人気作。

引用:​[映画]完璧な他人|番組詳細|韓流No.1 チャンネル-KNTV

③監督は、「王の涙 イ・サンの決断」のイ・ジェギュ。出演は、「1987、ある闘いの真実」のユ・ヘジン、「模倣霊」のヨム・ジョンア、「工作 黒金星と呼ばれた男」のチョ・ジヌン、「江南ブルース」のキム・ジス、「今日の恋愛」のイ・ソジン、「私は公務員だ」のソン・ハユン、ドラマ『魔女の法廷』のユン・ギョンホ。

引用:完璧な他人:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画

 

ネタバレ感想

永郎湖の分厚い氷を割り、フナ釣りをする子どもたち。「月が赤くなると呪われるらしいよ」と話をしつつ焚き火をしていた子どもたちは月食に気づくと、じっと月を見始めます。

34年後、両親からの犬に湿疹ができたという相談に答えつつ、テリーという婚約者といちゃつく娘。

21歳になったソヨンは「ヒョナと遊びに行く」と嘘をついて彼氏のジェホに会いに行こうとします。母のイェジンは娘のバッグを勝手に漁ってコンドームを見つけるなど過干渉するため、ソヨンには嫌われています。「親が反対しても無意味だ。君の父親だって僕の職場に来て大暴れした」と言う、イェジンの夫・ソクホ。ソクホは自分が20歳の頃は人様の店先でナムルを売っていたし、親には構ってもらえなかったけど立派に育ったのだから大丈夫だと言います。これから引っ越し祝いの食事会を開くので、彼女に機嫌を直してほしかったのです。しかしイェジンは「大学卒業前に女を妊娠させたくせに」と吐き捨て、絶対にソヨンを家から出さないと言い捨てて去ってしまいます。

「訴訟相手と食事をしろって言うんですか」と電話口に怒鳴るテス。食事会のために妻のジュンモに服を一式アイロンがけさせて用意させた上、「化粧が濃い」と文句をいいます。
食事会に出かけるため、娘のジニはテスの母親に預けることに。ジニはアトピーだからお菓子を食べさせないようにとスヒョンが彼女に頼むと、テスは「それぐらい自分でさせろ」と怒り、自分の母には「美容院へ行ったんだね。きれいだよ」と猫なで声で褒めそやします。

夜は更けていきます。詩をそらんじるスヒョンに、「スピードを出すな」「母さんは家政婦じゃないんだから指示をするな」「詩なんかくだらないものを読まずに、子どもに本を読め」と不機嫌に命じるテス。

「来週母のところに行こう」と言うセギョン。「私は会いたくないわ。レストランにも一度も来てくれないし」と続ける彼女に、「結婚式もレストランもお前が金を出したんだから憎くて当然さ」という、夫のジュンモ。ジュンモはセギョンと結婚したてだからか、彼女の生足にムラムラしています。

テスとスヒョンを迎えるソクホ。スヒョンはソクホに手作りのティラミスを渡します。イェジンのパンツ姿を見て「タイトすぎる」と文句を言うテス。
そこにジュンモとセギョンも到着。「西洋でフクロウは知恵の象徴なの。日本でも幸福の象徴でね。夫婦関係にも効くそうよ」と二人はフクロウの置物をプレゼントします。

ルームツアーをするイェジンについていくスヒョン。おしゃれなバスタブに感動するスヒョンに、イェジンは引っ越す時にプレゼントすると約束します。高給取りの旦那も美しい娘もいて、さらに最近新しく土地も買う羽振りの良さもあるとスヒョンはイェジンを羨みます。

遅れているヨンベの話で盛り上がる一同。ヨンベは新しい恋人・ミンソを連れてくると言っていましたが、元妻のスジョンと比べてどうかという話になります。
ヨンベが到着したものの、ミンソは風邪らしく彼一人です。

