麻々原絵里依先生「Deep Black」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
地位も名声も意のままの大企業「守宮(もりみや)財団」の総帥・賢将(けんしょう)、その正体は、正義の使者「DB(ディープブラック)」!!
敵は、謎の絵画を狙うテロ組織「銀の斧団(シルバーアックス)」だ。
そんな賢将の前に、美貌の美術雑誌ライター・陽(みなみ)が現れる…彼の正体は一体!?
こんな人におすすめ
- 謎多きヒーローに憧れる!
- アメコミが好き❤️
- ウブな受けにキュンキュンする❤️
ネタバレ感想
①「バットマン」パロディ作品!ここまで似せていいの!?
大富豪の美青年が実は警察と手を組んで覆面の正義の味方を秘密裏にやっている…という設定を聞いてすぐに思いつくのは、そう!「バットマン」。しかも本作中でその美青年が変身した姿も、明らかにコウモリっぽいし、黒づくめだし、まさに「バットマン」そのものなんです。
正直、最初に読んだ時は「パロディの範囲を超えているのでは?出版時、パクリと怒られたのでは?」と不安になってしまいましたが、そんなことはないようです😂
あまり仕事はできずDeepBlack(主人公の変身した姿)を嫌う刑事、優秀でDeepBlackの正体も知っている本部長、という設定は、名探偵コナンっぽさもあります。バットマンと名探偵コナンのあいの子が本作といった感じでしょうか。
誰もが知っている有名な設定なので、すぐに世界観を理解できるのはいいところだなと思いました。
②恋多き攻めに流される純朴受けがかわいい
DeepBlackに扮する大富豪の美青年・守宮賢将(攻め)は、美しければ男でも女でも構わずすぐに手を出すという悪癖があります。実際彼は多くの美男美女からアプローチを受けるし、本人も基本的には来るもの拒まずという感じです。
しかしそんな中、賢将がすぐさま手を出したのが、強盗軍団シルバーアックスの一員かつ美術雑誌のライターである御厨陽(受け)。
会った瞬間から、陽を名前呼びし、キスを仕掛ける賢将。オイオイ展開早いよ!と思いつつも、陽は初対面から賢将にうっとり。結局最後まで二人はゴールインまで一直線で、付き合い始めて4年経ってもまだラブラブ…という後日談まで出ていました。
こういう軟派な主人公は好き嫌いが分かれるとは思うのですが、陽への一途さは好ましいですし、陽が賢将に流されるまま恋に落ちていくさまは可愛いのでヨシ!!😂
③七聖人の絵画の謎解きが面白い
物語の主軸は、「栄光の七聖人」と呼ばれる、七枚の絵画に関するものです。
7枚全てを手に入れると富をもたらす、持っていることを他人に知られると全ての名誉を失うという曰くつきの絵画で、しかも七枚全てを揃えると、それぞれの絵に描かれた細かな隆起が一つの図形(絵画が所蔵されていた修道院の地図)を表し、そこにある財宝の在処を教えてくれるらしい…という迷信もあり、シルバーアックスと全世界の富豪が我先にと買い漁っていたのでした。
迷信は本当だったのか、そしてこの「栄光の七聖人」に詳しいからとシルバーアックスに加えられた陽はどうなるのか、ぜひワクワクしながら読み解いてほしいです。
まとめ
幸運と呪いがかけられた七枚の絵画に関する謎解き物語で、読み進めるほど絵画だけでなくそれを狙う者たちの過去や思惑が見えてくるのが楽しかったです。ミステリー好きにおすすめしたい!
チャラ男な富豪・賢将がウブな美術雑誌ライター・陽を口説いていくさまも面白く、賢将が、人に手っ取り早く好意を持ってもらうためにどんな態度や言葉選びをしたらいいかを熟知している感じがとても手慣れていて笑ってしまいました。逆に陽はそういったことに慣れていない感じがかわいらしくて、その二人のギャップがたまらなかったですね。
ワクワクドキドキ、スリルたっぷりのヒーローミステリー!ぜひ堪能してください🦇✨