タイBLドラマ「Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ」のネタバレ感想|ヤリチンに片想いする健気な親友

映画

「アマプラ同時上映会」第43弾!

当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨

タイBLドラマ史上最も切ないと話題の感涙必至の名作!、「Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ」

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ


引用:YouTube|タイドラマ「Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ」予告/Klockworx VOD

イケメンのヤリチン×映画好きの内向的な親友 のお話。

<あらすじ>
大学の映画学専攻に通うサードは、初めて会った3年前から親友のカイに友情以上の想いを胸に秘めていた。
だが、カイは超自己中なプレイボーイで、ガールフレンドを作っては別れるを繰り返し、そのサポートをサードに吹っかけてくる始末。
友達でいられなくなるのを恐れるサードは気持ちを伝えられずにいた…。

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こんな人におすすめ

  • 攻めザマァ展開が好き
  • 健気一途受けが好き
  • 体格差(身長差)のあるカップルが好き

 

 ネタバレ感想

EP.01「親友」

<あらすじ>
芸術学部の大学3年生であるサードは、同じく映画制作を専攻するカイ、トゥー、ボーンとともに通称“ギャングスターズ”と呼ばれる、大学内でも注目の存在だ。
サードには秘密があった。
それはカイに恋心を抱いていること。

大学のジョブジャイ寮では芸術学部の大学3年生であるサードがYoutubeで映画のレビュー動画を更新していました。お調子者でプレイボーイのカイが出演すると動画の再生数が上がるので時折出演してもらっています。カイは天性の浮気性で、全学部の女子に手を出しています。しかし女をとっかえひっかえする最低な親友カイにサードは3年間も片想いしています。

サードは、同じく映画制作を専攻するカイ、トゥー、ボーンとともに通称“ギャングスターズ”と呼ばれる、大学内でも注目の存在です。
トゥーはガジェットに強いカメラマンですがモデルに手を出す最低男。ボーンは爽やかで自然体なところが女子から人気です。サードも女子にモテますが、カイが好きなので女子を冷たく振ってばかりです。

ある日、サードはカイからBLACKPINKのリサを見たいからコンサートのチケットを取ってくれと頼まれます。いやいやながらも早起きして取ったチケットを渡そうとすると、カイは転売でチケットを購入しており、しかも彼女のミルクと見に行くと自慢します。しかしミルクに二股され、カイはコンサート前に破局。傷心の彼のためにサードはBACCの短編映画祭へ一緒に行きます。「サラワット・タントン」という名の監督の作品を観る2人。カイは「私立大の4年で映画を専攻している金持ちの女たらし」「撮影後必ず出演者に手を出す、ミルクの二股相手」だと説明します。壇上のサラワットにミルクとの浮気を問い詰めたカイ(とサード)は、彼の友人たちから袋叩きにされます。
カイはサードにミルクの置いていったものを荷詰めして自分の代わりに返してきてくれと言われ渋々彼女に渡しに行きます。自室に帰るとカイはお礼にとYoutubeチャンネルに出演してくれます。

さらに土曜に一緒に好きな映画の最新作を観に行こうと約束します。おしゃれをするサードですが、家族と食事するからと当日にドタキャンされます。トゥーはボーンが共同経営者になっているカフェ「トン・チャ・バブ」にサードを誘います。しかしボーンからカイがデートのときの服装で先程までカフェにいたと聞き、思わず映画館へ彼を探しに行ってしまいます。映画館から出てくる人を見ていると、カイとミルクがデートしているところに遭遇してしまいます。

4人で映画と撮っている最中、カイは 「隣に誰もいなくて寂しいんだ」とミルクを口説いていました。いつも自分がいるのにと絶望感を感じるサード。しかもミルクとよりを戻したカイは、自分の部屋に置いていた荷物を捨てたカイに怒り「絶対に取り戻せ」とゴミを漁らせます。泣きながらゴミの中からミルクの持ち物を取り出すサード。サードに持ち物を持っていっても、礼の一つもなく追い返されます。
帰宅したカイはサードにとって自分は価値がないのだと再確認し、大切にとっていた彼の写真を破っていきます。しかしそこで「役名ノイナー」と書かれた紙を見て手を止めます。
芸術学部の「同じ映画に出てくる役名の人とペアになる」というレクリエーションで、サードは初めてカイと出会ったのでした。紙を握りしめて泣いていると、トゥーが部屋にやって来て「カイを好きか?」と尋ねてきます。

「告白して他人になるより、友達でいるほうがマシだ サード」

 

EP.02「ラブ・アクチュアリー」

<あらすじ>
サードがカイに対して恋心を抱いていることに、仲間のトゥーが気づく。
「この気持ちは死ぬまで秘密にするつもりだ」とサードは告げるが、トゥーは「告白するチャンスを作ってやる」とキューピッド役を買って出てくれるという。
だが、あまりに露骨なアプローチ方法をとるトゥーに、サードはついていくことができない。

トゥーにカイへの気持ちを打ち明けるサードですが、「あいつは友達とは付き合わないぞ」と釘を差されます。「この気持ちは死ぬまで秘密にするつもりだ」とサードは告げますが、トゥーは「告白するチャンスを作ってやる」とキューピッド役を買って出ます。ですが、あまりに露骨なアプローチ方法をとるトゥーに、サードはついていくことができません。

学部内で「夫にしたい人」第一位のアン先輩を見て「引きずり下ろしてやる」と意気込むカイ。アンはなぜかずっとサードを気にかけていますが、カイはそれが気に入らず、先輩の前からサードを連れ去ってしまいます。
録音係のカイがミルクに夢中だったため映画の一部音声が獲れておらず、サードはトゥーに背中を押されてカイと共に夜の公園へ音を録りにいくことに。「お前がいないと生きていけないな」とふざけるカイに心揺れるサード。サードは告白しようとしますが、日和ってしまい結局言えませんでした。

翌日、カイはサード経由で早速ファーサイという女生徒から連絡先入りの折り紙を渡され、「一緒に食事しようって返事しといてくれ」とウキウキで去っていきます。
トゥーは告白しろとせっつきますが、サードは友達関係が壊れたらと怖くて言えません。トゥーはそんなサードの弱腰に呆れて怒って去ってしまいます。「カイ愛してる」と音声を繋ぎ合わせて涙するサード。