一同は月食を見守ることに。どうして恋人の存在を教えてくれなかったのかと問うスヒョンに、「深い仲じゃなかったから」と笑うヨンベ。テスはなぜかやけに携帯を気にしています。

スンデ夫婦の結婚式の写真を見せるセギョン。スンデはその後、慰謝料を払って離婚したそう。事務所の俳優志望の21歳の子と浮気したのだとか。奥さんが浮気の事実を知らないなら教えなきゃと言うセギョンを「そんなこと話す必要はない。俺達は何も知らない」と馬鹿にする男たち。スンデの浮気の話など知らない素振りを見せていたジュンモが「歌手志望だよ」と訂正したのを見て、嫌な予感がしたセギョンは「夫が浮気した時は私に必ず報告してください」とにこやかにふざけます。
イェジンは「男と女は脳が違うから仕方ない」と言い出します。「男はアンドロイド。安くて扱いやすくてアップデートしないと使えない。女はアイフォーンよ。きれいで賢い」と言うと、「高くて互換性もない」とふざけるヨンベ。

「スンデにはこの会を抜けてもらおう。21歳の子とは飯は食えない」と言うテスに、「メールで家庭が崩壊するとはね」と呆れるソクホ。「さっさとメールを削除しないソクホが悪い」と言うジュンモ。
イェジンは「携帯には情報が入りすぎてる。生活のブラックボックスよ。見せろと言われたら困るでしょ」と言い、「夫は見せてくれないわ。携帯を裏返しにして置くの」とスヒョンはふざけます。テスは気に触ったようで、「お前も置いてみろ」とスヒョンに声を荒げます。「子どもとお義母さんと文学教室のメールしかないわ」と困惑するスヒョン。
セギョンはパスワードすら設定していないらしく、「俺は信じてるよ」とジュンモが甘くささやきます。
ソクホは「患者の胸の写真しか入ってないよ」と言います。
「誰も秘密はないの?」と問うスヒョンに、「40年来の仲に今更隠し事なんてない」とソクホは笑います。

そこで、一同はイェジンの提案でゲームをすることに。テーブルに携帯を置いて、電話・SMS・チャット・メールもすべて届いたものを見せ合うのです。「秘密はないんでしょ」と言うイェジンに、セジョンとヨンベが「面白そうだ」と反応します。

帰ってきたソヨンに「お小遣いがほしいの」と呼び出されるソクホ。イェジンはソヨンを無視します。

ジュンモの携帯に正体不明の電話番号から「あなたが欲しい」とSMSが届きます。さらに続けてその電話番号から電話が鳴り、イェジンに促されてジュンモは電話に出ます。何の返事もなく緊張が走る中、ソクホが「びっくりした?」とソヨンの電話を持って現れます。ソヨンの電話でジュンモにいたずらをしたのです。ソヨンが外出するのを見て「彼氏のところへ?」と尋ねるスヒョンに「とんでもないわ」と顔を歪めるイェジン。

ソヨンを褒めそやし、「子どもがほしい。夫婦の絆も深くなるし」と言うセギョンは妊活中。ヨンベは「子どもがいないと一人前じゃないって言うのか?俺は世間一般に合わせる気はない」と噛みつきます。「子どもに人生を託す人も多いのよ」と言うイェジン。

そこでヨンベに父から電話がかかってきます。ヨンベの父は学校の校長で、一同は「お久しぶりです」と挨拶します。ヨンベは済州島にある後輩の作った高校で働けと父に急かされているが行きたくないとぼやきます。なぜ教師を辞職したのかと問われ、生徒が生意気で半殺しにしそうだからと応えるヨンベ。体育教師より格闘家に向いてるとふざけながらも、「俺とカンボジアでビジネスをしないか。焼酎の原料であるタピオカを植えて放置しておけば勝手に育つんだ」と持ちかけるジュンモ。「レストランを始めて一ヶ月なのに、カンボジアに行くつもり?」と不安がるセギョン。過去にジュンモが持ちかけた「鴨整腸剤」は鴨が育ちすぎて死に、ナトリウムのない健康塩は味がしなくて失敗したという話を持ち出すテス。父親の財産も食い尽くしたジュンモには事業家の素質はないと笑うソクホ。

