「アマプラ同時上映会」第158弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
今回観るのは、アイドルグループ「KNK」の元メンバーであるパク・ソハムがジェヨン、アイドルグループ「DKZ」のパク・ジェチャンがサンウを演じ、両者とも本作をきっかけに大ブレイクを果たした、「セマンティックエラー ザ・ムービー」。
全編のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
学校イチのカリスマで自由奔放な4年生×秀才で変わり者な完璧主義者の大学3年生 のお話。
<あらすじ>
秀才で変わり者な完璧主義者の大学3年生チュ・サンウと、学校イチのカリスマで自由奔放な4年生チャン・ジェヨン。
授業をサボったことをサンウにばらされたせいで卒業を逃してしまったジェヨンはその仕返しとして、完璧に計算されていたサンウの日常を狂わせようと彼にまとわりつく。
最悪の出会いを果たした正反対の2人が、ぶつかり合いながらも互いにひかれていく姿を描き出す。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 韓国BLが気になる🇰🇷✨
- 「セマンティックエラー」が好き↔️
- ケンカップルが好き🤜💥🤛
本作をもっとよく知るための小ネタ
①原作BL小説は2018年RIDIBOOKS BL小説部門で大賞を受賞し、別名’BL小説入門書’として呼ばれるほどに多くの人に愛されており、ウェブトゥーン、アニメ、オーディオドラマなども作成されたBL界の’スーパーIP(意:活用性や拡張性がある知的財産)’。
②演出のためのレファレンスとした作品は’チェリまほ’と’ヤングロイヤルズ’。「’チェリまほ’のああいったムードを追いかけようと思いました。アクセスしやすそうだと考えたのと、楽しい感じを倣おうと思いました。ロマンスの部分は’ヤングロイヤルズ’をレファレンスとしました。それを見ながら主人公ふたりの間に緊張感を与えられる方法を考えました。俳優たちには’ヤングロイヤルズ’のいくつかの場面を見せながらムードを説明しました」。
【ゆる訳】インタビュー①_’セマンティックエラー’キムスジョン監督 “パクソハム&パクジェチャンに出会えたのは幸運だった “ | ●▲■
③パクジェチャンをかわいがりすぎるパクソハムのためにキムスジョン監督は“かわいい禁止令”を出したりもした。
「6話の路地での言い合いするシーンのリハーサルをしたんですが緊張感が無かったんです。ソハムがすでにジェチャンをかわいく思っていて強く言うことができなくて。結局『ちょっと出よう』と別のところに呼びました。そして一旦止めなさい、ジェチャンがかわいいのはわかるんだけど、ここではその感情は違うと思うと言いました。また、2話の図書館、フランス語講義室で赤い服を着ていたときは序盤の嫌がらせをしていた頃です。撮影がふたりがだいぶ親しくなった時期で、嫌がらせを楽しんでいないといけないのに目がかわいいと言ってるんです。サンウをかわいい子犬、猫を見るように見なさいと言っていました(笑)」
【ゆる訳】インタビュー②_’セマンティックエラー’監督 “エピローグのキスシーン、パクソハム&パクジェチャンが提案 “ | ●▲■
ネタバレ感想
国際アニメフェスティバルの展示物のアニメーションを見るサンウは、「良い作品でしょ?さすが天才だ」とジェヨンに話しかけられますが無視します。「写真なら早く撮ってくれ」とポーズを作るジェヨンを無視して、「チャン・ジェヨン 卒業作品 特別賞」と書かれた展示物の写真を撮るサンウ。受賞おめでとうと後輩たちに祝われながらも、目はサンウを追います。
その後、卒業祝いのパーティーを大学の一室で行っていたジェヨンは、ヒョンタクから「これ見てよ」と韓国大学の掲示板を見せられます。内容は、欠席者をチームから外してプレゼンをしたサンウに関するもので、ホームシック、忌引、卒業予定者(ジェヨン)の3人が欠席しており、欠席者を評価するのは真面目な学生に対して不公平だと彼は主張していました。呆然とするジェヨンは、「公募展で忙しかったんだ」「会って話そう」と何度もサンウに連絡しましたが、無視されます。ジェヨンは実際にサンウに会いに行き、彼を説得して教授のもとに連れて行こうとします。しかし講義に行くとサンウとそっくりの服を着た男ばかりがいて見分けがつきません。さらに後輩から「答案用紙を出してもう帰った」と言われてしまいます。
「話がある」としつこく電話をかけてくるジェヨンをブロックしたサンウは、図書館で視覚デザイン科のスヨン先輩と落ち合います。一緒に進めているアプリゲーム制作の話の続きをしようとすると、彼女は「急に就職が決まってゲーム制作ができなくなった」と謝ります。「代わりに実力のある人を紹介するよ。誰か紹介して欲しい人はいる?」と言われ、ジェヨンを紹介して欲しいと頼むサンウ。しかしアメリカ留学が決まっているから難しいと断られたため、サンウはさっさとその場を後にします。
「尋ね人 チュ・サンウ 謝礼金あり」と書いたビラを大学中に貼りまくるジェヨン。サンウはコンピューター工学科で3年連続学科トップの秀才ですが、学科の集まりにもサークルにも顔を出していないようです。誰もサンウと実際に話したことがありません。諦めないジェヨンを変わっていると言う後輩たち。「勝負魂に火がつくだろ」とビラを握りつぶすジェヨン。
サンウが図書館でアプリゲームの分析をしていると、「チュ・サンウを知ってる?ジェヨンさんが見つけたら許さないって大騒ぎしてたぞ。学科では有名人なんだろ」とヒョンタクが同級生に話しているのを聞いてしまい、ひっそりと記名した教科書を筆箱で隠します。
自販機でお気に入りのコーヒー「ブラックホリック」を買っていたサンウは、同じ学科の後輩であるジヘに「ここで小銭を借りたんですが覚えていませんか」と話しかけられます。「800ウォンの人」と思い出したサンウに小銭を返すジヘ。サンウは立ち去ろうとしますが、ジヘから「このビラ、先輩に似てる気がします。大量に貼られてますよ」と差し出されます。その時携帯が鳴り、「チュ・サンウ コン工科の3年生 除隊して9月に復学 サークルなどの活動なし」「怒鳴られる前に会った方がいいぞ」とジェヨンからメッセージが届きます。「調べ上げて脅すなんて」とつぶやくと、サンウはジェヨンをブロックします。
ブロックされたようだとつぶやくジェヨンに、ユナはあんなことしたら当然よと呆れたように言います。家探しをするジェヨンに付き合うユナは、お礼は卒業制作を手伝ってよねと怒ります。「チャン・ジェヨンさんの卒業は白紙となりました」という連絡が携帯に届き、ジェヨンはヤケ酒します。スヨンも合流し、「どうせなら半年間のんびり休めば?あんたの実力ならいつでも留学できるんだから。ついでに私のプロジェクトも引き継いでくれない?」と頼んできます。スヨンが「あんたの作品を好きな子がいるのよ。チュ・サンウっていって…」と言った瞬間、ジェヨンが笑い出します。「いいぜ、どこに行けばいい?」とスヨンに尋ねるジェヨン。
