「アマプラ同時上映会」第178弾!
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「TharnType2」サブカップル【LeoとFiat】を描いた注目作、「Don’t Say No-心が近づくとき-」。
全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Don’t Say No-心が近づくとき- | 海外・アジアドラマの動画配信はTELASA(テラサ)-見逃し配信&動画が見放題
心優しい政治学部3年生御曹司×ツンデレ美人な芸術学部3年生 のお話。
<あらすじ>
幼馴染から恋人に発展した大学3年生のレオとフィアット。
恋人になるまで紆余曲折ありながらもついに心を通わせた2人だったが、長年の友人関係を恋人の関係に移行させるには問題が山積みだった。
これまで一途にフィアットを思い続けてきたレオは、恋愛経験の豊富な彼にどのような愛情表現をすればいいかわからず、戸惑う日々が続いていた。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 「TharnType2 -7Years of Love-」のスピンオフ作品が気になる🫣✨
- ジャー&ファーストのカプが好き👨❤️💋👨💕
- 遊び人ツンデレ美人が、好きな人に一途に素直になっていく過程を見たい👀💕
本作をもっとよく知るための小ネタ
①脚本を担当するのは「TharnType ターン×タイプ」「TharnType2 -7Years of Love-」の原作者であり脚本家のMAME先生。紆余曲折あり親友から恋人に発展したレオとフィアットの不器用な恋模様を描いた、先の読めない完全オリジナル作品が誕生!
②タイと日本でのほぼ同時配信をおこなった本作は、楽天TVでの初回配信から総合ジャンルの週間ランキングでトップに輝き、17週連続で1位を記録するヒット作に!同時配信終了後も人気は衰えることなく、4カ月以上に渡り話題を独占した。
③主演を努めるのは前作「TharnType2 -7Years of Love-」「2gether」など話題作への出演で知名度を高めるファーストと、同じく「TharnType2 -7Years of Love-」「Until we meet again~運命の赤い糸~」 で存在感を見せつけるジャー。すでに知名度も人気も折り紙つきの2人が満を持して主演を努める、超話題作! “幼なじみ”、“身長差”、そして“元遊び人”と“恋愛初心者”の胸キュン要素がたっぷり詰まった、じれったいのに過激な恋にトキメキ必至!
ネタバレ感想
第0話 LeoとFiatの(愛の)秘密
<あらすじ>
大学のバスケチームで活躍するレオとフィアットは幼なじみで、10年以上も友達関係を続けている。
レオがフィアットを初めて意識したのは、フィアットが父親に家を追い出された少年時代のある日。
心の傷のせいで、その後も奔放な恋愛を繰り返すフィアットをずっとそばで見守ってきた。
フィアットが家出してきた日のことを、レオは昨日のことのように思い出せます。「父さんも母さんも僕を愛していない。僕が自分を愛せるようになったらレオも僕も愛して」と言うフィアットに、レオは何度も「お前のことを愛するよ」と約束しました。
バスケの試合中、フィアットは大歓声に包まれながらも旅行中のレオに連絡します。膝を怪我をしたフィアットはレオが構ってくれないからと見知らぬ男とゆきずりの関係を結ぼうとします。
フィアットの友人たちは、レオが怪我をしてもなお試合に出たがるので、レオに止めてほしいとお願いします。怪我のことを知らなかったレオは、その電話で慌てて帰国します。
帰国したレオはフィアットに「なぜ怪我したことを黙ってた」と詰め寄りますが、フィアットは「旅行に忙しくて返信もしない奴に何を言っても仕方ないだろ」と聞く耳を持ちません。フィアットはレオが帰国してくれて嬉しいものの、その気持ちを表に出せません。
好みのケーキを夢中でむさぼるフィアットの口元の汚れを拭ってやるレオ。フィアットの母はレオの怪我をひどく心配しており、レオと一緒に帰国しようとしたほどでした。フィアットは友人のSNS投稿で自分の欲しかった靴がセールになっているのを知り、レオに連れて行ってほしがります。
リハビリの担当者であるタイプに一目惚れしたフィアットは彼に猛アタックしますが、レオは「彼には恋人がいる」と忠告します。タイプが退職したと聞いて、「俺がほしいものはいつも手に入らない。レオ、協力してよ」と涙するフィアット。ずっと泣いてばかりのフィアットに、レオはタイプの住所を探し出し、与えます。
レオは「お前は恋人がいると知りながら何をしたか分かってるのか」と怒ってフィアットをベッドに押し倒し、強引に一緒に寝ます。フィアットは「俺の夫になれないくせに、タイプさんにアプローチするのを遮るなよ」とレオを侮辱し、レオは「あの日、ずっと一緒にいるなんて言わなければよかった」と吐き捨てます。フィアットは自分の全ての行動がレオへの当てつけだと薄々自覚していました。レオは「愛してる」とフィアットに伝えたいと思いながらも、彼を失うのが怖くて何も言えませんでした。
「タイプさんに膝を壊されたらお前とバスケができない。バスケまで失ったら俺には何もなくなる」と泣きじゃくるフィアットに、レオは誰かといるフィアットに嫉妬していたのだと打ち明けます。フィアットはレオに告白したら両親と同じように捨てられると不安がり、レオは気持ちを伝えられなかったことを謝ります。
一緒に風呂に入る2人。フィアットはレオがなかなか「愛してる」と言ってくれないことにやきもきしています。
バスケの試合後、レオに呼び出されるフィアット。「愛してる。恋人になろう」と告白され、「待たせすぎだよ。ああ、恋人になってやる」と笑うフィアット。
恋人になって、ソファに寄り添う2人。
第1話 恋人になったあとはどうするの?
<あらすじ>
幼馴染から恋人に発展した大学3年生のレオとフィアット。
恋人になるまで紆余曲折ありながらもついに心を通わせた2人だったが、長年の友人関係を恋人の関係に移行させるには問題が山積みだった。
これまで一途にフィアットを思い続けてきたレオは、恋愛経験の豊富な彼にどのような愛情表現をすればいいかわからず、戸惑う日々が続いていた。
バスケットボールに「恋人になって」と書いて渡し、キスをするという告白をしたレオ。レオがフィアットに告白した動画は大学中に拡散されていました。動画はフィアットの友人であるナームが撮影して投稿したようです。
登校したレオを見てフィアットは恥ずかしさのあまり逃げ出してしまいます。フィアットは遊び人のくせにと友人たちに揶揄われます。
実はレオの告白はバスケ部全員の協力によるものでした。
友人のナームとトーとともに食事をしていると、2人はレオを見つけてすぐに席を譲ります。辛いものが苦手なフィアットは並ぶのが面倒だからと辛い料理を選んだようです。レオはわざわざ皿を奪うと唐辛子だけを避けてやります。水を取ってやろうとしたレオを見て「抱き合ってるわ」と騒ぐ女子生徒。フィアットは緊張しすぎて慌ててその場から逃げ出してしまいます。
ナームとトーは「あいつらビビりすぎ」と言いあいつつ、いちゃついていた動画を拡散します。
レオはフィアットを車で家まで送ってやりますが、彼はレオの家にもよらず、当たり障りのない会話をして家に戻っていきます。レオは「キスしよう」と言いたくても、フィアットの緊張を見るとそう言い出せません。
帰宅して恋愛書を読むレオ。
翌朝、寝ていたフィアットを起こすレオ。「起きてください」とレオに敬語で起こされ、ときめくフィアット。
登校したフィアットは朝シャワーを浴びた時にレオが下着を用意してくれたものの、彼が「どの下着がいいか分からない」と過激なデザインのものを手に取っていたので恥ずかしかったと打ち明けます。
フィアットは政治学部の美女・アンダーづてにレオからバラの花束を渡され、はにかみます。
恋愛書を熟読し、気持ちを伝える方法を一つずつ潰していくレオ。エークは恋愛書を熟読するレオを揶揄います。エークはフィアットが戸惑っていると伝え、アンダーは「そんなものを読むよりも本人と向き合った方がいい」とアドバイスします。
