2月22日は猫の日!!ニャンニャンニャンの日!!
ということで、「猫にまつわるオススメBL作品10選」をご紹介します🐈🐾
「次に何を読もうか悩んでる🤔」「猫が出てくるBL作品が読みたい☺️」という方はぜひ、参考にしてくださいね。
猫にまつわるおすすめBL作品10選
「猫にまつわるオススメBL作品」というタイトルにしたのは、攻めや受けが猫そのものの作品、猫が物語のキーマンになる作品、猫科獣人の作品…と、一口に「猫関係のBL作品」と言ってもバラバラだったからですw
小説から漫画、旧作から新作までいろいろ選んでみました。
以下、各作品について詳しく紹介紹介していきます!
伊勢原ささら「天使のギフトとしっぽの願い」
もうこれはね〜〜〜😭😭😭
思い出すだけで泣いてしまう…この半年で一番のピュアな涙を流したかもしれない…。
健気!純粋!感動!そんな言葉しか浮かばない、最強のハートフル猫BLです。
本作は、野良猫の風太(受け)が転生した場面から始まります。
野良猫時代に誰かにすごく愛された気がする、でも誰か思い出せない…と悩む風太。
そんな時、聡史と名乗る青年が風太を保護してくれます。寒い冬に転生した風太を家に入れ、温かいストーブで暖めてくれます。
なぜ自分が転生したのか分からず記憶を取り戻したい風太は、ひとまず、自分によくしてくれる聡史にお礼をしようと考えます。
そして、聡史と共にあれこれ行動するうちに、風太は大切な記憶を取り戻していき…?というお話です。
もうね、これだけじゃ本作の魅力の1パーセントも伝わってないと思うんですけど…、本作の一番のおすすめポイントは風太と聡史のピュアな愛なんです。
聡史も風太も天涯孤独。2人はお互い小さな頃に出会い、共に寄り添いながら成長していきます。
ひとりぼっちの聡史の夢は、愛する家族と暮らすこと。聡史のことが大好きな風太の夢は、聡史の夢を叶えること。2人は夢のために頑張るのですが…。
ああああああぜひ本編を読んで号泣してほしいのでここまでしか書けなくて悔しい…ウウ…😭😭😭
でも、読みながら「こんなにいじらしい…猫と人間の物語があるのか…」と、あたたかい涙があなたの頬を濡らすはずです。
そして八千代ハル先生の描く風太が!!!!!めちゃくちゃかわいい!!!!!!
茶トラ猫ってこんなかわいいの!?やばい!!!!風太マジで世界一かわいいな!!!!!と思わず狂喜乱舞してしまう可愛さです。ほんとにめちゃくちゃ可愛いんですよ…!🥺❤️✨
あったかくて大感動のストーリーだけでなく、ほわほわ可愛い猫の風太にもぜひ心奪われてください🐈❤️
伊勢原ささら「郵便配達人は愛を届ける」
伊勢原ささら先生といえば、絵本風の優しくてあったかい語り口の作品(「嫌われ魔物の大好きなひと」や「天使のギフトとしっぽの願い」など)が有名ですが、これはそんな皆さんのイメージを打ち壊すエモエモのエモな名作です!!!!📖✨
過疎の村で静かに暮らす、郵便配達員の洋介(攻め)。
都会は肌に合わないからと地元で就職するも、ゲイの自分には無理だと恋は諦め気味。
そんな中、ある日突然、無愛想な美貌の画家、悠月(受け)が洋介の住む村に引っ越してきます。
毎週ある曜日に届く絵葉書を心待ちにしている様子の悠月に、心がざわめく洋介。
洋介の朗らかさに、少しずつ悠月の頑なな態度が和らいでいくが…?というお話です。
本作のイチオシポイントは、「情景描写の美しさ」です!!!!✨✨✨
洋介が、秘密の場所だと悠月を連れて行った川辺のみずみずしい新緑、太陽の光を反射する水面、いきいきと川の中を泳ぐ小さな魚たち…。
読みながら、まるで自分もその秘密の場所へ行ったような気持ちになるほど素晴らしい描写です。
ざわざわと木の葉を揺らす風が耳に聞こえるよう。岩に当たった水しぶきが冷たく肌にかかるよう。
五感が錯覚してしまいそうなくらい、リアルで美しい描写なんです😭✨
伊勢原先生といえばあったかファンタジーものだよね!と思っている方にこそ、ぜひ読んでもらいたい!!!!!🔥
こんなに胸を打つ、切なくて美しいエモい両片想いの作品を描かれるのか!!こんなに素晴らしい情景描写を描かれる先生だったのか!!!と、アハ体験するはずです。
ちなみに、悠月は洋介から右目が見えない子猫♂を譲ってもらってかわいがっています。彼はスポットって名前なんですが、これがまあ〜〜〜〜めちゃくちゃかわいい🥺❤️❤️❤️
そして残念なことに紙版にしか挿絵が載っていないので…もし興味を持たれた方はよろしければ紙版で購入されてください。生後1ヶ月のほにゃほにゃしてるスポットが!!!!かわいい!!!!!
