「アマプラ同時上映会」第132弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
今回観るのは、第30回インディペンデント・スピリット賞や第24回ゴッサム・インディペンデント映画賞、第19回サテライト賞など様々な映画賞にノミネートされた、「人生は小説よりも奇なり」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Amazon.co.jp: 人生は小説よりも奇なりを観る | Prime Video
カトリックの学校の音楽教師と、個展を開くのが夢の年金生活者カップル のお話。
<あらすじ>
ニューヨーク、マンハッタンに暮らす画家のベンと音楽教師のジョージは、39年間連れ添ってきた同性カップル。
2011年、ニューヨーク州で同性婚が可能になったことで、念願かなって入籍した2人だったが、まだまだ周囲の差別や偏見は根強く、ジョージは仕事をクビになってしまう。
その後も保険や年金、不動産などで次々と問題が押し寄せ、2人は新婚早々、長年暮らしていたアパートを離れ、別居しなければならなくなってしまい…。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- あるゲイカップルの波瀾万丈な人生を垣間見たい🌊✨
- ただ生きるだけの営みの難しさを噛み締めたい😮💨
- 愛する人との絆に涙したい😢✨
ネタバレ感想
ニューヨーク・マンハッタンで、39年間連れ添った熟年ゲイ・カップル、ベンとジョージは、同性婚が合法化されたことを受け、周囲の祝福の中で結婚します。
しかし、ジョージが同性婚を理由に司教からカトリックの学校の音楽教師の職を追われたことから、2人は長年住み慣れたアパートから立ち退かざるを得なくなります。
ベンは甥エリオットの家に、ジョージは元隣人のゲイ・カップル、テッドとロベルトの部屋に、それぞれ部屋を探すまでの1週間ほど居候させてくれないかと頼み込みます。2人は短い間だからと言いますが、親族たちは渋ります。
エリオットの息子ジョーイは自分の部屋をベンが占領することに不満を示します。食事中も家族の会話に溶け込めず寂しい思いをするベン。
テッドとロベルトの家は常に騒々しく、ジョージは朝から仕事があるのにと神経をすり減らします。2人は互いに会いたくてたまりません。
家を売る資金を生活費に充てようとするジョージですが、ニューヨーク市の家屋転売禁止条例(購入して5年以内に転売するとその家屋の金額の25%が罰金として徴収される)に抵触してしまい、雀の涙ほどしか売値は手に入りませんでした。
エリオットの妻・ケイトは執筆の仕事中にベンから話しかけられることを鬱陶しがります。呆れたように「絵でも描いて仕事をしたら」と言いますが、ベンはその言い方にカチンときたのか「人がいると集中できない」と言い返します。
ジョージは入居者が抽選で決まるという市が出資するアパートに入ろうかと考えます。応募には所得制限など規定があるようですが、2人は希望の光が見えたと喜びます。
市の高齢福祉課にいけば手頃な物件のリストを貰えると不動産屋に言われ、礼を言ってその場を後にします。
ベンは暇な時間にジョーイの友人のヴラッドをモデルに絵を描いていましたが、「ゲイみたいに描くな」「芸術家が甥の家に居候なんかすんな」と罵倒して去ります。
勉強時間にモデルをさせるなんてとケイトは怒り、ヴラッドをモデルにしたベンを非難します。
ベンはケイトと意見が食い違ったと感じ話し合おうとしますが、ケイトはミンディに電話しベンを引き取ってくれないかと相談します。
ジョージは相変わらず常にうるさいテッドとロベルトの部屋に耐えられず、頻繁に外に出ます。
ジョージがベンのもとを訪ねてきました。ジョージは思わず涙し、抱きしめ合います。
エリオットはジョーイにジョージのためにベッドを貸すように言いますが、ジョーイは嫌悪感を露わにします。
ジョージはベンと2段ベッドで寝ながら、新しく教職を探している話をします。狭いベッドで共寝する2人。
翌日からまたジョージはフリーの音楽教師として仕事を再開します。生徒の演奏を聞きながら、ジョージは思わず涙します。「学校の落ち度を責めず、ただ生徒たちが自分の真の姿を隠さないことを祈る」とジョージはSNSに綴ります。
