アニメ「佐々木と宮野」のネタバレ感想

アニメ

「アマプラ同時上映会」第157弾!

当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨

今回観るのは、「だれかを好きになること」を応援してくれる爽やか青春 男子高校生LIFE 「佐々木と宮野」

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:佐々木と宮野 [アニメ無料動画配信]|ニコニコのアニメサイト:Nアニメ

人情派の陽キャ不良×女顔がコンプレックスな気弱な腐男子 のお話。

<あらすじ>
女顔がコンプレックスな腐男子の宮野由美は、ある夏の日、校内で喧嘩の場に遭遇してしまう。
勇気を出して止めに入ろうとしたとき、
宮野の肩を押し留め、代わりに向かってくれたのはちょっとだけ不良な先輩・佐々木秀鳴だった。
それ以来、なぜか佐々木に気に入られた宮野はあろうことか「好きなマンガを貸してくれ」と言われ―!?

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こんな人におすすめ

  • 腐男子モノが好き❤️
  • 男子高校生なピュアな恋愛が見たい🥺
  • 先輩×後輩、体格差のある攻め受けが好き😚

 

 ネタバレ感想

#1 初めて。

<あらすじ>
ある夏の日、校内で起きた喧嘩を止めようとした宮野。
代わりに立ち向かってくれたのは、ちょっと不良の先輩・佐々木だった。
それ以来、宮野はなぜか佐々木に気に入られてしまい…。

ある夏の日、南棟の校舎裏で生徒がリンチを受けているのを見た宮野は、喧嘩を止めなければと平野先輩に電話をかけます。
しかし激しくなる暴力を見ていられず宮野が影から飛び出そうとした瞬間、ちょっと不良の先輩・佐々木が代わりに「掃除の邪魔」とクールに立ち向かってくれました。佐々木の背中に密かに憧れる宮野。

3ヶ月後、なぜかその一件をきっかけに宮野は佐々木から「みゃーちゃん」と呼ばれ「今日もかわいいね」などと懐かれるようになってしまいます。女顔を気にしているから可愛いと言わないでと言っても、「じゃあ内面がかわいい」と怯まない佐々木。宮野はどうしてこんなことに!?と内心動揺しまくりです。

佐々木はスキンシップ過多で、宮野が「薄い本に出しますよ!?」と脅しても「よくわかんないけどいいよ?」と満面の笑顔です。
腐男子の宮野は「薄い本」「受け」「攻め」「萌え」などを自然と口にしてしまうのですが、佐々木は純粋に何か分からないらしく「それってどういう意味?みゃーちゃんは漫画が好きなの?」と楽しそうに尋ねてきます。
さらに「最近は姉貴が読んでた少女漫画が面白かったけど、みゃーちゃんが好きなやつが読みたい」ととろけるような笑顔で言ってくる佐々木に耐えられず、宮野は手持ちのBL漫画を手渡します。

学校でBL漫画のえっちなシーンの感想を言おうとする佐々木を必死で止める宮野。心理描写が面白かったと言われ、宮野は嬉しくて顔を赤らめて「俺も好きです!」と笑顔全開で返します。
佐々木は嬉しそうに話す宮野の可愛さにメロメロになり、「また貸してよ」と頼みます。

ほっこり、男性、ハート

宮野のクラスを訪れる頻度が上がる佐々木。調理実習で作ったクッキーを「漫画のお礼」と私に来る佐々木に、友人たちは「あの先輩不良じゃないの?」「手作りのお菓子交換するほど仲良くなったの?」と不思議そうですが、宮野は「先輩はいい人なんだよ」と嬉しそうです。

後日、平野先輩が宮野に「佐々木がお前に懐いてるみたいだけど大丈夫か?」と、風紀委員会の資料を渡すついでに心配してくれます。「先輩が萌えを提供してくれたら元気になります!俺知ってるんですからね…笑顔が素敵なバスケ部一年男子と楽しそうに話してたことを…」とふざける宮野に、「あいつらただのルームメイトだ!」と鉄拳をお見舞いする平野。「ルームメイト萌え…」と懲りない宮野のもとに佐々木が来たため、平野は「用事もないのに他学年に行くな」と怒ります。