ランアクションゲーム「野菜マン」の企画書をきちんと机に並べるサンウ。スヨンから「ジェヨンに集合時間と場所を教えておいた」と連絡が来ますが、ジェヨンは大遅刻してきます。サンウと対面したジェヨンは「俺を知ってる?何か感じない?」と尋ねますが、サンウは「デザイナーの先輩ですよね」と淡々としています。早速サンウから企画書を奪って勝手に読み始めると、「天才と聞いて期待してたけどこんなもんか。キャラもストーリーも平凡だ。インパクトもないしつまらないよ」と評価するジェヨン。ジェヨンがモバイルゲームに関わったことがないと知ってサンウは帰ろうとしますが、ジェヨンはペンを奪って企画書に落書きをし始めます。ジェヨンは気に入ったらサンウで遊ぶつもりです。
落書きしたキャラクターを気に入ったサンウは電話番号を交換しようとしますが、「登録してあるぞ」とジェヨンに言われ、ブロックしていた幽霊メンバーがジェヨンだと気づきます。
「ゲームは口実ですか。揉めてた覚えはないです。単なる逆恨みでしょ。調査するような人は信用ならない。帰ります」とサンウは荷物をまとめます。「会おうと言ったのはお前の方だ。俺の絵が気に入ったんだろ?」と企画書をチラつかせるジェヨンに、「もう連絡しないでください」と言い捨てるサンウ。しかしジェヨンは「嫌だね。交渉してもいいぞ。”僕のせいで卒業できなくなって申し訳ありません”と言うなら考え直してやってもいい」と見下ろしながら言いますが、サンウは「二つ訂正してください。一つ目、卒業できないのは先輩が単位を落としたからです。二つ目、僕は悪くないです。”卒業できないですね”なら言えますけど」と返します。「嫌いなものはある?嫌いな色は?嫌いなところは?」とサンウを引き止めて尋ねるジェヨン。「先輩です。赤です。先輩の半径10m以内」と怒涛の勢いで答えるサンウ。「許してやろうと思ったけど気が変わった。楽しみにしてろ」と囁くと、不敵にサンウに見つめるジェヨン。
ゲームデザイナー募集のポスターを掲示板に張るサンウ。「私もです」とジヘが自作のポスターを見せてきます。「いつか会えると思って」とジヘにお釣りを渡すサンウ。ジヘはデザイナーの情報交換のために電話番号を交換しないかと持ちかけてきます。頷くサンウ。
ジェヨンの新居に尋ねてきたヒョンタクとユナ。ジェヨンは新学期にビッグイベントがあると意味深な笑みを浮かべます。
8:30に起床したサンウは、体操、歯磨き…と時間通りにこなしていきます。時間通りに登校準備を完了させますが、部屋の前に段ボールが積んであり、ドアが開けづらくなっていました。「片付けてください」と隣部屋のドアにメモを残し、登校します。
いつも通り自販機で「ブラックホリック」を買おうとしますが、売り切れています。その頃、ジェヨンの部屋には大量の「ブラックホリック」が。
授業開始30分前に3列目の窓際席を確保するつもりが、誰かがバッグを置いています。誰だろうとつぶやくと、全身真っ赤な服を着たジェヨンが「俺だ」と現れます。応用ソフトウェア工学の授業についてこれるのかと教授に尋ねられますが、「デザインと工学の融合は未来への鍵ですから」と飄々と答えるジェヨン。ノートに「チュ・サンウ」と落書きして、サンウに見せつけてきます。
バグ(ジェヨン)出現→厳しい対応→報復→報復コンボ→時間の無駄
と想定するサンウ。
バグ対処法B→無視→意欲喪失→ひたすら無視→自然消滅
と想定したサンウは、対処法Bでいくことにします。
デザイナーは見つかったかとサンウに連絡しても返事が来ず、「サンウ先輩の心の壁はあんたじゃ崩せないわよ」と女友達に言われるジヘ。女友達はジェヨンがサンウにいらないおかずをあげているのを見て「すごく仲がいいのね」と驚きます。サンウは急いで食べると席をたちますが、「残したらバチが当たるぞ」とジェヨンはふざけます。
ヒューマニティ教育の授業では、「代返を頼んだ場合 摘発時 落第」という項目が概要に増えていました。「あいつのせいでサボれない」とボヤくユナ。赤一色の服で来たジェヨンは、「ワントーンコーデは目立つだろ?あいつ、表情を取り繕ってるのか反応がなかったんだよな。じれったいぜ。赤が嫌いだって言ってた。俺も嫌いだって」とユナに嬉しそうに報告するジェヨン。ファイルから時間割を出すと、「数学も一緒に受けたかった」とボヤきます。呆れるユナ。
急いでフランス語の講義室に来たサンウは、また自分の席にバッグが置いてあるのを見て呆然と立ち尽くします。「時間割を調べたんですか?」と言うと、ジェヨンは「わざと落としたんだろ?」と時間割を見せてきます。「先輩の暇つぶしに付き合うつもりはありません」とサンウは冷たく言い放ちますが、ジェヨンは「俺は我慢強い性格だ」とふざけ、ブラックホリックを見せつけながら机に置きます。ジェヨンから一番遠い席を選んだサンウですが、「自然な会話のやり取りをする」という講義で、ペアにジェヨンを選ばれてしまいます。ペア相手が気に入らないから変えて欲しいと教授に頼みますが、「チームワークが苦手でも克服しないと」と却下されてしまいます。「俺を信じろ、リードしてやる」と馴れ馴れしく肩を組んでくるジェヨン。
赤い服で歩くのも、席を横取りするのも、コーヒーを買い占めるのも、存在自体も違法じゃない…とつぶやくサンウ。ジェヨンにつけられているように感じて振り向きますが、誰もいません。マンションまで帰ってくると、なんと真後ろにジェヨンが。「通報します」と脅すと、「隣の部屋に引っ越してきただけなのに?」とジェヨンはとぼけます。「僕を困らせたいようですが効果ありませんよ。せいぜい頑張ってください、イカれた先輩」と言うと、サンウは部屋に入ります。
翌日、サンウが構内をとぼとぼと歩いていると、ジヘから「体調が悪いんですか?鼻血が出てますよ」と心配されます。
それを遠くから見つけたジェヨンと友人たち。友人たちは「リュ・ジヘじゃん。サンウに気があるらしいけど進展したんだな」と感心したようなつぶやきます。「恋愛する暇はあるのか」とつぶやくジェヨン。
強引に早めに講義室に着き、席で寝ていたサンウを見つめるジェヨン。「怒ってないといい顔だ」とつぶやきます。
サンウは「新学期早々居眠りですか?」と教授に叱られ、更にはジェヨンに顔に落書きをされたせいで生徒たちにも笑われてしまいます。「エラーみたいな奴だな」と怒るサンウ。
「僕を苦しめても卒業できるわけじゃない」とサンウが言うと、「お前のおかげで毎日楽しいよ。ただそうしたいだけだ」と返すジェヨン。「どうしてほしいか言ってください」と言うサンウに、「脱いでみろ、その帽子」とジェヨンは笑います。「先輩には振り回されません。もう我慢しませんからね」とガンを飛ばすと、サンウは立ち去ります。
「あいつのキレる顔が見たかっただけさ」とユナたちに報告するジェヨン。ユナは「あんたってほんとイかれてる」と呆れます。
ヒョンタクが、これ見てよと「クイックストゲームズ 社長 キム・ギュテ」と表示された画像を見せます。「あんたをこきつかってた奴じゃん。よくこんな奴を講師にしたものね」とユナはつぶやきます。
ブラックホリックを箱買いしたサンウは、「コーヒーはこれでよし」と頷きます。そこにジェヨンが現れ、「バッグを置いて俺の席も取っておけ」と命じますが、サンウはバッグを捨てて家へ戻ります。「夢で会おうぜ」とふざけるジェヨン。
6:30に学校に着いたサンウは、自分の指定席を取れて満足の笑顔を浮かべます。横の席を陣取るジェヨンとの間に衝立を置くサンウ。衝立の上からお菓子を飛ばしてくるジェヨンを無視します。学食に行くと、ジェヨンに見せつけるように、一つだけ空いている席を選んで座ります。
