映画「エモーショナル・ラブ」(2018)のネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|本当の自分、本当の愛に気づいた今、彼への熱い思いは、もう止められない!

小説

「アマプラ同時上映会」第153弾!

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主人公と妻、その義弟、また彼の恋人になる男性の父親とその婚約者、さらには友人たちなど彼らを取り巻く人々の同性愛に対する考えなども描かれ、ジェンダーレス時代に即した興味深い内容の一作!「エモーショナル・ラブ」

全編のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:エモーショナル・ラブ|フジテレビの人気ドラマ・アニメ・TV番組の動画が見放題<FOD>

隠れゲイの既婚者×不倫と浮気ばかりしてしまうゲイ青年 のお話。

<あらすじ>
ジャックは妻のカーラと結婚して12年、子宝にも恵まれ幸せに暮らしていた。
そんな彼は隠れゲイだったが、セラピストに指摘されても認めず、バイセクシュアルと言われるのを毛嫌いし、夫であり父親でいたいと考え完璧に隠してきた。
そんなある日、ゲイバーでピートという男性と運命的な出会いを果たしたジャックは、その日のうちに彼の家に行き、深い仲になっていく。

 

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こんな人におすすめ

  • 不倫や浮気も事情があるなら許せる(観られる)🙏
  • ノンケがセクシュアリティに苦しむさまを生々しく見たい👀
  • 登場人物は多くても整理できる🧹

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

2019年3月26日にBFIフレア:ロンドンLGBT映画祭で初公開されました。それ以来、トロントのインサイド・アウト・フィルム・アンド・ビデオ・フェスティバルなど、他のLGBT映画祭で上映されています。

 

ネタバレ感想

カーラとジャックは、神父の前で永遠の愛を誓います。2人がキスしようとした瞬間、教会の扉が突然開きます。
「12年間は完璧だった」と振り返るジャック。
服を着替えるカーラの手伝いをすると、デブラが下に来てるからと家政婦のジェニファーに後を頼みます。
親友エリックの誕生日会でウェイターの男と激しくキスをするジャック。それがきっかけになり、数日後にはゲイバーに行くようになりました。男からビールを奢られ、車内でフェラをしてもらいます。
ジャックはトレイシー医師に同性愛者だと言われますが、同性愛者も両性愛者も嫌だと突っぱねます。
ゲイバー・ピートバーでピートと目が合ったジャックは、7時に閉まるからクリーニング店まで一緒に歩かないかと誘われます。クリーニング店は閉まっており、近くにあるというピートの家に行くことに。
家の前で躓いたピートを支えた時に、ジャックは既婚者であるとバレてしまいます。しかし、ピートは何事もなかったかのように家に迎え入れます。キスをして一戦を終えると、ジャックは淡々と帰っていきます。

ピートとの情事を夢に見るジャック。トレイシーに「なぜ父であり夫であることをやめたくないのにバーに行くのか?」と尋ねられるも、何も言い返せません。
あまりバーには行かないとピートに言ったにも関わらず、ジャックはピートに会いたいがために足繁くバーに通ってしまいます。カーラにはエリックの失恋話を聞いて帰るのが遅くなったなどと嘘をつきます。トレイシーには1から10で罪悪感を示すと10の罪悪感を感じていると打ち明けます。

ピートは両親と会食しますが、先日約束をすっぽかしたのは男と会っていたからだろうと母に言い当てられます。さらに相手は既婚者だろうと言われ、言葉に詰まります。もう既婚者に恋をするのは4人目です。相変わらずなピートに呆れる両親。

ピートからもらった名刺を大事そうにもてあそぶと、書斎の机に仕舞い込むジャック。正気になれと自分に言い聞かせ、仕事中のカーラに印刷のミスが発覚したから夜遅くなると電話します。カーラにまた嘘をつき、向かった先は、ピートの家の前です。待ち伏せするジャックに「前にも既婚者と付き合ったことがあるけど、残念だけどもう会うのはやめよう」と言い渡すピート。しかしジャックは自分を慰めてくれるピートの言葉を掬い取り、彼の好きな小説や仕事を探り、話を続けようとします。しばらく話すと、2人は別れます。