「昨日貸してもらったギャグBLの感想を言いに来た」と言う佐々木。「ギャグ好きかも!」と聞いて、次に佐々木に貸すBLをどれにするかメモを取り始める宮野。そんな真面目な宮野を横目で見ながら、思わず佐々木は「かわいい」と呟いてしまいます。

一緒に下校中、佐々木に甘いものは苦手かと尋ねられる宮野。「ショートケーキ1個がきついくらいですね。ワサビ味の飴ならいけるかも…」と話す宮野。他にも、炭酸は?など、宮野を質問攻めにする佐々木。

佐々木は宮野と出会った時のことを思い出していました。ひょろひょろの弱そうな体で喧嘩を止めに行こうとする彼を振り向かせた瞬間、佐々木は宮野のあまりのかわいさに一目惚れしたのでした。
喧嘩には勝ったものの、なんとなく宮野のことを考えモヤモヤしてしまう佐々木。平野経由で感謝を伝えられ、宮野が男だと分かっていてもときめく気持ちを抑えられません。

登校の電車で宮野と偶然一緒になる佐々木。佐々木の母は専業主婦らしく、「姉も手伝うから料理はしない…けど、お菓子は出来立てが美味しいから作るよ」と笑顔になります。

佐々木は例の喧嘩の後、平野に会いに来た宮野をを観察していました。平野の宿題を写させてもらいながらも、宮野が気になって仕方ありません。顔はかわいいけど男、と何度も再確認するのに、心は晴れません。

その日、学校から帰る時になって急に雨が降り始めます。傘がないからと下駄箱前で座り込んでいると、宮野が声をかけてきます。
「あれ?みゃーちゃん」と思わず佐々木が声をあげると、宮野は「先輩、電車通学なら駅まで入っていきます?」と誘ってくれます。ときめく佐々木。

寝坊の常習犯の佐々木は、単語のテストがある2限目に間に合うよう登校したところで宮野と出くわします。「極甘桃太郎」といういかにも甘そうなものを飲んでいる佐々木につられて一口もらう宮野。甘いもの苦手なのに平気なのか?間接キスだけど?などと思いつつも、喜びを抑えられない佐々木。

宮野は佐々木に漫画を貸しに持ってきます。友人にお菓子をもらったと宮野は佐々木は洋酒入りのチョコレートを食べるのですが、その瞬間、気分が悪くなってしまいます。口直しにと宮野から飲み物(極甘桃太郎)をもらった佐々木は、自分が宮野が好きな飲み物を覚えてくれていたことと、ある思い出を反芻してときめきます。

例の喧嘩の後、報復として佐々木はリンチを受けていました。何もかもが面倒だ…とうずくまっていたところを宮野に見つかります。

平野には内緒にしてくれと言う佐々木に頷き、慌てて絆創膏を持ってくる宮野。「後で保健室行ってくださいね」と心配する宮野があまりに真面目でかわいらしく、「俺と付き合わない?」と思わず言ってしまう佐々木。
宮野は「え、ないです」と冗談だと思ってクールに受け流すのですが、慌てるそぶりもかわいらしく、佐々木は余計宮野のことを好きになってしまいます。

男性、カップル、手を繋ぐ

そんなことを思い出しながら宮野からもらった飲み物で口直しする佐々木。宮野はあの日もらった絆創膏と今日もらった口直しの飲み物を重ね合わせ、飲み物のお礼を言いながら、佐々木は「好きだ」と宮野への想いを再確認します。

 

 #2 好きな子。

<あらすじ>
「みゃーちゃんはかわいいねー。俺と付き合わない?」と冗談めいた言葉を交わして以来、佐々木はたびたび宮野のクラスに遊びに来る。
しかも、宮野が好きなBL漫画も読むようになって…。

風紀委員の部室にわざわざ迎えに来ては一緒に帰ろうと誘ってくる佐々木。「BLを買いに行くから!そんなところに男二人で行ったらネタにされるから!」と断っても、佐々木は「他の本棚のところで待ってるから」とめげずに付いてきます。

堂々とBL本を貸し借りする佐々木ですが、宮野は段々と「なぜ佐々木先輩は腐男子でもないし萌えている訳でもなさそうなのにBLを読むのか?自分に気を遣っているのか?」と不安になってきます。その思いをぶつけると、「好きな子の好きなことは知りたいじゃん」と臆面なく言われ、思わず赤面してしまいます。

