映画「グレンとグレンダ」のネタバレ感想|1990年代初頭の女装家たち

映画

「アマプラ同時上映会」第81弾!

当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨

「史上最悪の映画監督」として名高いエド・ウッドの半自叙伝、そして異性装と性転換を題材にしたドキュメンタリー・ドラマである、「グレンとグレンダ」

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:Amazon.co.jp: グレンとグレンダを観る | Prime Video

1900年代初頭に生きた女装家の男性たち のお話。

<あらすじ>
服装倒錯が社会から差別的な扱いを強く受けていた時代、服装倒錯者グレンは婚約者のピンクのアンゴラセーターを着て「グレンダ」として街を歩くのが好きだったが、自らの趣味に思い悩んだ末に「人形使い」と呼ばれる科学者に相談した。
心理的な分析を受けながら同性愛、半陰陽、性同一性障害など様々な性的問題と服装倒錯とを比較し、その違いと正常な人間であることを力説される。
最終的に二人は「人形使い」に祝福され、グレンは立派な服装倒錯者として立ち直る。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • 1900年代初頭の女装家事情を知りたい👠
  • 心と体の性別が別々な人の話を聞きたい🔁
  • 女装しなければ死にたくなるほどの思いを分析したい📄

 

 ネタバレ感想

「この映画は事実のみを提供している。これこそが今ある現実なのだ。あなたが世間である 汝 裁くなかれ」

ウォーレン刑事は服装倒錯により4回もの逮捕歴があった女装家のパトリック(パトリシア)が自殺した事件について助言を得るため、オルトン医師に話を聞きに行きます。オルトン医師はグレンという患者の話を始めます。

グレンは性転換したいわけではなく、男の体で女装をすることが好きな異性愛者でした。妹の服を着て町を出歩いたため上級裁判所に訴えられますが、それでも女装をやめられません。グレンの婚約者・バーバラは彼の女装癖を知りません。グレンは苦しんだ末、彼女に自分の女装癖を打ち明けます。彼女は「きっと乗り越えられるはず」と彼と結婚することを決意します。

オルトン医師は二つ目の症例、アラン(アン)について話し始めます。

アランには娘を望んだ母と、仕事にだけ夢中な父がいました。母はアランを娘としてしか愛さないため、彼は自然と精神的に女性的になっていきました。
1941年に彼は徴兵されます。負傷時に入院した病院で、彼は海外の医師が性転換手術に成功したことを知ります。そして医師に「偽半陰陽(半陰陽は男性・女性どちらもの性器を持つ者。偽半陰陽はどちらかの性器を完全もしくは不完全に持つ者)」と診断されたアランは「男と女、どちらの性が誤りかを選びなさい」と迫られ、男性が誤りだと決断します。
アランは2年間もの間、ホルモン注射や整形手術の激痛に耐え続け、女性の体を手に入れます。彼は24歳にしてようやく、女性として胸を張って生きられるようになりました。

オルトン医師はグレンとバーバラのカウンセリング中、「グレンは半陰陽ではないので、性転換手術は無意味だ」と断言しました。
グレンの父は彼を愛さず、アメフトか野球の選手にしたがっていました。夫を嫌っていたグレンの母は、夫そっくりのグレンを愛さず、妹だけを溺愛したため、グレンは「妹になりたい」と女装するようになったのだとオルトン医師は解説します。さらに、「グレンダを殺したいのなら、彼女の人格をバーバラに移せばいい」と提案します。バーバラはもし女装がやめられなくてもグレンを愛していると言い、グレンは微笑みます。時が経ち、グレンダはグレンの中から消えました。

グレンやアランのような人々はまだ世界中に大勢います。その他の人々は彼らのような「ハッピーエンド」を迎えられるのでしょうか?

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

面白かったです。本作は「映画史上最低の50作」の50位にランクインしているそうですが、なぜ最低なのか全く理解できなかったな…🤔
シンプルに、当時の世情と精神分析の限界ってこんな感じだったんだな〜と勉強(?)になりました。

ところどころ演出の意図が分からない部分があって、ホラーっぽくてちょっと怖かった…けれど、そこはグレンのどうにもならない苦悩的なものを示してるのかな?と思ったので、心底全く訳がわからない!という感じではなかったです。

小錦あや
小錦あや

ベラ・ルゴシ氏の演じる「科学者」がめちゃくちゃ謎でしたw
彼が何度も叫ぶ「あなたの戸口に居座る大きな緑の竜に気をつけろ」という警告風のセリフも結局謎だったし、彼の部屋にかけられてる頭蓋骨や干し首やな無意味にたくさん置かれてる試験管も謎だし、彼この映画に必要だった?って首をかしげたまま観終えましたね…。
Wikipediaを読んだら、「科学者」は「服装倒錯を認めてもらいたいというウッド(監督)の思いや迫力が込められている」的なことを書いてあって、ちょっと面白かったですw 景気付けみたいな役割だったのかw

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

B級映画マニアの間では有名な作品だとか。観終えた今、なるほどな…と妙に納得していますw
大筋は面白いんですが、ちょくちょく意味のわからないシーンが延々と続く時があって…そういうターンに入ると観てるのがしんどかったですねw
でも、作中でオルトン医師の話した事例はどちらも本人たちが幸せになれたようだったので、ホッとしました。

今回3人が見た「グレンとグレンダ」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

引用:Amazon.co.jp: グレンとグレンダを観る | Prime Video

 

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