「俺と食事したくないからって他の連中と食事したんだぜ!奴の行動パターンが俺のせいで崩れ出したんだ」と自慢げに言うジェヨンに、「サンウが変わったとしてあんたに関係ある?あんた何がしたいのよ?好きな子をいじめてるみたい」と言うユナ。
ジヘのアプリデザイナー募集のポスターを撮影し、「僕にピッタリ!」と嬉しそうなヒョンタク。その上に貼られたサンウのポスターには、「チャン・ジェヨンに決定」とデカデカと落書きがされています。それを見たサンウはポスターを握りつぶします。「復讐の美学」という本を読みながら、「もっと攻撃力を上げなきゃ」とぼやくサンウ。そこに「新学期早々頑張りすぎですよ」とジヘが話しかけてきます。「先日の感謝のお礼にタメ口にしてください」と頼むジヘ。ジヘは距離が縮まったと喜びます。
自分がしたいことってなんだと悩むジェヨンは、ジヘとサンウが2人で話しているのを見つけます。ジヘは「あだ名は”サンチュ”でした?サンチュさんと呼んでも?」と嬉しそうに尋ねます。サンウが良いと言ったので、「可愛い名前」と何度も繰り返します。しかしそこに「コンピューター工学科のジヘだな」と突然乱入するジェヨン。「なぜ私の名前を?」と尋ねられると、「サンウのことならなんでも知ってるんだ。いつも朝から晩まで一緒だから」と意味深に言ってきます。呆れたサンウは講義に行ってくると立ち去りますが、その講義とは、例のクイックストゲームズの社長のものでした。
「さっきの子は彼女か?」と尋ねるジェヨンをあしらうサンウ。「クイックストはクズだぞ。ブラック企業って有名だ。誰も教えてくれなかったか、お前は強情だしな」と言うジェヨンに、無言で、落書きされたデザイナー募集のポスターをぶつけるサンウ。「このプロジェクトはすごく大事なんです。先輩のようなクズ人間から忠告されたくありません」と冷たく言うと立ち去るサンウ。
ボードをぶち抜く勢いでダーツをするジェヨン。「女の子を紹介するよ。その子も応用工学を受講してる。どうせ履修取り消しするんたろ?」と言うヒョンタク。「しないかもよ」とユナは笑います。
その時、店にギュテが学生を引き連れて現れます。その中にサンウがいるのを見つけるジェヨン。酒癖が悪いやつと出くわすなんてとため息をつくユナ。
しばらくすると、「先に来て先輩の席を用意しておくべきだろ、使えない奴だな!社会生活を舐めるな。半人前だな。俺が叩き直してやる」と酔ったギュテが学生に絡み始めます。サンウは「先に帰ります。プロジェクトへの参加は契約書を見てから検討します。続きはシラフの時に」とギュテに言って帰ろうとしますが、彼は「社会の仕組みを分かってないな。機会を与えられたらありがたくいただくべきだ。偉そうにするな」と説教します。席を立つサンウに「注がれた酒は飲んで帰れ!俺の酒は飲めないってか!?」と激怒するギュテ。「今は飲みたくありません」と返したサンウにギュテは怒り狂い、酒をぶっかけます。「一度なら我慢しますが、二度目は通報しますよ」と電話の画面を見せたサンウにメニュー表で殴りかかろうとするギュテですが、そのメニュー表にジェヨンのダーツが深く刺さります。「手が滑っちまったよ。おっさん、一度なら見逃してやるが次は頭に穴が開くぞ」と脅すジェヨンに、「ふざけんな、お前らグルだろ!」とキレるギュテ。ジェヨンに殴りかかろうとしたギュテは彼に突き飛ばされ、ジェヨンはサンウの手を引くと「行くぞ」と店の外に走り出します。
家に着くと、「今日は偶然居合わせただけだからな」と言い訳するジェヨン。「訴えられたら…」とサンウは心配しますが、「学生に絡んでやられたと言うバカがいるか」とジェヨンは鼻で笑い飛ばします。そこで鍵の入ったカバンを店に忘れたことに気づくジェヨン。スマホも充電が切れているので、パソコンを貸してくれないかと頼んできます。電話番号は覚えていないからパソコンからメールしたいと言うのです。店に行けばあいつが待ち構えているかもしれないから嫌だと言うジェヨンに、「家に入れません」と言って帰っていくサンウ。情けがないのかと文句を言っていると、「10分以上はダメですよ」とサンウがドアを開けてきます。
「家にも温かみがない。お前に似てるな」とインテリアを見て回るジェヨンを監視するサンウ。ジェヨンに「酒臭いぞ、シャワーを浴びて来い」と言われ、サンウは警戒しながら浴室に向かいます。ギュテを言いこめてくれて嬉しかったことを思い出して微笑むサンウ。しかし、「ハッキングできるか?」と騒いでいるジェヨンの声が聞こえて、追い出そうかと悩みます。
泥酔するユナを連れ帰るヒョンタクに、ジェヨンから「バッグ 家の鍵が入ってる」とメッセージが届きます。
「まだですか?」と風呂上がりのサンウに声をかけられ、固まるジェヨン。「顔を見せた方がいいのになぜ隠してるんだ?」と問われ、早く帰ってくれとジェヨンを追い出そうとするサンウ。しかし、「夜は冷えるし、授業中に隣りで咳してもいいのか?」と脅されて、仕方なく受け入れます。ジェヨンの腕に擦り傷があるのを見つけて薬を投げつけますが、ジェヨンはサンウが怪我をしたのかと慌てて腕をくまなく見てきます。「自分では見えないからやってくれ」と頼んでくるジェヨンの腕の傷を手当てしてやるサンウ。
「いつもああなのか?酔っ払いの相手は疲れるだろ。自分から敵を作る必要はない」とジェヨンが問いかけると、「平気です。今まで大勢いたけど全員対処してきました。最近は先輩のせいで困ってます。が、今日は助かりました」とサンウは素直に感謝して、ジェヨンの腕の傷に絆創膏を丁寧に貼ってくれます。
外からヒョンタクの呼ぶ声が聞こえ、慌てて外に出るジェヨン。絆創膏の貼られたところを大事そうに上から撫でます。
カフェでぼうっとしていたジェヨンはいつの間にかサンウの顔を描いていました。画面を消そうとすると、バグってしまいます。「サンチュ先輩」と声がしたので顔を上げると、サンウとジヘが2人きりで会っています。ジヘは「気に入った作品があったら言ってください」とサンウにタブレットを渡します。サンウの脳裏にはジェヨンと初めて会った時に描いてくれた落書きがちらついていました。突然サンウの前に「死亡寸前だ。助けてくれ」とジェヨンのパソコンが差し出されます。いい雰囲気だったのにと怒りながらも席を譲ってあげるジヘ。
「昨日まで動いてたのに急に壊れた。大切なものなのに飲み会で踏まれたのかな。直してくれるだろ?修理に出したら100万ウォンはかかるよな」と恩着せがましく言ってくるジェヨンに、「いいカモだ!貸してください」と慌ててパソコンを取り上げるサンウ。
大切な写真が全部消えたと怒るジェヨンに、「バックアップしてるでしょ。リカバリーしてあげたのに不満なんですか?」とサンウは呆れます。「パソコンも人間も同じです。ゴミを捨てずにいたら作業効率が下がるだけです」と言うサンウに、「思考回路も機械みたいだな」とつぶやくジェヨン。「お前のプロセッサが理解できた」と彼はにやつきます。サンウは気分を害したように歩き出しますが、ジェヨンはサンウの周りをうるさくつきまといます。
帰宅したジェヨンは描きかけのサンウの絵に色をつけます。授業を受けないならスヨンの仕事を引き受けるのかと尋ねるユナに、「いいや」と答えるジェヨン。「人を描くなんて珍しい。タッチからして被写体への愛が感じられるわね」とユナが言うと、「そうだろ。本人はかわいげがないのに」とジェヨンは返します。