ほっこり、男性、ハート

宮野がボーッと音楽プレーヤーを操作していると、突然佐々木がやってきてイヤホンを奪います。BLのドラマCDの音声が流れてきて硬直する佐々木。真っ赤になり、「いつも聴いてるわけじゃないんです!」と言い訳する宮野がかわいくて仕方ありません。

ドラマCDの一節を復唱する佐々木に「BLの真似しないでください!」と恥ずかしがる宮野ですが、そばを通って行った宮野の同級生たちが「宮野は女顔だから顔赤くしてるとかわいく見えちゃうよな」と言っているのを聞いて、佐々木は思わず宮野を日誌で隠してしまいます。困惑する宮野を残して、にこやかに授業に向かう佐々木。

佐々木は宮野の教室に来ると、「うちのクラスで流行ってるチキンゲーム(ポッキーゲーム)やろうよ!」と誘ってきます。佐々木が「そんなに甘くないやつだから」と差し出してくるポッキー的なものを食べる宮野。段々と近づいてくる宮野の顔にときめきを抑えられない佐々木。思わずポッキーを残して去ってしまいます。

「俺への警戒心ないのかな?警戒心なくなってきたのかな?今度抱きついて力入れたらみゃーちゃん困るかな」とモヤモヤしながら、宮野のかわいさに悶える佐々木。
同級生の暮沢にもらったチョコレートは周囲に配ったのに、佐々木にもらったポッキーは自分が食べると言い張る宮野。暮沢は「対応に差を感じる〜」と軽口を叩きますが、宮野は差なんてないよな…?と違和感を抱きます。

同級生の田代は佐々木に宮野がいじめられていないかと心配しますが、暮沢は夏休み前にリンチされて怪我した時、佐々木が助けてくれたから良い人だよと庇います。田代は「なら佐々木先輩は宮野とただならぬ関係ってだけかあ〜」とふざけて、話は終わります。
宮野は自分がBL漫画を貸しているせいで佐々木がクラスで揶揄われているのではと不安になります。

突然現れた佐々木に「みゃーちゃんは周りでBL妄想したりするの?」と尋ねられ、「平野先輩は受けですね!相手はルームメイトの後輩!」と元気よく答えます。
しかし自分を絡めて妄想することはないらしく、「男子校に入ったのはBL妄想するためじゃないの?」と佐々木に言われ、「違います!間違えただけですし!」と焦ります。
宮野がBLを読み出したのは、高校受験のための参考書の息抜きにと漫画を買ったところ、それがBLのアンソロジーだったという勘違いがきっかけなのでした
真っ赤になって弁解する宮野を見つめながら、ああかわいいなあと改めて思う佐々木。コンビニにBLっぽい本置いてあったよ、などと世間話をしつつ二人は今日も一緒に帰ります。

平野に先生から届け物があるとパシられた佐々木。教室に借りたBLを忘れたと言う佐々木に宮野は「勘違いされますよ!」と怒りつつ一緒に帰ります。二人の仲の良さを意外に思う平野。

バレンタインチョコ売り場に入った二人。「男子校でバレンタインとかネタでしかありませんよ」とクールな宮野ですが、「BLだったらいいネタなのに」と思っていたことを佐々木に見透かされ動揺します。
「チョコ買って交換しようよ」と誘う佐々木に嫌だと突っぱねる宮野ですが、佐々木はどこか嬉しそうです。

宮野はクラスの生徒たちからチョコレートを36個貰ったらしく(クラスの皆で交換しようという趣旨だったそう)、佐々木は暗い気持ちになります。餃子を作るの手伝って、と言う姉の言葉を無視して自室に向かう佐々木。
宮野と交換したチョコレートを見つめながら、「イベントなんて気にしてなかった俺が悪いけど…36個かあ。最初にやったの誰だよ」と仄暗い嫉妬心を抑えられません。

 

#3 先輩は。

<あらすじ>
自分自身にBL展開を望んでいるわけではないと、佐々木の冗談に大慌ての宮野。
ある日、佐々木が同級生から「お前、BLなんて読んでんの?」と言われているのを聞いてしまい…。