フィアットは先にレオの家に行き、彼を待ちます。待っている最中、レオの枕の香りを嗅いでオナニーしてしまうフィアット。現場を見られてしまい、「恋人に欲情して悪いか?」と逆ギレするものの、レオに「そうなった時は俺に言え」と捕まってしまいます。
廊下でレオとキスしていると、お手伝いさんがその現場を見てしまいます。「奥様に報告しなきゃ」と逃げていくお手伝いさん。
第2話 たぶん問題はベッドの上のこと
<あらすじ>
フィアットの友人のナームとトーは、トーの双子の兄のエークにレオとフィアットの引っ越しを手伝ってほしいと依頼。
新しい寝室のベッドの上でフィアットと話していたレオは、勇気を出してフィアットにあるお願いをする。
後日、バスケの練習が終わり2人が帰ろうとしていると、「レオ兄さん」と呼ぶ声が体育館に響く。
ナームとトーは、トーの双子の兄のエークにレオとフィアットの引っ越しを手伝ってほしいと依頼します。
フィアットと恋仲になったので、お手伝いのシャーおばさんに見られないように、レオは別に一人暮らしの家に引っ越したのです。フィアットが家から逃げたくなった時にいつでも逃げ込めるようにしたいのだとレオは言います。フィアットは自分のわがままのせいでレオの母・ナーディアに嫌われるのではと心配しますが、レオは「家のことはなんとかするから俺の家に引っ越してこい。お前のお父さんにも許可は取ったから」と言います。メートは最初は「レオを頼りすぎたら困る」と難色を示しますが、「あいつのことなんてどうでもいい」と吐き捨てます。フィアットは自分の幸せのために父が何かを融通してくれるはずがないと言いながらも嬉しそうです。
ハグしたいと言うレオに、フィアットは「したいならすればいい」と言い、2人はその続きもしようとしますが、トーが部屋に入ってきてしまったので中断します。
トーはレオがフィアットを甘やかしすぎているのではと忠告します。レオはフィアットのためならば傷ついてでも他の男の住所を探すほどだったので、トーは俺に迷惑をかけるなと呆れています。
レオが電話を待っている風だったので気になるトー。
その頃、サングラスをかけた怪しげな男が空港を闊歩していました。
後日、バスケの練習が終わり2人が帰ろうとしていると、「レオ兄さん」と呼ぶ声が体育館に響きます。レオに抱きつくリオン。声の主は外国にいるはずだったレオの弟リオンは来週帰国の予定でしたが、レオに会いたいがためにすぐに帰ってきたのでした。
引っ越したレオを責めるリオンは一時帰国では完全帰国したようです。リオンが嫌いなフィアットは嫌がります。
リオンは母の話し相手として兄弟のどちらか1人が海外に行けと言われたので着いて行ってくれたのです。リオンを無碍にできないと言うレオ。レオはフィアットに手を出したら軽いと思われるかもしれないと悩み、フィアットも誘ったら尻軽だと思われるかもしれないと心配し、必死で性欲を抑えます。
容姿端麗なリオンは早速大学で大人気。リオン本人も満更ではなさそうです。大学有志が作ったFacebookページではすぐさまリオンがバイだと情報が流れ、男女ともに湧き立ちます。しかしリオンが恋人にする条件は「束縛しないこと」なので、なかなか本気の恋人はできなさそうです。
バスケの練習中、マネージャーのナッスに「レオは厳しいぞ、ベッドの上の話だ」とぽろりとフィアットがこぼしてしまったため、レオとフィアットがベッドでうまくいっていないと大学中に噂が広まります。最終的にはレオがEDだという話になり、「フィアットはレオ1人では満足していない」のは本当かとリオンから問いただされたレオは思わず席を立ち上がります。
レオシンパの女子生徒は「フィアットみたいな男は遊ばれて終わりよ」と噂していましたが、それを聞いたフィアットとレオから反論されて逃げていきます。
レオはフィアットがこれまで付き合ってきた人よりはセックスが下手かもしれないと申し訳なさそうに言いますが、フィアットは「上手くなくても気持ちよかったから俺に不満はない。お前が好きだ」と言います。仲直りする2人。
レオの告白動画を見ていたある男は「俺の人生を壊しておいて幸せになれると思うなよ」とつぶやきます。
ナームとトーはフィアットから「海外から苦労して取り寄せたから、レオと一緒に開けろ」と引っ越し祝いのプレゼントをくれます。中にはバイブが入っていました。プレゼントをオンにして遊んでいたフィアットを見つけてしまうレオ。「俺のものが不満なのかな」とレオは心配してしまいます。慌ててバイブを隠そうとするフィアット。
第3話 震える心
<あらすじ>
ナームとトーがくれた引っ越し祝いのプレゼントについて、フィアットにあれこれと尋ねるレオ。
その質問に、フィアットは正直に答える。
夜中に突然レオとフィアットを訪ねてきたリオンは、自分たちの両親宛てと思われる封筒をレオに手渡す。
ナームとトーがくれた引っ越し祝いのプレゼントについて、フィアットに「本当にあいつらのプレゼントなのか?」「こういうのが好き?」とあれこれ尋ねるレオ。その質問に、フィアットは正直に答えます。「お前は初めての男じゃないけど、お前になら何をされても許すよ」と言うフィアットにキスするレオ。
しかしリオンが夜中に突然レオとフィアットを訪ねてきてしまい、中断することに。リオンは自分たちの両親宛てと思われる封筒をレオに手渡します。中にはフィアットのみだらな姿が写った写真が入っていました。もし親が見たらと焦るフィアットを落ち着かせるレオ。
同じ頃、メートにも同様の封筒が届きます。怯えるフィアットに、レオンは「今すぐに帰ってこいって」と伝えます。実家に呼び戻されたフィアットと、付き添いのレオを待っていたのは、激しい叱責でした。「お宅の息子は尻軽で、人の男を寝取る」という文章も入っていました。フィアットは「俺なんかじゃなくて新しい嫁と娘を気にしたら?」と父に反抗しますが、父は「節操なしの息子を持った私の気持ちがわかるか?そんな態度ではレオもいつか愛想を尽かすだろうな。息子の横にクズがいると知ったら、レオの両親もお前を拒絶するだろう。家から出るな。お前は私には逆らえない」と言い放ちます。「よく分かっていますよ」と言うと部屋に戻るフィアット。「なんで戻ってきたのよ」とフィアットを拒絶する妹のファー。自室で泣きじゃくるフィアット。
翌日、フィアットの携帯に「恋人と別れなければ大学中に拡散する」とメッセージが届きます。添付されていたのは、セックスの最中のフィアットの動画です。「見ないでくれ」と懇願するフィアットをよそに、レオは彼の携帯を見て、平静を装います。
レオの車で登校したフィアットですが、憔悴しきっています。「今朝の動画、俺は覚えてないんだ。いつ撮ったか、相手が誰かも分からない」と言うフィアットは、「大学中にセックス動画を見られたって気にしない。気にするのはお前だけだ」とレオを縋るように見つめます。戸惑った様子のレオを見て、「しばらく距離を置く方がいい。今日は自分で帰るよ」と提案するフィアット。レオは自分が告白を躊躇したせいでフィアットがこんな目に遭っているのだと後悔し、エークに相談します。バスケの練習に来たレオは、フィアットと入れ替わりに帰ってしまいます。「しばらく1人で考えたいだけ」と言うフィアットは、レオからの電話にも出ません。エークはレオの依頼で犯人探しを手伝っているようです。2〜3日かかると返すエーク。
リオンは「暇つぶししよう」と誘ってきた女子生徒・ニナーから「昨日は誰といたの?クズ野郎」とビンタされていました。
近くで捨て猫を保護しているポップパーンを見つけます。しかし彼はリオンを無視して去ったかと思うと、氷嚢を持って帰ってきます。浮気者は自業自得だとかなんだとか独り言を言うポップパーンは、リオンに学部を聞かれても煙に巻いて帰っていきます。
ナッスはフィアットの悩みを聞こうと話しかけます。フィアットはかつて人の恋人を奪おうとしたことがあり、それはその人がレオと同じことを言ってくれ、「少なくともレオの代わりはいる」と思ったからだと言います。また、自分が「愛してる」と言った人達はみんな自分から離れていくので、レオを好きでも言葉に出せなかったと打ち明けます。過去の過ちがこんな風に自分に跳ね返ってくるなんてと落ち込むフィアットを慰めるナッス。フィアットはナッスに動画のことを相談します。ナッスは「あんたには私がいるから。レオも」と言い、そこにはレオが立っていました。「今は話したくない」と立ち去ろうとしたフィアットを抱きしめるレオ。レオは「お前を嫌う日は来ない。動画を嫌だと思うのは嫉妬だ。お前の心が心配なんだ」と言い、「お前の父さんに関係を伝えた。全力でお前を守るよ」と涙するフィアットを抱きしめます。