モノクロの挿絵なのに、スポットのお鼻と口がピンク色に色づいて見えてくるようです…見れば見るほどめちゃくちゃかわいい///
悠月の美人さとスポットの可愛さにぜひ悶絶してください❤️
葵居ゆゆ「恋も食事もあなたと二人」
サキュバスっていうのは本来女性型なんですが、本作の主人公である夕都(受け)は男性型のサキュバスです😈💋
幼少期に精気を吸いすぎて両親を昏倒させてしまい、それ以来、両親とはよそよそしい関係に。両親から愛されなかったことで、対人関係がひどく苦手になってしまいました。
それゆえ、人を誘惑して精気を貰わなければ生きていけないのに、夕都は唯一優しく接してくれる従姉にわずかな精気を分けてもらって生活しています。
いつも精気不足で体調不良の夕都は、意を決してバーでナンパします…が、怖気づいて逃げ出してしまいます。たまたま通りかかった、ずっと片思いしている取引先の副編集長、降町さん(攻め)に助けられるのですが…?というお話です。
この夕都、すごくネガティブです。両親に疎まれて育ったので、「自分なんか生まれなければよかった」という自己否定の気持ちが常にあるんですね…それがすごく切ないし、どこか共感できるんです。自分を100%肯定して生きられたら楽だけど、なかなかそううまくはいかないですよね。
片思い相手の降町さんに「ずっと前から好きだった」と言われても、(きっと僕のサキュバスのフェロモンのせいで混乱してるんだ…降町さんごめんなさい…)と逆に辛く思ってしまったり。
自分のことが好きじゃない、誰よりも自分自身を信じられない。だからこそ、好きな人からの言葉も信じられない…。
そんな辛いループに入ってしまっている夕都に、降町さんは好意を根気よく訴え続けることでその硬い自己否定の殻を破っていきます。
降町さんは大の猫好きなんですが、物語の序盤と終盤に愛猫が登場します。序盤では、2年間の闘病の末、亡くなってしまった「マナ」という猫。終盤では、2人が新しく飼い始めた「セロリ」という子猫。
一見、2匹の猫たちは物語に関係なさそうですが、実は降町さんと夕都の関係に複雑に絡んでいます🐈🐾
後ろ向きな健気サキュバスと酸いも甘いも知り尽くした大人の男の飯テロを味わいたい方にオススメです🍽✨
伊勢原ささら「それは、世界を救う恋!」
突然ですが、「どうぶつの森」(以下、「どう森」)はお好きですか?
どう森は、果物を収穫したり、家具を作ったりして自分だけの村を作るゲームです。
なぜ急にどう森の話をしたかというと、実はこの作品…受けの「みくる」が住んでいるゲーム「きみと、ぼくと、おともだち」(以下、「きみぼく」)がどう森と似てるんです!!!(※みくるはゲームの中の世界に住んでいます。2次元の住人です。)
理由は、伊勢原先生がどう森をお好きだから。
かわいらしいものがお好きな伊勢原先生らしいですよね☺️🌸エヘヘ
ノルンという花が咲いたり、果物を採ったり、魚を釣ったり…ものすごくほのぼのした情景描写にどう森を思い出しつつ、かわいいみくるとあったかい世界観につい頬が緩みます🤤🌸
私は本作を読んでからどう森ファンになったんですが、読み返すたびに、みくる達住人のほのぼの〜とした雰囲気と時間の流れがそっくりだな…とほんわかしています♨️
一方、攻めの「勝利」は金髪に鋭い眼光、しかも短気…とTHE・ヤンキー。でも実は正義感が強くて心優しいおばあちゃんっ子。こちらは3次元の住人です。
祖父母が亡くなり、叔父から遺品整理に呼びつけられた勝利。厳しい祖父の目を逃れ、小さい頃にこっそりやりこんでいた、ゲーム機ときみぼくを見つけます。懐かしい!と思わずゲーム機のスイッチを入れた途端、ゲーム機が光りだして…というお話です。
きみぼくの世界が何者かによって壊されてしまうのを、勝利とみくるが現実とゲームの中の世界を行ったり来たりしながら阻止します。
その阻止しようと戦う過程で2人自身も2人の関係もどんどん変わっていくんです。
その日暮らしでなんとなく生きていた勝利は、みくるやきみぼくの村人たちを守るという目標を得て、心も体も柔剛な男に変わっていきます。
みくるも、親友の勝利に会えないと泣くばかりではなく、大好きな勝利や村人たちを守りたいと前向きに自分にできることを探すようになっていきます。
天然ぽわぽわなみくる、外見はグレーの毛並みの猫ちゃんで、いつも困り顔、ボーダーシャツにデニムのサロペットという「地味めな男の子」…と紹介されているのですが、三ツ矢凡人先生のこの表紙絵!の!みくる!!!!!左奥にいるみくる!!!!