翌日、落ち込むサードを喜ばせようとふざけ、映画に誘うカイ。映画中、爆睡するカイ。彼の横でサードは涙します。親友に好きだと言えないヒロインに共感するサードに、カイはやけに本気になって「くだらない映画だ」と切り捨てます。
映画の後、カイは映画を観ようとサードの部屋にあがりこんできます。映画の最中、「チケットを取ってくれないからとミルクから振られた。短い恋は疲れた。近くの人がいいのかな」と言うカイですが、サードはやはり日和って言えず、トゥーに助けを求めに行きます。
トゥーは恋愛映画から手法を拝借すればいいと提案します。ボーンの店で参考にする映画を探すサードですが、なかなか良いものが見つかりません。
「恋のから騒ぎ」という映画では、サッカーグラウンドで演奏しながら歌で告白するというやり方をしていました。ボーンはそれをおすすめだと言いますが、結局「ラブ・アクチュアリー」の告白方法を真似しようと決意します。

サードはフリップを使って「お前が好きだ」とカイに告白しますが、「ミルクとの仲直りの方法か?ありがとう、愛してるよ」と斜め上な感謝をされてしまいます。しかもカイはサードに好きな人がいたら全力で手伝ってやると言う始末。トゥーに相談しに行くと、「カイみたいな鈍い奴は懐に飛び込むのが吉だ」と言います。
トゥーはサードが金欠で部屋に住めなくなったと言いますが、ボーンの部屋が汚すぎたのでカイの部屋にしばらく同居することになります。「部屋をシェアするなら体と心も」とふざけるサードに、カイは「他ではそんなこと言うなよ、惚れるから」と飄々と言います。その後、2人の同棲生活は順調に進んでいきます。

ボーンのカフェに来た女性客パーン。「ノッティングヒルの恋人」を勧めるボーンといい雰囲気の2人。

「カイは心から人を愛せるのか?本気で愛せるとしたらその相手にお前がなれるんじゃないか? トゥー」

 

EP.03「ステイ・フレンズ」

<あらすじ>
トゥーの作戦が成功し、サードはカイのコンドミニアムに居候することとなった。
雑巾を足拭きマットに使うなど、カイの部屋は生活必需品がないため、カイとサードは大型家具店に買い物に出かけることに。
まるで新婚夫婦のように買い物を楽しみ、ペアのマグカップを購入し…サードは幸せな時間を過ごす。

ボーンはパーンにすっかり首ったけ。
カイの部屋に来たトゥーとボーンは「生活必需品がないから買い足せ」とカイをせっつき、カイはサードと共に大型家具店に買い物に出かけることに。まるで新婚夫婦のように買い物を楽しみ、ペアのマグカップを購入し…サードは幸せな時間を過ごします。

しかし、プレイボーイで自分勝手なカイが簡単に変わるはずはありません。新しい彼女のファーサイを連れて部屋に帰ってきたのです。「トゥーの忠告通り俺のアパートの寮に近くて優等生の、身近で手のかからない女にした」と言うカイ。しかもサードの作った食事を彼女に与え、彼女がペアカップを割っても彼女の心配しかせず、デザートのアイスクリームを買いに行かせる始末。さらに「お前がいると気まずいから、しばらく外出してくれないか」と金を渡して彼女のもとに向かいます。トゥーに助けを求めるサードですが、トゥーもボーンもクラブで女遊びに勤しんでいます。午前3時になっても電話にでないカイ。

翌日、「写真を通して感情を表現しろ」という授業でリンという美女が現れます。トゥーと彼女は高校が同じです。嬉しそうなリンに反して、トゥーの表情はこわばっています。授業後、トゥーが写真データをまとめているとリンが話しかけてきます。リンはトゥーの写真を見つけては「あなたの写真が好き」とほほえみます。
高校時代、トゥーはバレンタインにリンのために写真をアルバムにしてプレゼントしようとしていましたが、他の男にプレゼントをもらう彼を見て諦めたのでした。

サードが帰宅しようとしていた時、ファーサイから「カイから連絡がないから連絡を取って」と絡まれます。帰宅したサードはテレビゲームをして遊んでいるカイに「恋人に構え」と怒りますが、彼はファーサイに飽きたようで「別れると言っておいてくれ、俺は忙しい」と笑います。そして彼はミゲルという新しい彼女を家に連れ込み、「夕食を作ってくれよ、また女を飯で誘いたいんだ」とサードにささやきます。
夜中、サードはカイの部屋を覗きます。カイはミゲルとベッドの中で乳繰り合っていました。サードはミゲルが家に来た時に「あいつは友達だ。放っておけ」と言ったカイの言葉を反芻して泣きます。

ボーンはパーンを待っていますが、彼女はなかなか来店しません。トゥーは大事な編集の授業をブッチしてまで彼女を待つ日々です。しかし彼女とはすれ違ってしまいます。ただ、彼女は「ノッティングヒルの恋人」のお返しに「ベスト・フレンズ・ウェディング」を置いていきました。彼女はきっとボーンに気があるのだと言う店長に、ボーンはほくそ笑みます。

落ち込むサードはトゥーの部屋に行きます。「秘めた想いなんて伝わらない。落ち着くまでうちにいろよ」と肩を叩いてくれるトゥー。
ソムの家に泊まるから戸締まりしろと言うカイに、サードは家を出ることを告げられません。家の中を見回し、カイは「お前がいてくれると毎日充実してていいな、もう少しいてくれ」と言ってくれたカイのことを思い出します。
するとそこにファーサイが現れ「カイと出して」と大騒ぎ。たまたま帰ってきたカイが「お前より友達のサードの方がずっと大事だ!怒るなら俺に怒れ!出ていけ!」と激怒します。
その晩、カイは壊れたペアカップを修理してサードに渡します。「女とは体で付き合う、お前とは心で付き合う」と言うと、カイは「女を連れ込むと今日の二の舞になるからもうやらないと決めた」と言います。その後、トゥーとボーンが合流すると、カイは「俺の夢はお前たちと一緒に会社を作ってオスカー賞を獲ることだ」と繰り返します。泥酔したカイを家に連れ帰るサード。
また傷つくかもしれないと思いつつもサードは引っ越す決意を決められません。カイが寝言で「一緒にいてくれ」と言ったからです。

「カイの言動を見るたびに痛いほど思い知らされる。僕を友達以上に見られないのだと サード」

 

EP.04「ラブ・アゲイン」

<あらすじ>
学部の主催するイベントが近づいてきた。
ブースでの企画が1位となったグループには、スタジオを優先的に利用できる権利が与えられることから、ギャングスターズの4人も鼻息が荒い。
いよいよイベントが開催。

学部の主催するイベントが近づいてきました。ブースでの企画が1位となったグループには、スタジオを優先的に利用できる権利が与えられることから、ギャングスターズの4人も鼻息が荒くなります。