車置き場に行けず困っていたリアンのそばを通っていくポップパーン。傘に入れてと頼むリアンのために傘を買ってきてくれ、彼は去っていきます。猫のポップジャーと遊びながら、「兄弟で全然似てない」とぼやくポップパーン。
レオの家に来たフィアットは、写真や動画がレオの親に送られるのではと不安を打ち明けます。レオは両親がフィアットを愛していることを告げ、心配しなくていいと勇気づけます。
男をはがいじめにしてボコボコにさせるエークとトー。
第4話 恋人は自分で面倒を見ないと
<あらすじ>
メートに脅迫写真を送った男を捕まえ、レオの前に差し出すエークとトー。
怒りで爆発寸前のレオは、静かにその男に理由を尋ねる。
男が理由を語り始めた時、フィアットがその場にやって来る。
メートに脅迫写真を送った男を捕まえ、レオの前に差し出すエークとトー。怒りで爆発寸前のレオは、静かにその男に理由を尋ねます。
男が「フィアットに誘惑されたせいで恋人と別れた」と理由を語り始めた時、フィアットがその場にやって来ます。男を見たフィアットは「チカさんのヒモだな」と言い当てます。
去年パブで遊び始めた頃、フィアットはチカという男と知り合いました。パブでよく会い、彼を信頼したので、フィアットはレオへの気持ちを相談したのでした。チカはDVをし金を無心する恋人と別れたいと思いながらも、情ゆえに別れられずにいました。「いっそ浮気現場を見られたらいいのに。助けてほしい」と言うチカのために、フィアットは男と話し合いに行きました。しかし男はフィアットを口説き、その現場をチカに見られたことで別れたのです。男はチカにもらった金で薬を買っていました。男は「お前の父親から金はもらわない。動画をネットで拡散してやる」と脅しますが、そこにチカが現れて「僕がなんとかする。奴に地獄を見せてやる。恋人のことは俺がなんとかしないとね」と言って去っていきます。
チカに嫉妬するレオをフィアットは押し倒し、「照れるのはやめる。もう待たせない。してよ」とキスします。
雨の日に言葉を交わして以来、ポップパーン(リオンは”にゃんこ先輩”と呼んでいる)のことが気になっているリオン。カフェに1人でいる彼に話しかけ、本当の名前を聞き出すことに成功したリオンは、先輩の後を追い続けます。ポップパーンはリオンのファンが怖いので逃げ続けています。
ポップパーンを追い回すリオンに、レオは「みんながお前を好きだとは限らない。お前は自己中心的だから、思いやれるようになれ」と注意しますが、リオンはめげません。
メートに会いに来たレオは、「動画の犯人が気になりますよね?おじさんはあいつを守ろうとしてる。あいつのために犯人を捕まえて懲らしめたいはずです。面と向かって伝えたらどうですか?過去は変えられなくても容認できたら未来は変えられます。動画の件は心配しないでください」と言って帰っていきます。「あいつを守れるのは私ではなく君だ」とつぶやくメート。
帰宅したレオはフィアットの好きな店のケーキを買って帰ります。大喜びするフィアットに、レオが「お前の家に行っておばさんから預かった」と言ったため、フィアットは「課題をやってくる」と拗ねて逃げ出してしまいます。レオに謝られて機嫌を直すフィアット。
カフェに来たリオンはスマホに保存したポップジャーの写真を嬉しそうに見つめるポップパーンに声をかけます。彼にポップジャーの写真を見せてもらい、話が盛り上がります。リオンはポップパーンを寮まで送ると言いますが、レオから電話がかかってきます。「レオってどんな人?」と尋ねるポップパーンに、「なぜ兄のことが知りたいんです?」と不審げに尋ねるリオン。
母が何日に帰ってくるかとレオが尋ねても、リオンはブレスレットを嬉しそうに見つめています。レオが目の前を横切るのを見たポップパーンは、レオを追いかけていきます。もしやポップパーンはレオが好きなのではと不安になるリオン。
バスケの練習中、リオンは突然フィアットを連行して外に出て行ってしまいます。
図書館で勉強するポップパーンを「かわいいだろ」と遠くから紹介するリオン。「あんたと比べたらポップパーン先輩は最高だ。先輩は兄さんが好きみたいなんだ。嫁宣言はしなくていい、先輩を傷つけるな。兄さんを縛り付けてくれ」とリオンは頼んできます。
第5話 兄嫁と恋人の弟のお粗末な計画
<あらすじ>
リオンが追いかけているポップパーンがレオのことを好きかもしれないとリオンから聞いたフィアットは、友人たちからのプレゼントを使ってレオを誘惑すべきか迷う。
レオにも彼のことを知ってるか尋ねるが、知り合いだと言うだけで詳しいことを教えてくれない。
一方、ポップパーンの飼い猫ポップジャーにプレゼントを買ったリオンは、図書館でポップパーンにそれを渡そうとする。
リオンが追いかけているポップパーンがレオのことを好きかもしれないとリオンから聞いたフィアットは、友人たちからのプレゼントを使ってレオを誘惑すべきか迷います。
レオにも彼のことを知ってるか尋ねるが、知り合いだと言うだけで詳しいことを教えてくれません。
登校したフィアットは、ナームとトーにポップパーンを知っているか尋ねます。
一方、ポップパーンの飼い猫ポップジャーにプレゼントを買ったリオンは、図書館でポップパーンにそれを渡そうとします。するとポップパーンはリオンに「君がつけてあげて」と意外な提案をしてきます。家に呼ばれるなんて積極的なお誘いだと興奮するリオン。リオンは猫が買いたかったのですが、母とフィアットが猫アレルギーなので飼えませんでした。リオンがレオに甘やかされて育ったという話を聞き、レオは優しいのだと感動するポップパーン。
翌日、ポップパーンは学校でレオに声をかけます。レオにバイブを使うべきか花占いで悩んでいたフィアットを、リオンは「兄さんを先輩に近づけるな。役立たず」と罵倒して去っていきます。
その夜、フィアットはレオのパーカーを着て、「引越し祝いを使う?」と誘惑します。セックスした後、ぼんやりとテレビを見るフィアットを甘やかすレオ。
レオの父は「妻が子供たちに会いたがっているから」と来月帰国することをメートに電話で伝えます。レオの父はメートが息子と素直に話せないことを「私たちは老い先短いのにいいんですか?」と言います。
学校でポップパーンと2人きりで話すレオを見つけたフィアットとリオン。「彼は俺の恋人です」とポップパーンに敵意をむき出しにするフィアット。よく話を聞くと、レオの両親が児童福祉施設に寄付するのでその話をしたかったのでした。ポップパーンは「レオの両親は毎年寄付してくれるが、今年は子供の数が多くて助成金や寄付金が足りないんだ。小さな施設だから職員たちも困っていて、このままでは子供達があぶれてしまう。僕は養子になるまでその施設にいたから…」と事情を説明して帰っていきます。
リオンはなぜレオを頼ったのか、自分が兄より劣るからかとポップパーンに尋ね、彼は「それぞれいいところがあるよ。それにお金欲しさに氷をあげたと思われたくなかった」と言います。レオンはポップパーンに恋人になりたいと告白します。
一方、レオはフィアットが嫉妬してくれたことに喜びます。レオがポップパーンとの関係を濁したのは、彼の生い立ちを彼の口以外から話すべきではないと思ったからでした。フィアットもレオへの疑いが晴れ、ホッとします。
ナッスはアンダーに次の試合 8月20日(金)の初戦相手が最悪なため、フィアットが傷つかないかと不安を吐露します。
ポップパーンはリオンから告白されてから彼を避けていました。「君のことは嫌いじゃない」と言うと、「じゃあ好きってこと?」とポジティブに解釈するリオン。リオンはキーホルダーをプレゼントすると去っていきます。
朝食を準備するレオに、フィアットは「引っ越してからお前はなんでもやるようになったけど、俺は何もしてないから」と洗濯を引き受けようとします。しかし結局何かと空回りしてしまうフィアットなのでした。
寮で待ち伏せしていたリオンはポップジャーに食事を奢りたいとポップパーンをホームセンターに誘います。一緒にキャットフードを買いに行く2人。リオンが空腹だと言うので、2人はカフェへ。帰り際、リオンはキスしそうになりましたが、頬にそっと触れて「焦らないと言ったのにごめんなさい」と去っていきます。
