マリー・セクストン「ロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ」のネタバレ感想

小説

マリー・セクストン「ロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


親との確執に苦しむ警察官×オープンゲイの金物屋店員 のお話。

<あらすじ>
コロラドの小さな町コーダで親の店を継いで働くジャレドは、オープンリーゲイであることでトラブルをおこさないように静かに暮らしながら、自分はこのままひとりで生きていくのだろうと思っていた。

しかし警官のマットが新しく街に越してきて、ジャレドとほとんど一瞬で気が合った。

同じ時間を過ごすうち、ジャレドは自分たちが友人としての一線を越えようとしているのを感じるが、彼はストレートで…。

 

こんな人におすすめ

  • アメリカ片田舎の広大な雰囲気を楽しみたい🇺🇸
  • ホモフォビアの親とクローゼットゲイの息子の戦いを体感したい!
  • じれったい恋をニヤニヤしながら見守りたい❤️

 

ネタバレ感想

ホモフォビアの人々が、主人公を「おかま野郎」と馬鹿にする、ゲイだと職場で出世できない…などの描写を見て、胸が詰まりました。人間の愚かさは途方もないな…と。

でもそんなクソ野郎達が何を喚こうと、自分に素直に、自分を愛して今日も生きるぞと励まされる、主人公達の前進するパワーに激励される物語でした。

しみじみと爽やかな読後感です。また読み返したいなあ。

 

実況感想

・岩が登ってくれって言うから登るだけさ。

ふふって笑った。相手がそうしろって言うからそうしてるだけさっていう皮肉っぽいスタンスがアメリカ人っぽい。

・「男のケツとやるのが好きってことか」

ほんとジョセフは最低なクソ野郎だなって思ったけどこういうテンプレゴミホモフォビアってM/Mロマンス小説に必ず出てくるよなこれは日常的にゲイたちが差別に遭ってるから取り上げられるってことよね。しんどいな

・ジャレドがリジーに謝った時、リジーがすぐ「違う!」って言ってくれ抱きしめてくれたの嬉しかったな。ありがとう、リジー。

・「ほらな、やっぱりお前といる方が楽しいよ」

あーーーー好き……マットのこういう素の、爽やかな笑顔をもっと見てたいなあ。

・「愛してる、マット。愛することに間違いなんてないよ」

泣いた。愛することに間違いはないはずなのに、こんなにマットは苦しんでる。親の呪いに苦しんでる。

・「この何週間というもの、惨めだったよ」

アーーーもう泣いた。マットが少しずつ自分の感情を見つめてジャレドに明け渡すようになっていることが切なくて嬉しくて、泣けてくる。成長。我が子がよちよち歩き始めたばかりみたい。

・「もう少し、近寄ってくれないか?そのーお前がそこにいるって感じたいんだ」

マットマットの心はまだ幼いままなのだなと胸が苦しい。かわいそうなマット。満足そうなため息を漏らすのが切ない。

・「立ち去りたくないって、そう、気づいたんだー」

泣いた。マットの心が少しずつ前に進んでいる。

・「ここに、この中にいたい」

マットよかった。ジャレドに素直になれてよかった。じわじわと喜びで心が浸食される。

・何を考えてるかお見通しだ。でも違う

ッカーーーーマット!決断したマットはかっこいいな。男らしい。

・ほんとに、僕を愛してるの?

涙。ゲイとして生きること、共に生きることの難しさをしみじみと知る。

・グラントとタイソンをやりこめたシーン

すかっとした!無茶苦茶むかついたけど、力イズパワーだな。

・本当に嬉しいよ

コールはいい奴だなあじーんとした。

・ラグビーの試合でテンション上がってキスするマット

かわいすぎだろwww 大型犬かよ!とにやけた。

・怒りっぽくて誰にでも喧嘩を売るクソ野郎だからだよ。

笑うwwww ジャレドのこういう、あえて茶化してあげる優しさ好きだわあ。

・初アナルファックのマット

まっっじでエロかった。最高すぎる前立腺押されたときの反応まじやば!!!!!!こんな風に感じてるのかって言うのもいいなー2人で快感を共有する素敵さ!

・トップとボトム問題

バービー人形を例に出したら激しく否定したマット。やっぱ心の中でまだ偏見と闘っているんだなあ。

・「かなり反応がいいんだ」

リジーとジャレドだけじゃなく、読者も赤面しちゃう!w ぼろぼろのマットが少し元気出てよかった。

・リジーのジープから始まった

はああすごかった壮大だったお母さんが賢明な人でよかった。

・おかま野郎=フェアリー、バンジー

女性っぽいことがなぜこんなに嫌われるのか…。

・アメリカ海軍はなぜジャーヘッド(ぼんくら)と呼ばれるのか?

・「でもまあ感染するわけじゃないから安心してよ」

悲しい。

・「単位を取ることが先決です。問題ありません」

リンゴが偏見を改めてくれたことは嬉しかったけど、ゲイのいる店で働くなんて危ないと考える親父がクソ。LGBTQ+先進国のアメリカでさえこうだと考えるとため息が出る。なぜ同性を愛するだけでこうも病原菌のように扱われ、変質者や強姦魔を見るような態度をされねばならないのか。

・「ほら、牛肉に、ビールに、チーズ。三つの基礎食品は満たしてる。」

ワロタww それ基礎食品なんかww

 

まとめ

人を愛する温かさがじんわり沁みる物語です。

ホモフォビアの両親に理想を押しつけられ育った攻の深い苦悩と繊細な受の揺れ動く心理描写にグッとくる😭

笑いと涙溢れる、清々しい名作!!🏆✨

ロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ
作者:マリー・セクストン(著),RURU(イラスト),一瀬麻利 (翻訳)
コロラドの小さな町コーダで親の店を継いで働くジャレドは、オープンリーゲイであることでトラブルをおこさないように静かに暮らしながら、自分はこのままひとりで生きていくのだろうと思っていた。 しかし警官のマットが新しく街に越してきて、ジャレドとほとんど一瞬で気が合った。 同じ時間を過ごすうち、ジャレドは自分たちが友人としての一線を越えようとしているのを感じるが、彼はストレートで…。
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この記事を書いた人

たこわさ
たこわさ
夜明けの腐女子。樋口美沙緒先生「パブリックスクール」・葵居ゆゆ先生「愛傷コレクション」・伊勢原ささら先生「嫌われ魔物の大好きなひと」が愛読書。スパダリ執着攻め×一途健気受けが死ぬほど好き。