いよいよイベントが開催。同じく映画を専攻するアン先輩や、1年生女子グループといった強力なライバルたちに対抗すべく、彼らが考えた下ネタ企画「ギャングスターズのソーセージ屋」(買った人はギャングスターズに何をしてもOK)は大盛況!
多くの女子生徒に囲まれて鼻の下を伸ばすカイの姿に、サードは「女のご機嫌取りはしないって言ったくせに」とふてくされます。ソーセージ屋は人気では暫定1位。カイは閑古鳥の鳴いているアンのブースを侮辱します。1年で巨乳美人のプラーから誘われたボーンは屋台で遊び、トゥーとカイは悔しげ。
なぜか水槽ブースに行かず一緒の車で帰ろうとする上、「今日は女の言いなりだったからソーセージを焼き続けてたお前のしてほしいことを1つ叶えてやる」と言うカイ。
「かわいい」とシャツに書かれまくったサードに「お前はかわいいからな」「俺はお前だけいればいい」と優しい言葉をかけてくるカイ。メッセージだらけのシャツを片付けておいてくれと渡され、サードは思わず「僕はお前が好きだ」と書いてしまいます。

ボーンは相変わらずパーンを待っており、彼女に映画に意味はあるのかと尋ねますが「何のこと?」と訝しげに返されてしまいす。
彼女が観たいと言った「シェイプ・オブ・ウォーター」をカフェの奥の部屋で流し、一緒に鑑賞するボーン。映画後、パーン大学の野外上映会の看板に目を留めます。映画に誘うボーンに快諾するパーン。ボーンは喜びを抑えきれません。

翌日、ソーセージ屋はガラガラ。アン先輩が1人になった途端、彼目的の女子生徒が殺到します。しかしカイは今度は「女子たちにキスさせる」作戦で彼から客を奪います。カイはサードが何も食べていないのを察してソーセージを「あーん」で食べさせます。「ソーセージを食べたら頬にキスしないとだな」とキスさせようとするカイに戸惑い押しのけるサード。

トゥーは教授から送られたデータが破損していると言われますがパソコンが充電切れで開きません。アン先輩に充電器を借りようとしますが断られ、サードが口添えするとどうにか貸してくれました。トゥーは充電を終えたパソコンを持ち帰りますが、アン先輩のものと取り違えてしまいます。
店を撤収したギャングスターズですが、カイは野外上映会にサードを誘います。まるでカイに口説かれているようだとうっとりするサード。野外上映会では、入場時に好きな恋愛映画を書いてペアになった人に映画鑑賞券が当たるという催しが行われており、カイとサードも参加します。
「フェーンチャン」を観て泣くサードにカイは「好きな奴が結婚しようとしてたら俺は結婚式をぶち壊すね」と言い、サードは自分とはやはり違うなと思います。映画後、なんと2人は好きな映画「反転」が被ります。(映画を)「俺も好きだ」と言われ、ときめくサード。
カイは「反転」が嫌いなはずなのに、なぜかカイに合わせにきたのです。映画のように自分たちも最初は意見は合わずとも最後は分かり会えるのかとサードは期待します。

ボーンはチケットを持ってパーンを待っていましたが、映画が終わっても彼女は現れませんでした。

トゥーはアンとパソコンを取り違えたことに気づき、返しに行きます。すると「リンが好きか?あいつには彼氏がいるぞ、ポン、俺の親友だ」と言われ「高校の時から好きなんだ」と言い返し、睨みつけて去ります。

映画鑑賞券を早速今日使おうと言うカイ。時間通りに映画に現れ、ポップコーンまで買ってきてくれた上、カイはサードの肩に頭を乗せてきます。夢のようだと思うサード。
映画後、学部の主催するイベントで1位を取ったことが分かり大喜びするギャングスターズ。チャウイーは彼女専用のはずなのに、カイはサードを「お前は似たようなものだから」と乗せてくれます。さらに、サードが「歌って」と言っていたことを引き合いに出して「俺には君が必要だ」とバーでラブソングを歌います。
途中でボーンとカイがトイレに席を立ちます。すると2人は「サードは絶対お前のこと好きなはずだよ」「違うな、キスまでねだったのに反応なしだったと」と話しており、後からトイレに行ったサードはそれを聞いて「カイが最低な奴だったことを忘れてた。もう友達でもいたくない」と涙してしまいます。

「想いを秘めている僕にとってはカイのそばにいられるだけで十分だ サード」

 

EP.05「恋のからさわぎ」

<あらすじ>
学部主催のイベントで1位を勝ち取ったギャングスターズの面々は、祝勝会を開催。
その途中で席を立ったカイとボーンの立ち話を、サードは偶然聞いてしまう。
なんとカイは、サードが自分に好意を持っているかを確かめるために、いつもより優しい態度でサードに接していたのだ。

傷ついたサードはカイに怒鳴ることも出来ず、ただ泣きながら先に店を出ます。帰宅したサードに「みんな心配したんだぞ」というカイですが、サードは「人の気持ちを弄ぶな」と珍しく激怒します。
翌日、合コンの話で盛り上がる3人にうんざりしたサードは「引っ越すから今日家に泊めてくれ」とトゥーに言います。トゥーにカイとボーンのことを話したサードはしばらく泊めてくれと頼み、トゥーはサードの味方になってくれます。今度こそカイを諦めたいと思いながらも、サードはペアカップだけは持ってきてしまいます。
サードは自分の失恋話も交えた映画レビューの動画を泣きながら撮ると、自分だけが観られるように設定します。そして、映画「恋のからさわぎ」を真似て、カイを吹っ切るために彼の欠点を10個書くことにします。

パーンが店に来て、ボーンは複雑な心境です。「映画祭に行けなくてごめん」と謝られると、あっさり許してしまいます。
そして、彼女が見たがっていた「UN」で始まる古いフランス映画を必死で探し始めます。教授に聞いたところ「男と女」という映画だと判明し、ボーンはパーンが店に来た時に店の奥で一緒に鑑賞会をします。

トゥーはリンのSNSを見ていましたが、「元気を出して」と慰められているのを見て違和感を抱きます。翌日、彼女に先日撮った写真を見せにいくついでに、ポン先輩と何かあったのかと尋ねます。ポン先輩は友人と遊んでばかりなのでリンは落ち込んでいたのです。
しかしリンがトゥーの撮った写真をSNSにあげたことでアン先輩は「他人の恋人に手を出すな」と激怒。トゥーはリンをもっと綺麗に撮りたいとカメラのレンズを買いに行きますが、SNSでリンが先輩からバラの花をもらっている姿を見てしまい意気消沈。
アン先輩は帰宅中、トゥーが池に入っているのを見て「自殺するな」と慌てます。しかし実はトゥーは高校時代に捨てたリンとの思い出の品を探していただけでした。「失恋を乗り越える方法は1つだ、新しい恋を始めろ」とアドバイスするアン先輩。