劣等生の佐々木は寮生活で忙しい平野から早朝に勉強を教わっています。平野が遅れると連絡を入れた時、たまたまそばにいた宮野は一緒にココア休憩しようと誘われます。

猫舌の佐々木に萌える宮野。テレビで「猫舌は舌の使い方が下手」と知って、宮野は「佐々木はキスを教えられる側だ!」と妄想を膨らませていたのでした。猫舌の感覚が知りたいと言う宮野に「キスが下手かどうか試してみる?」と誘う佐々木ですか、自分自身にBL展開を望んでいるわけではないと大慌てされます。佐々木は宮野に触りたくてたまりません。
宮野は客観的に佐々木と自分がBL状態なのが気になり始めます。これまで佐々木の告白を冗談だと受け流してきましたが、どんな意図で言っていたのかと反芻してしまいます。

放課後、佐々木に貸し忘れた漫画を鞄の中から見つけ、暮沢に先に下駄箱で待っていてもらうよう頼みます。
テスト期間だし、これはシリーズものの2巻だし、今度でも全然いいけどなるべく続けて読んでほしい!これは2巻から格段に面白くなるんだ!と意気込みながら佐々木の教室に向かうと、彼が同級生から「お前、BLなんて読んでんの?お前ホモなの?男同士で恋愛してるのとか気持ち悪くねえ?」と言われているのを聞いてしまいます。自分のせいで佐々木が中傷されると怯える宮野。

しかし佐々木は「男同士の恋愛とかはよく分かんないけど、BLだからこの話ができたんだし、面白いしいいんじゃね?」とあっけらかんと言い放ちます。それを聞いて、宮野は渡すのも忘れて暮沢のもとに慌てて走り「佐々木先輩がかっこよくて…!」と赤面しながら言ってしまいます。

宮野はまた佐々木が同級生に何か言われるのではと心配してしまい、2巻を渡せずじまいです。貸した本の感想を言ってくれる佐々木の声も届かないほどぼーっとしていた宮野は、佐々木にキスしないかと揶揄われたことを思い出し真っ赤になります。つられて照れる佐々木。一緒に本屋に寄って帰ろうよと誘われ、さらに2巻を乞われ、言われるがまま差し出してしまいます。

ホワイトデー当日、暮沢は彼女用の贈り物を持っていました。宮野はバレンタインデーに佐々木と交換したお菓子を消費しきれずにいました。交換だし、別にお返しなんてしなくていいのかな…と思いつつも、宮野はお返しを持ってきてしまいます。

平野を見つけて佐々木を呼んでもらう宮野。佐々木にホワイトデーのチョコレートを渡す宮野。まさか貰えると思っていなかった佐々木は固まります。決して特別なものじゃないんだと慌てて言い募る宮野に、「他には誰かにあげたの?」と言い、佐々木は慌てて「俺もお返しするから!!」と顔を真っ赤にして教室に戻ります。
ちょうどテスト期間が終わり、教室でお菓子パーティーをしていた佐々木は鞄いっぱいに詰まったお菓子を笑顔で差し出す佐々木。宮野はおずおずと一つもらいます。

修了式が終わり、春休みはランドに行こうよと騒ぐ田代をよそに、宮野は去っていく佐々木の背中を見つめます。佐々木は来年には卒業してしまうのです。「あと一年…」とつぶやく宮野。

教室へ向かっていると、宮野は平野に会います。修了式くらいは黒染めしておかないと怒られるからな、と言う彼に「黒髪受け…!」と写真を撮りまくる宮野。ルームメイトに「髪が傷んでる」と言われて染め直したのだと言う彼に「ありがとうございます」と思わず拝みます。

佐々木は黒染めしなかったらしく、先生に怒られ帰ってきました。前髪に青メッシュを入れた小笠原から「お前が腐男子か!」と指さされます。彼の彼女は不良受けが好きらしく、小笠原は、自分は彼女のことが好きなのに彼女は俺とガタイのいい男がくんづほぐれずしてほしいって思ってるんだ…!と悲嘆。これから小笠原の慰労会をするそうですが、佐々木は宮野の本屋でのBL新刊チェックに付き添います。