「なんちゃってデートは成功した?」と女友達に尋ねられ、「あの先輩のせいで台無しよ!」とジヘはご立腹。そんな時、赤い服ではなくキメまくったジェヨンが現れ、女友達はメロメロに。衝立を立ててジェヨンを待っていたサンウは「今日は一段とイケてるか?」と尋ねられて「今日は赤じゃない」と答えます。
会話の授業なんだからこれはなしだと衝立を叩かれて筆談をしようとするサンウですが、ジェヨンに迫られてしぶしぶ諦めます。台本は考えてきたかと尋ねると、ジェヨンが「ロマンス」と言うので、もっと無難なものにしようと提案しますが、「個性がない。ゲームを作らなくてよかったな」と皮肉を言われます。告白した相手が異母兄弟だった設定にしようと言うジェヨン。教授の好みはドロドロの愛憎劇なのだそうです。
内容は考えておくから使えそうな会話を考えておけと言われ、台本を書いてくれるのかと驚くサンウ。「俺は演劇部だ。たまに演出もする」と返すジェヨン。またサボるのではとサンウは警戒しますが、予想外にジェヨンはきちんと台本を考えます。
「台本は良くてもそれじゃロボットだ」とサンウの発音を指摘するジェヨン。発音が正確ならいいと返すサンウに、「恋愛経験がないだろ。法廷モノみたいに聞こえるぞ」とジェヨンは皮肉ります。「”偽りの感情”のことなら経験ありません。恋は繁殖を促すための錯覚にすぎません」とサンウは言い、「偏った考えを持った奴だな。じゃあ恋愛ってなんだと思う?」とジェヨンは問いかけます。「結婚を前提に付き合うことです。ソフトだと体験版みたいな感じかな」と答えるサンウに、ブラックホリックを出して「これでも飲め。まずいからやるよ」と呆れるジェヨン。「戦略を変えても通じませんよ」と言うサンウですが、ジェヨンは「戦略なんてない。自分のやりたいようにやるだけだ」とさっぱりと言い切り、帰ってしまいます。
翻訳サイトに台本をかけてみましたが、内容的にはまともそうです。ジェヨンがどういうつもりなのかと首を捻るサンウ。毒でも盛ったのかともらったブラックホリックの缶を見つめます。
図書館で自習をしていたサンウは衝立越しの隣席に座っているジェヨンがやけに静かなので衝立を外してみます。寝ていたからかと納得しつつも、ジェヨンの存在に気が散るサンウ。ペンを取ると、ジェヨンの顔に落書きしようと試みます。しかし「もう起きていいか?」と目を開けて微笑まれ、サンウはジェヨンと同じことをするなんてと自己嫌悪に駆られます。
フランス語の発音講座のYouTube動画を送ってきたジェヨンは、「これをみてれんしゅうしろ」とだけ送ってきます。どうやら怒っていないようです。
続けて「どの衣装がいい?お前が着るやつ」と中世貴族のような衣装の画像を送られ、ため息をつくサンウ。
「また無視かよ。そういうことならフリフリの衣装にしてやる」と気合を入れて衣装を探し始めるジェヨン。頬に何かついてるわよとユナに指摘されても、「興味の表れだ」とかわいこぶります。サンウに何が似合うかと浮かれるジェヨンに呆れるユナ。
発表当日、こんな格好は嫌だと文句を言うサンウに「かわいいから大丈夫だって。言うまいと思ってたけど、他のチームは歌とダンスを取り入れてるんだぞ」と説得するジェヨン。本番直前までセリフを確認するサンウを見て、「不安なら手に書いとけ」とアドバイスするジェヨンですが、サンウは「フェアじゃありません」ときっぱり言い張ります。ジェヨンはサンウにこちらを向かせると、携帯で連写します。写真を消せと怒るサンウに「ジェヨン兄さんと呼んだらいいぞ」とふざけるジェヨン。サンウは名前では呼ばないと憤ります。
演劇部の衣装部屋に忍び込む2人。「ちょっと借りたぐらいで大袈裟だな」と呑気なジェヨンに、「盗んだんでしょ!知ってたら着なかった」と焦るサンウ。突然灯りがつき、2人は衣装の影にあわてて隠れます。「映画館のチケットは取った?」と話す女子生徒の声を聞き、ジェヨンは「俺たちも見にいく?」とサンウの耳元で囁きます。サンウの脳裏に「ERROR!」の文字がいくつも点灯します。ジェヨンを押し除けて慌てて飛び出すと、故障中のトイレに駆け込むサンウ。
翌日、ジェヨンは「なんで急に帰ったんだ?まだ怒ってるのか?」とサンウに連絡していましたが、返事はなく、さらに授業にも来ませんでした。頭を怪我しても休まなかったサンウが休むなんてひどい病気なのかなと同級生たちは噂します。ジェヨンは慌てて教室を飛び出し、サンウに電話します。サンウは「異常な欲求 身体的反応エラー ホルモン異常状態」などをパソコンで探しているところでした。お粥を片手に死んでいないかとドアを叩くジェヨン。「リカバリーしたい…」と床に倒れ込むサンウ。
警察に電話するぞとジェヨンが脅したところで、ようやくサンウが出てきます。「体調が悪いのか?病院には行ったか?」と熱を測ろうとするジェヨンの手を弾き飛ばすサンウ。「通報される前に帰ってください」と強硬な姿勢のサンウに、「やっと打ち解けたと思ったのに…なぜ電話も出ないし返信もしないんだ」と尋ねるジェヨン。「たしかに最初は俺が悪かった。でも今は挽回しようと努力してるだろ」と言うジェヨンに、「友達気取りですか?先輩のせいで気分が悪くなる」と言い返すサンウ。ジェヨンは「二度と来るか」とお粥を投げ捨ててその場を後にします。
ヒョンタクとユナが2人で昼食を食べていると、ジェヨンが「俺が何したって言うんだ」と怒り狂いながら「サンチュなんか食うな」とサンチュをめちゃくちゃに破り捨て、焼酎をがぶ飲みし始めます。
家に帰ってきたジェヨンは、マンションの駐輪場にサンウの自転車が横倒しになっているのを見つけます。「そんなに嫌ならお望み通り消えてやる」と自転車を蹴ったものの、そのあときちんと立て直してやるジェヨン。
翌日、いつもの時間に登校したサンウは衝立を立てようとして、リュックにしまいなおします。他のデザイナー募集のポスターには希望者がどんどんつくのを横目で見ながら、サンウはゲームデザイナー募集のポスターを掲示板に貼り直します。
二日酔いで顔が腫れているユナを写真に撮って面白がっていたジェヨンは、カメラロールの中に仮装した自分とサンウのツーショット写真を見つけて順々の末、削除します。
「ブラックホリック」のボタンを押し続けるサンウに、「小銭が入っていませんよ」と声をかけるジヘ。小銭を入れて、コーヒーを奢ってくれます。サンウはきっちり小銭分を返します。コーヒーを一口飲むと、「なんだかすごくまずい。成分は同じなのに」と感想を述べます。さらに、「服、裏返しに着てますよ」とジヘに指摘され、苦笑するサンウ。
仲間とスケートボードをしていたジェヨンは、友人から「店をオープンしたが人手不足なんだ。イケメンの知り合いいない?ウェイターの仕事を頼みたいんだ。SNSの宣伝でもいいんけど」と頼まれ、忙しいほど良いとOKします。
帰宅したサンウはジェヨンの住んでいた隣部屋にたくさんのDMが貼られているのを見ます。どうやらジェヨンは引っ越したようです。全部元通りになったはずなのに、気分は浮上しません。
