さとむら緑先生「おまえの胸に訊いてみろ」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
根明で人情深い営業マン×クールな知性派営業マン 同期同士 のお話。
<あらすじ>
堅実で神経質な斉藤直哉と、陽気で大雑把な阿久津由資ー同期の営業マンである二人は自他ともに認める犬猿の仲だ。
だがある日、ミスをして途方に暮れていた直哉を阿久津が手助けしてから、阿久津の顔を見るだけで「動悸・悪寒・呼吸困難」など謎の症状が出るようになってしまった。
あまりの苦しさに直哉は阿久津を避けようとするが、彼とプロジェクトチームを組むことになり…。
こんな人におすすめ
- 喧嘩ップルが好き🤜💥🤛
- クールで美人なツンデレ受けが好き😌✨️
- 無骨な大型犬系攻めが好き🐕️♥️
ネタバレ感想
①社内外でバチバチにやり合う喧嘩ップル
本作の特徴といえば、なんといっても主役カップ二人の歯に衣着せぬ言葉の応酬!つまり絶えない喧嘩です!
ただ近くにいるだけでお前の仕事はああだこうだ、もっとこうすべきなのにお前は馬鹿だ冷たいなんだのと、よくぞ言葉が尽きないなと側からみると呆れてしまうほど、二人はいつも喧嘩しています。
しかし、いつも喧嘩しているとはいえ、攻めの阿久津は比較的、受けの直哉に好意的に接しようと努力している様子が見受けられるのですが、直哉は大学時代に彼女を(阿久津は知らないのですが)奪われてしまった経験をきっかけに、ずっと阿久津に対して激しい嫌悪感を抱いており、何かにつけて阿久津を敵対視したり侮蔑したりしています。お人好しな阿久津とはいえ、自分に敵意を向ける相手とはさすがに仲良くなれません。そういうわけで、二人は社内外で有名な「天敵同士」と知れ渡ってしまいます。
喧嘩ップルの良さは、やはり「それだけ邪険にしていた相手への態度の軟化」ですよね。
もちろんお互いにしか言い合えないようなひどい言葉のやり取りも、それはそれで心を許している証としてキュンポイントではあるのですが…。
直哉と阿久津の場合は、先に「阿久津アレルギー」を発症した直哉にアレルギーを治してもらうために、一緒にランチを食べたり、体に触れてみたりするところから態度の軟化が始まります。
ツンツンすぎてとりつく島もなかった直哉が、阿久津に触れられるたびにまるで感じているかのようにびくんびくんと体を痙攣させて喘ぐ姿は、阿久津でなくてもドキドキしてしまいます。そしてその触れ合いはもっと深いものに…💕
軟化していく過程こそが喧嘩ップルの醍醐味だと思うので、ぜひ本編でじっくり楽しんでほしいです!
②アレルギー発症は直哉から阿久津へ伝染!?
突然、阿久津アレルギーを発症してしまい、仕事にまで支障をきたしてしまう直哉。アレルギー対策のために阿久津と頻繁に会ったり触れられるようになり、徐々にアレルギーが落ち着いてきます。
しかしなんとここからが面白いところで、直哉が完全にアレルギーを克服すると、逆に今度は阿久津が直哉アレルギーを発症してしまうんです😂
本作は真面目なお仕事BLですが、基本はラブコメ調。阿久津のアレルギー発症発覚時には、直哉のずっこける音がBGMで聞こえてきそうでした😂
せっかくアレルギーが解消されて阿久津と仲良くまた喧嘩しあえると思っていた直哉はがっかり。むしろ阿久津に「アレルギーだから」と避けられるようになり、せいせいする…のかと思いきや、「アレルギーを克服して、前みたいになんでも言い合える関係に戻りたかったのに」と直哉は落ち込んでしまいます。まだここでは直哉は恋を自覚してないので、なぜ自分が落ち込んでいるのかも分かっていないところが愛おしかったですね。
阿久津の直哉アレルギーはどうなるのか?阿久津に避けられ続ける直哉はどうするのか?乞うご期待です。
③濡れ場のエロさが段違い
直哉も阿久津も今年で28歳と、そこそこアダルトなお年頃。だからかは分かりませんが、さとむら緑先生作品の中でも本作はかなり性的に攻めた表現・プレイが多かったように感じます。
特殊なプレイをしているわけではないものの、一回一回のセックスの内容がとにかく濃い!長い!回数が多い!
阿久津は明らかに絶倫で、一晩に3回、4回と抜かずのプレイを繰り広げたり。直哉も男相手は初めてと言いながらも、言葉攻めや腰つき、愛撫の仕方で阿久津を煽ったりと、ベッドの中では、普段仕事中に見せる淡白な顔とは正反対の妖艶な顔を見せます。
ベッドの中だけではなく、玄関、ソファー、風呂場とプレイ場所もさまざま。そのたびに立ちバックや正常位など体勢もいろいろで…読んでいると、二人が普段はどれだけ反目しあっていても、実はそれくらいお互いの存在を激しく求めているのだと感じさせられます。
まとめ
出版社の営業部に勤めるクールな頭脳派エース・直哉は、お人好しな肉体派同期の阿久津と反目しあっています。顔を合わせれば罵倒し合うだけの関係な二人ですが、なぜか突然直哉は「阿久津アレルギー」を発症してしまい、仕事に支障が出ないように阿久津に助けてもらうことに。
出版社での営業の仕事の一部を教えてもらえる真面目なお仕事BLでもありますが、メインは主役二人の喧嘩っぷりです。お前の何が嫌い、どこが嫌い、と言い合いながらも、くっついたり離れたりしている二人は、じれったくて、愛おしい!コメディタッチで描かれる二人の騒動は、読んでいるだけでフフッと笑いが溢れてしまいます。
大人な二人なので濡れ場もしっかり濃厚。家の中のあらゆる場所でセックスに及び、一晩に2回、3回とさまざまな体位でより深い快楽を貪ろうとする彼らはまさに獣。理知的な会社員の姿も見ているだけに、そのギャップ溢れる背徳感にドキドキしてしまいます。
お仕事BL好き、リーマンもの好き、喧嘩ップル好き、正反対の二人がくっつくお話が好き、クールな受けが攻めにほだされていくさまを見たい!というあなたに、オススメの一冊です📚✨