そういえば佐々木ではBL妄想したことがないなと気づく宮野。宮野は佐々木に攻めや受けを当てはめるのがしっくりこないなと感じます。佐々木は宮野と一緒に本屋デートできることに幸せを感じます。思わず肩をだきそうになりますが懸命に堪えます。

帰りの電車内で眠ってしまい、佐々木の肩を枕にしてしまっていた宮野。佐々木が何かつぶやくと宮野ははっと飛び起きます。「また新学期にね」と電車を降りていきます。

「好き」

佐々木に囁かれた言葉が宮野の脳裏を何度も反芻します。「普通の後輩にこんな場所であんな声で言うかな…?どうしよう…?」と真っ赤になる宮野。

 

#4 限界。

<あらすじ>
電車の中で佐々木に囁かれた言葉が気になって、新学期を迎えても、宮野はどんな顔をして佐々木と会えばいいのかわからない。
混乱した宮野は、思わずBL漫画を手に取って…。

平野は黒染めしたことを小笠原と佐々木にに笑われますが、逆に前髪に青メッシュが入った小笠原と金髪の佐々木の方が頭髪検査で引っかかるぞと怒ります。
佐々木はぼんやりと、残りの学園生活について考えます。「みゃーちゃんと出会ってから半年以上、残りあと一年。俺、いつまで我慢できるんだろう?」

暮沢も宮野も、今日から2年B組。
上履きに履き替えながら暮沢は「春休みに佐々木先輩見かけた。パン屋でバイトしてるんだな」と宮野に話しかけます。
「俺の知らない先輩がいる。だって先輩、基本俺に合わせて漫画の話ばかりしてくれるしモテそう。告白されたりとか…」と考えながら、電車内でひっそりと「好き」と言われたことを思いだして咽せます。宮野はあの日以来佐々木に会っていません。どんな顔して会えばいいのか分からないのです。

雨の電車内、佐々木は宮野を発見します。本を鞄にしまう宮野。佐々木は普段遅刻ギリギリですが、雨の日ばかりは「俺の時間帯やばいから」と早めに出たのだそう。内心、「この時間みゃーちゃんもいるしな」とにやつきます。
「新学期になって会うの初めてだね。春休み何してた?」「特には」「そっか」。
空いた席を譲ってくれようとする佐々木に、強引に座らせる宮野。
「年功序列で!」と胸を張る宮野に、「じゃあみゃーちゃん俺の上に座る?荷物だけ持ってあげようか。…スッゲー重いんだけどなに入ってんの?漫画も入ってる?」と勝手に鞄を漁り始める佐々木。
「こないだ借りたやつ?違う?小説だ!」「スピンオフが出てて…読まないでください!ちょっともう〜」と二人は戯れ合います。

雨上がりの遊歩道を二人は並んで歩きます。「そこで攻めが泣くってシチュエーションがあって、いつもは受けに対して〜」と熱弁を振るう宮野の髪に花びらがついています。
「かわいい、どうしよう、このままに、うーん…」と内心悩んでいると、向こうから男子生徒が来て、思わず花びらを慌ててとってきまう佐々木。佐々木は花びらを大事そうに握ります。

穏やかな学園生活が始まります。学園内では猫が愛らしく鳴いています。
「みゃーちゃんいた!このクラスか!春休み前に借りたやつ、朝返すの忘れてたからさ。漫画ありがとう、時間いい?」と宮野に漫画を手渡す佐々木。
「みゃーちゃんに聞きたかったけどどっちが受けなの?そういうシーンなかったから…。みゃーちゃんは黒髪受けが好きなんだっけ?なら黒髪が受けで」「ちょっと!俺の性癖で判断するのやめてください!」「間違った?」「間違いはないです。俺も黒髪のが受けだと思ったけど髪色で判断したんじゃなくて男前受けが好きなだけで!」「それ平野は だっけ?」「だからそういうのは把握しなくていいんですってばあ〜!」「平野って身長ある方だけど攻めにはならないの?」「BLだと平野先輩くらいなら受けでも全然大丈夫です!」と宮野の黒髪受け性癖について語り始める二人。
とそこで宮野に生徒がぶつかってしまい、佐々木が宮野に壁ドンされます。
「びっくりした〜手首大丈夫だった?」と佐々木に言われ、言葉を返そうと見上げた瞬間、彼に言われた「好き」を反芻してときめく宮野。
「手、気をつけてね」「はい…」「じゃあ俺戻るよ、また貸してね」。とにこやかに去っていく佐々木を宮野は見送ります。何で、何で今思い出したんだ?と自分に困惑する宮野。

