大注目・鈴丸みんたがおくる珠玉の育み愛♡ 鈴丸みんた「タカラのびいどろ」を読みました!
ドラマ版の全話ネタバレ感想はこちらから⬇️
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
世話焼きクーデレ(先輩)×天然ピュア方言男子(後輩) のお話。
<あらすじ>
泣いているところを慰めてくれた大学生・宝のことが忘れられず地元・福岡から上京した大進。
再会を果たすも、冷たく突き放され……!?
こんな人におすすめ
- 綺麗な絵柄のBL漫画が好き📚
- クールでSっ気のある攻めが好き🧊
- 先輩×後輩の学生同士ラブにときめく🏫
本作をもっとよく知るための小ネタ
①作品紹介をお願いします「受が攻に会いたくて福岡から上京! 無事に会えたけど…!? みたいな感じです。着想というと、ただただ「方言男子描きた~い!」という軽いノリでした多分…… なんて無謀な……。」
引用:鈴丸みんた先生インタビュー 2022/07/30 作家インタビュー|BL情報サイト ちるちる
②当て馬や重要な脇役は?「今までもわりと脇キャラを多めに描きがちだったんですが、今作特に脇キャラが多いなと思います。念願のモブおじさん描けて楽しかったです。」
引用:鈴丸みんた先生インタビュー 2022/07/30 作家インタビュー|BL情報サイト ちるちる
③今作にまつわる裏話はありますか?「連載のネタ出しのときに出した簡単なプロットと、いざ出来上がった今作が、クールな先輩&方言男子以外かすりもしてなかったです。なぜ。
あとコミックス本体表紙(カバー下)に初期設定画を載せてあるんですが、それよりさらに前に提出していたラフの受の方がなんというか……。
今作→ 会いたい人に会いに行く健気なピュア! おめめキラキラ!
ラフ→ 会いたい人を地獄の果てまで追いかける! 包丁を握ってる!
って感じでして、どこで方向転換したんだ?? って大笑いしました。
担当さんと「ラフの世界線も読んでみたいですね~」って話しましたけど、絶対メリバorバッドエンド。」
引用:鈴丸みんた先生インタビュー 2022/07/30 作家インタビュー|BL情報サイト ちるちる
ネタバレ感想
タカラのびいどろ
大親友だったインコのおかめくんを亡くして傷心の中野大進は、山で泣いているところをたまたま慰めてくれた登山客の志賀宝に一目惚れ。彼を追って東京の大学に進学するも、「たかがそんな理由で追いかけてくるなんて気持ち悪いし怖い」と突き放されてしまいます。それでも「お礼が言いたい」と追い縋る大進ですが…?
先にドラマを見たので、ストーリーの流れ自体は知っていました。
ただ、ドラマ版はドラマオリジナルストーリー(大進が宝への好意を「推し」への愛情だと勘違いしてオタクっぽい行動をとるというお話)や、オリジナルキャスト(ドラマでは大進の母や妹がお話のスパイスとして何度も登場するけれど、原作ではほぼ登場しない)などがあり、あれは原作とは違っていたんだなと答え合わせをできたのは面白かったです。
それと意外だなと思ったのが、本編に濡れ場がないこと。本作は本編ではキスするだけで、描き下ろしに濡れ場がある構成になっていました。
ほとんどのBL作品において、漫画でも漫画でも最低でも一回以上は濡れ場が入っているものなので、それに慣れて読んでいると、なかなかエッチしないな…と不思議な気分になりました😂
本作で好きだったシーンは、小さい頃から好きなものには一直線の宝が中学生くらい?の時に、「手に入ったら大事にして隠してずっと手放さない 手に入らなかったらずっと追い求めてもっともっとって相手のことを考えずに?それってすげー怖くないか」と自分の「好き」の強さに怯えてしまうシーン。
これはドラマになかったので、宝ってこんなこと考えてたのか…と意外に思いましたし、「相手のことを考えずに」と怯えているのは、彼の不倫して離婚した母がママ友たちに見せびらかすためだけにいつも自分の意見を聞かずに着飾らせていたことを指しているのかなと思います。
原作ではあまり宝が母と自分が似ていることについて不安がる描写はありませんでしたが、ドラマではよくそのセリフが出てきていたので、余計にそう感じたのかもしれません。