カイとサードが喧嘩してからというもの、ギャングスターズはバラバラです。
しかもちょうどサードが映画館に来たタイミングで、カイはソムという新しい彼女と同じ映画館でいちゃついていました。映画館から出たサードはボーンから呼び止められ、謝罪されます。
「あいつは人を愛せないんだ。友達の僕でさえもてあそばれた。なのにどうして忘れられないんだろう」と泣くサード。

後日、4人で集まって授業のレポートを書くことに。ソムと共に現れたカイは3人の前でいちゃつきます。「そんなのは本当に愛か?どうせすぐ飽きるくせに」と怒るサードに、「お前に何が分かる」と怒鳴るカイ。ボーンが言い過ぎだとカイに殴りかかろうとした瞬間、サードが「もういい」と先に帰宅します。いい友達でいようと思ったはずなのに嫉妬の塊になっていた自分は醜いと涙するサードの声を聞き、落ち込むトゥー。
翌日、カイは「友達に戻れないか?」とサードを訪ねてきます。友達と思うようにしなければと自分を殺すサード。

一方その頃、スジトラ教授が産休に入り、新たにパーンが教授として着任していました。ボリパットは自分が着任してから一度も出席していないと言うパーンに、他の教授が「たしか愛称はボーンよ」と言い、パーンはまさかと思います。

「まだ友達と思ってくれてありがとう。僕もお前を1人の友達として見られるようにする。 サード」

 

EP.06「エターナル・サンシャイン」

<あらすじ>
カイへの思いを断ち切るため、“良い友人”を演じ続けようと努力をするサードだが、カイがとった心ない行動で再び傷ついてしまう。
先輩が率いる演劇プロジェクトに脚本担当として参加することを決めたサードは、カイやギャングスターズの面々との距離を置くようになる。
一方、ボーンやトゥーにも変化が。

「4週間も欠席してるから落第決定らしいぞ」とトゥーから連絡が来て授業に駆けつけたボーンは、新任教授がパーンであることに衝撃を受けます。

カイへの思いを断ち切るため、“良い友人”を演じ続けようと努力をするサードですが、相変わらずアッシーに使われたり彼女への口紅選びにつきあわされたりと便利屋扱いされています。カチンコモチーフのネックレスを見つけて惹かれるサード。カイは「お前は脚本担当だから画、俺は音響担当だから音、カチンコは画と音を合わせるのだから俺たちの買い物のお礼の品にぴったりだろ」とプレゼントします。

学科会長であるチェーン先輩の誕生日、毎年学生主催で小さな演劇をやっているからとメンバーを募られます。しかし後輩の誰もやりたくなさそうです。
アン先輩はトゥーにリンに関する秘密と引き換えに広告の仕事を手伝ってくれと言います。
泥酔したカイはトイレでサードに抱きつき、さらに「プレーウ、愛してる」と今カノの名前を呼んで何度もキスし、しかもそのまま寝落ちてしまいます。涙しながらも家に送ってやるサード。
翌日、記憶のないカイは昼食にプレーウを連れてきて皆に紹介します。彼女は高校時代の知り合いで最近同じ大学だと分かり話すようになったそうです。サードは先に席を立ちます。カイは追いかけてきて、「恋愛のことで叱ってくれてありがとう。おかげでプレーウを見つけられたよ」と笑います。サードは「お前を愛してる」という言葉を何度も飲み込み、泣きそうになりながら彼を祝福します。

「トン・チャ・バブ」の戸締まりをしていたボーンはパーンに「編集が上手なのは聞いてるけど、腕が良くても責任感がなければ無意味よ。今までの課題を全部提出しなさい。授業にも出て」と怒られます。恋の終わりを感じるボーン。

撮影監督とは名ばかりで、アン先輩にこき使われるトゥー。偶然チェーン先輩に会ったトゥーはアン先輩が暗所恐怖症だと教えられ、ほくそ笑みます。ブレーカーを落として復讐。しかし気分は晴れません。散々頑張ったのにボロい料理屋で奢られ気分は最悪でしたが、味は美味しくテンションが上ります。誰かを連れてきたのは初めてだと言われ、不思議な気持ちになるトゥー。

サードは「新しいことをしたい」と、チェーン先輩が率いる演劇プロジェクトに脚本担当として参加することを決心。早速脚本担当班のリーダーになります。チェーンは最近の恋愛事情をテーマにしたいと提案。他の班員も乗り気です。ボーン、トゥーと一緒に図書館で調べ物をしているサードは、遠くの席でカイがプレーウとイチャついているのを見て落胆します。

「トン・チャ・バブ」奥の映画室で他の観客たちと映画を観ていたアン先輩はボーンから「トゥーから風邪をうつされた」とぼやきます。アン先輩はトゥーにお粥と薬を届けます。トゥーは風邪にも関わらず課題の写真編集の作業を続けます。彼を心配したアン先輩は、彼にお粥と薬を食べさせると朝4時までかかって「撮影を手伝ってくれたお礼」と課題を終わらせます。
ふとアン先輩は映画「ウォールフラワー」を見つけ、「好きな作品だ。「自分に見合う恋を」ってセリフが好きだ」と歓声をあげます。

サードはチェーン先輩に恋愛映画などをたくさん見聞きしたけれど愛を信じられないから脚本班を抜けたい、自分には向いていないと申し出ます。すると先輩は「愛を信じられない男が愛について書く、愛を知ろうとする男の物語を描くのはどうだ?そうすればお前も答えが見つかるかも」と提案します。
そしてサードは昔の部屋が空いたので数カ月間滞在していたトゥーの部屋を出ることに。
サードはギャングスターズの面々と距離を起き、演劇プロジェクトにのめり込んでいきます。カイはそんなサードを見ながら、どんどん寂しくなっていきます。プロジェクトで完成した映画「LIKEBRARY(ライクブラリー)」は近日公開予定です。

カイは何週間も実家に帰り、トン先輩に心のうちを話します。「自分に気があるように見えたサードをそそのかしてみたが、逆に怒らせてしまった。でもある日パソコンを借りたら、自分しか見られない動画で「僕は恋のせいでおかしくなってる。相手は親友だ。でも親友だけに先に進めなかった。カイ、お前を好きになってごめん。試されたと知って制御不能になった。もう全部おしまいだ」と謝ってた。だから罪滅ぼしに優しくして、プレーウに彼女のフリをしてもらって傷つけた。あれだけやればサードの恋も冷める、友達に戻れると思って…。でも、サードは俺から離れてしまったんだ。そこで俺はサードがいかに大切な存在だったか気づいてしまった…。俺、サードが好きなのかも」。