次の料理に移ろうと一旦皿を下げることに。
「免停はどうなった」と問うソクホに、テスは「弁護士が被告人として裁判を受けるなんて頭が痛い。病院の建設は順調か?登記を終えるまで油断するなよ」と愚痴りながらもアドバイス。ソクホは聞きにくそうに「レジャータウンは?」と問い、「詐欺師どもは全員逃げたらしいな」と答えるテス。どうやらソクホはイェジンに内緒で自宅と病院のビルを担保に借金をしてまで20口も投資していたようで、「止めただろ!」とテスは困惑します。今日はパーティーだから楽しい雰囲気を壊さないように知らないふりをしてくれとソクホはテスに頼みます。

イェジンに父から電話が。「ソン先生が手術を承諾した。連絡先を送るから相談してみろ」と言う父の電話を切ったイェジンは豊胸手術をする予定なのだと気まずそうに言います。セギョンは「政府主催の講演会で”整形は弱い心につけこむ最悪の医療だ”と言ってたのに?」と言い、スヒョンは「私は呼ばれなかったわ」と困惑したように言います。ソクホに手術を頼まない理由は、イェジンの父が彼を嫌っているからです。「韓国一の豊胸専門医に頼んだんだ。安さだけが売りの小さな病院の院長じゃ駄目だ。俺は医師としても婿としても義父に認められていなくてね」と自虐するソクホに、ヨンベは「片乳ずつ手術してもらって、お義父さんに完成を見てもらえば?」とふざけます。
「夫に豊胸してもらうなんて嫌よ。女としての魅力がなくなるでしょ」と言うイェジンに、セギョンが「ソクホさんだって奥さんのカウンセリングは受けないでしょうしね」と賛同します。
イェジンが「夫はカウンセリングを時間とお金の無駄って思ってるようだしね。話を聞いて楽に稼げる仕事だと」と言うと、ソクホも「だから君も整形を最悪の医療だと言ったのか。俺達の仕事は一緒だ。胸の中を診るか外を診るか」と言い返します。

テスは月食を見ようとヨンベをバルコニーに連れ出すと、「助けてくれ。毎晩10時に自撮り写真を送ってくる女がいるんだ。57歳で、キティの服を着て…姉みたいな存在なんだ。お前の携帯と機種が同じだから交換して口裏を合わせてくれ」と懇願してきます。ヨンベは「俺には訳ありの恋人がいるんだ」と断固として拒否。「慰謝料がないと言うから妻に秘密でかき集めてやったのに恩知らずめ」と罵るテス。

食卓を片付ける女性陣。セギョンの不在時、「あのバカ女…私は政府から呼ばれる身だと見せつけるために呼んだの」とスヒョンにセギョンの悪口を言うイェジン。スヒョンは「あの子は怖い子だわ。あんな話をして二人を引き裂こうとしたのよ。お金も名声もあるあなたを独占したいんだわ。そういえば、ソクホさんはカウンセリングを受けてるわよ」と言い出します。
スヒョンの電話が鳴り、画面には「キム・ソウォル」と表示されています。亡き詩人の名前のはずですが、スヒョンいわく文芸教室の友達のあだ名なのだそうです。「子どもたちと一緒に散歩でもしない?」と誘われたので、「今は引っ越し祝いに来てるの」と言ってスヒョンは電話を切ろうとしますが、「例の高級住宅を買った友達?今度は高級品の自慢でもしてるの?ムカつくって言ってたのにのこにこ何しに行ってるの?結婚前に妊娠して四畳半の家で新婚生活を送った女よね?」と相手が話し出し、イェジンの怒りを感じたジュンモは手をすべらせて携帯に水をぶちまけてしまいます。「友達は選べと言っただろ」と怒るテス。

