ウノハナ先生「気まぐれなジャガー」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
音楽雑誌の編集者である新の元に、3ヶ月ぶりに椎名が帰って来た。
天才ギタリストだが、日本の音楽業界からは半ば引退同然の身にもかかわらず、本人は一向に気にせず、自由奔放に国内外を行き来し、長い付き合いの恋人である新のことも放ったらかしだ。
その気まぐれさに呆れながらも、戻って来ては自分にべったりと甘えて可愛くエッチを強請る椎名が愛おしい新だが…。
こんな人におすすめ
- ウノハナ先生作品が好き📖✨️
- 音楽をテーマにしたBL漫画が好き🎸♫
- 幼馴染もの、共依存ものに萌える👫♥️
ネタバレ感想
1巻
初っ端からめちゃくちゃエロい!!!!!!!
何やらプータローみたいな美人お兄さんが疲れ切ったリーマンに乗っかってエッチなことをし始める…という導入があまりにセクシーで、即購入しました(下半身に忠実)
「気まぐれなジャガー」シリーズは、椎名(受け)という天才ギタリストを見いだした平凡なギター好きなアラタ(攻め)の物語です。
椎名の非凡すぎる最高に慄き、嫉妬し、焦がれる。
相反する感情に引き裂かれそうになるアラタの気持ち、シンプルにギターとアラタが好きなだけなのに距離を置かれてどうしたらいいのかと悩む椎名の気持ち。2人の青くみずみずしい感情を、丁寧に、時に荒々しくウノハナ先生が描きます。
1巻では、椎名がアラタのギターに興味を示してぐんぐん上達していく様がアラタの回想として描かれます。
平凡な自分に比べ、恐ろしい才能を無邪気に見せてくる椎名にドロドロとした感情を隠せないアラタに胸が苦しくなります。そして、音楽だけでなく椎名自身にも惹かれていくアラタ…。
2人の揺れ動く心、椎名の天才的な音楽のセンス…濃厚エロスあり、青春のエモさありの一冊でした✨
初回特典漫画
校了前の忙しい時に、椎名にそそのかされ5時間寝てしまうアラタのお話w
「人生長いんだから1分ロスしたからってなんだっての」って言葉自体はめっちゃかっこいいんやけどな…!😂
椎名にどうしても弱いアラタが愛おしいですw
2巻
「つらいんだ お前に囚われすぎて」「宗純の涙も 忘れられる日なんて きっと来ない」等、グッとくる台詞揃いの巻でした。
甚左さんの椎名かわいがりっぷりよ…😂 めっっちゃ分かる…(分かるのかよ)
椎名がいちいち健気でエロ可愛くて、ギターは天才的にカッコ良くて、もう惚れるしかないです!!!🎸
初回特典漫画
「2人で寝るのにシングルベッドは狭い」と文句を言いつつも、くっついて寝る口実になるのを嬉しがってるアラタがかわいくてたまりません😂しかも一年半も狭さに耐えていたという…😂
一見飄々として見えるけど、アラタは可愛い人ですよね〜😚❤️
3巻
衝撃の巻でした。
椎名の突発性難聴からの、「ギターが弾けない自分を、他人は、アラタは、必要としていない」発言。
pegがアラタに独占インタビューさせるのも、煮詰まるアラタを椎名が風呂で目覚まさせて…からのセックス!!も最高の最高だったんですが、予想外の終わり方でした。
椎名が予想外にアラタや周囲の人からの愛情(ありのままのアラタを愛していること)を感じていないことにも驚いたし、自己評価の低さにも驚きました。あんなに周りから天才だと言われていて、傍若無人に振る舞っているように見えるのに。
このままだと、アラタは自分の存在意義を過小評価して無理して音楽をやり続けようとしてしまうんじゃないか、壊れてしまうんじゃないかと不安でたまりません。
次巻、どうなるんでしょう…!?
初回限定特典漫画
椎名の「アラタの半分はメガネでできてんだから」に笑いましたww 雑な認識すぎる😂ww
4巻
いまの新と宗純から始まり、二人の学生時代へ遡ります。衝撃的な初恋から一時的な別離、再会、成功、挫折…とこれまでの歩みを噛み締めながら、宗純の再生と二人の原点回帰を飾る最高のラストへ。
Peg復活のゲリラライブは臨場感がすごいです。音楽はもちろん、キャラクターたちの息遣いやその場の熱気まで伝わってくるよう。左利きなのにずっと右手で弾いていた宗純が満を持してアラタとのステージでは左で弾くパフォーマンスにもぐっときました。宗純がずっと夢見ていた舞台が、今ここに…そう思うだけで涙が止まりません。
Pegに入らなくても、アラタがずっとギターを弾き続けてくれたらそれでいい…とふくれながらも伝える宗純もかわいかったです🌸
番外編
「Bed spring kiss」「フェス&ラブ&ピース!!」の同人誌2冊がまとめて電子化されたものです。
Bed spring kiss
アラタと宗純が大学生時代に同棲していた頃のお話です。
自由人の宗純はどんなバイトも続かないため、アラタが「ライブハウスでバイトすれば?」と提案しますが、宗純は嫌そう。理由はなんと「アラタ以外のギターなんか聞きたくないから」!!かわいい…。
でも壁が薄いアパートではえっち中に壁ドンされまくり。アラタといつか二人でライブするために今はバイト頑張らなきゃ…と考え直す宗純ににやにやしてしまいました。
フェス&ラブ&ピース!!
初めての二人での夏フェス&お泊り。高校生のアラタは中学生の宗純をもう意識しまくり。真夏の野外なのに新にべったり甘えたり、自分は興味がなくても新が好きなバンドならライブを観たいと言う宗純がかわいくてかわいくて…。甘える宗純に手を出すまいと我慢しているアラタが偉すぎました!!
まとめ
pegがどれほど人々を熱狂させる存在なのか、読むほど伝わってきます。
「喉がひりひりして息苦しい 4つの個性がぶつかって 巨大な化け物みたいに襲いかかってくる」「これがpegの集大成だろ?そう思っても次にまた違うpegがそこにいて また未完成にしてしまう予感しかない」
などのセリフには、音楽に無興味な私でさえじわじわとこみ上げてくるものがありました。
ウノハナ先生作品もpeg作品と同じで、「この巻がこれまでで最高」と思わせられるのにいつも最新刊では前巻を軽々と超えてくるんですよね…。
いつだって最高を更新し続けてくれるウノハナ先生、そしてpeg…😭✨
最高の音楽BLを読みたいなら、「気まぐれなジャガー」シリーズ一択です!!