ジェヨンのSNSを開くと、仮装したサンウと撮ったツーショットしゃ写真があげられており、サンウは自然とスクショします。スケボーでストレス発散している投稿も、「チンピラみたいで嫌な感じ」と言いつつスクショ。「イケメンウェイター ヨンソク洞にオープン」という投稿を見て、「遠いな…」とつぶやきつつ、自分は何をしているのかと自嘲します。
図書館で問題を解くサンウは回答がミス続きで「2時間も何してたんだよ」と自嘲します。そこにジヘが来て「ちょっと休憩しませんか?ボーッとしてますけど何か悩みがあるんですか?」と尋ねます。「実は解けない問題があるんだ。原因を排除したのに、元に戻らないし前よりラグも発生する」と言うサンウに、「除去しちゃダメかも。ロールバックして確認するのは?」と提案するジヘ。ジェヨンの後輩たちが「合コンに参加してよ」と頼み込んでいるのを見てしまいます。ジェヨンはうざったそうにしていましたが、サンウはジヘを誘ってジェヨンのバイトする店にやってきます。
何を食べるかはジヘに任せ、サンウはウェイターばかりを見ています。そこにバックヤードから疲れた様子でジェヨンが現れます。「なんでここにサンウが?」とつぶやくと、すぐさま休憩に入ります。サンウはまさか帰るのかと焦り、ジヘを置いて慌ててジェヨンを追います。開店祝いをしたいと言うヒョンタクからの電話に出るジェヨン。サンウを無視して電話で話し続けますが、サンウは「ジェヨン兄さん、大事な話があります」とジェヨンに話しかけます。
思わず電話を切ってしまうジェヨン。「ジェヨン兄さん、一緒にゲームを作りましょう」と誘うサンウ。「俺と一緒にいるとイライラするのに、今さら一緒にゲームを作ろうだって?ふざけてるのか?」と言うジェヨンに、サンウは「優秀なデザイナーが必要なんです。ジェヨン兄さんみたいな」と頼みます。「友達みたいに呼ぶな」と怒るジェヨンに、「だって、以前ジェヨン兄さんと呼べと言ったから」と落ち込むサンウ。「もういい、お前と組む気はない。お前はデートでもしてろ」とジェヨンは怒って店に戻ってしまいます。
店のスタッフである友達から「”野菜マン”企画案 チュ・サンウ」と書かれたファイルを渡され、「友達の忘れ物だぞ」と言われますが、ジェヨンは「そのうち取りに来るさ」とファイルを机に叩きつけます。ジヘが友達ならまた連れてきてくれと友達に言われます。サンウの様子を思い出し「傷ついたふりするな」とつぶやくジェヨン。
ジヘと帰るサンウ。「戻らないから逃げたと思いました。2次会はカフェに…」と誘われますが、「合理的な戦略を立てよう。今日はありがとう」と言い置いて、帰ってしまいます。「今日はデートじゃなかったの?」と落ち込むジヘ。
帰宅したジェヨンは企画書のファイルから目を逸らそうとしますが、中身が気になって仕方ありません。忘れようと決めたのに、もう心が揺らいでいます。「単純な男だな、ジェヨン。俺なんか眼中にないのに」と自嘲しつつも蹴って落としたファイルを取り上げます。すると自分が適当に書いた絵が大事そうにファイリングされていることに気づき、決意が揺らぎます。
学校でひとり、「理解と説得スキル」の本を読むサンウ。「ジェヨン兄さん、考え直してください」とメッセージを打った後、名前で呼ぶなと怒られたことを思い出し、「名前で呼べと言ったのに」と言いながら「ジェヨン先輩」と書き直します。すると「その本で通用するか?こんなの読んでも人の心は動かせない」とジェヨンが話しかけてきます。「たしかにあの時は誠意がなかったかも。先輩のメリットも…」と食い下がるサンウに、「もういい、これを持っていけ」とジェヨンは企画書のファイルを差し出して立ち去ります。サンウがファイルを開くと、野菜マンの落書きにサンウの愛用するキャップが被せられており、「俺はブラックコーヒー」と吹き出しが付け足されていました。
サンウは「先輩」とジェヨンを呼び止めると、「先輩がいいんです。先輩じゃないとダメです。考え直してください。絶対成功させます。ジェヨン兄さん」と必死で縋ります。ジェヨンはため息をつくと、「今学期中に終わるか?企画は変更するぞ。”野菜マン”はダサすぎる」と言うと、サンウは頷きます。微笑み合う2人。
早速スケジュールのすり合わせです。アイデア会議、デザイン会議などがぎっしりと詰められています。サンウは「この二つを守ってください。一つ目、期限を守ること。二つ目、手を抜かないこと。次の会議までに新しい企画案を出すように」と言いますが、ジェヨンは「ひどくないか?次の会議は明日だぞ」と文句を言います。サンウは「企画には時間を割けないので、今夜12時までに送ってください」と言って帰ろうとします。机の上に出されたもてなし用のカフェオレは激まずで、お菓子はまるで老人用です。「もう行くのか」とサンウを引き止めるジェヨンに、「長居はできません。理由は言いたくありません」と言うと、「予告なしに触れないでください。不愉快です。じゃあ次の会議で」と言うと、サンウは去ります。
「喧嘩してたのに引き受けるの?」と呆れるユナに、「いつも睨んでくる奴が急に頼んできたのに断れるかよ」と言うジェヨン。「”ジェヨン兄さん”って呼ばれたからじゃなくて?」とユナがふざけると、「ああそうだよ、4回もな」とふざけ返すジェヨン。「救いようのないバカね」とユナは呆れ返ります。すると、サンウから「企画案は12時まで 明日大学の前で」とメッセージが来ます。
ジェヨンは学期中に2人で作るなんて騙されたのだと後輩に愚痴りながらビリヤードに興じます。「締切5分前です。念のため知らせておきます」というサンウからのリマインダーを見て、「最初から厳しすぎる。やめておけ」と言う後輩に「抜け目ないだけだ」と言い返すジェヨン。
12時になっても連絡がないので、サンウはジェヨンに電話するか悩みます。理由があるのかもしれないと思ったのです。「ちゃんと提出する」とジェヨンが連絡すると、サンウからメールが来ていないと電話が来ます。明日持っていくと言うジェヨンに、「ビリヤード場にいるんですか?次から時間厳守です」と念を押すサンウ。「サンウ、これからは電話しろ。なんとなく電話のほうがいい。おやすみ」とジェヨンは電話を切ります。電話が嬉しいジェヨンは、酒をぐっと飲み干すと、自分から誘ったくせに後輩を置いてすぐに家に帰ってしまいます。
帰宅してキャラクター案を描いていると、ヒョンタクが「非常事態だ!この客を覚えてる?」とジヘの写真を見せます。「この店どう?」「ジヘが羨ましい」とコメントのついた写真は、ジヘが先日サンウとジェヨンの店に行った時のものです。「ジヘってこの子のこと?」と驚くジェヨンに、ヒョンタクは「一緒にした男は見た?イケてる?」と尋ねてきます。「まあまあイケてる。笑顔がかわいい」とジェヨンは言い淀みます。
ジェヨンは「ベジ・ベンチュラー」と名前を変えた企画を考え、パワーポイントをサンウに見せます。キャラクターは、ブラック(黒い帽子の少年)と、レッド(赤毛の少年)の2人です。サンウを穴が開くほど見つめていたジェヨンを見つめ返すと、「いいですね、これでいきましょう。さすがですね」とサンウは微笑みます。「別に褒めなくていい。とんでもない量を1日でやらせるな」と文句を言うジェヨンに、「先輩ならできると思いました」と返すサンウ。喜びを隠しきれないジェヨン。気に入ったところはどこかとジェヨンは尋ねますが、サンウは「全体的」としか言いません。サンウは「予告します。頑張ってくれたので、頭を撫でてあげます」というなり、立ち上がり、ジェヨンの頭を何度か撫でます。慌てて立ち去るサンウを「今のはなんだよ」と追いかけるジェヨン。