ナッスと試合の作戦確認をするレオ。 対戦チームの主将・キングが「今日は仲良くやろうぜ。なんたって俺とお前は妻を共有してるんだからな」とレオを煽り、あわや乱闘騒ぎになりかけます。
試合を見にきたナームとトーに「今日はまじめに応援してあげて」と注意するアンダー。
第6話 気持ちでも試合でも負けて
<あらすじ>
フィアットがケガから復帰した初戦、レオと妻を共有していると豪語した相手チームの主将はフィアットばかりをマークしてくる。
レオに対しても、フィアットと過去に体の関係を持ったことをにおわせる発言を浴びせてきて挑発する。
いらいらしたレオは本来のプレーができずチームは大苦戦を強いられる。
フィアットがケガから復帰した初戦、キングは「パンツが長くて残念だよ。あいつも太もものほくろが好きだ」とレオを煽ります。さらにキングは「お前が恋しいよ。お前の恋人は俺に負ける」とふざけ、フィアットばかりをマークしてきます。いらいらしたレオは本来のプレーができずチームは大苦戦を強いられます。
フィアットは足を引っ張りたくないからとメンバー交代を提案します。それを見たキングは「この調子だ。この試合は負けない」と自信満々な態度です。
その後もキングはレオにフィアットとの過去の関係を匂わせる発言を続け、レオは怒りのあまり本調子が出せないまま試合を終えます。
控室では、「お前が短気を起こすから負けた」とレオがチームメンバーから責められていました。「俺のせいだ」と言ってフィアットは出て行ってしまい、レオはアンダーにビンタされ「一番後悔してるのは誰なのか知ってるはずよ」と怒鳴られます。1人涙するフィアット。
1年前、初めての決勝戦を前にピーム先輩が薬をやっていると発覚してナッスは動揺していました。レオが勝ちたがっていることを知っているフィアットは、キングから「俺と寝たら薬のことはちくらないでおいてやる」と持ちかけられていました。それに乗ってしまったフィアットは後悔しているのでした。
フィアットのもとに来たレオは、決勝戦で負けた後、ナッスとアンダーからピーム先輩のことを打ち明けられていました。フィアットを助けられなかった自分に腹が立って怒ってしまったのだと謝るレオ。フィアットは家に帰ると言って、先にその場を後にします。項垂れるレオ。
レオの家に遊びに来たリオンは、試合にキングに負けたのだとレオから告げられ、「あいつは兄さんの弱点を知ってるから。フィアットさんへの思いを利用した姑息なやり方だ」と怒ります。レオは「その程度の煽りに乗った俺の弱さが原因だ」と反省し、リオンは「強い人も弱くなる日があるよ。またフィアットさんと喧嘩させてよね」と慰めます。
夜中に目覚めたポップパーンは、ポップジャーが妙な鳴き声をあげていることに気づきます。登校したものの、不安が隠せません。医者に見せましたが、ポップジャーは生まれつき体が弱いようです。リオンは彼に声をかけると、相談に乗ってやります。ちゃんと検査を受けさせてあげていたらもっと体が強かったのかもと後悔するポップパーンに、「先輩には僕がついているから」と安心させるリオン。
講義を終えたフィアットを呼び止めるレオ。「まだお前と話したくない。先にメンバーと話す」とフィアットは先に体育館に向かい、キャプテンとしてメンバーたちに謝ります。怒ってレオに掴みかかっていたリック先輩に事情を話すレオとフィアット。リックは事情を理解し同情してくれます。フィアットはこれまでやけくそに感情的に生きてきたけれど、レオのためにもっと大人に冷静に、いい人間になりたいとリックに宣言します。レオのお母さん・ナーディアがくれたペアネックレスに、過去に囚われないと誓うと言うフィアット。
ポップジャーのお見舞いに行きたいと言うリオンに、明日退院だからと断るポップパーン。しかし明らかに帰りたくないと目で訴えるリオンに、ポップパーンは押し負けてしまいます。ポップパーンの部屋に飾られている男性の写真に目をつけるリオン。ポップパーンは亡き育ての父だと説明してくれます。
ポップパーンはリオンに電話番号を教えてくれないかと尋ね、リオンはにやけながら教えます。
レオの家に遊びにくるリオンはフィアットにまた喧嘩を仕掛けます。できたてのグラタンを食べさせてもらい、舌が火傷したかもとキスをする2人。その時リビングからリオンの悲鳴が聞こえます。そこにはナーディアが「フィアットとレオの様子を知らせると言ったくせに一度も電話をしないのね」とリオンの耳をひねりあげていました。ナーディアは「あなたを抱きしめるために帰ってきたのよ。私の可愛い泣き虫ちゃん」とフィアットを熱くハグします。実の息子たちよりもフィアットに甘々なナーディアに、リオンはご立腹です。
第7話 食物連鎖の頂点
<あらすじ>
フィアットを実の息子のようにかわいがっているナーディアは、帰国早々フィアットの部屋で寝ると言いだす。
久しぶりに再会したフィアットの近況が気になる彼女は、フィアットが以前SNSに投稿していたイケメンはどうなったかと聞いてくる。
恐る恐るレオとの交際について切り出すフィアット。
フィアットを実の息子のようにかわいがっているナーディアは、スイスからの帰国早々フィアットの部屋で寝ると言いだします。
久しぶりに再会したフィアットの近況が気になる彼女は、フィアットが以前SNSに投稿していた顔の濃いイケメンはどうなったかと聞いてきます。恐る恐るレオとの交際について切り出すフィアット。ナーディアは「臆病なあの子でいいの?」と笑います。「僕はいろんな人と寝てきたけど、それでもレオとの交際を許してくれる?」と不安げに尋ねるフィアットに、ナーディアは「本当にレオがあなたを満足させられるかが不安なぐらい。私は気にしてない。お母さんもお父さんと出会うまでいろんな人と遊んだんだから。あなたが幸せそうだからお母さんも幸せよ。お母さんもあなたを愛してる」と嬉しそうにフィアットを抱きしめます。
フィアットを叱らないか不安なレオ。リオンは「兄さんがフィアットを好きなことも、フィアットが兄さんを好きなことも、2人が気づく前から母さんは分かってたんだよ。心が読める人なんだから」と自信満々に言います。寝付けないフィアットに寄り添うレオ。
2人は友達になった記念にナーディアが作ってくれたネックレスのペンダントヘッドに、それぞれの名前が彫られていたことを思い出します。そのままリビングで抱き合いながら眠ってしまう2人を、ナーディアは嬉しそうに見つめていました。
ポップジャーを動物病院から引き取るために、ポップパーンの付き添いをするリオン。ポップジャーは免疫不全という病名らしく、また3ヶ月後に病院に行かなくてはいけません。ポップパーンはぬいぐるみを使ってキスさせてくるリオンに、ぬいぐるみの唇を押し当ててキスし返します。
帰宅したリオンは母にキスします。ジャーはリオンが「ポップ先輩」という名をよく口にするのが気になるものの、以前より早く帰ってくるし、いい子になったと報告します。フィアットとレオについてはどうするかと尋ねられ、対策済みだと答える母。
一方、児童養護施設への寄付について、レオと彼の母は最終確認をします。話の本題は、ポップパーンについてです。彼はどんな人かと尋ねる母に、「彼は責任者だから会ってみたら?」と提案するレオ。母は名案だと言い、買い物に行きます。
ナーディアと直接話すことになったポップパーンは、レオの家にやってきます。母は寄付の条件に、リオンが自分と一緒にタイを出るように説得して欲しいとポップパーンに頼みます。「リオンが帰国したのには理由があると思うんです。誰かに無理強いするのは嫌いなんです。他のことではいけませんか?」と頼むポップパーンに、母は去年の倍額を寄付すると明日施設に契約しにいくと約束します。その時、パンツ一枚で室内をうろついていたリオンはうっかりポップパーンに会ってしまい、悲鳴をあげて室内に戻っていきます。
ナーディアは息子たちとフィアットとともに食卓を囲むと、ポップパーンは予想外に芯の強い男だと知り「息子にしたい」と言い出します。リオンを応援して、彼女は帰っていきます。