「多分今までと同じように話せたけど、先輩の態度はやっぱそういう意味で好かれてる?でも俺は女の子の方が好きだから!中学生の時だって…」と過去を反するする宮野。

「女装しよ!あんた絶対似合うよ!いい絵になると思うよ!」「嬉しくないよ…」と女性とにげんなり言い返す中学生の宮野。

「おかしい、これまでこんなに気にならなかったのに、先輩があんな声で目で、なんか一気にリアルに…あの試してみるってそういう意味で!?あれは絶対冗談だと思ってたけどそうじゃなくて、BLに萌えはするけど、俺は女とか男とか関係なくてお前だから好きになったんだよ!わかれよバカ!お、おちつけ、先輩は男、可愛くも何ともない男…」と自分に言い聞かせるも、「なーんだだから丸まってたの?」と笑った佐々木の柔らかい表情を思い出してしまい、混乱します。
「いや、先輩かわいくは…先輩はカッコいいジャンルだと思うし、俺も男だし…。は!これって体格差だと俺が受けなんじゃ!?いやでも世の中には低身長攻めにも結構需要が!というか場合によっては低身長攻めが王道なこともあるから!」と更に混乱は深まるばかり。

宮野は佐々木を押し倒すシーンを妄想します。「先輩…」「みや、の…」。
「じゃなーい!なんですぐBL変換するんだ俺!先輩すみません!あああ!」と身悶える宮野。

その数時間前、平野は「佐々木が早退したって。なんで?体調悪かったのあいつ?」「無理帰るってだけきた」「何が無理なんだよ?」と同級生と首を傾げながら話をしていました。
電車を待ちながら、は〜と深いため息をつく佐々木。宮野に壁ドンされたことを反芻して、「あの距離は無理…」と呟きます。

風の強い春の日。宮野は校庭にプリントを落とし、「取ってくる」と暮沢に言い置いて校庭へ向かいます。「この時期風強いよな」「涼しくていいけどね」と話す二人の横で、田代が同級生たちのプリントの上に自分の汚れたプリントを置こうとします。
「それ置いたらプリント汚れる」「セーフ!暮沢もっと早めに言ってよ!」「俺お前の保護者じゃないから」「兄貴!」「俺より誕生日早いだろ」とふざける二人。宮野は校庭でプリントを探しています。

「いやだからお前が腐女子だからってわけじゃ…おい!…切りやがった…」。
小笠原の恋人との電話中にうっかり出くわす宮野。
「あ!腐男子!」「宮野です、小笠原先輩…」「こんなところに何しに来たんだよ?」「プリントが飛ばされて…」「ああこれか」と小笠原は足元にあったプリントを差し出してくれます。

「ありがとうございます」とお礼を言いながら、「怖い人かと思ってたけど、話しやすい人だな」と内心小笠原への警戒感を解きます。「さっきの電話って彼女の…」と宮野が言った瞬間、明らかに落ち込む小笠原。「地雷だこれ!」と青ざめる宮野。

「俺今彼女と2ヶ月くらい喧嘩してんだけど、こないだ仲直りしようと思ってあいつの家行ったんだよ。おばさんに言って家に入ったら、不良受け最高!とか電話で言ってるのが聞こえて、俺あいつに会う前にそのまま帰って…そしたら喧嘩が続いちゃって…」とぼそぼそと小笠原は話し始めます。「テンション上がると声大きくなるタイプだ彼女…」と半目になる宮野。
「お前腐男子だよな」とじっと宮野を見つめる小笠原。「なあ、お前に聞きたいことがあるんだけど、お前からみて俺って受けなの?」「はい?」「受けになりたいわけじゃねえよ。彼女が俺のこと受けとしてみてくるならあいつの彼氏なところアピールしてえのよ。でもどんなとこが受けに思われてるからわかんねえのに彼氏アピールとかしても意味ねえじゃん。だからあいつの萌えポイントとやらに引っかからないようにしたくて。あいつの持ってる本読み漁ったけどさ、スライムと不良の話とか出てきてほんともうどうしたらいいのかわかんねえ俺、あいつが何求めてんのかわかんねえよ…」と小笠原は頭を抱えています。「彼女が読んでるジャンルもだけどこの人も何してるんだ?」と白目になる宮野。