ジヘと対峙するジェヨン。「サンウについてきたのにお前に会うとはな」と毒づくジェヨンに、「先輩こそ1人で食べないんですか?」と挑戦的なジヘ。そこにサンウが来て隣席をアピールする2人。サンウはジヘの隣に座ります。「ジェヨン先輩は彼女いないんですか?すごくモテそうなのに」と尋ねるジヘに、「いないけど、ある人のおかげで充実してる」とサンウを見つめます。「前に言ってた問題は解決しましたか?いつでも相談してくださいね」と言うジヘに、「一応解決したよ」と答えるサンウ。「相談だと?俺はお絵描きマシンなのに」と文句を言うジェヨン。「この後は図書館に行きますか?それなら…」とサンウを誘おうとするジヘに、「サンウはこの後俺と行くところがある。あのファイルは1人じゃ直せない」と遮るジェヨン。サンウは図書館でいいじゃないかと渋りますが、ジェヨンが自分の作業室に連れていってやると言うので、「効率アップのためにも作業環境は知っておくべきですよね」と言い訳をして部屋へ向かいます。
デックス社の製品を見つめるサンウに「好き?」と尋ねるジェヨン。「完成度が高いし人気もありますから」と言うサンウ。作業室はいたるところにゴミが落ちており、お菓子だらけ、うるさい音楽がかかっている環境を見て、「今すぐにゴミを捨ててください」とジェヨンを監視するサンウ。掃除を終えて疲れ切ったジェヨンに、パソコンのデスクトップまで整理するように指示します。「人の作業でやりたい放題だ」と文句を言うジェヨンですが、黙々と作業するサンウを見つめながら「不思議な光景だ」とユナに感慨深げに言います。
「来週までに試作品を完成させるのか。スヨンの奴はおせっかいだ」と帰りながら疲れたように言うジェヨンに、「大手企業に見てもらうチャンスですから」と慰めるサンウ。調子がいいから勉強も捗っていると言うサンウに「俺がいないからだろ」とふざけるジェヨンですが、サンウは「違いますよ。言いたくありません」と返します。
「なぜゲーム作りを?お前の成績なら就職できる」とジェヨンに問われ、「好きだからです」と端的に答えるサンウ。感情で動くこともあるのかと驚くジェヨンに、「ゲームは誰でもゼロから始めます。頑張った分だけ結果が出るし達成感を味わえます」と補足します。ジェヨンが「1分後に頭を撫でてもいいか?嫌なら…」とサンウに尋ねると、「嫌じゃないです!予告してくれるなら」とサンウが返します。「好きなことだから一緒に頑張ってみよう」とジェヨンに頭を撫でられ、サンウは上目遣いでじっと彼を見上げ、頷きます。
眠る前、ジェヨンに撫でられたところを自分でも撫で直して、布団に潜り込むサンウ。
作業をしていたにもかかわらず保存せずに閉じてしまい、頭を抱えるジェヨン。少しは休まないとミスしやすくなるとサンウにアドバイスされ、「30分だけ寝るから絶対起こしてくれ」と言って寝始めるジェヨン。サンウの後ろ姿を見ながら、ジェヨンはうとうととと眠りにつきます。
試作品が完成した打ち上げに、バーに来たジェヨンとサンウ。「誰かのせいで徹夜したから飲みたい気分だ」とジェヨンが言うと、「起こしたけど先輩が起きなかったんです」とサンウは口を尖らせます。
30分後、サンウはジェヨンを起こそうと近づきます。「先輩、寝てますか?ジェヨン兄さん、寝てる?眠ってますよね」と何度も確かめると、サンウはジェヨンに素早くキスします。キスした自分に驚いたサンウは慌てて荷物をまとめますが、ジェヨンは目を覚ますとがばりと体を起こします。
「俺に何かしただろ」とジェヨンかかまをかけると、「先輩とは違います」とサンウは咳き込みます。企業にはメールをしたので来週には連絡が来るはずです。「心配はしてない」と返すジェヨン。
店には2人きり。店長は店を閉めて出掛けているようです。ジェヨンは静かでいいと飄々としています。
サンウは飲まないだろうからと代わりに飲んでやろうとしたジェヨンから杯を奪い、サンウは一気飲みし、「お代わり」と杯を差し出します。
焼酎を何本も空けるサンウに「飲めるんだな」と驚くジェヨン。「あの時は飲みたくなかったんです」と言うサンウに、「今は飲みたい気分なの?」と尋ねるジェヨン。サンウの視線はジェヨンのシャツの開かれた胸元を彷徨いますが、結局は焼酎を一気飲みします。
「無礼講タイム」と突然サンウが言い出したので、「やりたいの?いいよ」と笑うジェヨン。「おい、ジェヨン。お前はマジでイカれてる。人の顔に落書きしやがって。つきまとって嫌がらせもした。我慢しようとした。こらえようとしたけど…」と言うサンウに、「なんのことですか?サンウ兄さん」とジェヨンは尋ねます。「…ブサイクなら終わってた」と言うサンウに、「俺ってイケメン?」と迫るジェヨン。サンウの腕を掴むと「俺ってイケメンか?サンウちゃん」とジェヨンが真剣な顔で尋ねるので、サンウは「めちゃくちゃイケメンです」と真面目に答えます。
「予告だ。1分後にキスする。逃げるなら今だ」と言うジェヨンの腕を引き寄せ、すぐさまキスするサンウ。ジェヨンはサンウの首を引き寄せ、何度もキスを繰り返します。
混乱して逃げようとするサンウを引き止め、「2回もキスしたのに逃げる気か?」とジェヨンは言います。「この間はすみません。僕が悪かったです。でも今のはお互い様だから忘れてください!酒の勢いでしょ」と言うサンウに、「勢いじゃない。同じように感じてただろ」とジェヨンは静かに言います。サンウは「何も感じてません」と声を荒げます。「一緒にいるとドキドキするだろ」と迫るジェヨンに、「ただの拍動で、一時的な現象です。少し離れたら収まります。だからゲーム作りは続けてください!」と頼むサンウ。「こんな時にゲームかよ、呆れるな。もう止められない。お前を諦めてゲームに専念しろと?」とジェヨンは嘲笑います。「できます、欲望を理性で抑えて…」と言うサンウに、「からかってるのか?」とバカにするジェヨン。「交際でもするつもりですか?」と怒るサンウに、「当然だ。キスもしたのに付き合うくらい簡単だ!」と声を荒げるジェヨン。サンウは店を飛び出してしまいますが、ジェヨンに捕まります。
「俺を見ろ。逃げたら許さない。ちょっと待てよ。問題の原因を取り除くのがお前のやり方だろ。2週間の体験版だ。有料登録しそうで怖いか?」と煽るジェヨン。「交際すれば解決するんですか?」とサンウは憤っていましたが、ジェヨンの煽りに乗ります。「サンウ、逃げずに無視するな。感じてみろ。お前を苦しめてる戸惑いが消えるかも」とジェヨンはサンウ自身の胸に手を当てさせます。サンウは「先輩の提案、考えさせてください」と了承します。
翌日、大学に来たサンウは「時間稼ぎなんかして…」と自嘲します。「先輩の提案は断ろうと…」とまでメッセージを書きますが、削除し、携帯を伏せてため息をつきます。
テストはいつ終わるのかと嘆くジェヨンに、まだ始まってもないわよと言うユナ。「それじゃなくて忍耐力テストだ。待つのは性に合わない」とぼやくジェヨン。ヒョンタクと飯でも食おうかと電話すると、目の前で無視されます。ヒョンタクが落ち込んでいるようなので話を聞くと、「片想いの相手がジェヨンを好きみたい。いじけたままジェヨンを避け続けるの?」とユナが言います。ヒョンタクはジヘがジェヨンの話ばかりするので片想いしていると勘違いしたようです。今度告白するらしいとヒョンタクから言われ、ジェヨンは「先に芽を摘んでおくか」とつぶやきます。