ソクホが「ゴルフの予約が取れたぞ。土曜日の早朝だ」と言うと、ちょうど同じくテスにもメールが送られてきます。「俺にも連絡が来た。ヨンベも一緒だろ?」と言うテスに、困惑した様子のソクホ。「俺だけ仲間はずれか?」と言うヨンベに、ジュンモはそんなはずないだろと笑います。しかしヨンベは怒ってしまい、テスは「その日は訴訟相手と食事の約束がある」と話し出します。「その日はお義母さんの家に行く予定だろ?」とジュンモは止めますが、セギョンは「犬のことで急に電話が来て」と話し出します。その日は中止だと言うソクホ。

ジュンモの携帯に、レストランのマネージャーであるソ・チェヨンから「今すぐ電話をください!!」とメッセージが届きます。レストランでただにさせようと社長を呼ぶ客がいるのよねと笑うセギョンに「夫の言うことを信じるの?」と馬鹿にするイェジン。セギョンをカッとなりますが、ジュンモを客に奪われたくないと笑います。
その隙に携帯を交換しようとするテスとヨンベ。洗面所ではスヒョンが携帯をドライヤーで乾かしていました。
みんなの注意を引きつけようとヨンベが腕立てをしだすと、テスは急いで携帯を取り替えます。ヨンベが屁をしたのに驚いたイェジンはソクホのシャツにワインをぶちまけてしまいます。その隙に「17日の朝6時だぞ」とテスに耳打ちするソクホ。
「あいつは負けるのが嫌で7回も素振りをするんだ」「後ろの組と喧嘩になる。ペナルティが嫌でロストボールも探すんだぜ」「変死体が見つかるたびにあいつを思い出す。探すのは得意だからな」とヨンベを馬鹿にする男性陣。

「どうしてカウンセリングのこと、黙ってたの?」とシャツの染み抜きをしながら問うイェジンに、「最近だから…。昨年9月から6ヶ月間しか行ってない。昔は嫌だったけど、今はなにかしたいんだ。僕達がたとえ別れても努力したと言えるように。学びはあったよ。すべての関係は違いを認め合うことから始まるってことだ。人間はそれぞれ違うのにそれを間違いだと決めつけるから傷つけ合うことになる」と言うソクホ。「もし僕が君の手術をしたら魅力を失うと言ってたよね?君も二人の関係を守るため努力していたのを知らなかったよ。ごめん。でも今も君はきれいだし、君の胸はセクシーだよ」というソンホの言葉に嬉しくなるイェジン。

「ヨンベはうちの高校の番長で、ジュンモはプレイボーイだった」と面白おかしく話すテス。ヨンベの携帯に写真が送られてきましたが、そこには若い女性の巨乳が映っています。「星」と書かれた連絡先を見て、「月」はいないのかとはやしたてる一同。
同時に、テスの携帯に「ミンス」から「まだ怒ってる?」とメッセージが届きます。「うちの事務長のパク・ミンスからだ」とテスは苦しい嘘をつきます。ヨンベは「怒ってない」とだけ返信しろとテスに言いますが、スヒョンは「それでは怒っているように聞こえるから」と言葉を付け足そうとします。しかしヨンベは突然激怒し、「誰がどこで何をしてようとどうでもいいだろ!」ととうとう返信するなと言い出します。迫力に気圧される一同。

ソクホの電話が鳴り、出てみると、束草警察署の知能犯捜査チームからでした。「分譲詐欺の件で連絡しました」と言われて心当たりがあるものの、イェジンは「フィッシング詐欺ね。着信拒否にしておいて」と言い、ソクホはその通りにします。

