夏下冬先生「彼と私」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
ごくごく普通のサラリーマンが、ある日「彼」を買った。男は彼を家に連れて帰り、着飾ったり、一緒にジョギングをしたり、時には身体を弄くり回す。
何も話さず、ただ従うだけの青年は一体何者なのか、そして2人の関係とは…?
こんな人におすすめ
- 夏下冬先生作品が好き!
- 「本当にあった怖い話」のような、ゾワっとさせられる展開が好き😏✨
- 短編作品でも、エロは絶対入っててほしい!!
ネタバレ感想
「もしや主人公は人間ではなくダッチワイフとかで、飼っていると思っていた美しい男の方が人間なのでは?」など、いろんな妄想しながら読んでいたんですが、オチを読むとはなるほどね〜!とスッキリします☺️
オチを知った上で読み返すと男の言動は腑に落ちるんですが、どこか恐ろしさというか…背筋がゾワッとする感じがあって…何といったらいいのか、不思議な気持ち悪さがあります。
夏下冬先生作品はこのどこかザラッとした読後感、砂を噛むような(よい意味での)後味の悪さのようなものが個性だと思います。
本作は短編なので、お値段もお手頃!
夏下先生作品に挑戦してみたいけど、いきなり単行本を買うか悩んでいる…という方は、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
まとめ
男とリーマンの詳細は語られず、唐突に「サラリーマンが男を買った」という事実から話が展開します。
ラストはネタバレ厳禁だそう。
星新一のショートショートっぽい雰囲気があります。靄に包まれたような読後感。
奇妙さに引き込まれる…!!!🤭💥