ジヘを呼び出したジェヨンは、「お前さ、俺が好きなのか?」と尋ねます。「告白するな。俺はサンウのことが好きだ。だから諦めろ、”ごめん、恋愛する暇がない”。だから告白しても無駄だ」とサンウの真似をしてジヘを振る先制攻撃をしかけるジェヨン。ジヘは同じ立場なのに私だけ諦めろだなんておかしいと文句を言います。
「サンウはいい男だもんな。賢いだけじゃなくてかわいいし、ちゃんと規則を守る。たぶん金を稼ぐ能力もある。引き下がる気はない。俺のライバルになる覚悟はできてるか?」と脅すジェヨンに、「サンチュさんは先輩の本性を知ってるんですか?」と怒るジヘ。「当然だ。俺たちは深い中だからな」と胸を張るジェヨン。サンチュと呼ぶことさえ許さない(チュ氏ならOK)ジェヨンにジヘは呆れます。
作業室に来たサンウは全く作業が捗っておらず、ユナからうるさいと怒られます。ジェヨンを呼ぼうかと言われますが、断るサンウ。「なんでも答えてあげるからしかめ面はやめて」とユナはサンウと向き合います。「ジェヨンさんの元カノや交際期間を教えてください。未来を予測するには過去のデータが必要です。何が起こるか知りたいので」と頼むサンウ。ユナは、セボム、テリ、同じ科の先輩と2ヶ月、自分のタイプだけど口説けなかった舞踏家の先輩、客室乗務員…長続きせず、ほとんどが年上だと言います。「あいつは飽き性で短気なの。真剣になるタイプじゃない」と言うユナ。「愛情表現もしないし、冷たい方らしいわ。恋人は寂しい思いをするみたい」という言葉に、首を傾げるサンウ。「でも最近変わったような気がする。忍耐力テストをしてるそうよ。相手は誰か知らないけど真剣なのね。特別だから普段と違う行動を取るのよ」とユナは笑います。
コーヒー缶を握りつぶしながら歩くジェヨン。「醜いぞ」と自嘲します。ユナからちょうどいいタイミングだから入ってと言われると、中にはサンウが。「考えたいと言ってたのにどうした?」と笑うジェヨンに「ゲーム作りは続けます」と真剣なサンウ。「素直に会いたかったと言えよ」とジェヨンは茶化します。ジェヨンの腕のタトゥーに目がいくサンウ。「その意味は?」と尋ねますが、「意味はない。入れてみただけだ。描いてやろうか」と言われます。ジェヨンは「いいのが思いついた」と言うなり、サンウの腕に絵を描き始めます。「お前が好きなもの」と言いながら真剣に描く彼の横顔を見つめるサンウ。腕に描かれた野菜マンの落書きを大事そうに見つめるサンウを、ジェヨンは「そんなに気に入った?」と茶化します。一緒に帰りながら「なかなか消えそうにない」と怒ったふりをするサンウ。「一生懸命描いたから消すな」と言うジェヨンを呼び止めると、サンウは「2週間の体験版で何ができますか?」と尋ねます。
「今決めるわけじゃなくて」と言うサンウの手を握り、「手を握れる。キスはしたな」と言うと、優しく彼を抱きしめます。「お試しはここまで」とジェヨンは笑い、「登録したくなったか?」と顔を覗き込みます。「違います」と必死で否定するサンウ。
帰宅するとサンウはジェヨンに描いてもらった野菜マンの落書きを何度も指でなぞります。「2週間なら試してもいいか」とつぶやくサンウ。
「”検討結果を発表します”。事務的かな。”提案を受け入れます”。”試してみましょう”…」とぶつぶつ言いながら構内を歩いていたサンウは、作業室に行き着くと、「本当にデックス社!?」「俺も後を追うよ」と騒いでいるジェヨンたちを見つけます。
「先輩、話があります」とジェヨンを呼び出すサンウですが、何があったのか気になります。パソコンの画面には、デックス社の採用通知書が表示されており、「俺の実力を見たか」とジェヨンは自信満々にサンウの肩を組みます。サンウも嬉しくなりますが、「すぐにフランスに行くの?」とヒョンタクに問われ、ジェヨンの表情が凍り付きます。
「俺に話があるんだろ」とジェヨンは切り出しますが、サンウは「何でもありません」と冷たい態度。「就職を諦めようか」とジェヨンがふざけると、サンウは「ちゃんと考えましたか?」と戸惑います。「考える必要ない。俺じゃなきゃダメだろ」と胸を張るジェヨンですが、サンウは「対策は練るので、残りの作業を頼みます」と言いだします。「対策って…何だ?」とジェヨンがどもると、「コーヒーが切れたら買い足すように、僕が決めます」と言ってサンウは立ち去ろうとします。ジェヨンはサンウを呼び止めると、「いや、もういい」と呆れたように立ち去ります。2人は逆の方向に歩き始めます。
「本社採用は兄貴が初めてだろ!」と盛り上がるジェヨンの取り巻きたち。「SNSで自慢するから写真を撮ろう」と誘われますが、断ります。「例のゲームはどうなったの?うちの会社から連絡しようと思ったの」とスヨンに尋ねられ、「そんなの悩まず就職しろ」と周りは囃し立てますが、スヨンは「デザインが好評だったからサンウは残念かもね」と言います。
携帯ばかり気にしているジェヨンを見つめるユナ。「あとで悪く言うくせによく言うわよね」と呆れたように言う彼女は、ジェヨンと2人きりになると、「この前サンチュに聞かれたの、あんたの女性関係。1人ずつ丁寧に教えてあげた。運良く両手で収まった」と笑います。「ろくなことをしない奴だ」とジェヨンが呆れたように言いますが、「それだけでいいのにでしゃばっちゃった。最近は柄にもなく真剣だと言ったの。余計なお世話だった?」とユナは尋ねてきます。「知るかよ。代用品扱いした奴を心配してるなんて。おかしいんだ。俺の過去を尋ねた奴のことで頭がいっぱいだ。今すぐに問い詰めてやりたい」と憤るジェヨン。「何を言おうとしたのか…俺と離れても寂しくないのか…」とつぶやくジェヨンに、「あんたも恋をするとカッコ悪くなる。今までのあんたはクールすぎた。本気で人を好きになったら冷静じゃいられないよ。カッコ悪いけどね。あれこれ考えないで普段通りにあんたらしく行動すればいい」と笑うユナ。あんたの奢りよと出ていくユナの言葉を反するするジェヨン。
もうジェヨンに描いてもらった絵はほとんど消えてしまいました。「どうせ消えるのに」とぼやくサンウ。「勉強中?出てこい」とジェヨンからメッセージが届き、サンウが外に出ると、「誕生日おめでとう」とケーキを渡されます。「10分遅れたけど俺が最初だよな」と言うジェヨンに、「なぜ誕生日を?」と驚くサンウ。「履歴書を出した時に見た。”1001″、二進法みたいでお前らしいよ」と言うジェヨンに、「先輩は変な人です」とサンウは返します。「だからいかれたことを言うぞ。就職はしない。お前とゲームを作る。俺がいいんだろ。必要なんだろ。俺もそうだ。お前が必要だ。そう思ってる」と言うジェヨンに、サンウは「提案への返事を今します。お断りします。だからデックス社へ。理解できません。先輩が夢を諦めたら喜ぶと思いましたか?悪いけど、僕は恋愛小説のバカな主人公じゃない」とバッサリ切り捨てます。「お前の理性は今日も健在か…」と呆然と言うジェヨンに、「ファイルを整理したら連絡してください」と言うサンウ。「今どんな気分だ?」と問われ、「どうでもいいです。先輩の成功を祈っています。本心です。ケーキをありがとう」と言うと、サンウは自転車を押して帰っていきます。「これで終わりか?なんてやつだ」とぼやくジェヨン。