スヒョンの携帯にメッセージが届き、ヨンベは読み上げ機能を使わせます。ファン・スヒョンという差出人から「心を込めて介護します。ハンヌリシルバータウンのサイトは…」と介護施設の名前が読み上げられ、テスはカトラリーを机に叩きつけて怒り出します。スヒョンはキム・ソウォル(本名パク・ドンスル)と、彼女の母がそこにお世話になっているため会いに行っただけだと言いますが、「母さんを追い出す気だろ!家事をして子どもの面倒まで見てくれてるのに!」とテスは激怒。「でもお義母さんが来てから私達の関係はおかしくなった」とスヒョンは反論。「下の階で寝てる母さんのせいだって言うのか?俺の母さんには夫がいないんだぞ。ソウルに友達もいない」と言うテスに、「でもお前の母さんは気が強いだろ」とソクホは泣き始めたスヒョンをかばいます。
一同はゲームをやめて月食を見に行こうとベランダに出ることに。スヒョンがテスに謝ると、「みんなの前で泣くな。出されたスープも飲め」と怒られてしまいます。月食は2/3ほど進みました。

セギョンが自分の携帯で集合写真を撮ろうと言い出し、ジュンモが携帯を借りて全員を自撮りしようとしますが、元カレのヨヌから「助けてくれ。勃起しない」と連絡が来ます。激怒するジュンモに、「ヨヌの飼ってる犬が血統書月だけど交配が難しいみたいで」と説明するセギョン。「なぜお前に言う?」と怒るジュンモに、「獣医だからよ。ずっと私が世話をしてたし」と返すセギョン。
「ゲームは終わったんだから続きは家でやれ」とヨンベは言いますが、ジュンモは「まだ終わってない。お前はそうたってすぐ投げ出す。離婚したり学校を辞めたり」と八つ当たり。
さらに追い打ちをかけるようにヨヌからの電話でラブソングが流れてきて、イェジンは思わず笑ってしまいます。「忙しいのにごめん。純血種のメスをやっと手に入れたんだ」と言うヨヌに、「夫が嫌がるからもう連絡しないでほしいの」と冷淡に言うセギョン。「マッサージ方法だけでも教えてくれ」と乞われ、電話越しにマッサージ方法を教えるセギョン。ヨヌの下手さに犬のアルバートは嫌がって噛んでしまい、一同は大笑い。しかしテスは妙な気分になったようで、股をすり合わせます。
誤解が解けて、セギョンとジュンモは仲直りします。

ソクホにソヨンから電話が。「私が今誰といるかは分かるよね?先輩は明後日から兵役なの。だから今夜は一緒にいたいって。先輩もだけど私も一緒にいたいの」と言うソヨンに、ソクホは「父親としては駄目としか言えないが、人生の先輩としては、人間は誰しも忘れられない時間があると思う。軽々しく他人には言えない特別な時間だ。お前はそれを思い出すたび笑顔になれるだろう。今がその時なら許す。でも少しでも後悔しそうなら、迷いがあるならすぐに戻っておいで。お前には時間がたっぷりあるんだから」と言います。感動するイェジン。「コンドームを私にくれたでしょ。すごく恥ずかしかった。何を予想してたかは分かる。私がどうすべきかも。お母さんにはヒョナの家に泊まると伝えて。お母さんは何も分かってくれない。自分も授かり婚のくせに」と言うソヨン。「お母さんは若き日の選択を後悔しているのかも。愛する娘を守りたいのさ。我慢してお母さんと話しなさい」とソクホは言いますが、ソヨンは「もう十分我慢してる」とだけ言って電話を切ってしまいます。
「カウンセリングの効果が出てますね」とセギョンがふざけ、全員が自分のカウンセリングについて知っていることを驚くソヨン。