「好き」の強度が強すぎるのではないかと怯えるというところに、宝の意外な優しさを感じます。相手を傷つけたくない、自分の独占欲で壊したくないという理性がそんなに幼い頃からあったのだと褒めてあげたいくらいです。
あと、その後の「山登りももっとしたい。世界一周したい。このままだと連れて行きたくなる。将来のことは考えてるけど、手を出しちゃったしそんなに人を好きになったことがないから、関係を続けるかどうかお前が決めて」と宝が言った後に「先輩も俺と同じで、どんどん好きになるのが怖いですか?」と大進が返すところはグッときました。
あんなにオドオドして言いたいことも言えないというふうにしているのに、ここぞという時には言うやん!!大進!!とその勇気に嬉しくなると同時に、実際に宝は大進を好きになりはじめて怖がっていたし、その真を突く言葉選びをすごいなとも感動してしまいました。
クールなSっ気のある先輩に懐くわんこ系方言男子の王道系キャンパスラブをしつつも、意外と宝が「大学卒業後は世界一周」と決めていたり、大進は大進で「先輩と一緒にいると色ボケで勉強できないから」と自分なりに将来のことを考えていたり、二人が両思いになって結ばれた後もなかなか前途多難そうなところに余計に興味をそそられました。
続編か出るとしたら、二人がどんな愛の形を選ぶのかが気になります。
描き下ろし
三日間で体を慣らして初セックスをするお話。
大進はあまりに宝が慣れた手つきで大進のものをしごいたり、穴を慣らしたりするので「慣れとんしゃあ」と恨み言を言っていたんですが、最後の最後に宝は実はセックスするのも付き合うのも大進が初めてと分かり…😂 仰天していた大進が面白かったです😂
しかし、三日間丸々使ってセックスするとはなかなか贅沢な…。大進のとろけ顔がたくさん見られて、めっちゃえっちでした🙏
いつかまた
宝が「もうインコ飼わないのか?」と大進に持ちかけるお話です。
宝は「お前が大丈夫になったらまたインコ飼うのも楽しいかなって」と言っていましたが、卒業後は世界一周するならしばらくこの夢は叶わなさそうですよね。もしくは、宝がどこかに定住して、そこでインコを飼って、宝が旅の途中でそこに寄って…みたいな形になるのかな?二人がどんな未来予想図を描いているのか、気になります。
気に食わない
大進がおしゃれなことに不思議がる宝のお話です。
田舎から出てきたばかりの芋ボーイにしてはピアスも開けてるしめちゃくちゃおしゃれな大進。宝が服の選び方を聞くと、なんと「店員さんに全部選んでもらっている」と。
それを聞いて早速自分の好みの服を大進におすすめする宝がかわいすぎました。俺色に染めるってか…!
宝は自分の家に大進を泊めたがったり、自分の服を大進に着せたがったりと、結構マーキング癖があるよな…と思いながら読んでいました。大型わんこみたいでかわいいですよね。
まとめ
大親友のオカメインコを失い、喪失の苦しみに泣きじゃくっていた中野大進。そこにたまたま通りかかった登山客の志賀宝が慰めてくれ、大進は彼にお礼が言いたい一心で上京することに。
人を寄せ付けないクールでSっ気のある、でも超絶イケメンで世話焼きなところもある優しい先輩。なんでもかんでもすぐ信用してしまうお人好しで、いつもぼんやりしている天然な後輩。
全く性格の違う二人が、「慰めてもらったお礼が言いたい」ということだけをきっかけに、徐々に距離を縮め、最後には「こんなに好きになるなんて」とお互いに思ってしまうほど愛し合ってしまう展開は、王道かもしれませんが、だからこそ良い!!と大声で叫びたくなります。
ドラマ化もされている作品なので、漫画を読むのが苦手な方はそちらもおすすめです。
逆に漫画が好きだからこそドラマも見てほしいという気持ちもあります!(ドラマのキャスティングが原作ぴったりすぎて素晴らしいので!!)
ウブでかわいい、ピュアで一途なキャンパスラブ。ただ一心に誰かを愛する人を見つめたい。恋する気持ちの喜びを、愛することの怖さを、思いを通じ合わせた時の感動を体感したい。そんなあなたにぜひ捧げたい一冊です。