ミナヅキアキラ先生「のぼせるからだ」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
アイドルのようだと言われる自分の容姿にコンプレックスを抱いている鈴見佳永が出逢ったのは、才能と自信に溢れる男だった。
ある日、鈴見が近所の銭湯「草羽湯」を訪れると、そこにはやたらと男前な番台がおり、なぜか番台からの熱く無遠慮な視線を感じる。
後日、その男が書家として著名な草羽史奏だと知るのだが…!?
こんな人におすすめ
- 独自の絵柄がある漫画家さんが好き❤️
- 攻めも受けもギャップが大きいほど萌える🔥
- ずるい大人の恋の駆け引きも、青春感あふれる初恋も、どっちも読みたい📖
ネタバレ感想
①透明感あふれる絵柄にキュン!
ミナヅキ先生独特の絵柄は、白黒でこそ魅力が発揮されると思っています。
常に細かい光のきらめきを感じるような…どこか妖しげでもあるような…不思議な印象の絵柄です。
今にも切れそうなその細い線たちからキャラクターたちの繊細な心理変遷を感じられて、なんでもないような日常のワンシーンでもとてもロマンチックに見えます。
試し読みなどでぜひ中身をチラ見してみてほしいです!
②銭湯を舞台に2組のカップルが…1冊で2度美味しい構成✌️
イケメン書道家の草羽×パン職人の鈴見、草羽弟の幼馴染×草羽の弟 という2編が収録されています。
どちらも草羽家が経営する銭湯「草羽湯」を舞台にした物語。
一冊で2組の恋模様を楽しめる贅沢仕様です♨️
③中性的美人だけど漢!鈴見(受け)のギャップに悶えて❤️
パン職人の鈴見は、中性的な美人。
その華やかな美貌ゆえに昔から男女問わずモテてはきましたが、いつも「思ってた性格と違う」「パン屋って地味なんだね」と、フラれてばかり。
遊び人の草羽は「顔でだけでも食っていけそう」と軽い気持ちで鈴見を口説こうとしますが、鈴見はその言葉に気分を害し、泥臭く力仕事なパン屋業に精を出します。
「また顔のことを言われた…本当の俺は華やかでもなんでもないのに」と一度は落ち込むも、「俺の仕事はこれだ」とばかりにパンを淡々と焼く鈴見に職人魂と漢を感じます。
儚げな顔立ちとは正反対に、力強く生きている鈴見がカッコよくて猛烈にギャップ萌えです///
鈴見の作ったパンが食べたい…🥖
まとめ
「草羽湯」という銭湯を舞台にした、大人同士・高校生同士の2組のカップルのお話です。
2組共ハッピーエンドなのにどこか切なさを感じるのは、キャラの心の奥底まで描き出しそうな繊細な絵柄のせいでしょうか。
まるでバラバラのガラスの破片を繋ぎ合わせて「愛」という作品を作り上げていくような…、淡々とした日常モノですが、独特の絵柄ゆえか、非日常的なロマンチックさが作品全体に溢れています。
ただ甘いだけじゃない、どこかビターさを残したリアルな恋の物語を読みたいあなたにオススメです♨️