実家に戻ったフィアットは、ファーから冷たい態度を取られて、ナーディアに電話をかけると「お母さんのもとに戻りたい」と弱音を吐きます。「ファーの一番好きな人を大切にしてあげなさい」とアドバイスされ、食事を気にする継母のフェーにフィアットは「今度泊まりに来た時は朝ご飯を食べます」と優しい言葉をかけます。成長をレオに褒められるも、恥ずかしがり拗ねるフィアット。「お前が誰を嫌いでも俺はお前を愛してるよ」とレオはフィアットにキスします。
フィアットが講義室に向かっていると、「誰に送ってもらったんだよ」とナームとトーが絡んできたので、レオの自慢をします。キスシーンも自慢話も聞いていたレオシンパの女子生徒は、吐きそうな顔をします。
母に「寄付のことで話がある」とレストランに呼ばれたリオンとポップパーンですが、席は2つしかありません。きっと自分たちを思いやってこの場を設けてくれたんだろうと言うリオン。
幼い頃の話をする2人。亡き父は、施設にいた自分にポップパーン(出会い)という名前をつけてくれたと話すポップパーン。話を聞きながら彼の手を握るリオン。ポップパーンはリオンから花束をもらうと、「父が生きていたら君を気にいるはず」と言い、リオンは彼にキスします。2人は抱き合います。
レストランからの帰り道、リオンは寮までポップパーンを送ります。自分の指にキスすると、ポップパーンの唇に押し付けて帰っていくリオン。
レオの告白動画を見つめる1人の女性は、フォトフレームに入った写真に目を移します。
第8話 壊れた記憶
<あらすじ>
ある朝フィアットが玄関を出ると、見慣れない女性が立っていた。
彼女と言葉を交わしたフィアットは、なぜか突然の頭痛に襲われる。
心配して駆けつけたレオに、俺の母さんだと答えるフィアット。
ある朝フィアットが玄関を出ると、見慣れない女性が「フィアット、覚えてない?」と声をかけてきます。彼女と言葉を交わしたフィアットは、なぜか突然の頭痛に襲われます。心配して駆けつけたレオに、俺の母さんだと答えるフィアット。
その後も悪夢にうなされるフィアット。夢の中で、子供のフィアットは「言うことを聞かないし教えたことも覚えてない。母さんだけを愛さなきゃだめよ」と母から怒鳴りつけられます。なぜ母が会いにきたのか分からず混乱するフィアット。
忘れ物を持っていくため自宅に戻ったフィアットはフェーから「よかったらレオと一緒に食べて」とお弁当を渡されます。「僕を嫌わないの?」と尋ねるフィアットに、「どうして嫌うの」と不思議そうなフェー。フィアットはお弁当をもらい、登校します。
レオに見守られ、母と直接1対1で会って話をすることになったフィアット。「今更会いにきて怒ってる?信じられないかもしれないけど、あの男の言いなりになったことを悔やみ続けてきた。あなたを捨てたいと思ったことはない。あの男は新しい女を選んだから仕方なかったの。あの男に常に監視され、会うのを禁じられていたの。あなたが家を追い出されたと知ったから会いに来たの」と彼女は言います。「また会いに来てもいい?」と泣きじゃくる彼女に、フィアットは困惑します。
寮の前でポップパーンを待ち伏せするリオン。ポップパーンとの仲が噂になり始めたリオンは、バスケチームのマネージャーのナッスと友人のアンダーに「最近体育館に来ないわね」と声をかけられます。「僕たちを恋人だと思ってるみたい」と無邪気に喜ぶリオンに、ポップパーンは「恋人じゃない」と恥ずかしそうに訂正して去っていきます。
心ここに在らずのフィアットを心配するナッス。「なぜ俺が捨てられたのか理由を知るのが嫌だ。頭がぐちゃぐちゃだ」と怒るフィアットを、レオはキスしてなだめます。「俺がお前を捨てることはないって証明したい」とレオはフィアットを襲います。
セックスが終わっても落ち込んだ様子のフィアットに、レオは「父さんが俺を嫌いなのは知ってたけど、母さんと会わせないほどだとは思わなかった。事実を知りたければ逃げずにおじさんと話せ。おじさんがお前を束縛するのは、お前を失いたくないからだよ」と慰めます。
ポップパーンが帰宅すると、ポップジャーがぐったりと行き倒れていました。慌ててリオンに電話をかけるポップパーン。
ホワイトボードに練習プランを書き込むナッス。キングとは別のブロックになったようです。
フィアットは父に「いくら父親でも母と会うのを止める資格はない」と言いますが、父は「とにかくダメだ」としか言いません。フィアットは怒って部屋を飛び出しますが、フェーは「理由があるの。お父さんはあなたを愛してる」と彼を止めます。「子供だった僕を家から追い出して僕の気持ちを無視し続けてきたのに?」とフィアットが激怒すると、ファーが2人の間に入ってきて「またママをいじめてる!私がお腹にいる時、わざとママを転ばせた。パパとママを悲しませるママなんて大嫌い!」と叫びます。フェーはフィアットに突き飛ばされたせいで流産しかけ、そのせいで家出をしたフィアットを父が追いかけられなかったことを説明します。家族の仲を壊したのは自分だったのだと気づいたフィアットは泣きながら家を飛び出します。フェーから電話をもらい、フィアットを探すレオ。車で迎えにきたレオに「俺は人殺しだ」と泣きじゃくるフィアット。
レオはフィアットに父とフェーに心を開くようにアドバイスしますが、フィアットは「母さんを追い出した人だから」と頑なな態度を取ります。
図書館に来たリオンはナームにからかわれながらも、ポップパーンの手を引いて館内に入ります。ナームに自分たちの関係をからかわれたら「恋人」といえばいいとふざけるポップパーンに喜ぶリオン。
レオの家に突然入ってきたフィアットの母は、「私は息子の全てに権利がある。あなたがいなくても息子には私がいればいいのよ」と大騒ぎします。母を見て苦しむフィアットは、幼い頃「あなたには私がいれば十分でしょ!私の言うことだけを聞きなさい!あなたを愛さない父さんなんていらないでしょ!父さんの周りにいる女は全員嫌いなさい!」と何度も母に刷り込まれたことを思い出します。
母は全てを思い出したフィアットに「私のところにおいで」と微笑みます。
エークとトーは最近出番が少ないとカフェでぼやいていました。
第9話 心の中に今もいる大切な人
<あらすじ>
母親が家に頻繁に訪ねてくるようになり、子どもの頃の記憶に苦しめられるフィアット。
フィアットの様子が常に心配なレオは、エークとトーにフィアットの見守りを手伝ってもらうことに。
ある日、トーが見守りを手伝いに来ていたところにナームから連絡が入り、トーは慌ててレオの家を出ていくが、ついうっかり大事なことをし忘れてしまう。
レオはメートに「なぜ彼を母親に会わせないのですか。そこまでしてなぜあいつを守ろうとするのですか。あいつに嫌われても平気なフリをしてるけど、本心じゃありませんよね?」と尋ねます。メートは、「あいつの母親は妊娠中から問題があった。”私だけを愛しなさい”とフィアットを物扱いしている。フィアットの母親が現れたのは、君の告白動画を見たからだろう。フィアットが誰かを愛するのが嫌なんだ。彼女は息子に想像以上のことをした。気をつけなさい」と忠告します。
レオがフィアットの母を家から追い出そうとすると、彼女は「母さんを助けて」と金切り声をあげます。母親が家に頻繁に訪ねてくるようになり、子どもの頃の記憶に苦しめられるフィアット。
フィアットの様子が常に心配なレオは、エークとトーに「家の警備員を探して欲しい」と頼みますが、トーが上客を怒らせてしまい、人手を割けないため、2人がフィアットの見守りを手伝ってもらうことに。
レオはフィアットを心配しますが、フィアットは「過去のことをお前にどうこう言っても仕方ない」とレオを拒絶します。泣きじゃくるフィアット。
ある日、トーが見守りを手伝いに来ていたところにナームから課題を手伝うと言っただろと怒りの連絡が入り、トーは慌ててレオの家を出ていきますが、うっかり鍵をかけ忘れてしまいます。
母の洗脳に苦しむフィアットは「弱音を吐いちゃダメだ。強くならないと」と自分に言い聞かせていました。フィアットが起きると、母が家の中を掃除しており、「やっと2人きりになれたわね」と彼を抱きしめます。「もう誰も嫌わない。父さんとフェーさんに謝りにいく」と言うフィアットに、「彼のせいで悪い子になったのね!私の前でだけ良い子でいればいいのよ!」と殴り続けるフィアットの母。そこにレオの父がサプライズで尋ねてきて、「私の息子に何をしている!」と間に入ってくれます。