その時、テスの携帯にミンスから「返信は?」と催促のメッセージが届きます。「引っ越し祝いに来てる。明日話そう」とテスは返信しますが、なぜか「クソ野郎」と返信が来ます。そわそわするヨンベ。「普段は紳士的な人なんだが、酔うと暴力的になるんだ。クビにしないといけないかも」と言うテス。すぐにミンスから電話が来て、一同は「電話を録音しておいたら?」「自分の行動を反省させないと」と口々に言います。
「体調が悪いと嘘をついて友達の引っ越し祝いに?面白いか?僕を置いて他の男とお楽しみの最中かよ。何が友達だ。お前が男を好きでも友達でいてくれるかな?勝手にしろ、クソ野郎」と言い放つと、ミンスは電話を切ります。
テスを凝視するスヒョン。テスは「ミンスは酔っ払ってるんだ。俺が男を好きなわけないだろ!ミンスはゲイなんだ。秘密にしてたわけじゃない」と慌てますが、スヒョンは「ミンスと寝たのか正直に言って」と激怒。「俺達は15年間も一緒に暮らしてきたんだぞ。どうやって3人の子どもを作ったっていうんだ。誓って寝てない」とテスは言いますが、ミンスから「あなたの唇が恋しい」とメッセージが追加で届き、スヒョンは怒りのあまりワイングラスを叩き割って手のひらから流血させてしまいます。スヒョンの治療をするためベッドルームにつれていく女性陣。

男だけが取り残され、詰問しようとするジュンモを「テスはテスだろ」と制するヨンベ。しかしジュンモは「いい大学を出た者同士でかばい合ってるのか?俺のミスは罵るくせにテスの過ちは黙ってるよな」とヨンベまで罵り始めます。「40年間ずっと一緒にいたんだから俺達に話すべきだろ」と言うジュンモに、「お前はどっちに怒ってるんだ?秘密にしたことか?ゲイだってことか?」と問うテス。「高尚な皆さんがいいって言うなら下っ端の俺は従うしかないな。このクソ野郎」と罵るジュンモ。

「酔った勢いとかただの好奇心とか、男はあの年になると人生を逸脱することがあるわ」と慰めるイェジンに、「配偶者がいるのに、いくら相手が男でも許せません」と言うセギョン。「問題はあの男が夫の唇を求めていることよ。ねえ、男をいつ好きになったの?私と出会う前?ずっとセックスレスだったから浮気を疑ってたわ。何回寝たの?こんなことなら胸の写真を送ってくる女のほうがましだわ!」と激怒するスヒョンに、テスは頭を抱えます。
「私も今日美容室に行ったのに、おかしいと思ったわ。子どもたちに離婚理由を何と話すの?パパはミンスおじさんを愛してるからって?」と涙するスヒョン。テスは「家に帰って理由を話す」としか言わず、さっさと帰り支度を始めてしまいます。スヒョンは泣きながらバルコニーでタバコを吸い始めます。遠くに見える屋上でカップルが楽しげに月食を見つめていました。

ジュンモの電話が鳴ります。「なぜ電話に出ない?店で使う材料を義弟から買ってくれよ。そういえば結婚式に行けなくて悪かったな。代わりに結婚指輪を丹精込めて作ったから義母が鬼ババみたいだと怖がってただろ。耳飾りは…」と続ける電話を、強引に切るジュンモ。ピアスの穴を開けていないセギョンは「誰にあげるの?キュレーター?」と詰問します。ジュンモはさっさと帰り支度を始めながら「彼女とはそんな関係じゃない」と否定しますが、セギョンは「じゃあ誰なのよ!」と激怒。
その時、ジュンモの電話に「ソ・チェヨン」の表示が。「なぜ電話に出てくれないの?どうも妊娠したみたいなの。妊娠検査薬で分かったの。どうしよう」という彼女の言葉にセギョンは耐えきれず、トイレに駆け込み、嘔吐してしまいます。イェジンはジュンモをビンタ。「私のミスだわ」と泣きじゃくります。
「結婚なんかせずに動物病院を経営して自由に生きたかったんです。子どもなんかほしくなかった。子どもに縛られて生きるのはやめようと決めてたのにあいつが現れて…」とスヒョンに泣きつくセギョン。