帰宅したサンウはケーキの入った箱を開けますが、ケーキは毒々しい色合いの何も描かれていないケーキです。「嫌がらせ?」とぼそりとサンウが言った途端、ケーキの蓋が見えます。「何でも買ってやる 追伸:デコペンが不良品」と書かれており、サンウは苦笑します。
帰宅したジェヨンは採用通知書を見つめながらため息をついていました。視線の先には、パスポートとスーツケースが。
大学のテストを受けるサンウ。フランス語の単語テストを受けながら「引き止める」という単語の類義語、「我慢する」「自制する」を書き殴ります。
サンウが家に戻ってくると、大きなスーツケースを転がしながらジェヨンが「久しぶりだ。試験勉強は順調?デザイナーは?」と話しかけてきます。「試験後に探すつもりです。心配いりません」と言うサンウに、「お前ならうまくやるだろう。このファイル、ドライブにも保存した。直接渡せてよかった」とUSBを渡すジェヨン。そのままサンウの隣の部屋にジェヨンは入っていきます。
ジヘとカフェに来たサンウは飲み物を一気飲み。驚くジヘに「ちょっと気が張ってたから…」と言います。ジヘは「私はサンウさんが好きです。気持ちを伝えてから振られたい」と笑顔で言い、サンウは「なんて言えばいいかな、ごめん」と謝ります。「告白する前は振られるのが怖かったけど、これからはもっと気軽に話せます」と嬉しそうなジヘ。「恋愛する暇がないと断られると思ってたけど、いい意味で変わりましたね。悔しいから応援しません。恋したら変わると言うけど、小説も嘘じゃないのね。お幸せにね、サンウ先輩(チュ氏)」と言われ、サンウは自然とジェヨンに落書きされた腕をなぞっていました。
サンウの隣の部屋に何度も声掛けする男女。「不動産会社の者ですが、家を見に来たのにここの方が電話に出ないんです。私たちが来たことを伝えてください」と頼まれます。その時、ユナから「ジェヨンが荷物を持ち帰った」とメッセージが届きます。走り出すサンウ。夜道を自転車で飛ばし、乗り捨てていきます。
構内のベンチに座っていたジェヨンはサンウを見つけて驚き立ち上がります。「電話に出てください」と怒るサンウに、「サイレントモードにしてたから…ああ、こんなに電話をくれたのか」と驚くジェヨン。「エラーみたいな人だな!性格は悪いし、気まぐれで感情的だ!」と怒るサンウに、「けなしにきたのか?」と問うジェヨン。「自分でも分かりません…。先輩を手放すべきだし、こんなこと言っても無駄だと分かってる!でも、好きです!ジェヨン兄さんが好きだ。好きだ。提案の返事をもう一度させてください」と頼むサンウに、ジェヨンは「ダメだ。もう取り消せない」と返します。「新しい提案だ。サンウ、付き合ってくれ。体験版じゃなくて正式に」と微笑むジェヨンに背伸びをしてキスするサンウ。サンウを抱きしめるジェヨン。「死ぬほどドキドキした」と言いながら、サンウの頭を撫で、もう一度強く抱きしめます。
「今度デックス社と会うことにした。優秀なクリエイターがいるからスカウトしろと言っといたぞ」とベジ・ベンチュラーのパワーポイントを見せながら言うジェヨン。「いつの間にこれを?」と尋ねるサンウに、「俺の代わりを探してた時だ」とジェヨンは返します。「まさかお前を手放すとでも?」と飄々と言うジェヨンに、「フランスには?」と驚くサンウ。「交渉しに行く。断られてもゲームは先に作る」とジェヨンはきっぱり言います。「感情に流されてチャンスを…」とサンウは言いかけますが、「お前だけのゲームじゃない。企画もテーマも練り直したのは俺だ。手柄を横取りするなら。本物の悪徳オーナーだな」とふざけます。「あのデックス社ですよ」と言うサンウに、「もっと上を目指せばいいだろ。恋人を信じろ」とジェヨンは自信満々。サンウは「恋人か…」とにやけます。「この三つだけは守ってください。一つ目…」と言った瞬間、ジェヨンにキスされて笑ってしまうサンウ。「早く鍵を閉めてこい」と言われ、「チェ・ユチェが帰る前に閉めました」と返すサンウ。賢い奴だとジェヨンは笑います。
サンウはジェヨンに馬乗りになって笑いを堪えます。
「エラーは直せた?」とジェヨンに尋ねられ、「出力値を変えたら直しました」と淡々と答えるサンウ。「来週の会議の準備は?」とサンウが尋ねると、「一緒にフランスに行こう。国内の会社だと苦労する」と駄々をこねるジェヨンに、「僕はここから世界へ羽ばたきます」とサンウは豪語します。「またチェ社長に楯突いちゃったな」とふざけるジェヨンに「信じてないいんですか?」と怒るサンウ。ジェヨンは「信じてるよ。でもプレゼンは別だ。明日発表があるだろ?」とパワーポイントを横からぶんどります。ぼのぼのが中心に鎮座するページを指摘され、「青いキャラは信頼感をアップさせるので」と言いますがあっさり削除されます。「お前の好みは相変わらずだけど、そこが好きだよ」と言われ、笑うサンウ。「そんなに見つめるな」とにやけるジェヨンに「見張ってるんです」と言い返すサンウ。トイレに立つサンウを見送り、「どのテンプレートもダサいな」とぼやくジェヨンは、「チャン・ジェヨン」というファイルを見つけます。中には、「チャン・ジェヨン スケボー写真」と複数枚の写真がナンバリングして整理してあります。「あいつ変態だな」と笑うジェヨンに気づいたサンウは、「やめろ、見ちゃダメだ」とノートパソコンを取り上げようとします。
サンウに馬乗りになったジェヨンは彼の手を握ると、そっと顔に手を当てて何度もキスします。嬉しそうに微笑むサンウ。
ノートパソコンに突然「セマンティックエラー」という文字が浮かび上がると、「消去」と表示され、消えてしまいます。
まとめ
映画の最後にNG集が映るんですが、それがすごくかわいくて…☺️💕巻き戻して何回も見ちゃいました!
主演の2人が本当に仲良くて(ジェヨン役のソハムさんとサンウ役のジェチャンくんは8歳差らしいんですが、ソハムさんがとにかくジェチャンくんを猫可愛がりしてる🐈⬛💕)、見ているだけで癒されます。こんなに雰囲気のいい現場だったからこそ素晴らしい作品ができたのかもとも思いました。ああ、続編できて欲しい…!
映画とドラマの大きな違いは、ジェヨンさんがユナに「喧嘩してたのに引き受けるのは、”ジェヨン兄さん”と呼ばれたからでしょ」と図星を突かれて、「ああそうだよ!4回もな」とわざわざ回数まで暴露しちゃうってシーンですね。ドラマにはなかったので、ご褒美シーンすぎる!!なぜドラマに入れなかったの!?と思ったほどでした😂
ジェヨンさんのサンウちゃんへのデレデレっぷりがよく分かるシーンで、めちゃくちゃお気に入りです。ユナの呆れたような表情もいい味出してる😂
映画は全部で3時間ほどあるんですが、その長さを感じないほどストーリーに没頭していました。先にドラマを見て内容を知っているにも関わらず、追加されたシーンや削られたシーンがどこなのか気になって神経を張り巡らせていたので、3時間があっという間で…。ジェヨンは完璧な顔面とスタイルでカッコ良すぎるし、サンウは感情面で不器用すぎて可愛らしいし、ずっと2人に夢中でした。こんなにハマった作品は久々かも。何度でも見返したいです。
今回3人が見た「セマンティックエラー ザ・ムービー」は、Amazonプライムビデオ、Huluで無料視聴できます。
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