レオの父は「私に借りを二度も作りましたね。フィアットをうちの息子にください」とふざけます。数年ぶりに会う父親よりも先にフィアットに会いにいくレオに呆れる父親。フィアットは寝室でうずくまって震えていました。「俺は母さんみたいにお前や他の人を傷つけるかも」と不安がるフィアットに、「お前は違う」と抱きしめるレオ。
レオはメートに、すべてを話すべきだと言います。フィアットの母には接近禁止命令が出されましたが、それは長年フィアットが苦しめられた後でした。フィアットは母親から引き離された後、苦しめられたことは忘れ、愛されたことだけを覚えていました。フィアットに母親が必要だからと再婚したものの、それもフィアットには理解してはもらえませんでした。レオはメートに、フィアットは父親に愛されたがっていると伝えます。
フィアットは1週間も学校を休んでおり、ナームとトー、エークは寂しがっていました。そこにナッスとアンダーが現れ、フィアットの誕生日会を盛大にやろうと提案します。「レオが盛大にやるからいいのよ」とナッスを止めるアンダー。
ナームとトー、ナッス、バスケ部の部員たちから、誕生日おめでとうのメッセージが次々とフィアットのもとに届きます。
レオは「俺を信じろ」と言うと、フィアットを着替えさせ、目隠ししたまま移動します。そこには、友人たちからのフィアットへの誕生日メッセージが壁いっぱいに寄せ書きにされていました。「お前は独りじゃない。21年前に何があったか知らないけれど、お前は俺に会うために生まれてきてくれた」と勇気づけるレオ。「俺の人生で最高の幸せはお前に出会えたこと」と返すフィアット。2人は抱き合います。手を繋ぎながら、友人たちからのメッセージや写真を見ていく2人。
最後にフィアットへの誕生日祝いの動画が流れます。レオン、ナーム、エークとトー、ナッスとアンダーがお祝いの言葉を次々にかけてくれます。気づくと、レオがケーキを持って「願いごとを」と近づいてきてくれていました。メートやフェーとファーたちもケーキにろうそくを差してくれたと知って、自分が愛されていることを自覚するフィアット。
「お前がどれほど愛されてるか知ってほしいんだ」と言うレオに、「俺も愛してるよ」と返すフィアット。2人はキスします。
フィアットはレオとツーショットを撮り、SNSに投稿します。
SNSで元気を取り戻したフィアットを見たリオンは喜びます。また、ポップパーンから家に来てほしいと連絡が来て、家を飛び出します。寮に着くと、ポップパーンは「ポップジャーはたくさんの合併症があったから、1時間前に死んだって獣医さんに言われた」と泣きじゃくっていました。旅立つ時にそばにいてやれなかったことを悔やむポップパーンに、「一緒にポップジャーを迎えにいきましょう。家に連れて帰るんです」と彼を抱きしめるリオン。実家の庭の片隅にポップジャーの遺体を埋める2人。「この世で何もできないままポップジャーは死んだ」と落ち込むポップパーンに、「僕たちの出会いになってくれた」と慰めるリオン。
フィアットは母に会い、「愛する人を傷つけるのは愛じゃないよ。僕はいい人になる」と伝えます。しかしフィアットの母は「もう母さんを愛してないと言いたいんでしょ」と激昂します。「そうじゃない。母さんをこれからも好きだから、僕が会いにいくよ」と言うフィアットに、彼の母は泣きじゃくりながらハグします。
「まだ母さんが怖くて震えてるよ。でも、父さんとフェーさんとファーにも謝りたい。いい人になりたい」とフィアットはレオに言うと、駆けていきます。その後ろ姿を嬉しそうに見つめるレオ。フィアットは帰ってくると、「もっと俺に夢中にさせてどこにも行かせないから」とレオにキスします。
第10話 できると言えばできる
<あらすじ>
レオに背中を押され、家族関係のわだかまりを解こうと考えたフィアットは、まず父親のメートの所に行く。
継母のフェーに声をかけられたフィアットは、妹のファーと3人で話したいと言い、ついにフェーとファーとも向き合うことに。
家族たちの反応は…?
レオに背中を押され、家族関係のわだかまりを解こうと考えたフィアットは、まずメートのところに行きます。お互いに謝り、気持ちを伝え合いました。
フェーに声をかけられたフィアットは、ファーと3人で話したいと言い、ついにフェーとファーとも向き合うことに。ファーは始めは「話なんてない」と頑なな態度でしたが、フェーから説得され、フィアットと仲直りします。気が楽になったと微笑むフィアットに、「その中に俺はいないのか?」と拗ねるレオ。レオは「お仕置きだ」と言うと、フィアットを連れ帰り、熱く抱きます。
一方、ポップパーンはリオンにほしいものを尋ねられ、いくつかぬいぐるみの写真を送ります。リオンは全てのぬいぐるみを注文します。
自宅での食事に誘われ、リオンの家にやって来たポップパーン。ポップパーンは自分とリオンは釣り合わないかもしれないと不安がりますが、ナーディアは問題ないと胸を張ります。家で料理をしていたナーディアは、ポップパーンに毎年恒例のパーティーに来てほしいと頼みます。ポップパーンは行きたくないようで、リオンは「甘えてくれたら断ってあげる」とにやけます。帰宅したポップパーンはベッド一面にぬいぐるみが並べられていることに驚きます。ぬいぐるみにキスを盗ませた後、リオンにキスするポップパーン。リオンはたまらずもう一度キスを返します。
試合当日、フィアットなしでもレオはゴールを決めまくり絶好調です。フィアットは試合後のレオとラブラブ。そんな様子をキングは見ながら「レオとは決勝戦で当たるだろう」と誰かに電話していました。
ポップパーンを待っていたレオンは、ニナーから「怒ってごめん。今度は楽しもう」と誘われますが、その光景を見てしまったポップパーンは足早に去ってしまいます。「先輩と出会ってから誰とも寝てない」と誓うリオンに、ポップパーンは「怒ってない。嫉妬してる」と言って立ち去ります。
ポップパーンがレポートを書き終わるのを彼のベッドで寝て待っていたリオン。「こんなにかわいいと帰りたくなくなる」とぼやくリオンに、「帰らないで」と引き止めるポップパーン。2人は激しくキスをします。
フィアットは試合の動画をレオと一緒に見ながら、キングのことを考えていると不安を吐露します。「次は絶対に俺が勝つ」と自信満々に言ってのけるレオ。その時、リオンからレオ宛に「僕の恋人は兄さんの恋人よりずっといい」と惚気の電話がかかってきます。
レオが学校で課題を読んでいると、女子生徒のパンが「ご両親が帰国されたようですね。家族で伺いたいのでレオ先輩から伝えてもらえませんか?今年のパーティーに家族で招待されたんです。父も会いたがっています」と誘いをかけてきます。「父に直接言えばいい」とつれない対応のレオ。
順調に勝ち進むレオたち。フィアットはいつキングと当たるのかが気がかりです。体育館を出てレオに電話しようとしますが、電話が繋がらないためエークに居場所を尋ねます。送迎会の相談で後輩に呼ばれたらしいと聞いて、エークに教えられた場所に向かうフィアット。レオを見つけて走り寄ろうとした時、パンにキスされている彼を見てしまうフィアット。
エークはトーから「理学部の奴らに追い回されてる!助けて!」とSOSの電話を受けます。理学部の女子に手を出したからのようですが、エークはため息を吐きながらも助けに行ってやります。
第11話 ただそばにいたいだけ
<あらすじ>
レオの後輩のパンは、自分がレオとキスしているところをリオンの遊び相手だったニナーに撮影させていた。
パンはある人物に電話をかけ、計画はうまくいったと報告する。
バスケの試合のあと、突然キングからフィアットに電話がかかってくる。
送迎会の準備は口実にレオを呼び出したパンは、「キングさんがフィアットさんに何かするみたい」と匂わせ、「先輩がキスさせてくれたら事情を話してあげる」と脅します。パンにキスさせるレオ。キスしたパンは「こんなに私を嫌ってる人に教えるわけないでしょ。私が満足するまで教えません」と言って去っていきます。
パンは、自分がレオとキスしているところをニナーに撮影させていました。フィアットがキスシーンを見ていたものの、泣きながら帰ってしまい、間に入ってこなかったので満足するパン。パンはキングの計画が水の泡になったらどうしようかと心配しつつも、「計画はうまくいったわよ」とどこかに電話をかけます。