「お前を好きになってごめん サード」

 

EP.07「反転」

<あらすじ>
サードが傷つく行動をとっていたカイ。
その理由は、実はサードとこれまで通りの親友でいたいと考えた結果だった。
だがそれが裏目に出て、サードとの距離は離れてしまう。

カイはトン先輩から店のバー開店祝いに呼ばれ、「構ってもらえず寂しいだけだろう」と女性たちの中にブチ込まれます。しかし女性とキスしようとするたびに脳裏にちらつくのはサードとのキス。
トン先輩は優しくていい子がいたがタイプじゃないからと逃してしまい、彼女をいまだに忘れられず店を開いて待っているのだそうです。「お前は今ならまだ間に合う。彼と向き合って答えを見つけろ」と背中を押されます。しかしサードを本当に好きかはまだ確信が持てません。煮詰まり、帰ってきたカイ。

学部紹介ビデオを監修することになったパーン。ちょうどそこにボーンが課題を出しに来たため、彼女は彼をスカウト。映像編集にあれこれとスパルタで口を出します。学部紹介ビデオは生徒が持ち寄った中古品のオークションで流されるらしく、オークションの売上は学部の資金となるようです。
ボーンはパーンがあまりに細かく口を出すため、嫌がらせだと思い込み「履修を辞めます」と言い捨てて立ち去ってしまいます。しかし「トン・チャ・バブ」に来たチェーン先輩曰く、パーンは心底ボーンの技量を買っているからこそ厳しくしていたのでした。ボーンはパーンに謝り、2人は再度一緒に編集をし始めます。

オークションの日、カイがAVを出品する傍ら、サードはカイからの誕生日プレゼントである「反転」を出品。アン先輩はサードの好きな映画だからと入札しますが、カイはむきになって落札しサードに返そうとしますが、サードは受け取りません。サードはアン先輩に呼ばれ去ってしまい、カイは一人残されて怒ります。

プレゼントを売られたと怒るカイはトゥーとボーンから「お前が怒るのは恋人にプレゼントを売られた時だけ」と言われ、やはり自分はサードのことが好きなのではと2人の前で口走ってしまいます。トゥーは「サードはもう吹っ切ってる。これ以上泣かせるな」とカイを止めますが、カイは「チャンスがほしい」と粘ります。トゥーとボーンは女性の連絡先全てを消すくらいの覚悟がないとサードは振り向かせられないと言い、カイは当然のように削除していきます。

カイはトゥーとボーンの宿題を代わりにやってやるかわりに、サードと2人きりになる権利を獲得します。カイはサードの横顔を見て改めてかわいいと思いはじめ、息子が過剰に反応する始末。

演劇プロジェクトのオーディションに参加するサードはあまりいい演技をする生徒がおらず悩みます。しかしその合間になぜかサードにだけお菓子の差し入れや食事が豪華で周囲の生徒が不思議がります。サードが帰宅するとカイが劇団のホームページに「食事か君か選ぶなら僕は君を食事する #劇作家さんの応援隊」と投稿しており、サードはいたずらするなと激怒します。カイはどうしたものかとトゥーとボーンに相談しますが、2人はサードが振り向くはずがないからやめろと諭します。しかしカイは惚れさせる奥の手があると自信満々です。

翌日、カイは劇団プロジェクトの音響班に入りたいとサードを追いかけ回します。チェーン先輩は主役の俳優探しに難航しており、「主役はワガママで周りを傷つけても反省しないイケメンで生粋の女たらしがいい」と言います。ちょうどカイがその候補に選ばれ、試しに見せ場をやってみることに。カイはチェーンの理想の主人公で、カイは主役に抜擢されます。

「失ったチャンスを取り戻すのは難しい トン」

 

EP.08「あなたは私の婿になる」

<あらすじ>
サードが脚本を担当する演劇プロジェクトで、カイは主演を務めることになった。
サードとの距離を埋めるチャンスと張り切るカイだが、空回りしてうまくいかない。
さらには、“学部のキング”と呼ばれるイケメンのアン先輩とサードがただならぬ関係にあるのではないかと疑い始める。

劇団プロジェクトの演技指導にうんざりするカイ。サードに近づくために入団したのに、サードは「最近変だぞ、何が望みだ」と疑います。
アン先輩が演出助手と脚本を手伝うと聞いて地味な嫌がらせをするカイ。チェーン先輩はアン先輩はサードに本気だから、カイが親友なら見守ってやってくれと言います。

トゥーは飲み会でリンがポン先輩と別れたと知り、ここぞとばかりに彼女を車で送ります。リンはポン先輩から「愛してない、飽きた」と言われたらしく、なぜ人は急に飽きるのだろうと彼女は泣き出します。トゥーは震える手で彼女の手を握ります。
彼女が帰宅すると、ポン先輩がトゥーを新しい彼氏だと勘違いして「荷物を引き取りに来たが…お前と別れて正解だった」と暴言を吐きます。それに激怒したトゥーはポン先輩を殴り、リンに手当されます。トゥーはリンとどんどん親密になっていきます。

カイは自分はサードの親友だからアンより優れていると言い、サードの車が故障しているのを理由にバイクで迎えに行きますが、先にアン先輩と約束していたサードはカイを冷たくあしらい先輩と一緒に学校へ向かいます。募金でも過去に女生徒たちを口説きまわっていたツケでサードの前で醜態を晒してしまいます。映画に誘っても、サードはアン先輩にべったり。しかも「用事がある」とサードが言ったのはアン先輩との映画でした。落ち込むカイ。

「タイム・ラプス」というカフェに来たパーンとボーンは社長のウーに会わせられます。カフェで映像編集作業を続ける2人。彼女の横顔、寝顔に見惚れるボーンですが、ギャップという男性が迎えに来て心がざわめきます。

翌日、読み合わせをしようと言うサードの前でカイは自分がサードの誘いを断って映画に行った時同じ気持ちだったのかと思わず涙します。サードはトゥーにアン先輩がぜひ舞台裏を写して欲しいと言っていると頼み、渋々手伝うことに。アン先輩と一緒にいるサードにカイが嫉妬するのも当然だと思うトゥー。
トゥーは知らない間に撮っていた動画をパソコンで見ると、そこにはアン先輩がサードに「失恋を忘れたければ新しい恋を始めろ」と言っており、自分にも同じ言葉をかけてくれたことを思い出し、複雑な気持ちになります。