帰宅するとマイルズが来ていたと出迎えるカーラ。明日娘たちにブラウニーを持たせたいから材料を買ってきてと頼まれます。

ピートが買い物をしていると、ジャックから「今度食事をしよう。服を着たままで」とメッセージが入ります。思わず了解してしまうピート。
デートの直前、歯磨きをしたり髪型をセットしたりとやけにキメるジャック。受付嬢に香水をつけたのかと尋ねられるほどです。
結局ピートの部屋でセックスをしてしまう2人。「この関係が壊れる時は問い詰めたり謝ったりせずに終わらせよう」と一方的に約束させるジャック。それから2人は何度も何度も体を重ねます。

ピートバーに来たピートは、仲間のデイビットから「スコットから君の電話番号を知りたいと言われた」と言われます。さらにジョンという男からは色目を使われ、デイビットから彼は黒人好きだからどうかと勧められます。しかしピートは誰にも言うなと前置きをして「既婚者とデートしてる」と打ち明けます。

エリックとスカッシュしてくるとカーラにキスすると、すぐに出社するジャック。カーラはエリックに電話すると「今夜私とデートしないなら一生あなたと遊んでろと夫に伝えて」と留守番電話を残します。エリックの伝言のおかげで、カーラはその晩ジャックとディナーをすることに。実はその夜はカーラとの記念日でした。にこやかなカーラに「もう二度と忘れない」と謝るジャック。しかし同じ頃、ピートはディナーの用意をしてずっとジャックを待っていました。
ジャックは「ずっとこのままじゃない」とピートに謝罪の電話をします。電話を終えると寝室に行き、眠るカーラにキスをします。イスに座り込み、泣き始めるジャック。

サウナ室でジャックはエリックに誰かと寝てきたのかと尋ね、彼は1人でランチをしていた女性をナンパしてワンナイトをしたと悪びれもせずに言います。エリックはジャックになぜカーラに嘘をついているのかと尋ね、ジャックは男と浮気をしているのだと打ち明けます。しかしエリックは笑い出し、「8歳の頃からお前を知ってるが、お前はゲイじゃない」と激しい拒否反応を示します。ジャックは、ビリー・ボンダーという発話障害のある少年を12歳の頃いじめていたけれど、父のアメ車の中でそのビリーと寝たことがあると告白します。彼がはじめの男だったものの、自分はゲイだし恋に落ちたのだと言います。彼は自分を笑わせてくれると言うジャックに、エリックはそんなもののためにカーラ捨てるのかと責めます。

ピートの女友達はぜひジャックに会わせてほしいと頼みます。
週末シカゴに一緒に旅行に行こうとピートを誘うジャック。その会食の現場にピートの父が乗り込んできて、「こんなことはやめろ。本当に彼を愛しているのか?」と2人それぞれに尋ねます。ジャックに「愛している」と言われて夢見心地になるピート。
ピートの女友達は結婚する予定らしく、婚約者のロンはピートに付添人を頼むはずだと言われます。ジャックは奥さんと別れるはずがないと言われるのと同時に、ジョンが現れ、2人は挨拶を交わします。
そこにジャックから電話がかかってきて、「今夜都合が悪くなった。カーラの親友の個展の記念パーティーがあるんだ。旅行は再来週だからまだ時間はある」と言われます。そろそろ旅行なのにと不安がるピートですが、仕事中に男関係の電話をするなと同僚に怒られてしまいます。
その日の夕方、ピートはジョンから「デイビットから連絡先を聞いた。今夜空いてる?」と誘われます。