帰宅したレオは「しばらく周囲に気をつけろ」とフィアットに忠告します。フィアットは泣いた痕を隠し、「あいつを信じなきゃ」と自分に言い聞かせていました。
落ち込むフィアットに、「私はレオ先輩が好きなんです」と図々しく声をかけてくるパン。「俺と戦うのは見当違いだよ」と自信満々のフィアットに、「彼があなたと付き合ってるのは女の子との交際経験がないからです。彼はいつか結婚しなきゃいけないんですよ。証明してあげるわ。自信があるなら2〜3週間レオ先輩を私に貸してください」と返すパン。フィアットは「現実を生きろ」と淡々と返しますが、明らかに傷ついています。
その様子を遠くから見ていたナームとトーはアンダーに相談しようと言い合います。
バスケの試合で勝利した後、レオはパンに「次の試合でキングと当たるのに私を満足させなくていいんですか?」と脅されていました。フィアットはちょうど2人のキスシーンを見てしまいますが、「君がこいつを満足させたとは思えないな」とパンを鼻で笑います。「パンのことを知りたい?」とレオに言われたにも関わらず、「俺は悩まないから」と強がってしまうフィアット。
バスケの試合後、突然キングからフィアットに電話がかかってきます。話すことはないと突っぱねるフィアットでしたが、パンがレオと結婚すると頼み込んだらしいと言われ、キングに会いに行くことに。
パンはフィアットの居場所を知っていると言い、「キングが彼を呼び出したのよ」と微笑みます。
キングに出された酒を飲んだフィアットは、酒に混ぜられた薬のせいでキングをレオと勘違いして甘えます。そこに来たパンは「フィアットはレオ先輩に一途だと思ってたのに」と芝居をします。キングは「お前の恋人は酒に酔うとすぐ股を開く」とレオを侮辱し、レオはキングを殴りつけます。キングはパンに「別れるかどうかは保証できないぞ」と言いますが、パンは「その時は父に頼むからいい」とキングにしなだれかかります。
一方、食事に行ったリオンとポップパーンは、ポップパーンから「父の夢を代わりに叶えたい。恵まれない子を救いたいんだ」と夢を語られていました。
帰宅したフィアットはベッドの上で目を覚まします。何をしていたか思い出せないフィアット。「キングと抱き合ってた」と言うレオに、「あいつと抱き合ってなんかない。座って話してた」と言うフィアット。「これはキングの策略だって分かってるけど、お前はなんで黙ってた?友達だった時は耐えられたけど、今はお前の顔を見るのも嫌だ」と怒るレオ。レオの本気の怒りを感じたフィアットは、「なら友達に戻ろう。最初から俺たちは友達でいるべきだったんだ。苦めてごめん」と言うと、寝室を飛び出します。頭を抱えるレオ。
ナームの部屋に逃げてきたフィアット。ナームは心配し、「レオと恋人になるまでたくさんの困難を乗り越えてきただろ?」と励まします。しかしフィアットは「俺たちは友達でいた方がよかったのかも」とうなだれます。
悪夢にうなされるフィアットは泣きじゃくります。レオは電話にも出ずぼうっとしていて、リオンは心配します。もうすぐ試合にも関わらず、フィアットもレオも授業すら出ず、練習もしていません。リオンはレオが別れ話を切り出されたと聞いて、「なんでもかんでもフィアットさんの言いなりになるなよ!取り返しに行けよ」と言いますが、レオは「俺が一番怖いのはあいつがそばにいないことだ」と泣きじゃくります。
ナーディアは息子2人と恋人たちをパーティーでお披露目するのを楽しみにしていました。フィアットに服を送ったし何年もかけて計画してきたのにと怒るナーディア。レオとリオンはどうにか服を着替えましたが、レオは落ち込んでいてゲストを迎えられる状態ではありません。
ナッスはパンが「大使の息子をエスコートする準備は万端」とSNSを投稿したので、「お前こそがレオを愛してるんじゃないのか」とフィアットを焚き付けます。パーティーでパンが話しかけようとしますが、先にアンダーがレオの隣を陣取ります。そしてパーティーにナーディアに贈られたスーツを着て現れるフィアット。レオはフィアットを見つけてはっと目を見開きます。
ナッスとナームはパーティーに招待されなかったものの、ナッスはアンダーが美しかったので満足し、ナームもフィアットが元気になったので遊ぶ元気を取り戻ります。
第12話 心が近づくとき
<あらすじ>
フィアットがクラブで薬を盛られたことを突きとめたエークは、トーと一緒にフィアットのボディーガードを買って出る。
双子を従えてパーティー会場入りしたフィアットは、パンに向かってあるひと言を放ち、背を向けて会場を後にする。
その姿を見たレオの行動は…。
フィアットがクラブで薬を盛られたことを突きとめたエークは、フィアットにそのことを伝え、トーと一緒に彼のボディーガードを買って出ます。「レオを取り戻す」と自信を取り戻したフィアット。双子を従えてパーティー会場入りしたフィアットは、「そいつは誰を選ぶと思う?」と言い、背を向けて会場を後にします。レオを追いかけようとしたパンに、アンダーは「私はあんたに話がある」と呼び止めます。レオは慌ててフィアットを追いかけていきます。
目立っているフィアットを見て満足そうなナーディア。「誰がレオの本命か分かったわね」と嬉しそうな彼女に、レオの父は「つまり今夜は2人の関係を公表する日なのか」と微笑みます。
フィアットを慌てて追いかけるレオ。中庭にたどり着くと、フィアットが待っていました。「パンを挑発したけど、お前が俺を選んで追いかけてきてくれるから不安だった。この先俺はどうすれば?」と立ち尽くすフィアットに、「俺はお前が一番大切だ」と抱きしめるレオ。「現実に戻るべきだと思う。でもお前を愛してる。俺にはお前しかいない。俺を捨てないで。お前とただの友達なんて耐えられないんだ」と縋るフィアットに、「お前が誰かに笑いかけるのを、誰かとキスするのを、俺以外を愛するのを見たくない。俺こそ友達でいるのは嫌だ」と言うと、レオはフィアットの額にキスします。「顔も見たくないと言ったのは、お前を傷つけたくないからだ。お前を閉じ込めて誰とも会わせたくない。俺の心には悪魔がいて、お前をいつでも傷つけられる。お前の母親のようになるのは嫌なんだ。お前を独占したいとずっと思っていた」と言うと、レオはフィアットの手の甲にキスします。「してもいいよ。だって俺の心はずっと前からお前のものだ」と言うフィアット。
キングとの繋がりを問いただしたエークとトーは、パンと彼とのキス写真を見せると「これ以上レオたちに何かしたら分かってるわよね?」と言い返します。エークはレオを守るために、パンの写真を学校中に流します。
パーティーの片隅でいちゃつくレオとフィアット。服がエロすぎると文句を言うレオ。「服を燃やしてから母さんたちに会いに行こう」とキスします。
その頃ポップパーンから連絡が来たリオンは、大喜びで会場の外に来ていたポップパーンに会いにいきます。涙の跡が頬に残るポップパーンを庭に連れ出すリオン。ポップパーンは、「ポップジャーと出会う前に、助けが必要な地域にフィールドワークを申し込んだんだ。その結果がきて、今すぐ働ける人材が欲しいって。働く場所はタイじゃない。来週旅立つ」と告げます。卒論は教授に渡したので、卒業式を待たずにポップパーンは仕事に向かいます。「仕事に行く僕を祝って欲しい。君を捨てたりしない。でも君はついてきちゃだめだ。僕も夢を持つリオンを応援してるから」と言うポップパーンに、リオンは「先輩はずるい。僕があなたの夢を壊さないって知ってるから」と泣きじゃくります。ポップパーンはリオンに謝り、彼を抱きしめます。
レオのタキシード姿に見惚れるフィアット。2人はもつれ合いながらベッドに直行します。
翌日、レオはナーディアからリオンがポップパーンたちに何かあったと聞いて心配していました。リオンは「フィアットさんの言いなりになる兄さんを理解できなかったけど、今は分かる。すごく愛してたら、相手が大切なら、引き止められないって…」と涙します。レオは「俺がフィアットと付き合うまで何年待ったと思う?彼を待てるか?彼が発つ前に幸せな時間を過ごして心に刻め」とリオンにアドバイスします。
いざ決勝戦当日、パンが負けたことを知って大荒れのキング。そこにフィアットとレオが現れ、「パンって子を知ってるか?動画が流出した子だ。それにフィアットの水に細工したところも動画が残ってるが、審判には言わないでおいてやろう。フェアに試合をしたいからな」とふざけます。フィアットを心配するレオに、「試合に勝ったらお前にご褒美をやるよ」と誘惑するフィアット。