カイがリハに来ず、探し回るサード。カイはアン先輩とサードが仲良くなるさまを見ていくのが辛いからと劇団をやめることを自分の口から言うと決意します。確かに自分は馬鹿をやったけれどやり直すチャンスがほしいと、眠るサードに思わずキスするカイ。しかしサードに「僕を弄ぶな!出ていけ!僕の前から消えろ!」と激怒されてしまいます。そして傷心のままバイクの運転をしていたカイは事故に遭ってしまいます。血まみれになり、このまま死ぬのかとサードに心の中で謝るカイ。

「サードは俺の愛する友達だから…俺にとっての過去、現在、未来なんです カイ」

 

EP.09「3つの悲しい愛」

<あらすじ>
芝居のリハーサルをすっぽかしたカイは、さらに寝ている間に頬にキスをして、サードを怒らせてしまう。
「二度と会いたくない!」とまで言われ動転したカイは、バイクの運転中に事故を起こして大ケガを負う。
病院で意識を取り戻すと、目の前にはトゥーとボーン、そしてサードの姿が。

バイク事故を起こしたカイはどうにか大学に戻り、サードに「ごめん」と告げて意識を失います。何にも本気にならないことで自分の心を守っていたとカイは自分を知ります。アン先輩の力を借りてサードはカイを病院に運びます。夢の中でカイはサードが自分ではなくアンを選んで去っていくのを見ます。

病院で意識を取り戻すと、目の前にはトゥーとボーン、そしてサードの姿が。全治1ヶ月です。ボーンはサードが一晩中看病をしてくれていたと告げます。
アン先輩に嫉妬するカイを見たボーンとトゥーはサードのスマホを借りるとアン先輩とのチャットを盗み見て、2人が恋人でないことを確認します。サードはアン先輩と相談しカイを主役から下ろし音響班に移らせることにします。
カイは見舞いに来てくれたサードに「今ではごめん、ごれからは嫌がることはしない」と言いますが、サードは全く期待していなさそうです。

トゥーはリンと彼女の友達の課題に付き合います。彼女の友人たちはトゥーが新しい彼氏にいいんじゃないかと勧めます。リンがお礼に奢ると言い2人で店を探しているとトゥーはアン先輩を見つけてしまい、他の店へ行こうと言ってしまいます。
帰宅してリンの課題の映像編集をしていたトゥーはテスト後のパーティーに誘いますが断られてしまいます。

退院日、カイの家族に頼まれたサードが迎えに来ます。アン先輩との恋路を応援してやろう、吹っ切ろうとするカイですが、サードが優しくてなかなか思いきれません。1週間後、広告論の授業は不安だからとアン先輩を助っ人で呼ぶサード。カイは挙動不審になってしまいます。

カイの病院通いについてきたサードはカイが一人で何でもしようとするがゆえに傷口の回復が芳しくないことを知ります。サードは入浴などの世話役を買って出てくれることになりました。想いを殺してでもいい友達でいようと努めるカイ。

「タイム・ラプス」によく通いパーンの手伝いをするボーンですが、ウーからパーンにはギャップという彼氏がいるから諦めろと忠告されます。その矢先、ギャップがウーに結婚式の招待状を渡している現場に遭遇してしまいます。しかも式で流す映像をボーンに頼めばとウーが言い出し、最悪の心境に。

中間テスト終了後のパーティーで、チェーン先輩を筆頭に「当てはまりゲーム」をやるカイとサード。「親友に惚れたことがある」という質問でカイが酒を飲んだことに動揺するサード。次は連想ゲームです。「サードが好きな人」でみんながアン先輩と言うので、カイとトゥーが落ち込み、抜けてしまいます。パーティーに来たリンにトゥーは昔から好きだったから付き合って欲しいと告白します。
サードはパーティーでプレーウにある話を打ち明けられます。
女生徒とイチャついていたアン先輩を見たカイは殴りかかり、サードに止められるも、勢いで「お前が好きだから嫉妬した」と皆の前で言ってしまいます。

「俺のハートは無敵だった。サードにぶち壊されるまでは カイ」

 

EP.10「はじまりのうた」

<あらすじ>
サードへの思いを抑えられず、彼を怒らせてしまったカイは良い友人を演じ続けようとしていた。
だが、アン先輩とサードの関係を疑って嫉妬し、ついにはアン先輩と取っ組み合いの喧嘩に。
その流れでカイは、サードに「嫉妬するのはサードが好きだからだ」と口走ってしまう。

「嫉妬するのはサードが好きだからだ」と思わず口走ったカイにアン先輩は「誤解だ」と困惑。そもそもチェーン先輩がアン先輩はサードが好きだとカイに吹き込んだせいだと分かり、その場はひとまず収まります。アン先輩に謝るカイ。アン先輩はサードと話すようにカイを諭します。カイはサードのパソコンを借りた日に動画を見て想いを知り、サードと向き合うのが怖くて女遊びに逃げたと告白します。サードは「僕の想いを知ったから意識し始めただけだろう。もう傷つきたくない」と言いますが、カイは「やり直したい」と諦めません。

トゥーは高校時代から好意を寄せていたリンに「付き合わないか」と告白するも、アン先輩が「失恋した」と話しているのが気になって仕方ありません。
アン先輩は実はトゥーに新入生歓迎会の頃から片想いしていました。トゥーに問い詰められ想いを告白するアン先輩。リンと帰宅しようとしたその時、校舎が突然停電になります。校舎内で過呼吸になるアン先輩。そこにトゥーが駆けつけ、アン先輩を抱きとめます。リンはその姿を目撃し、トゥーが自分を愛していないことを悟ります。

トゥーとボーンはいつの間にかカイの味方で、カイとサードがうまくいくように一緒に食事に行けとせっついたりと世話を焼きます。今のカイはサードの理想のカイです。しかしカイはいつも最初だけ優しいからとサードは戸惑います。しかし心は揺れ、サードはカイにキスされるがままに。
次にカイの家に来る時は映画「はじまりのうた」を一緒に観ようというサードに、カイは告白を受け入れてもらえたと大喜びします。

ボーンは、パーンに結婚式で使用する映像の制作を依頼されていました。映像は順調に仕上がっていきますが、ギャップには他に女がいるようなのです。パーンはボーンを誘ってバーに行き、泥酔します。彼女を家に連れ帰ってやるボーン。「俺でよければそばにいます」と言うボーンをパーンの唇は近づきーー。