エリオットとケイトはジョーイがベンに影響されてヴラッドと付き合っているのではと勘ぐります。ジョーイは自分はゲイではないとペンに強く否定します。ベンはジョーイがゲイではないと明らかにするためにも女性に声をかけるべきだとついいらぬお節介をやいてしまいます。
ある日、ベンが屋上で絵を描いた後部屋に戻ろうとした時、うっかり足を滑らせてしまい、上腕骨を支えている腱板を完全断裂する事故が起きてしまいます。髪の手入れさえ無理だと言われ、落ち込むジョージ。心臓にも欠陥を抱えているようで、ベンは立ち上がることさえできません。
ケイトはジョーイがヴラッドとフランス文学の本ばかり貸し借りしていることを学校のカウンセラーに相談します。
その頃、ベンは手術が終わったらミンディのところに行きたいとジョージに相談していました。ジョージは簡単には会えなくなると言いますが、ジョージは週末なら会えるからと答えます。
するとジョーイとケイトが口もききたくないといった様子で喧嘩しながら帰ってきます。
その晩、エリオットはジョーイが校長から盗みを働いたと注意されたことで激怒していました。家族で計画していたパリ旅行は中止だと告げるとジョーイは「ヴラッドも僕も何もやってない」と必死で反論します。
しかしエリオットは盗みをする奴は薬もやる、と息子を全く信じません。エリオットはジョーイに甘いとケイトを責め、ケイトはエリオットをベンに甘いと責めます。
ジョージはディスコ状態の家の中で虚空を見つめていました。そこで彼はイアンというサセックス出身の若者と出会います。場の雰囲気に乗れない2人は身の上話を始めます。
イアンは自分の部屋がもうじき空くと話し、ジョージに部屋を見せます。
イアンはメキシコ市の人類学博物館に仕事で行くことになったため、部屋を手放さざるをえなかったのです。
彼にはジョンという恋人がいましたが、自分の愛が重かったのか彼が冷たく接し始めたため今回の仕事を受けたんだと話ます。
家賃は1400ドルと聞いて、それなら払えるかもしれないとジョージは希望を持ちます。
ベンとジョージは久しぶりに2人でコンサートを聴きに行き、酒場に繰り出します。2人は部屋を売ってくれるイアンに感謝の乾杯をします。2人は互いに笑顔を見せます。
帰り道、ベンは個展を開きたいと言った夢を改めて語ります。ジョージはもしその夢が実現しなくても君の絵は素敵だと褒めます。街角でキスをすると、2人は「おやすみ」を言って別れます。
ジョーイは新居に訪れ、ベンの葬儀に出なかったことを謝ります。そして、ベンが最期に描いたヴラッドの絵を見せます。
ベンが怪我をした日、本人も何もかも落ちたのに絵だけは残っていたことをジョーイは告げます。
ジョーイは帰宅する途中、かつて親しくしていたヴラッドのこと・ベンのことを思って1人涙し、待っていた彼女と共に帰宅します。
まとめ
まさか最後にベンがなくなってしまうなんて…。でも、終わり方は決して悲壮感漂うものではなく、むしろ幸福と希望に溢れていました。
ジョーイの涙は誰のためのものだったのでしょうか?
彼はもしかしたらヴラッドに恋していたのかもしれないと思いました。その未練を断ち切るための涙だったのかも。
突然、空室もないのに叔父さんが自分の家に越してきたら…と思うと、エリオットとケイトが不仲になっていくさまが理解できて息苦しかったです。
ジョージとベン、どちらもがもう高齢なのに、職を追われ、ホームレスになり、愛する人と離れ離れにならざるをえず…と波乱の中で生きていかざるを得ないこの世の地獄が辛かったです。
年上のベンがジョージをいなしているように見えて、精神的に脆いベンをジョージがあやしているような関係性に萌えました。
ベンは感受性豊かで、素直。どちらかというと受動的な感じ、家庭的な感じがしました。性格面ではジョージも似ていますが、家を見つけたり職を探したりと現実に流されず自分の道を歩くのだというタフさを感じます。
2人にもっと甘い新婚生活を送って欲しかったけれど、人生は苦いものですね…。
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