めちゃくちゃ可愛くないですか!!???
地味…?地味とは…??とつい定義を探してしまいました。確かにド金髪の勝利と比べると地味かも。だけど、めちゃくちゃかわいい。
挿絵はないのが残念ですが、このみくるがてちてちゲームの中の世界を歩いていると思うだけで死ぬほど萌えません…???萌える!!!!(自己完結)
手前の猫耳が生えた人間の姿は、みくるが現実世界に来ると自動で変身しちゃう姿なんですが…これもかわゆい…🥺
泣き虫で、NOとなかなか言えなくて、引っ込み思案で、天然で…そんなみくるがもうめちゃくちゃ可愛くて愛おしいのです。
読むほど、みくるの健気さ、一途さ、懸命さに読者全員「頑張れ!!!!」と涙ながらに応援してしまうはず。
頑張り屋の勝利とみくるの成長記、ぜひ一緒に見届けませんか?🥺✨
どう森好きも、猫科獣人好きも、天然かわいいショタ受け好きも、異世界ファンタジーBL好きも、ぜひ読んでくれーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!😭❤️❤️❤️❤️❤️❤️
葵居ゆゆ「夏の雪」
最愛の弟を交通事故で亡くして以来、冬(受け)は両親からひどいDVを受けていました。
母の「あんたが死ねばよかった」などの言葉による暴力、父の無視という暴力…全てが嫌になり、冬は家出し疲れ果て、ふと行き着いた公園のベンチで寝始めます。
冬が目を閉じていると、自分の父親ほどの男から声をかけられます。適当にあしらい眠っていたら、その男、喜雨(攻め)の家で寝かされていました。
冬の様子から訳ありだと察した喜雨は、しばらくウチにいていいと提案します。冬は針のむしろのような家に帰るのが嫌で、少しだけ滞在することにするが…というお話です。
喜雨の家は一人暮らしではなく、長屋のような感じです。三津子(女装の男性、姉御肌のツンデレ)、佐久(男性、作家、三津子に全力アプローチ中)、まあこ(太っちょの猫)の2人と1匹も住んでいます。
冬は喜雨たちにあたたかく見守られながら、少しずつ元気を取り戻していくんですが…この過程が本当に🤦♀️尊い🤦♀️
冬は感情があまり表に出ないんですが、ものすごく純粋な子なんですよ…。愛されなくても、死ねと言われても、無視されても、父母を愛していて、彼らのために何かしてあげたいと思うような…無償の愛を知っている、健気すぎる心優しい子なんですよね…。
喜雨たちの温かい愛情のおかげで、冬は高校へ通学したりアルバイトする元気が出てきて、父母に「元気にやってる」と顔を見せに行くんですよ。
そしたら、冬の父母たちは何て言ったと思います?冬を男娼扱いですよ…。男に媚びて生活してたのかって侮蔑するように言うんですよ…。
両親にも喜雨にも誰にも迷惑をかけたくないと、必死で1人で生きようとする冬があまりにもかわいそうで、しんどくて…ウウウウウ!!!
この後もまたいろいろあるんですが、喜雨が包み込むように冬を愛しているのが本当に素敵で…(号泣)
父性だけじゃない、愛する人を守りたい、幸せにしたいという喜雨の紳士的な愛と、愛する人に迷惑をかけたくないと頑なになってしまう冬の不器用な愛が素晴らしく尊かった……。
自分なんかこの世にいらないのかもしれない…そんな風に思った時に、励まされる一冊です。
喜雨と冬の年の差愛、喜雨の包容力と冬の可愛さに悶えてください!!!!!