いざ試合になり、レオのシュート一本で勝敗が決まる展開に。レオは見事にシュートを決め、レオたちのチームが勝利します。「最高の仕返し方法だ。クリーンな手で勝った。お前は負け犬だ」と言い放つレオ。フィアットは「みんなにお前と俺が誰のものなのかをはっきりさせる」と、コートの真ん中でレオにキスします。盛り上がる観客席。優勝トロフィーを持って、バスケ部全体が大騒ぎになります。
ポップパーンを空港まで見送るリオン。「体に気をつけて」と言った後、「別れないのはだめ?」と涙ながらに頼みます。しかし、「いつ戻るか分からないのに、君を繋ぎ止めておけない」とポップパーンに返されてしまいます。「君は僕の運命の人。今は僕たちの時間がまだ交わらないだけ」と言って、ポップパーンは旅立っていきます。空港の椅子に座り込み、彼との思い出を反芻しながら涙するリオン。ポップパーンがリオンからもらったキーホルダーを見つめて機内で泣いている時、リオンも同じようにキーホルダーを見つめて泣いていました。
バスケットコートに来たレオとフィアット。フィアットは「今までのことを謝りたいんだ。何度も間違ってお前を苦しませた。周りの人を傷つける当てつけをした。完璧な恋人になれる日が来るかは分からないけど、心の全てでお前を愛してる」と言い、レオは「俺の人生にはある男の子がずっといる。その後を守り、ずっとそばにいると誓ったのに、何度もその子を泣かせた。ごめんな、意気地なしで。俺が完璧な恋人になる日は来ないけど、過去も現在も未来もずっとそばにいる。それがお前への愛だ」と約束します。レオを抱きしめるフィアット。2人がキスするのを、「恋人になろう」と書かれたバスケットボールが見守っていました。
フィアットをおんぶするレオ。「お前があまりかわいいと夢中になりすぎる」と文句を言いつつ、レオは甘えるフィアットにまんざらでもなさそうな表情を浮かべます。今夜は寝かさないぞとフィアットに言われ、嬉しそうに駆け出します。
スペシャルエピソード
<あらすじ>
いろいろあった日々から3年がたち、リオンは売れっ子モデルとして活躍していた。
ある日、撮影の仕事が終わったリオンは食事の誘いを断り、レオとフィアットを空港に出迎えに行く。
ちょうどその頃、ポップパーンも同じくタイに向かう飛行機の機内にいた。
3年が経ち、リオンは売れっ子モデルとして活躍していました。ある日、撮影の仕事が終わったリオンは食事の誘いを断り、レオとフィアットを空港に出迎えに行きます。ちょうどレオたちがイギリスから帰国するのです。レオは将来の外交官、リオンはCM業界の王子様ということで、周りは感嘆しています。
2年もタイに帰国していないので、フィアットは友人たちに会える興奮で寝付けずにいました。
ちょうどその頃、ポップパーンも同じくタイに向かう飛行機の機内にいました。リオンは空港で2人を待っており、一目散にレオに抱きつきます。そして、レオたちの一歩あとに空港に降り立ちます。リオンからもらったキーホルダーに「ただいま」と話しかけるポップパーン。
フィアットは大学院に留学したレオについて行ったのでした。2年前、院への進学を決めたレオにフィアットがどうしてもついていくと駄々をこねたので、レオの両親がフィアットについていかせてやってくれと頼んでくれたのでした。
ポップパーンはリオンにメッセージを送ろうとしますが、3年間ずっと返事がなかったので、それが答えだろうと文字を打つ手を止めます。しかし実はリオンがそのSNSのパスワードを忘れてしまい、ログインできなくなっていただけでした。
フィアットを抱きしめて寝ていたレオを起こす覆面の男2人。瞬時に銃を手にしたレオに、2人は及び腰になります。男の正体はナームとトーで、2人はレオたちを出迎えるサプライズイベントを企画していたのでした。アンダーの両親が経営するリゾートで、歓迎会を開くので、2人は招待してくれたのです。実はナームとトーはイギリスでフィアットがうまく馴染めていないと聞いて心配していました。元気そうなフィアットを見て嬉しそうな2人。レオもフィアットの久し振りの笑顔にホッとしたようです。
リオンの家を外から見つめるポップパーンは、「もう会うことはないだろうな」とつぶやいて去っていきます。それと入れ替わりにリオンが車で家の中に服を取りに入っていきます。
ナッスはメイクの勉強をしてきたので、フィアットに化粧をしてやると意気込んでくれます。メイクをした上で、フィアットはレオに会いにいきます。ロマンチックにライトアップされた中庭で、レオに「綺麗だ」と花束を渡されます。
海外に行ったばかりの頃は、レオはホームシックのフィアットを慰めるために、サントリーニ島などあちこちに連れて行ってくれました。ギリシャではイケメンに口説かれたなと思い出すフィアットに、嫉妬するレオ。「お前といるから幸せだ。次は2人で来よう」とレオはフィアットの手の甲にキスし、フィアットもキスを返すと、指を噛んで誘惑します。フィアットはレオの服を着てセックスに誘います。
早起きしたフィアットは女性客に「芸能人ですか?」と声をかけられていましたが、レオに「彼は僕の恋人です。恋人の写真は消してください」と嫉妬を露わにされ、守られます。「”顔を見たくない”とさえ言わなければ何をしてもいいよ」と束縛を許すフィアットは、レオとじゃれあいながら庭を歩き回ります。
カフェに来たポップパーンはリオンが表紙のフリーペーパーを見つけ、もう以前とは違うのだと思いながらも一部もらって帰ります。街中でも無意識にリオンの姿を探してしまうポップパーン。
リオンは家でいまだにポップパーンとのペアのキーホルダーを未練がましく見つめていました。リオンはわざわざレオたちの家に来てくつろぎます。まだポップパーンを愛しているのかと尋ねるフィアットに、リオンは「彼は帰ってくると信じてる。また時期が来たら僕らの物語は始まるんだ」と言います。
ポップパーンはまたタイで働くつもりだと仕事先に話していました。
レオの初出勤の服を1時間も選んでいるフィアット。服に興味のないレオはフィアットが選んでくれるならなんでもいいようです。「一番似合う服を着て欲しいけど、口説かれるのは嫌」とわがままを言うフィアットを抱きしめて寝かしつけるレオ。
翌朝、フィアットの選んだ服を着て出勤の準備をするレオ。キスをするとレオは出かけていきます。
転勤がよくあるレオの仕事についていきたいからフリーランスで働きたいと電話口に話していたフィアット。それを聞いたレオは嬉しそうに微笑みます。
まとめ
「TharnType2 -7Years of Love-」で、ターンからタイプを寝取ろうとした悪役・フィアットが主人公とのことで、どんな物語になるんだろうと期待していました。そしたら…もう…期待以上で…!!レオもフィアットも自分の超超超タイプの攻め受けでした😭💕お世話好きスパダリ攻めは大好きだし、不憫なツンデレ美人はもっと大好きだし…!しかも、私の大好きな心理描写がとても丁寧で、なぜフィアットが自分や周りを傷つけようとするのかの答えがちゃんと説明されていたので、すごく納得できました。さすがMAME先生。
ナッスとアンダーのカップルがすごく好きでした。さばさばしてる強い女アンダーと、心のケアがうまい優しいナッス。このカプを嫌いな人なんていないだろ(主語がでかい)!!
あと、意外にキングとパンのカップルもお似合いじゃないかと思うんですが…本人たちが嫌がるかな😂
フィアットには幾度も試練が襲い…幸せになったと思ったら地獄展開!!って山あり谷ありなので、10話以上も見ていた感じはなく、ホントに体感秒でした。面白すぎました。フィアットは周りには「悪い男」「いつも自信満々」「ナルシスト」みたいな印象を与えてますが、実際は「ガラスの心」「泣き虫」「愛に飢えてる」って感じで、他者のイメージとの乖離がすごく大きい子でしたね。だからこそ、フィアットの味方になってあげたいと心から思わされました。
レオも完璧なスパダリに見えて、フィアットが好きすぎて彼の言いなりになってしまう弱さもあり…そんなところも愛おしかったですね。
凸凹がぴったり合った、素敵な2人でした。
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