ジャックはマイルズの個展を見て回っている間、エリックから「カーラから近況を聞かれた」と言われ、「友達だろ」と不安げに返します。慌ててピートに電話しますが、繋がりません。不安になり、ピートの家に駆けつけるジャックですが、家はもぬけの空です。

ピートはジョンとディナー中。家を褒めると、「父さんが愛人に買った家を、2人が別れた時に買った」と笑います。ジョンは大手で運用の仕事をしていると仕事内容を話し、ピートは儲かっているのだろうと感嘆します。ピートの笑顔を褒めるジョンはすぐさまキスを仕掛けてきて、2人は良い雰囲気に。

マイルズの打ち上げに戻ってきたジャック。マイルズはジャックをイケメンだと褒め、「君より先に出会ってたら俺が結婚しただろう」とカーラに言います。さらに2002年の大晦日に酔っ払ったジャックから腰に手を回されキスされ「ベイビー」と呼ばれたと爆弾を落とします。「叶わない夢もある」と言うマイルズに、エリックは「まだ分からない」と冗談か本気か分からないことを言います。

ジョンはセックスの後、ピートに「秘密の彼氏は今何してるの?」と冗談めかして尋ねてきます。ピートは気分を害したようにすぐに帰宅してしまいます。

カーラにセックスに誘われたジャックですが、「仕事漬けで疲れてるんだ」と行為を拒みます。「もうすぐバカンスだから許してあげる」と笑うカーラは、バカンスを特別なものにしたいと意気込んでいます。カーラは「他に何か話したいことはある?」と尋ねてきますが、ジャックは何もないと言って会話を中断させます。ただ、エリックと夜に出かけると言ったため、カーラから「どうしていつも一緒にいるの?何をするの?」と詮索されてしまいます。ジャックは気に触るなら行かないと言いますが、カーラは友達との時間は大事だからと否定します。そして「私に何かあったら再婚してくれる?」とジャックに背中を向けて尋ねます。ジャックは「おかしな質問をするなあ。たぶんしないよ」とカーラにキスします。

ピートが旅行に行こうと準備をしていると、ジャックから電話が。「子どもを見ていなきゃいけないんだ。本当に残念だよ」と言うジャック。

義母の家に来たジャックたち。カーラの弟であるクレイがなぜか家におり、理由は奥さんの美容師と浮気したために家から追い出されたのでした。本気ではなかったと言い訳をするクレイ。プールからクレイの男友達・リッチが上がってきて、ジャックたちに挨拶します。ロサンゼルスから運転してきてくれたお礼にと2週間も滞在しているのだそうです。
リッチは気のいい男で、ジャックたちの荷物を運んでくれるほどです。しかし、ジャックはリッチの半裸の体に目が釘付けです。

子供達がプールで遊ぶのを見ながら、ジャックはピートに「返事がないが大丈夫?君のことを考えてる」とメッセージを送ります。クレイから「誰にメールしてるの?」と問われ、「仕事」と答えるも、「そう言うなら」と意味深な返しをされてしまいます。

一家は夕食の時間に。リッチはスタントマンの仕事が主だが暇な時間は美容師の仕事をしていると言い、カーラは眉を顰めます。

ジョンとセックスするピート。ジョンから「特別な関係になりたいと言ったら?」と言われ、ピートは固まってしまいます。ピートから芳しい反応が得られなかったため、ジョンは「今のは忘れて、僕の番号も消して」と言いますが、ピートは薄く笑うと彼に近づきキスを仕掛けます。

夜中に冷蔵庫を開けてぼうっと中身を見つめていたジャックは、クレイから「離婚したい?」と唐突に尋ねられます。「どうして離婚の話を?」と酒を片手にプールサイドで問いかけると、クレイは「お互い様だから。家を買って子どもを私立に行かせるのは大変だ。それが君を苦しめてる。俺が気づくくらいだから姉さんは気づいてる。メールはダメだろ。いずれ流出して姉さんを苦しめる。大バカ者だよ。俺と同じことはするな。腹を括れ。それに子供達も父親に幸せでいてほしいはずさ」とアドバイスします。全裸になりプールで泳ぐクレイとリッチに誘われ、ジャックもプールに飛び込みます。
クレイに「いつゲイだと気づいた?」と尋ねられ、「1年前からだ」と告白しますが、クレイとリッチはゲイカップルではないらしく、ジャックは孤独を味わいます。

