伊達きよ先生「おおかみルゥと過保護な冒険者」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
薬草採取しかできない下級冒険者は、戦闘に巻き込まれて死んだ──
はずが、冷酷な冒険者・リカルドに拾われた仔狼に転生していた。
ルーシィと名付けられ、甲斐甲斐しく世話をされる日々。
噂とも、冒険者時代に垣間見た彼とも違う一面に、ルーシィは次第に惹かれてしまう。
こんな人におすすめ
- もふもふが好き!狼が好き!🐺
- ファンタジーBLが好き🧙
- 伊達きよ先生の作品が好き💕
ネタバレ感想
①狼の赤ちゃん(受け)が成長していく様子が尊すぎる
受けのルーシィ(通称ルゥ)は、もともと貧弱な底辺冒険者でした。それが何の因果か、死んだ人狼の赤ちゃんに魂が乗り移ってしまい、攻めの最強冒険者リカルドに育てられることになります。
リカルドはまだ排泄さえ一人ではままならなかったルゥを愛情込めて育てます。それまで握ったことのなかったフライパンで多彩な料理を作ったり、ルゥの鍛錬のために広場を作ったり。
しっぽをぶんぶん振りながら「リカルドさん!」と養い主にじゃれつくルゥ、リカルドに怒られると尻尾を股の間に挟んで落ち込むルゥはまさに狼の子どもの反応そのもので、思わず読んでいるこちらまでまなじりがでれりと下がってしまいます☺️💕
②受けにだけ過保護すぎる攻めに萌え
ルゥは「外れ物」の人狼です。人狼というのは基本的にとても身体能力に優れて強い生き物のはずなのですが、「外れ物」のルゥは体はがりがりで何をやらせてもうまくいきません。
そんなルゥを心配するあまり、リカルドは超高級で貴重な装具を山のようにつけて冒険に赴かせたり、自分に傷が移転するような魔法具をつけたりと必死です。
「心が氷でできている永久凍土の化け物」と呼ばれているリカルドも、ルゥの前ではただの過保護な父親代わりに早代わりです😂
③濡れ場が思いがけずエッチ…!
伊達きよ先生といえば、もふもふの可愛い生き物を描かせたら最強!!(例えば、代表作「春が来るまで待っててね」など)ですが、すごいのはかわいい描写だけではありません💕
濡れ場が…予想以上にエッチなんです…!(歓喜)
ルゥがリカルドに奉仕したいと頑張るくだりがあるんですが、リカルドの陰茎がどんなふうに反応したのか、ルゥがどんなふうに気持ちいいのかが丁寧に描写されていて、二人の愛の営みをルゥ視点でくまなく知ることができます。
リカルドに甘やかされすぎてうまく奉仕できないと焦るルゥの可愛いこと…😭💕
まとめ
冒険以外の何にも興味がないリカルドが唯一執着するのは、養い子の人狼ルゥ。実はルゥは、リカルドがドラゴンを倒そうとした時に巻き添えを喰らって死んだ底辺冒険者の生まれ変わった姿だった!
リカルドがルゥをべたべたに甘やかす姿にニヤニヤが止まりません😁💕
ルゥのいかにも狼の子どもっぽい仕草は本っっ当〜に可愛くて(伊達先生は動物の描写がうますぎる!)、リカルドじゃなくてもこれじゃあ猫可愛がりしちゃうよね、と納得してしまいます。
一転、成人後のルゥは清らかでどこか妖艶で、とってもエッチ…!リカルドが、宝物のように愛しながらも獣のようにルゥを貪る姿に、ドキドキが止まりません///
もふもふ好きな方、ちびっ子好きな方、攻めと受けの家族愛も恋愛もどっちもたっぷり堪能したい方、ぜひおすすめの一冊です!