熊猫「ビター・シガー」
仕事と家を往復する日々を送る、豊橋(攻め)。ある夜、隣室のうめき声にかけつけると、住人の高槻(受け)が半泣きでうずくまっていました。
原因は空腹。在宅仕事で集中すると食事も忘れてしまうのだとか。見かねた豊橋はちょうど作りかけだった夕食をふるまいます。簡単な手料理に大喜びする高槻。「毎日でも食べたい! 」と言われ、週末ごとのごはん会を約束します。
2匹の猫(豊橋宅の飼い猫)と2人で食卓を囲むようになると、豊橋の毎日は少しずつ変わっていき…というお話です。
「ビター・シガー」は、「バニラ・ショコラ・シガレット」のスピンオフ作品です。
電子版描き下ろしに「バニラ〜」の2人が出てくるくらいです。
豊橋宅の猫ちゃんは、バニラちゃんとチョコちゃん。2人が食卓を囲むコマにちょこちょこ登場します。かわいい。
というか、本作は全コマどこを切り取ってもかわいい!!!!!
どのコマも細かく描き込まれていて、しかも絵柄だけじゃなくフォントまで凝っていて、一コマ一コマが宝石みたいなんです。
ジェンダーレスな外見が好きな高槻の感じている生きづらさ、そんな高槻に不器用に片想いする豊橋のもどかしさ…。
二歩進んで一歩下がるような2人が可愛くて愛おしい、ちょっぴり切なくて可愛くてドキドキする、可愛い恋の物語です。
わたなべあじあ「ROMEO」シリーズ
「ROMEO」は、現在3巻まで単行本が出ていますが…未完です。
新刊が発売されるたびに大反響を巻き起こす「ROMEO」シリーズですが、その世界観はあまりに壮大かつ複雑で、一言では説明できません。
3巻まで読んでも、「ROMEO」の世界観の半分も理解できた気がしませんww
とはいえ簡単に言うと、転生を前提とした世界で生きる獣人達の物語です。
主人公は、「人類強化獣種」という、獣人の中でも特に強い種類の生き物、かつ強力な性フェロモンを持つ光陽(受け)です。
彼と同じく、人類強化獣種の中でも選ばれし者たちは自分たちの住む地域の周囲を定期的に見回りパトロールしています。外敵などに街を襲われないようにするためです。
その見回り警備隊のうち、光陽の右腕として活躍しているのがジェイド(攻め)。光陽の弟分的存在です。
光陽はジェイドに長い片想いをしているんですが、光陽がフェロモンや言葉・態度でどれだけ誘おうとジェイドは全くなびきません。なぜなら、前隊長と光陽が付き合っていると思い込んでいるから。光陽は切ない片想いを募らせていくが…というお話です。
光陽とジェイドという2人のすれ違い恋物語…と書くとシンプルですが、思い出して欲しいのが、この世界は輪廻転生を前提としているんですね…なので、光陽とジェイドにも何代にも続く浅からぬ因縁があるわけです。
現実の切ない片想い、前世の記憶、すれ違い、死別…光陽とジェイドという2人を通して紡がれる、壮大な恋と愛の歴史をぜひ見てほしいです。
肉感的でエロエロな絵柄、濡れ場も最高ですが、やはり素晴らしいのはその緻密すぎる世界観。
ページの端まで満ち満ちている、「ROMEO」という世界に頭から爪先までどっぷりと浸りきってほしいです。
小石川あお「ご主人さまとけだま」
妻を亡くした一人暮らしのサラリーマン、千草(攻め)が、自販機の隙間に落ちている薄汚れた子猫のようなものを拾いました。
すると翌日、猫の耳と尻尾のある青年(受け)が現れ「恩返しに来た」と言い始め…というお話です。猫の恩返しですね。
この作品はね、もう、もう…
ものすごい泣かせる物語なんです。
薄汚れた子猫のようなものは、猫の妖怪でした。この妖怪になった経緯がものすごくいじらしくてかわいそうで…これだけでも号泣ものなんですが、この妖怪は千草に「けだま」と呼んで優しくしてもらえたのが嬉しくて、千草を「ご主人」と呼び、一生懸命尽くそうとするんですね。
家事は一通りできるものの、不器用でそそっかしいけだま。ご主人のために何か頑張っても裏目に出てしまったりするんですが、この「頑張る」が本当に…「どうしてそこまで?」と心配になるくらい一生懸命なんですね…。
千草は最初、全く心を開かず他人行儀だったんですが…徐々にけだまのいる生活を心地よく思うようになってきます。
ですが、そんな矢先に…うううううこの先はどうかネタバレなしで読んでほしい!!!!!