ジャックは出社すると、秘書のキムにピートへ黄色のバラを贈るようにひっそり指示します。呆れる彼女。2週間ぶりにデートしようとピートに約束を取り付け、浮かれるジャックですが、キムは「このピートって人のこと知ってるわ。ゲイバーで2人が飲んでたのを見たことがあるの。カーラは気づいてるはずよ」と忠告します。

ジャックは浮かれた様子で「記念日おめでとう」とグラス入りのシャンパンを掲げ、ピートと乾杯をします。「僕は悪い人間じゃない。たしかに、僕は妻を裏切ってる。友達や子供にも嘘をついてる。けど違うんだ。本当の僕を知ってほしい。チャンスをくれ。君を愛してる。本当だ。カーラとは別れる」と胸元から書類を出します。「手紙?手紙じゃダメだ」と頭を抱えるピート。「話し合いの場をきちんと持つ。考えをまとめただけ」と焦るジャックに、「僕のせいだ」と自嘲的にピートは笑います。ピートは「ある人と出会ったんだ。まだ真剣な付き合いじゃないけどそうなるような気がしてる。そう望んでる」と震える声で告げ、ジャックは居住まいを正して帰っていきます。ひとり泣きじゃくるピート。帰りの電車内、ジャックは動揺しながらも手紙を破り捨てます。「これは君が下した決断でもある。立ち去らずに話し合うこともできたんだから。だが君はチャンスを掴まなかった。結婚生活を終わりにしたいと思った時に、一歩を踏み出すべきだった」とトレイシーに言われ、「チャンスを逃したんだ」とひとりごちるジャック。

クリスマスの思い出を楽しそうにピートバーの友人たちと自分の家で話すジョンのそばから、ピートはつまらなさそうに席を外します。ピートはジョンに自分がどう思われているのかとデイビットに尋ね、彼は君たちは完璧だと褒めそやしますが、「君が幸せじゃなさそうなのが悲しい。幸せならどう思われようと気にしない。なのに聞いた」と寂しそうに言います。

友人の結婚式、ピートは笑顔で両親が仲睦まじく踊る姿を見つめていましたが、だんだんとジョンとの日々を思い出し、笑顔が曇り始めます。友人のクリストファーから「君の夫(ジョン)は?」と問われ、「昨晩家族みんながいる前でプロポーズは受けた。なぜみんな結婚する必要がある?」と渋顔で返すピート。服の上から下半身を触られ、さらには部屋まで押し入られてキスされます。やめろと言ってもキスを続けられ、ピートは流されてしまいます。ピートの父は息子に「なぜワンナイトの関係ばかり持つ?なぜ幸せになろうとしない?それは愛じゃなくカオスだ」と説教をします。