「帰るぞ。ここで恥をかきたいか?」とスヒョンに携帯を渡すテス。「この人はブログのフォロワーよ!会ったこともないわ。メールのやり取りだけよ」と言うスヒョンに、「フォロワーが下着の色を聞くのか?ブログにいろいろ書いてるよな。全部恋愛の話だぞ。それも相手は20代の男だ。そいつに電話しろ」と凄むテス。スヒョンは「無理よ。相手にも家庭がある」と断ります。しかしテスは強引に電話をしてしまいます。慌ててイェジンが電話に出ますが、相手は「まさか電話が来るなんて思いませんでした。会うのも電話も駄目だと言ってたのに。下着の話をしたからですか?夫のせいで服も自由に着られなくて下着で満足すると…」と言うので、イェジンは慌てて電話を切ります。
「どんな下着をつけてるんだよ。話をするくらいだから自慢のをつけてるんだろ。見せてみろ。離婚をする時は子どもにもこの話をしろよ」とスヒョンの弱みを振りかざすテス。スヒョンは下着を見せると、「やっと私を見てくれた。保守的な夫のもとで私が苦しむことで家族が幸せになるなら一生奴隷でもいいと思った。そんな時、文学教室の先生に言われたわ。夢はなんですか?って。だから書くことで逃げてたの。どんなにあなたにけなされても私は生きてる実感がしたわ」と言い、「携帯にない秘密を教えてあげる!私が人をひいたのに夫が自首したわ。逮捕されるのが怖くて逃げ帰ったの。逮捕されたら子どもを見る人がいないし。夫が罪を被ってくれたの。だから私は家族のため犠牲になろうとした。そう決めたの」と一同に言い放ちます。
「でもあなたは変わったわ。私達が夫婦でいる理由はあなたへの罪悪感だけよ。この1年間、罪悪感に苦しんだ。愛の中に顔を埋めて二人で苦しんだ。あなたは苦しくて去ったけど、私はまだ顔を埋めている。あなたは私を愛しているの?なぜあなたはあの時私を許したの?こうして私を苦しめるくせに。人間は別れも学ぶべきよ。ゲイだと話してくれたらもっと簡単だったのに」と言って、スヒョンは先に帰っていきます。

「ゲイは俺だ。変態だと思われてるが、ゲイは変態じゃない」と名乗り出るヨンベ。「もっと早くに言ってくれれば」とソクホは苦笑しますが、テスは「ヨンベの気持ちが分かる。2時間ゲイになってみたけど大変だったよ。俺達は本物の友達だよな?」と男たちを見渡します。ゲイを理由に学校を解雇されたとヨンベが言うと、テスは訴えればいいと言います。しかし「裁判官が何と言おうと誰も理解してくれないさ。母さんもね。このゲームはスリルがあったよ。殺人犯を追うみたいにね」と言うと、ヨンベはジュンモに「もっと気持ちを話し合えよ」と言うと帰り支度を始めます。ミンソを連れてこいと言うソクホに、「人間の本性は目で分かる。お前やお前たちからミンソを守りたいんだ」と言うヨンベ。さらに、テスに「スヒョンのブログの24歳の男っていうのは昔のお前だよ。ミンスもファンだ」と笑いながら言います。

突然ジュンモの携帯が鳴り、セギョンを探す一同。セギョンは化粧台の前で化粧直しをしていました。ジュンモに携帯を渡すと、「お義母さんに子どもができたって言ったら喜んでた」と言い、ヨンベに「ミンスさんを守ってあげてください」と微笑みます。セギョンは結婚指輪を外すと、テーブルの上に置いて帰ります。ソクホに促され、とぼとぼととセギョンの後を追うジュンモ。
キッチンでティラミスを頬張るソクホを後ろから抱きしめるイェジン。

