「アマプラ同時上映会」第93弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
史上最年少のアメリカ大統領を目指すピート・ブティジェッジの選挙戦を追った、「ピート市長 ~未来の勝利宣言~」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Amazon.co.jp:ピート市長 ~未来の勝利宣言~を観る | Prime Video
史上初・オープンリーゲイかつ最年少大統領候補者が選挙で戦う お話。
<あらすじ>
ピートと夫のチャスティン、そして野心に燃えるピート陣営に限りなく密着。
アメリカ最高位の座を懸けた選挙で実際には何が起きていたのか、またその中心にいた人々の人生をどう変えたのかを赤裸々に映し出す。
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こんな人におすすめ
- 政治の裏側にワクワクする🎵
- アメリカでの同性愛批判の残酷さを垣間見たい🇺🇸
- 自分はアウトサイダーだと苦み続けた男のリアル・サクセスストーリーを観たい📈
ネタバレ感想
「死にかけた街」と呼ばれた故郷に戻り市長となったピート。最低賃金の引き上げなど、あらゆる弱者の”居場所”作りに努めました。そして、ゲイだとカミングアウト。
州長を経ずに大統領になった者はいませんが、彼は最初の一人になると宣言しました。同性愛者だと公言した史上初めてかつ最年少の大統領候補者です。
ピートはホワイトハウスのように怒りではなく、対話を通じて選挙も時代も勝ち取りたいと市の人々に語りかけます。市の人々は「彼こそ柔軟な民主主義そのもの」と熱狂します。
選挙対策チーム長は、ピートが大切にしていること(いかにも白人だとアピールしたくない、など)を大事にしながら選挙活動を進めようと団結します。しかし視聴者にウケるパフォーマンスもしなければならないので、バランスの取り方が問われます。
ピートのパートナーはチャスティンといいます。彼に相談するうちに大統領選出馬の目標は具体性を増した、とピートは言います。
二人は自由と誇りを大切にしたかったのです。しかし「神はお前を愛さない」と否定的な者も多くいます。
全米放映された討論番組で、「聖書は他者を受け入れ、貧しい人々を守れと教えている」「政治の仕事は国を導き、倫理を保つことだ」と静かに主張するピート。番組終了後、支持率が急上昇しました。
大勢の目に止まるよう、彼は積極的にマスコミに出演しました。その甲斐あって、3ヶ月前までは誰もピートの名を知りませんでしたが、大勢かつ歴戦の候補者の中で今や支持率は3位に。
マイアミでの第一回討論大会を前に、サウスベンドの白人巡査部長が黒人男性に発砲し、被害者は死亡。ピートは対話集会の開催を迫られました。「サウスベンド署ではセクハラもあり、前のデモから何も変わっていない」「差別主義者を排除して」と激怒する黒人たち。「政治の問題ではなく命の問題だ」と言葉を尽くすピートですが、「こんな時に市を離れて討論会に行くなんて」と非難が高まります。
ピートの持ち味である年齢にそぐわぬ落ち着きが欠け始め、選挙対策チームメンバーは焦りを隠せません。しかしピートは視聴者の一時的な満足のために言動を変えたくないと、真摯な自分のスタイルを貫きます。
「ありのままの自分を信じられる社会を作りたい」と、ピートはあちこちでカミングアウトの話をします。
いつか父親になりたい、養子がほしいとチャスティンに相談するピート。ゲイが養子を迎えるのはとても難しいことです。ピートは黒人や宗教関係者と対話を重ねますが、「ピートは結局特権階級で、上から目線で話をしている」「同性愛など変態プレイだ。イエスの教えに背く」と非難轟々です。
討論大会直前まで、選挙対策メンバーたちと何度も質疑応答の練習を重ねます。ピートは常に冷静であるせいか、人情味が足りないと指摘されます。時に攻撃的な言葉を選びリーダーシップを見せ、ピートは注目を集めていきます。
「かつて私はアウトサイダーだった。軍にも入れず、誰にも愛されないと思っていた。しかし今は入隊し、市長になり、既婚者になり、大統領候補になった!」
スピーチに熱狂する人々。
アイオワ党員集会が開催されます。アイオワは最初の開票州で、候補者たちはふるいにかけられます。アイオワの得票数はピートが一位でした。しかしネバダ党員集会当日、サンダースの圧倒的な強さを前にピートたちは意気消沈します。黒人が47%を占めるサウスカロライナ州の予備選挙当日、ピートはノースチャールストン高校にスピーチしに来ていました。得票率を気にするピートをチャスティンは励まします。
アイオワとニューハンプシャーでは圧倒的な強さを見せたピートでしたが、ネバダとサウスカロライナで大敗。バイデン陣営は勢いをつけています。ピートは撤退を決意。バイデン陣営を支持し、党大会に向け団結を促したいと申し出ます。あがくこともできましたが、党のためになるはずだ、候補者が多すぎるからとピートは笑顔を見せます。
ピートが撤退したことでバイデンの得票率の勢いはより増しました。ピートは支持者たちの前に立ち、チャスティンと共に感謝を伝えます。2人は手を繋ぎながら帰宅します。
電話でオバマ前大統領に選挙の結果を伝え、バイデン候補に激励を送られるピート。
ピートはまた大統領に立候補するかと尋ねられますが、未来がどうなるか分からないけれど一つ一つに真摯に取り組んでいきたいと答えます。
バイデン大統領はゲイを公言する最年少閣僚、運輸長官としてピートを指名しました。ピートとチャスティンは手を繋いでホワイトハウスに向かって歩いて行きます。
まとめ
素晴らしいノンフィクション・ムービーでした。
観終えた時、いつの間にか自分もピートという人の虜になっていました。
アウトサイダーの自分が大統領になることで、居場所がないと感じている子供たちの支えになりたいと願う彼の姿があまりに眩しく涙が溢れます。
観始めて真っ先に思ったのは、「これ実話なの!?」ということw 日本でアメリカのように黒人や同性愛者の総理大臣が生まれるのはいつになるのやら…この保守的すぎる価値観の国はいつか世界の進化から取り残され、自滅もしくは吸収されるのではと言い知れぬ不安を感じました。
日本でピートのような市長が登場しても、きっとこんなに誰も熱狂しない。そう思うとこの国の未来の暗さを感じて絶望します。ピートのような人物がいるアメリカの未来は明るいですね。
夫のチャスティンさんが選挙結果を見てはナーバスになるピートを気遣い、おどけてみせる様子がいかにも仲睦まじい夫夫という雰囲気で、胸が掴まれたような気持ちになりました。
ピートさんが大統領になる日が楽しみです。きっとそれはアメリカの歴史が大きく変わる日なのだろうな。
今回3人が見た「ピート市長 ~未来の勝利宣言~」は、Amazonプライムビデオでのみ無料視聴できます。
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