滝沢晴「皇太子は宮廷道士を愛する〜愛されたがり子パンダの秘密〜」のネタバレ感想|人語を話すパンダが、宮廷の闇を暴く!?

小説

滝沢晴先生「皇太子は宮廷道士を愛する〜愛されたがり子パンダの秘密〜」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


冷徹な皇太子×生真面目な宮廷道士+人語を話す子パンダ のお話。

<あらすじ>
王睿(ワンルイ)は仙術は苦手だが調薬に長けた道士。
宮廷に仕えていたとき、人の細胞の成長を逆行させて死に至らしめる薬の開発を指示されるが、正義感からそれを断わったため追放され今は田舎でひっそり暮らしている。
宮廷時代、いつもふらりとやってきては構ってくれた武官の颯伸(サーシェン)を懐かしく思っていたところ、突然都から皇太子がルイを迎えにやってきた!?

 

こんな人におすすめ

  • 鈍感美人受けにハラハラしたい😆💕
  • 片想い攻めの可愛さにニヤニヤしたい😁💕
  • 宮廷に蔓延る怪しい謎にドキドキしたい☹️💦

 

ネタバレ感想

①まるでパズル!論理的に組み立てられた物語に舌を巻く🧩

滝沢晴先生作品は本作が初読みだったのですが、まるでパズルのようだと感じました。必要ない言葉が一つもなく、あらゆる言葉が後々のドラマティックな展開への伏線になっているんです。

言葉遣いが軽快なので、一見ノリで読む系の小説だと思いがちなのですが、実はかなり論理的な作品を書かれる先生なのだなと思いました。

作中での些細な論理破綻が気になったり、序盤と終盤を比較して変化が乏しいとがっかりするような論理系読者には、滝沢先生のような、きちんと整理された物語はかなり刺さると思います。個人的には、新人作家さんなのにここまで完成されているなんてと圧倒されました…!!🥹✨

 

②超鈍感美人な受けに絶賛片想いのイケメン攻めというコミカルさにクスリ🤭

これは滝沢先生節なのかな?と思ったのですが、シリアスで複雑な本筋のストーリーに対して、ボーイズラブの「ラブ」の部分はかなりコミカルで楽しい感じです。

自分のことをブサイクだと勘違いしている超絶美人受けを、冷徹と評されるスパダリ攻めが一生懸命追いかけ、アプローチする姿が、めちゃくちゃかわいい…!!!

「なんで攻めのアプローチに気づかないの!?」「早く自分が攻めのことを好きだって気づいて…!!」と、やきもきしたり、ドキドキハラハラしたり、楽しい気持ちになりました。
シリアス一辺倒ではないので、気楽に読めるところが良いところだと思います☺️✨

 

③人語を話す子パンダ。その謎は予想以上に深く…!?🐼

宮廷から追い出された優秀な道士である受け、受けを取り戻そうと左遷先まで乗り込んだだけでなく、公式に「愛人」として囲おうとする攻め。そんな王道ラブストーリーに突然出てくる異分子が、「人語を話す子パンダ」です。

なぜ子パンダが人語を?二人のラブストーリーにこの子パンダは何か意味をもたらすのか?と頭がはてなマークでいっぱいになりつつ読み進めると、受けがそもそも宮廷を追い出された理由にも行き着き…。

子パンダがただのかわいいアイコンというだけでなく、二人のラブストーリーにおいて大きな役割を占めていることが、読み進めるほど分かってきます。それが本当に面白い…!!
ぜひ、皆さんも最後の最後まで子パンダから目を離さないようにしてください!!🐼💕

 

まとめ

仮想古代中国の後宮を舞台にした、政治と愛憎が入り乱れる物語です。

激モテなのに超鈍感な秀才美人道士と、彼に熱烈な片想いをする冷徹皇太子。そして、二人の前に現れた、人語を話す子パンダ。
コミカルな恋の駆け引きにワクワクさせられたかと思いきや、子パンダの謎を追うほど、背後にある恐ろしい勢力の裏事情に首を突っ込むことになり…!?

後宮ミステリーとして上質なだけでなく、濡れ場のねっとりしたエッチさもあり、ボーイズたちのラブをしっかり堪能できる名作でした☺️💕
新人作家さんとは思えない完成度の高さに、圧倒されてください!!

皇太子は宮廷道士を愛する〜愛されたがり子パンダの秘密〜
作者:滝沢晴
王睿(ワンルイ)は仙術は苦手だが調薬に長けた道士。宮廷に仕えていたとき、人の細胞の成長を逆行させて死に至らしめる薬の開発を指示されるが、正義感からそれを断わったため追放され今は田舎でひっそり暮らしている。宮廷時代、いつもふらりとやってきては構ってくれた武官の颯伸(サーシェン)を懐かしく思っていたところ、突然都から皇太子がルイを迎えにやってきた!?

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