カイは構内で自転車に乗っている女生徒シンシンとぶつかりそうになり、芸術学部まで送ってやります。それを見かけたサードは不安になります。彼女は劇団プロジェクトの音響班のコンペに現れ、美声を披露します。しかもカイがシンシンを猛プッシュしていると知り、複雑な心境に。

「本当は、最初から自信がなかったんだ。俺がお前のジアップかどうか。でも今は100%自信がある。お前が俺のノイナーだって。 カイ」

 

EP.11「そんな彼なら捨てちゃえば?」

<あらすじ>
ついにお互いの気持ちを知り、相思相愛となったサードとカイ。
しかし、2人の間に不穏な空気が漂い始める。
演劇プロジェクトに歌手として参加する女子生徒シンシンが、カイの気を引こうと近づいてきたのだ。

シンシンはカイを狙っていることを隠さず、サードに「主人公がヒロインのために恋人と別れるところがよかった」と言うなどあからさまに牽制してきます。
さて、学年末の課題である自主制作映画をどうしようかと相談するギャングスターズ。「4人がビーチ行きの列車で出会い、目的地に着く頃には友人になっているというロードムービー」を作ろうとカイが提案し、週末は企画会議とロケハンに行こうと誓います。
そんな中、演劇プロジェクトで使う曲の完成祝いに音響班だけで飲み会へ行くカイ。「シンシンは狙った獲物は逃さない」とトゥーに耳打ちされ不安がますサード。飲み会が行われる店にトゥーに連れられ行ったサードは、カイがシンシンとキスしているのを見てしまいます。腹いせに、声をかけてきた男性客とキスするサード。カイは男を殴りサードを問い詰めますが、サードは錯乱しています。
トゥーに家に連れ帰られたサードのもとに来て話し合おうと言うカイ。しかしサードはカイがただ昔に戻っただけだと諦め気味です。2人は「落ち着いてから話そう」という結論に達します。

パーンとキスしかけたボーンは気まずさのあまり彼女の授業をふけて、「トン・チャ・バブ」へ。
ギャップと映像編集を勧めるボーンは彼の後をつけます。彼はファイという元カノに会いに行っていました。「愛人でも良い」と縋るファイはギャップに自分たちのことをバラすと脅します。しかしギャップは「自分の口から言う」と固い決意を話します。
ボーンは「見たくない」と拒むパーンに式で流す映像を見せます。そこには、パーンはギャップとの恋は店でコーヒーを間違えられて始まったと思っているようだけれど、実はギャップは店の常連で、店主がパーンに片思いしているギャップに気を利かせてカップを間違えたのだということがギャップの口から語られていました。「彼女なしの人生は考えられない、彼女に誇れる男になりたい」というギャップの言葉に涙するパーン。帰るボーンに「ありがとう、ボーン」とお礼を言うパーン。ボーンは「お幸せに」と言葉を置いて去ります。

トゥーはリンに課題を渡しがてら、友達でいようと決めます。
劇団プロジェクトのパンフレットが出来上がり、アン先輩のページを見たトゥーはチェーン先輩に問い詰めます。そこには「短い間だったが劇団ではたくさんの思い出が出来た。当日の劇を見られないことが残念だがこの想いは忘れない。体はタイを離れても心はみんなと一緒だ」と書いてあったのです。
チェーン先輩からアン先輩はインターンで海外に行ってそのまま現地で働くかもと言われ呆然とするトゥー。チェーン先輩から、アン先輩から預かったと映画「ウォールフラワー」のDVDを渡されます。

ロケハンと企画会議をするはずだった週末、サードは「僕は行かない」と頑なな態度です。
スラーターニー行きの乗車券を持ち、駅で待つカイ。サードはカイからの電話を無視します。
そこになぜかトゥーが現れ、「シンシンは劇団をクビになったらしい。音響判の飲み会で突然カイにキスしたかららしいが…」と言います。カイの肩を持つなと言いながら2人がコンビニへ行くと、そこには買物をしているとボーンが。皆「誰かはカイと旅行に行くはずだろう」と思い、欠席していたのです。
カイよどうか帰っていてくれと願いながら慌てて駅に向かうサード。
駅にはカイが待っており、来なかったことを責めず「今日は電車がないから明日行こう」と誓いを守ろうとするカイにサードは謝ります。サードは思わず、カイを泣きながら抱きしめてしまいます。

「俺たち、一緒に行くって誓っただろ カイ」

 

EP.12「フェーンチャン ぼくの恋人」

<あらすじ>
様々な誤解やすれ違いが重なり、ロードムービー制作のためのロケハンに行くことができなかったギャングスターズの面々は、仕切り直して出発!
行きの列車内からテンションは高まり、ビーチでは大はしゃぎ。
その夜、気を利かせたトゥーとボーンが夜通し開催されるビーチパーティーへ出掛けたことから、サードとカイは二人で過ごすことになるが、これ以上傷つきたくないサードはまだ完全に心を開くことができずにいた。

ロードムービー制作のためのロケハンに行くことができなかったギャングスターズの面々は、仕切り直して出発!行きの列車内からテンションは高まり、ビーチでは大はしゃぎです。

その夜、気を利かせたトゥーとボーンが夜通し開催されるビーチパーティー・フルムーンパーティーへ出掛けたことから、サードとカイは二人で過ごすことになりますが、これ以上傷つきたくないサードはまだ完全に心を開くことができずにいました。
「結末を変える」と言って本土に戻ろうとしたトゥーに会いに来たアン先輩。「諦めるべきか?」と尋ねるアン先輩に、「サムとチャーリーが結ばれなかった理由を覚えてる?俺なら引っ越す前に2人を突き合わせる」と言うトゥー。アン先輩はトゥーを諦められずインターンと取りやめたようです。「俺はお前が好きだ」と言われ、微笑むトゥーと抱き合うアン先輩。

その晩、宿が停電になりサードとトゥーは外でしばしの間話しをします。カップルとして初めてのキスをしたいと言うカイに、サードは彼の元カノたちのように別れてしまえば何も残らないからキスはしたくないと断ります。
ロケハンを終えた4人はぐったり疲れ切って電車に揺られて帰宅しますが、カイはサードの言葉がずっと引っかかっていました。「友達のままなんて嫌だ」とトゥーとボーンに相談するカイ。トゥーは前にサードがカイを諦めるために書いた「カイの欠点7つ」を克服することで本気だと分かってもらえるとアドバイスします。途中でそれがサードにバレ、「7つ目の「人を愛せない」だけは直せないからもうやめろ」と言われます。
カイは自宅を飾り付け、指輪を差し出して愛を表現しますがサードは納得せず、「愛が何かも分からないのに人を愛せるか?」と立ち去ってしまいます。