2人の共通の友人と会うことになりますが、ピートは気乗りしない様子。ジョンから「今夜ブルースが来たらあまり関わるなよ。彼と始まったのはパトリックと終わる頃だったと思う。マイクが言うにはリホボスに行った週末彼に会ったらしいが覚えてる?」と問われますが、ピートは興味がないと無関心な様子です。
個展を見ながら酒を飲むジャックはデイビットから声をかけられますが、よそよそしい様子ですぐに去ってしまいます。そこにピートがジョンとともに訪れ、デイビットはジョンを連れてその場を離れます。ピートはカーラに「良い絵よね」と話しかけられ、「魂が描かれてる」と感想を述べます。「夫も同じことを。彼のお気に入りよ」と驚かれ、個展のオーナーだと自己紹介がてら握手を求められますが、ピートは彼女が妊娠していることに気づき、手を引っ込めます。
その時、カーラがジャックを連れてきて、「私の夫よ。この方は絵がほしいようなの」と言い出します。ジョンは「彼は僕の婚約者だよ」
とピートを紹介し、2人は気まずい雰囲気に。カーラは人に呼ばれ、ジョンはワインを取りに行き、ジャックとピートは2人きりになります。ピートがジャックにひどい態度をとったと謝ると、ジャックは「君が恋しい。僕たちまた…」と誘います。ピートが自分にはもう婚約者がいると言うと、「ランチに誘おうとしただけだ」と言い訳するジャック。「それが破滅の始まりだ」と言い残し、ピートは去ります。
「今朝クリスがなくなった。クスリの過剰摂取だ。君はよく知ってるだろ?」とデイビットがピートに話しかけると、ジョンは呆れたようにピートを見ます。ピートは怒り憤懣な様子で帰って行き、ジョンもそれを追います。

デイビットはカーラに誰が絵を買ってくれそうか尋ねます。カーラはピートが買ってくれそうだと言いますが、「彼は元彼と偶然会って気が動転したみたいで帰ったよ。妻子持ちの元彼。一年近く付き合ってたんだってさ。今彼と揉めないために早めに帰ったみたい。今彼はイケメンなんだけど嫉妬深いんだ。元彼が誰かを知りたい?そこにいて」とデイビットは個展スペースへと歩いて行き、ジャックのそばを通ります。呆然とそれを見つめるカーラ。

帰宅したカーラはベッドに横たわるジャックを平手打ちします。「聞きたいことがあるから正直に答えてほしい。聞いたの。あなたが男と浮気してたって。叩いたのは間違いね」と言うなり、しばらく考えさせてと彼女は泣き始めます。「ピートと一年だけだ。コンドームは使ってた」と言うジャックに、カーラは「その人を愛してた?」と尋ねます。「毎晩帰ってきたから黙ってたけど何かあるとは思ってた。ただ、相手は女だと思ってた」と言うと、カーラは笑い出します。「僕はずっと苦しんできた。どんなに苦しかったか君にわかるか?どうして助けてくれなかったんだ!」と責めるジャックに、「私はあなたの妻よ!あなたの子供を産んだ!」とカーラは叫びます。「一緒に愛情を注いで育てるのよ。家庭を守る。どう思う?」と尋ねるカーラに「愛してる」と言うなりどこかへ行ってしまうジャック。カーラの制止も聞きません。彼女の嗚咽を聞きながら階段を降りるジャック。
ピートはジョンとセックスレスになっていきます。

離婚届にサインするジャック。
ピートはジョンとは別の黒人男と寝ます。ジョンとは付き合って3年が経ち、6月に挙式の予定です。「お前はいつも白人と寝てたな。またヤろうぜ」と言われ、頷くピート。そこにジョンが現れます。「寝具は洗わないでいい。捨てるからそこに置いておけ。セックスもその後の話も興味深かった。母さんの気持ちが分かる。最悪な気分だ。信じられない。なぜ裏切った?今回だけじゃないだろ。俺の友達とも寝た?」と声を荒げるジョン。「僕は幸せじゃない」と言うピートに、「ならなぜ居座った!」と激怒するジョン。「幸せになれると思ってたから。君は僕の全てだ。だけど…」とピートは言葉を濁します。ジョンは6週間後には200人を招待して結婚式をするんだぞと憤りながらも、自分は母と同じだと言い、ピートを抱き寄せます。「どうやって償えばいい?」と泣くピートに、「荷物をまとめてこの家から出て行ってくれ」と頼み、買い物に行くジョン。

ジャックの職場にカーラが現れます。マイルズにいろいろあって入院しているのだと言う彼女は、搬送されながら彼はカーラに「元気出せビッチ」と叫んだのだとか。カーラは会いに行ってあげてと言い残し、去ります。