これを書きながら、けだまを思って号泣してしまうくらいには私はもうどうしようもないくらいけだまが好きです…。本作を読んだ人はきっとみんなそうなります。
けだまが自分の全てをかけて、人を、千草を愛する様子が眩しくて…まるで聖母のようです。けだまの生き方が愛でないなら、世界に愛はないです。
骨の髄まで健気で一途で一生懸命なけだま、愛しか知らずに生きるけだま、とにかくけだまが愛おしい。
最後は圧倒的ハピエンなので安心して読んでください!!!!
かわいいかわいいけだまに、1人でも多くの腐女子が癒され泣かされメロメロにされますように。
小椋ムク「センチメンタルガーデンラバー」
野良猫のフジ(攻め)は、名前をつけてくれた優しい人間の比呂(受け)が大好き。でも、比呂には男の恋人がおり、時々訪れては暴力を振るわれている様子。
比呂を守りたくても、フジは猫だから何もできません。神様、どうか比呂を守れる体をください!とお願いしたその夜、フジの体は人間になっていて…!?というお話です。
表題作は猫が攻めですが、表題作のスピンオフも同時収録されていて、そちらは猫が受けです。シマと言います。🐈🐾
どちらも猫が人間のことが大好きで、いじらしくて…「体が大きかったら守れるのに」「言葉が話せたらいいのに」と悩む猫たちに、胸がギュッと締めつけられます。
猫のどこかちぐはぐな言動がかわいく、読むほど「なんて猫って愛おしいんだろう」と思わずにはいられません。フジもシマも大好きだよ!!!
表題作のシリーズの他にも、読切り4編が同時収録されています。
小椋先生のいろんな切り口の作品を見られるので、小椋ムク先生作品は初めて読むよー!という方に特におすすめかも🙆♀️🌸
寿たらこ「SEX PISTOLS」シリーズ
一世を風靡した”セクピス”!男性妊娠を常識にした、腐女子の聖典
セクピスを知らぬ腐女子はいない!!!!!
と思わず断定してしまいそうなほど有名なシリーズ、「SEX PISTOLS」(以下、「セクピス」)。
今やオメガバースが男性妊娠設定の標準となっていますが、その「男性妊娠」の常識を築いたのがこのセクピスです。
平凡な男子高校生のノリ夫(受け)は、ある日突然「斑類」に目覚めてしまいます。昨日まで人間に見えていた周囲の人たちが全員猿や熊などなど…動物に見える…!!!
混乱しているノリ夫の前に突然現れる俺様男、斑目国政(攻め)。
そして訳のわからぬままトイレに連れ込まれ顔射され精液を塗りたくられ…動物の魂を持って生まれてくる「斑類」の世界に、ノリ夫は足を踏み入れていく…というお話です。
これがもう!!!!!!!めっっっっちゃくちゃ面白い!!!!!!
テンポが良く、ギャグとシリアスな塩梅が超絶妙なんです。しかも班類、先祖返り…など、細かい設定がとにかく面白い。
読めば読むほど各キャラの濃さ、鮮やかで奇抜なストーリー展開にハマっていきます。
セクピスは現在10巻まで出ていて未完なのですが、話が進むほど世界観が詳しく分かってくるし、しかもキャラが次々出てきてもそれぞれの立ち位置や外見が全くかぶらないので全キャラ、全カプ、全話めちゃくちゃ楽しく読めます。
1巻が2011年2月に発売されているので、今年でもう9年目!!!
にも関わらず、さらに面白さをより増していくセクピスの世界。
セクピスって何?という方も、セクピスは最初だけ買って最近のはご無沙汰だわという方も、ぜひセクピス沼へハマってください!!!!!
めくるめく班類の世界が、あなたを待っています🐈🐾✨
猫にまつわるBL作品10選、いかがだったでしょうか!?
どれかひとつでも「読んでみたい!」と思っていただけたら、すごく嬉しいです😆
気になった作品があれば、ぜひ読んで見られてください〜!!!🐈🐾