1週間も引きこもって恋愛映画を見まくり、愛とは何かを考えるカイ。
そして、ついに演劇プロジェクトの舞台の幕が上がります。主役は「僕はこれまで愛を信じられずにいたけれど、実は愛はそこら中にあると気づいた。特に君の周りにはたくさん」と言います。
舞台の最後に、カイは以前サードがとったのと同じ「ラブ・アクチュアリー」の告白方法を真似て「愛は花束でも特別な場所でもなく、お前がこの3年間俺に見せてくれていた”真心”だと分かった。だから俺も同じ方法を取ろうと思った。もしこれが愛じゃないなら俺には愛は分からない。恋人になってくれ」と伝えます。ポケットから取り出されたのは、以前カイが送ったカチンコに2人の名前が彫られたペンダント。サードはそれを受け取り、静かに告白を受け入れます。
「人は独りで生きて独りで死ぬ、独りであることは選べないから孤独に慣れるべきだと思っていたけれど違った。誰を選ぶかは自由なんだ。僕とカイで作り上げていく物語の幕明け」とサードは心の中でつぶやきます。

トゥーとアン先輩は一緒に映画を撮ったりとイチャついています。
ボーンはサードたちと一緒にパーンの結婚式に参加します。ボーンは「トン・チャ・バブ」の新しい客との間にロマンスが始まりそうです。

4年後、「ホッド・プロダクション」という会社を設立したサードたち。4人は「Theory of Love」というCMで海外の映像コンペCM部門で大きな賞を獲ります。受賞のインタビューでカイは「若い頃は恋はゲットしたら終わりだったけど、愛は育てるものだと教えてくれた人がいました。その人には感謝しかありません。彼は運命の人です」とサードを見ながら言います。
サードは映画レビューをする日を「サードの日」と名付けていたことを打ち明け、久々に2人で映画レビューをします。終えるとキスをする2人。コメント欄は大盛りあがりになります。

「俺にとってお前は映画じゃない。現実だ カイ」

 

Theory of Love[特別編]:スタンド・バイ・ミー

<あらすじ>
あの4人の大学卒業後を描くーー物語は真の完結へ。
様々な恋愛を経験した”ギャングスターズ”の4人は、ついに卒業の日を迎える。
将来、自分たちで制作会社を設立すると誓った彼らは、各自が実力をつけるため、別々の就職先へと歩み始めることに。

様々な恋愛を経験した”ギャングスターズ”の4人は、ついに卒業の日を迎えます。
カイとサードは同じ制作会社、ボーンはカフェを続けながらフリーランスで仕事をすることに、トゥーはアン先輩のスタジオでカメラマンをすることに。
1年後には、自分たちで制作会社「ホッド・プロダクション」を設立すると誓った彼らは、各自が実力をつけるため、別々の就職先へと歩み始めることにします。

卒業式の予行練習を1週間後に控えて、カイは同級生たちとの飲み会に行きます。ボーンが連れてきたナムペッチという女性がカイのクビに思わずキスしてしまい、派手なキスマークがつきます。さらにその状況を同級生のコームが撮影し、その写真がSNSで出回ってしまいます。カイはどうにかして写真を全て削除しようとします。カイはサードに写真のことを打ち明けようとしますが、女関係だけは許せないと言われ口ごもります。

いざ卒業式の日、ギャングスターズはアン先輩の知り合いの写真家・ピートを紹介されいくつも写真を撮られます。
卒業式からの帰り道、カイはサードに写真のことを打ち明けよう、それが真心だと決めます。怒られたくない一心で隠そうとしてしまった、別れないでくれと言うカイにサードは「写真のことはもう知ってた。僕もお前を理解しようと努めてる。別れたくないんだ」と許します。

卒業式も終わり、2人は制作会社を辞めて「ホッド・プロダクション」を設立。CMが賞を受賞すると、カイが監督・サードが脚本・ボーンが製作・トゥーが撮影の映画製作を行うことに。その後、映画製作が4人のライフワークになります。「ホッド・プロダクション」の映画はどれも映画賞を総舐め。映画「君は映画じゃない 現実だ」は特に高評価を得ました。

ある日、カイはサードのパソコンのパスワードを勝手に変えます。ヒントを出すカイ。「愛の理論(セオリー・オブ・ラブ)はここまで。想いは成就した。ここからは実践だ。実践の相棒になってくれるか?」。サードは答え「YES」をカイに送ります。「おじいちゃんになっても一緒だ」と大喜びするカイ。

目隠ししてサードを映画館に連れて来たカイ。そこには「5周年おめでとう」という紙をもたされたサードの映像が写ります。「お前といると自分を愛せる。本当にありがとう。お前でいてくれて、俺を愛してくれて」と感謝の気持ちを伝えるカイ。カイは指輪をボーンに出させると、サードの左手薬指につけ「これで俺のもの」とほほえみます。涙し笑顔になるサード。ギャングスターズは4人で記念写真を獲ります。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

一番心に残ったセリフは、EP.12で「愛は特別なものじゃない。お前が俺にこの3年間くれていた”真心”だった」です。これ、ほんっっっとうに素敵じゃないですか…?

愛って何?という問いってめちゃくちゃ難しいと思うんですけど、サードが自分にしてきてくれたことを振り返って「真心」って答えを出すカイの繊細さに泣いてしまいました…。

小錦あや
小錦あや

特別編「スタンド・バイ・ミー」のED曲が刺さりましたね〜。そんなに長い曲じゃないんですが、君とずっと一緒にいたい、ってカイの、サードの想いが伝わってくるような明るくて幸せな曲で、ああ〜もうこれで「Theory of Love」の世界とお別れなのかと思うと悲しくなって涙が溢れてきて…。いやあ、いい作品だったなあ。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

EP.06くらいまではあまりにカイが最低人間すぎて「サード、なんでそんな奴が好きなの!?絶対諦めた方が良いよ!!」ってずーーーっと思ってました(笑)

でもEP.07あたりからだんだんとカイに対する目線が変わってきて…カイがサードにアプローチするのは一過性のものじゃなくて本気なんだって分かり始めてからは胸が苦しくなりました。最後はカイに「サードと結ばれてよかったね」と共感する有様で…(笑)

こんなに攻めのことを憎かったり愛しかったりする作品は初めてですw

今回3人が見た「Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ」は、Amazonプライムビデオ、dTVで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨


引用:YouTube|タイドラマ「Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ」予告/Klockworx VOD

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