ピートはデイビットに裸を描かせてくれと言われますが、断ります。何もかも失ったからニューヨークに引っ越すと言う彼を、「行くな」と引き止めるデイビット。奥さんにもバレているのだからジャックに連絡をしたかと思ったと言う彼に、「さらに厄介なことになるからできるだけ遠くに逃げる」と言って部屋を出るピート。
カーラは息子のマイケルの育児に大忙し。その間、ピートは酒浸りになっていました。ジャックは男と夜を共にしますが、高揚感を得られらずにいます。

ピートの父は妻と死別したため、最近再婚しました。仕事相手であるエリックに息子の愚痴を言いますが、「俺の友人もクラス一の美女と結婚したがある時急に男と恋に落ちてペニスに夢中になった」とジャックの写真を見せます。衝撃を受けるピートの父に、エリックは「ジャックは息子さんのために離婚した。俺に考えがある」と言います。エリックはジャックに電話をし、ジャックは電話を受けるなり電車に飛び乗ります。

ニューヨークに住むピートの家に遊びにきた父。前の妻と死別後、パメラという今の妻を父に紹介したところ、父から「白人と付き合うのか」と恐怖されたと言います。弁護士になり、ルイジアナを出て、パメラと結婚するという自分の道を父が理解してくれることはありませんでした。子供が選ぶ道を親は心配してしまうものですが、心の底ではただ幸せだけを願っています。父は余計なお世話だったらごめんと謝ります。
ピートと父はビールを乾杯し合います。すると突然ピートはクリーニング屋に行かなきゃと外に走り出します。そこにジャックが現れ、「まだ君を愛してる」と言います。「もう一回チャンスがほしい。僕がいけなかったんだ。正直に君を愛したい。もう妻はいない。僕だけ。まだ僕を?」と言うと、2人はキスします。「答えはイエスだね」と嬉しそうなジャックに、「こんなの信じられない」と笑うピート。「家に父さんがいる。夕食に行く約束だ」と言いつつも、ジャックの宿泊するホテルへと向かう2人。

カーラと娘たちの住む家に、エリックが花束を持って訪ねてきます。カーラは微笑みます。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

あんなに幸せそうな両親のもとで育ったピートがなぜあんなに刹那的な恋愛を繰り返すのかが分からなくて、混乱してしまいました。
ジャックはこれまでゲイの自分を抑圧してきたけれど好みのタイプに出会って暴走しちゃったのかなと思ったんですが、ピートは違いますよね。
自分のセクシャリティを知ってて、その上で不倫という道をわざわざ選んでいる。しかも4回も!
二度あることは三度あると言いますが、4回あることは5回あるだろうなと思いました😂
この映画ではジャックとピートのラブロマンスという感じで幕引きされていますが、この後の2人の人生もウォッチングできたなら、きっと2人はピートの浮気のせいで近いうちに破局する気がしてなりません。それくらい、ピートには破壊願望があると思います。

小錦あや
小錦あや

ジョンがかわいそうで…でも、ちゃんと浮気男のピートを許さずに「出ていけ」と言えたところがかっこいいと思いました。やるじゃ〜ん。ジョンはこれから間違いなく幸せになれるよ。
それにしても登場する人みんな、他人のプライバシーを勝手に話しすぎでは?友達の浮気の話とか、息子のセクシャリティの話とか…堂々と話すことではないのではと思ってしまいました。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

登場人物全員、誰にも共感できませんでした。ある意味みんな人間らしくて、弱くて、ずるくて、良いところも悪いところもあって、面白かったです。でも二回目は観なくていいかな。あと、尺のわりに登場人物が多すぎると思いました。そのせいで雑然とした印象です。

今回3人が見た「エモーショナル・ラブ」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

注意事項:視聴可能タイトルは予告なく変更もしくは終了する場合があります。本サイトでは紹介している作品の内容についての責任は持てません。