韓国BL映画「Behind Cut」のネタバレ・あらすじ｜夢なしニートが恋人という眩しい夢を掴む物語

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夢を追いかける2人のイケメンが描き出す、“ファッショナブル”なラブストーリー！「Behind Cut」。

全話のネタバレ・あらすじ一覧を掲載しています。

早速見てみましょう！

登場人物とあらすじ

引用：Behind Cut｜フジテレビの人気ドラマ・アニメ・TV番組の動画が見放題＜FOD＞

夢も目標もない楽観的ニートと生真面目で努力家なファッションデザイナーの卵 のお話。（攻め受け不明）

＜あらすじ＞
ファッションデザイナーの卵であるキジンの夢は世界的に有名な服飾デザイナーになることだが、韓国ファッション界の頂点に立つまでの道のりは果てしなく、必死に正しい道を見つけようともがいている。
ある日、キジンは街頭で、いつも楽観的なアルバイトの配達員ヨンウとばったり出会う。
将来に関して全く無計画なヨンウに、キジンはなぜか興味を惹かれ……。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

①メインキャストのオム・セウン（ヨンウ役）とボムジュン（キジン役）はそれぞれアイドルグループに属しており、セウンは「THE MAN BLK」という俳優グループのメンバーだったものの脱退済み。ボムジュンは2Zというグループに属しています。

②OST（韓国では、映画やドラマの楽曲をこう呼ぶ。オリジナル・サウンドトラックの略称）「Behind Cut」は2zが歌っています。ボムジュンのラップとドラマー姿も見られますよ。

③BLドラマでファッション業界がテーマの作品は、意外と珍しいです。

 

 ネタバレ感想

キジンは、大きな夢を抱きながら学んでいるファッションデザイナーの卵。キジンの夢は、世界的に有名な服飾デザイナーになることです。今はデザイン会社「ジブラ」のオーディションのために、半年間かけて服のデザインを考えているところです。

親友のファン・イビンはスーパーモデル。密かにキジンに片想いをしています。

デザイン会社のオーディションに向かっていたキジンは、アルバイトの配達員ヨンウにぶつかられ、大事なデータの入ったUSBを車に轢かれてしまいます。ショックのあまりキジンはヨンウを置いて帰ってしまいます。ヨンウには夢や目標がなく、彼はその日暮らしの生活に満足しています。

イビンは自分の知名度を利用して「ジブラ」に「キジンに仕事を融通してくれ」と頼むんですが、実はこれが結果的に悪手になります。第三者からそのことを知らされたキジンは、自分の力が認められたわけではないのだと怒ってしまって、長年の友情に亀裂が入ってしまうんですね。
実は、イビンとキジンの歴史は結構深くて、イビンがまだモデルとして全然仕事がなくて雨の中でずぶ濡れになりながら落ち込んでいた時に、キジンが優しく声をかけて傘を差し掛けてくれたことから二人の関係は始まってるんです。だから、もしかしたらイビンはキジンに喜んでほしくて、いい報告がしたくて、モデルを頑張っていた側面もあるかもしれません（作中ではそういうことは語られませんでしたが、イビンのキジンへの執着を見るに）。
実際、イビンはあまり気の進まない仕事を「ゼブラ」から受けて、その代わりにキジンに仕事を融通してくれと頼んでいたわけで、モデルの仕事はもちろん好きで大切だけれど、それ以上にイビンはキジンが大事だったように感じます。キジンには、恋愛的な意味でお前に興味はないとはっきり振られていましたが…。変に気を持たせるよりはバッサリ切ってくれた方が未練を残さずに済むという考え方もありますが、キジンの振り方は切れ味が良すぎて、ちょっと心を抉られました😂
結局、最後までイビンとキジンの仲が修復されることはなく、イビン推しとしては切ない終わり方に。イビンはキビンと同時期？もしくはキビンより少し前の時期？にニューヨークでしばらく仕事をしていたようでしたが、会えたりしたのかな。
せめて二人が親友の立場には戻れなくても、仲の良い友だち程度には関係が修復していたらいいなと願わずにはいられません。

キジンはその後、ヨンウと偶然出会い、一目惚れ。ヨンウは二度目に出会った時にすぐUSBの件を謝って、弁償もすると申し出ていましたが、キジンは「いいよいいよ！（君みたいな素敵な人と出会えたんだから！）」みたいな感じ。
キジンは自分の直感や感性を強く深く信じている人で、ヨンウがいい！と思ったら一直線。なりふり構わず彼をデートに誘い、一緒に寝たり、早々とキスもして、長年親友としてじりじり距離を詰めていたイビンが不憫になるほど😂（イビン、もっと押せ押せで良かったかもね…！）そして、言葉でのアピール力もあるので、ヨンウを口説き落とすのも爆速です。自分という軸がなくて不安に揺れるヨンウを、自分の夢に巻き込み、一緒に夢を叶えよう！と「二人の夢」にしちゃいます。強い。
自分のブランドのモデルも、イビンに任せるなら起用すると「ジブラ」に圧をかけられますが、「いや、ヨンウでなきゃ駄目！」と撥ねつけます。結果的に「ジブラ」と交渉が決裂して、イビンの融通してくれた仕事はご破算に。それでもキジンは全然めげません（むしろ、仕事がイビンの手柄であったことに怒っていたので、決裂したのはキジンにとって良かったのかも？）。1年間ほどニューヨークへ武者修行に行き、韓国に戻ってからは、自分の思い通りにヨンウをモデルにしたデザイン会社を始めて、今は軌道に乗っているようです。
キジンを見ていると、夢を口に出して、行動し続けていれば、必ず叶うのだと希望を感じられます。自分の手で仕事も恋も掴み取る、行動力の鬼なんですよね。

ヨンウに関しては、夢も目標も何もなく、流されるままに生きている感じです。そんな生活に一応満足はしているけれど、同世代の友人たちが頑張っているのを見て劣等感は感じている様子。あまりにもキジンが自分に熱心に（仕事面でも恋愛面でも）アプローチしてくるので、徐々に「キジンの夢が、自分の夢」になっていきます。とはいいつつ、キジンの夢にただ乗りしている自分に惨めさを覚えることも。でもそんな時、父親から「そういう夢でもいいじゃないか」と背中を押されて、自分の人生を肯定できるようになっていきます。ここは自分も背中を押されたシーンで、「夢や目標って、高尚な理由がないといけないわけじゃないんだ」「好きな人の夢を応援することも、自分の夢だと言っていいんだ」と嬉しくなりました。なんとなく、夢とか目標って、自分発信のかっこいい理由でないといけないような気がしてしまうのはなぜなんでしょうね。
話はそれましたが、そうしてヨンウはモデル業も（それに付随して発生するお金にも）全然興味がなかったものの、挑戦しているうちに徐々に楽しくなってきて、配達業と平行して頑張るようになっていきます。最後は、キジンのデザイン会社のモデルとして一躍有名モデルに。
映画の冒頭では「わけもなく楽しそう、でも、中身は空っぽ。本人もそれに気づいていて、どこか不安」という状態だったヨンウが、最後には「キジンがいてもいなくても、彼をきっかけに、自分なりに好きなこと（モデル業）を一心に頑張っている」という状態になっていて、どんなきっかけであっても、人生に何らかの楽しみや目標を持って生きている人は輝いていて素敵だなと思わされます。

 

まとめ

今回3人が見た「Behind Cut」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