ARUKU先生「スクールナイト」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
向かう所敵なしの美形騎士×人の顔を識別できないお人好し受 のお話。
<あらすじ>
雪村は生まれつき自分以外の人間の顔がただの点と線にしか見えないが、新しく寮の同室となった紫ノ宮の顔だけはなぜか判別できたことに驚く。学校では怪しげな魔物が蠢き生徒が何人か消えたが教師も同級生も見て見ぬふり。
訝しむ雪村に、紫ノ宮は「お前を守る騎士になる」と宣言するのだが!?
こんな人におすすめ
- ARUKU先生の作品が好き!
- 学園もの、ファンタジーものが好き🥺✨
- 輪廻転生など、死生観について考えさせられるお話に興味がある!
ネタバレ感想
ARUKU先生作品は、とっっっっにかくストーリーが素晴らしいです。
人生を何度経験したらこんなふうに俯瞰的に人間を見られるようになるんだろう?とゾッとするほど、ARUKU先生は淡々と人々の営みを描きます。
恋も愛も憎悪も嫉妬も…人間の美しい感情から汚い感情まで、等しく淡々と描くんです。
そのまっさらな視点は、まるで神様が私たち人間の短い一生を面白がってみているような…人間という駒を動かして遊んで暇を潰しているような、そんな無垢な残忍さを感じさせるんです。
本作では、主人公の雪村・受けは紫ノ宮・攻めの顔だけが人間として認識できるという不思議な特徴を持っています。
しかも、雪村たちが通っている学校では、幸村だけが見える人間がいたり、その人間がクラス中の生徒を惨殺したり、そんな大事件が起きても他のクラスの担任も生徒も平然としていたり…不可解な世界観に読者も雪村も怯えや混乱を感じはじめます。
そして、少しずつ明かされる雪村と紫ノ宮の正体、2人の生きる世界の謎…これ以降はぜひ本編を読んでほしいです…!!
あなたはきっと、2人の謎が明かされていくほどARUKUワールドかれ抜け出せなくなっていることでしょう…🌀
ARUKU先生作品の中では比較的、愛憎でドロドロしておらず、ファンタジー要素の強い爽やかな一冊です。
ぜひARUKU先生入門書として、一度読んでみてほしいです!!!!!
まとめ
13回も輪廻転生し続け、運命に翻弄されながらもいつも愛し合い共に死んでしまう2人。
受けの窮地を必ず助ける、攻めのイケメンっぷりよ…😭
「壁の向こう」の2人が気になります🥺
続編期待〜!!!😭🙏✨