「アマプラ同時上映会」第149弾！
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
『G.I.ジョー』などのチャニング・テイタムの実体験を基に、『オーシャンズ』シリーズなどのスティーヴン・ソダーバーグ監督が放つドラマ、「マジック・マイク」。
早速見てみましょう！
登場人物とあらすじ
ストリップクラブの看板ダンサーと地味な無職青年 のお話。
＜あらすじ＞
実業家を名乗って複数の仕事を抱えるマイクは、夜になると男性ストリップクラブ「エクスクイジット」のスターダンサーとして活躍。
ひょんなことから知り合った、19歳のアダムに女性を惹きつける天賦の才を見いだしたマイクは、彼をクラブへと連れていく。
異様な世界に驚きながらも、ステージに上がった彼は女性客たちの圧倒的支持を得てダンサーの一員に。
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こんな人におすすめ
- 男性のストリップショーを見てみたい
- ままならない人生のワンシーンを垣間見たい
- 男たちの肉体美を堪能したい
ネタバレ感想
マイク・レーンはオーダーメイド家具屋を開業するために、数多くの仕事を掛け持ちしていました。その一つが、Xquisite Strip Clubという男性ストリップクラブの看板ストリッパーです。
このクラブのオーナーは、ストリップクラブの「帝国」を作るという夢を持つ、ダラスです。
ある日、マイクは日中の仕事で19歳のアダムと出会います。アダムは些細な口論（備品を盗んだのではと疑いをかけられた）から、その日のうちに仕事を辞めてしまうのですが、その夜、アダムはクラブの前で偶然マイクを見かけます。
アダムはマイクに口利きをしてもらい、「何でもする」と頼みなんとかクラブへ同行させてもらいます。その見返りとして、マイクはアダムにある女性達をナンパすることを命じます。戸惑いながらも女性達に声をかけるアダムでしたが、思いがけず女性たちの反応は良く、それを見たマイクは、アダムに秘めた才能を感じ、ストリップクラブ「エクスクイジット」でのバイトを勧めます。
マイクの小道具係兼雑用係として雇われることになったアダム。しかしその日メンバーの「ターザン」が突然消えてしまい、助っ人で舞台に上がることになります。アダムは初舞台で意外な度胸を発揮し、一夜にして大金をせしめます。才能を発揮しアダムは一躍人気者になっていきます。
マイクはアダムを通じ、姉のブルックと親しくなっていき、彼女にアダムが踊る現場を見せ、彼の面倒を見ることを約束します。
マイクはストリップクラブの共同経営を目指しながら、家具屋の開業資金として貯めた現金1万3000ドルを元に銀行に融資を申し入れに行きますが、クレジットの信用度が低いことを理由に断られてしまいます。
マイクはアダムが成功を収めてもブルックとの約束を守り送り迎えをし続けます。ブルックはラグビーで奨学生になった優秀な弟がストリップなどするはずがないと信じていますが、アダムは薬や葉っぱ、女と酒に溺れる一方で態度もどんどん横柄になっていきます。
ある日、ダラスの家でのパーティーで、ストリップクラブのマイアミへの移転を発表されます。歓喜するキャストたち。
マイクはダラスに移転を機に自分を共同経営者へしてくれと頼みます。そんな中、アダムはDJトビアスにドラッグ販売の共同経営を持ち掛けられあっさり承諾します。
アダムはブルックを誘いドライブデートへ向かいますが、ブルックは恋人のポールと冷却期間中だからとアダムをやんわりと拒絶します。
その晩、マイクとアダムは女子寮への出張ストリップへ向かいます。パフォーマンスの最中、調子づいたアダムは女子生徒にドラッグを飲ませます。それを見ていたボーイフレンド達と乱闘になり、2人は急いで逃げ出しますが、アダムはドラッグの入ったケースを置き忘れてしまいます。
なぜドラッグを他人に飲ませたのかと激怒するマイクに、アダムは忘れたドラッグはトビアスから預かった売るためのもので、100錠（1000ドル）程度のものだったと明かします。マイクはアダム自身が弁償するよう伝えると、マイアミでは自分はストリップクラブの共同経営者になるので余裕だとアダムは告げます。2人はその足でストリップクラブへと向かいます。
ストリップクラブではオーナーのダラスとトビアスが揃っていました。乱闘のことを聞くと、ダラスは「マイアミに移転する前に自分の評判を落とすな」と忠告します。
