あす先生・柚月美慧先生「狼国王の溺愛オメガ 続きのお伽話と可愛い天使たち」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
他者を信じられない狼族の俺様国王×異世界転生した健気な洋食料理人の「胃袋掴んじゃう系♡」ラブストーリーの続編コミカライズ。
奏多がランヴェルトの番になって、かわいい双子の王子たちも生まれて3年が経ったある日、ランヴェルトの幼なじみの西夏(さいか)王子が汪国(わんこく)からやってきて…!?
ほんわかラブストーリーのその後のお伽噺。
こんな人におすすめ
- ほんわか甘々な家族BLが読みたい👨👨👦👦
- 獣人ものが好き!モフモフが好き!🐺
- 溺愛スパダリ攻めに弱い🤤
ネタバレ感想
狼国王の溺愛オメガ 続きのお伽話と可愛い天使たち①
【朗報】ランヴェルト(攻め)が溺愛スパダリに進化
今回、西夏というランヴェルトの幼なじみが登場し「ランヴェルトの側室になりたい」と彼に色仕掛けで迫るんですが…ランヴェルトの「奏多が好き!!子どもたちが好き!!」って気持ちが常に言動からあふれてるので、ランヴェルトは絶対浮気しないな…側室も取らないだろうな…と安心して読めます👍
そして、双子ちゃんがマジ天使。コマの隅っこでわちゃわちゃ可愛いことしてるので、ぜひ全コマじっくり見てほしいです。
個人的に一番かわいかった見切れ双子は、お子様ランチを頬張るルーチェ(16ページ)ですね。お子様ランチをもぐもぐしながら、「?」ってよく分かってない顔でにこにこしてるのが愛おしすぎました。無垢…!!!拡大して何回も見てます。
なんとなくルーチェ(奏多似)のほうが泣き虫、シオン(ランヴェルト似)のほうが無鉄砲な感じがしてかわいいです。顔はそっくりだけど、性格がちょっとずつ違うんですよね。そんなささいなことさえ愛おしい…。
狼国王の溺愛オメガ 続きのお伽話と可愛い天使たち②
あったか甘々なストーリーが人気の本作ですが、今回はなんとR18シーンがあります!キャー!/// 奏多のかわいいB地区をランヴェルト様が…!吸…!!
激しくまぐわってるベッドシーンがあるので、お楽しみに❤️
相変わらず、シオンとルーチェは天使みたいにかわいかったです!花畑で寝ちゃったパジャマ姿の2人がほんっとうに愛らしくて、みんなを心配させてしまったけれど、お母さん(奏多)を元気づけようとして頑張ったねってほんと全力で抱きしめたくなりました😭❤️
西夏様、いじわるなお姑さんみたいな感じのキャラでしたが、最後は「今度はお子様ランチ食べさせてよね!」だなんてかわいい言伝を残してて、憎めないキャラだな〜とにやけちゃいました。
登場人物全員がかわいくて、愛おしかったです〜!!😆❤️
狼国王の溺愛オメガ 続きのお伽噺と可愛い天使たち③
ディナートという吟遊詩人が初登場しました!声がいい上に、なぜか奏多が懐かしさを覚える歌を歌う…という謎多き美青年です。奏多はディナート本人ではなく彼の歌にメロメロなんですが、それが気に入らなくてぷりぷり怒ってるランヴェルト様が可愛くてニヤけますwしかし、なぜ吟遊詩人の歌に奏多が引っ掛かるんでしょう?謎です…。
吟遊詩人は偶然ランヴェルトたちの国に迷い込んだわけではありません。実は、ディナートはランヴェルトが殺した男の息子でした…!
これは本編(小説)で言及されているんですが、ランヴェルトは叔父に両親を殺されています。その復讐として、ランヴェルトは叔父を殺したんですが…独身だったはずの叔父になぜか息子がいたんですね。
ランヴェルトたち狼の半獣αは、別世界にいるΩとしか番えず、子を成すことができません。Ωは別時空とつながる鏡から連れてくるんですが、叔父さんはランヴェルトたちの住まう国とは別の国でその鏡を借り、Ωを連れてきていたようで…。鏡を貸した国はランヴェルトたちの敵国なのかな?内紛を起こして国を弱体化させ、攻め入るために鏡を貸したのかもですよね🤔
これまではランヴェルトと奏多、シオンとルーチェという彼らの愛息子たちだけのお話でしたが、周辺国との関係も気になってきました。
狼国王の溺愛オメガ 続きのお伽噺と可愛い天使たち④
ディナートは奏多を拐った後、肉体関係を迫ります。
ディナートの母は叔父に無理やり孕ませられたのだそう。叔父のもとから逃げて親子2人暮らしだったようですが、母は病死。それからはずっと吟遊詩人としてディナートはその日暮らしの生活をしてきたようです。
ディナートは奏多に「やっと見つけたΩ」と言っていましたが、奏多がほしいというよりは、亡くしてしまった母との優しい母を取り戻したいという気持ちなのかな…と胸が苦しかったです。
狼半獣の象徴の一つでもある尻尾を切り落としてまでΩである奏多を求めるほど、それほど愛に飢えていたのかな…と…。
生まれた時から罪人の子として生きざるを得ず、Ωからの愛を求めて亡霊のように生きてきたディナートを思うとつらいです。でも、もし奏多がディナートの子を孕んでしまったらディナートはより自分を見失うだろうし、ランヴェルト様も奏多もみんな深い傷を負うことになりますよね。どうかみんなのために未遂で終わってほしいです…。
ランヴェルト様(奏多セコム)ー!!奏多を見つけてくれー!!😭🙏✨
狼国王の溺愛オメガ 続きのお伽噺と可愛い天使たち⑤
それまで怒り狂っていたディナートがランヴェルトと奏多への戦意を喪失したのは、お城でシオンとルーチェが「お母さま大好き!」と歌っている声が聞こえたからでした。
吟遊詩人であるディナートが、子供たちの拙い歌に心動かされて、人生を賭けた大勝負に負ける…なんだか皮肉な感じがします。
ちなみに、シオンとルーチェはお母さんは病気、お父さんは仕事に出かけていると聞かされていて、「部屋に入っちゃダメなら、歌えば届くかも!!」と思いついて歌っていたのでした。
なんだそれ!!!めちゃくちゃ可愛いやんけ!!!!!
やはりシオンたんとルーチェたんは正義…。
ディナートには奏多を拐ったものの、最後までしなかったようです。そこから想像するに、やはりディナート自身が言っていたように「復讐が目的ではない」。母のような、自分だけのΩが欲しかった、奏多がもしなってくれたら…と一縷の望みをかけていたんだなと胸が痛かったです。
ディナート、尻尾を切るのは痛かったろうな。どうかディナートにも幸せになって欲しいです。
まとめ
パートナーと子供を溺愛する国王、控えめだけど芯の強い王妃(?)、両親大好きな双子ちゃん、全員が幸せにあふれてて笑顔が止まりません😊✨
あったかい絵柄からは想像もつかない政略や裏切りもあり、ドキドキハラハラさせられること間違いなし。
とにかくめっちゃくちゃ可愛くて癒やされるので、溺愛攻め好き・ハピエン好き・かわいいちびっこ好き・あったかい家族もの好きの皆さんはぜひ読んでみてください〜!!🐺💕
ディナートが幸せになるような番外編も、いつか読めたらいいな…😢✨️