セギョンは追ってきたジュンモといちゃつきながら帰っていきます。スヒョンはパク・ドンスルにいつものように愚痴を話します。次のゴルフはいつにするかとヨンベがテスに尋ねますが、テスはしばらく仕事が忙しいからと言葉を濁します。
セギョンの運転で帰りながら、ジュンモはイェジンから来た「そばにいたいわ」というメッセージに「俺もだよ」と返し、すぐに履歴を削除します。セギョンの指にはまだ結婚指輪がはまっています。チェヨンからまた電話が鳴りましたが、セギョンは「店に行かないでほしいから出ないで」と言い、ジュンモはそれに従います。

「なぜゲームを止めたの?何か隠してるの?」と問うイェジンに、「世の中に完璧な人はいない。でも携帯は情報の宝庫だ。ゲームに使うべきじゃないよ。お互いのことをそんなに知るべきじゃない」と言うソクホ。

「ゲームをしたかった?」とスヒョンに問われ、「もちろんだ。でもソクホが反対したから。あと、お前の髪、きれいだよ。今の方が良い」と褒めるテス。スヒョンはわかりやすく喜びます。帰宅したテスはビョルから送られてきた新しい写真を確認し、気持ちを切り替えるように顔を洗い始めます。

寝かけていたソクホですが、夜遅くに帰宅したソヨンに「おかえり」と叫びます。スヒョンはテスをセックスに誘い、テスは照れながらも彼女と一緒にベッドに寝ます。

帰宅途中で車を停めてまで筋トレをするヨンベ。

ーー人は誰もが3つの生活の場を持つ。公的な場、私的な生活、そして秘密の生活…。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

まさかイェジンとジュンモも不倫してたとはなあ…。そこがつながっていたか…と悲しみと諦めが押し寄せてきました。
それにしても、みんな不倫やそれに近いことをしすぎです!何の問題もないのはヨンベだけじゃないですか!7人も大人が揃っていて、やましいことがないのはたった一人だけって!
ちなみに結局、セギョンはヨヌと浮気してたんですかね。犬がマッサージを痛がる声がかわいそうで自分もテンションが落ちちゃいました。嫌だったね…。
ジュンモの性豪っぷりはやばかったなあ…一体何人と浮気して、孕ませまくっているのか…。浮気するにしてもセーフティセックスしないと!!それか、セギョンと別れたくて妊娠の既成事実を先に作っていたのか…?いや、後先考えてないだけかな。自分のことは棚に上げてセギョンの不貞疑惑に激怒したりと、ジュンモはどうしようもない男したね。

小錦あや
小錦あや

最後の展開が意外で面白かったですね。結局私たちがずっと見ていた夫婦たちの痴話喧嘩は「月食(赤い月)」に呪われていたらというifの世界線の話であって、現実ではなかったんですよ。ということなのかなと解釈しました。最初に湖のほとりで子どもたちが話していた内容が最後の最後に生きてくるこの華麗な伏線回収、気持ちよかったですね。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

イタリアの原題は「大人の事情」だそうですが、個人的にはこちらのほうが内容的にしっくり来たかも。
登場人物たちが45歳というのが、生々しいですよね。若いとは言えず、さりとて年寄りとも言えない。自分の人生の行先がなんとなく分かってしまってつまらなさを覚える…そんな年齢なのかなと思いました。だからこそ、刺激を求めて不倫したり、女の魅力を取り戻そうと豊胸したり、ここで一発大逆転して金持ちとして余生を過ごしたいと大きな投資詐欺に引っかかったり、決まり切った夫婦生活に嫌気がさしてエロブログを書いてみたり。それぞれがそれぞれなりに人生にどうにか彩りを添えよう、波を起こそうともがいている姿は、人間の卑小さやいじましさ、哀れさを感じて、とてもおもしろかったです。

今回3人が見た「完璧な他人」は、Amazonプライムビデオ、Huluで無料視聴できます。

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引用:韓国映画「完璧な他人」 – 番組一覧 | アジアドラマチックTV(アジドラ)公式サイト

 

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注意事項:視聴可能タイトルは予告なく変更もしくは終了する場合があります。本サイトでは紹介している作品の内容についての責任は持てません。