マイクは「マイアミへの移転は自分とアダムの活躍があってこそ。今すぐそのドアを出て行こうか」と憤ると、ダラスは「お前にはそんな事は出来ない。身の程をわきまえろ」と嘲笑するのでした。アダムはトビアスにドラッグが無くなったことを伝えると、トビアスは何としても償うように言います。
その夜のパフォーマンスのあと、むしゃくしゃしたマイクはアダムを連れてクラブへと乗り出し、酒やドラッグを浴びるように飲みました。
翌朝、訪ねてきたブルックに起こされると、「昨夜アダムから変な留守電が入って以来、連絡が取れない」と伝えられます。二人で2階へ向かうとそこには嘔吐し意識不明のアダムがいました。ブルックは「あなたは大嘘つきの30歳のただのストリッパーだ」と激怒し、アダムを連れて帰っていきます。
落ち込んだマイクは海岸で海を見ていました。家へ戻るとトビアスと仲間が家の中を荒らしていました。彼らはアダムを探していると言います。「100錠分くらいならすぐ払えるだろう」とトビアスに言うと、彼は「俺が渡したのは1万ドル分だ」とマイクに伝えました。アダムには返せないだろうとマイクは考え、開業資金として貯めた1万ドルをトビアスに渡します。
マイクはアダムを探しブルックの家へと向かい、そこでマイクはブルックとお互いの考えを話し合います。マイクは仕事中の俺は俺じゃない、マイアミで経営者になりたい…でも君は何一つ俺のことを信じてくれない、本当の俺を見てくれないと言葉を叩きつけます。
ブルックは「マイアミへ行っても今の状態がさらに酷くなるだけだ、それでも信じるのなら頑張って」と伝えます。
ビーチへ向かったマイクはアダムと再会。塞ぎ込むマイクにアダムは「くだらない家具のための資金を使わせて悪かった、1セント残らず返す。この状況を与えてくれたことを感謝している」と、嘲笑しながらやりたい女とやれて金もあって最高だ、マイアミでも楽しくやろうなと自分勝手な感謝の気持ちを一方的に伝えます。
タンパでの最後のパフォーマンスの日、マイクは準備をするダンサー達を見つめていました。ステージではオーナーのダラスが久しぶりのダンスを披露していました。移転を胸に盛り上がるダンサー達を横目に、そっとマイクはドアを出ていきます。
楽屋へ入ってきたダラスはマイクが戻らないことを察し、アダムを看板ダンサーに任命します。アダムもためらうことなく引き受け「この時を待ってた」と武者震いをします。
マイクはブルックの元へ向かいました。1万ドルのことを感謝するブルックに、マイクはストリッパーを辞めたことを伝えます。ポールと別れたと告げたブルックは、これからのプランを朝食でも食べながら話そう、と手を取り合うのでした。
まとめ
男性のみのストラップクラブ「エクスクイジット」看板ダンサーのマイクは、情の厚さゆえに偶然知り合ったアダムの面倒を見ます。ここが地獄の始まりでした。
最初は良かった。アダムは天才的で、教えられたことを次々吸収して女性たちを虜にしていき、そんな世界に連れてきてくれたマイクにも感謝していた。
でも、ドラッグをやり始めた頃からおかしくなりました。
なぜアダムなんかにマイクは事業資金を出してやったのだと彼の優しさがむしろ腹立たしいほどです。きっとアダムに幸せな未来は訪れない。マイクに金が返ってくることもないでしょう。
どうかマイクがブルックと共に幸せに生きていけますようにと祈るばかりです。
人生に正解とされる答えがないように、この作品も何らかの教訓を与えるようなタイプのものではなく、ただ幸福と地獄を繰り返す男の人生の一場面を切り取ったものでしかありません。
眩しいステージライト、飛び交う金、酒、薬、女たち。
人間のあらゆる欲望が集約されたような画の連続に、「酒池肉林」という言葉が浮かびましたw
目と耳で心を掻き回し、逆に鎮めてくれるような不思議な作品でした。
マイクとアダム、ストリッパーという職業を経て全く違う人生を歩み始める2人の対比が面白かったです。
幸せとは何なのでしょう。人それぞれ違いはあるでしょうが、今のアダムにとってはあらゆる欲望を満たすことが幸せなのだろうなあと遠い目になりながら思いました。
マイクとブルックの愛がどんなふうに続いていくのか気になります。
今回3人が見た「マジック・マイク」は、Amazonプライムビデオ、dTV、U-NEXTで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