「えっと、彼女さんが読んでる本のことは俺もわかりませんが、先輩と付き合ってるなら彼女は先輩のことちゃんと好きだとおもいます。BLも好きだけど、付き合ってる相手は別っていうか…たまたま好みのジャンルと先輩が近いってだけで、先輩のことは彼氏として好きだと思います」と宮野が断言すると、「そ、そうか」と小笠原は頬を染めます。「BL変換する人もいるらしいけど、黙っておこう…」と内心呟く宮野。

お前もそうなの?前に佐々木のことはBLとか考えてねえとか言ってただろ。あいつのことそう当てはめてるからそんなふうに思ってねえの?」とぶっ込んできた小笠原に、「え!ち、違いますよ!そう言う関係じゃ!」と慌てて宮野は否定します。
「お前も男が好きなんじゃねえの?」「違います…」「ふーん。つーかどっちでもいいけど、俺関係ねえし。でもさっきのは参考になった。仲直りできたらお前にも紹介してやるよ」と小笠原はにっかりと笑います。

「先輩、身長いくつですか?」「182。俺一年の時170なかったけど、2年で180超えたからお前もまだ希望あんだろ」「ほんとですか?」と和気藹々と話す二人。「このくらいの身長なら撫でやすそう」と小笠原はふと宮野の頭に手を伸ばします。

ゴミ箱を持って移動中の佐々木。「あ、みゃーちゃんの声だ。誰かと話してる」と宮野の後ろ姿を捉えた途端、小笠原が宮野の頭に手を伸ばすのが見えます。その瞬間、佐々木が窓を開け、宮野をバックハグ。射殺すような目の佐々木にびびり、固まる小笠原。

「小笠原じゃん!どうしたの?」「こっちがどしたのだっつの!」「みゃーちゃんごめんね?」「い、いえ…」「すげービビった」「悪い悪い」と軽快に話す小笠原と佐々木の間で固まる宮野。「心臓が飛び出るかと思った…」と内心ドキドキしています。

「腐女子のことわかんねえから相談してたんだよ」「ああ彼女。仲直りすんの?」「今日会おうって連絡きたから話すわ」「そっか頑張れよ」「おー」。そこで宮野が暮沢から呼ばれます。
「俺戻ります。あの、彼女さんとうまくいくといいですね、それじゃ」「おう、ありがとな」「ばいばーい」「じゃあ俺も戻るわ」「おう」と、宮野を見送り小笠原と佐々木も別れますが、小笠原は「あからさますぎんだろ…」と佐々木の態度に呆れます。

階段を登りながら、「お前も男が好きなんじゃねえの々という小笠原の言葉を反芻する宮野。「漫画ではよく見てるのに、全然違った。俺…俺は中学の時、好きな女子がいた。だから違う…」と赤い顔で思う宮野。
「違う、けど、佐々木先輩のことを考えると苦しくなる。違うはずだったのに、俺ってそうだったのかな。佐々木先輩は?」と宮野は急に不安になります。

3-Dに着くと、「ゴミ捨てお疲れ」と平野が労ってきます。机に突っ伏す佐々木。「不可抗力だったんだけど、止まんねえ」と内心呟きます。挙動不審な佐々木に「なんだよ」と眉を顰める平野。「なんでもねえ。次なんだっけ?」「数Ⅲ」「はあ。どうすっかなあ…」と佐々木は宮野を想ってため息をつきます。

翌日、「また喧嘩したのか?今度は何だよお前のことBLとしてみてないのわかったんだろ?」「うっ、俺の好きな漫画をあいつBLにしてた!」「そうか…もう行ってもいいか?」「ついてく…」と平野に小笠原が愚痴っているのを聞いた宮野は「ああ…二次創作…」と半目になりながら呟くのでした。

 

#5 いっこずつ。

<あらすじ>
体育祭の休憩中に遭遇した佐々木と宮野。
春休み前の一件以来、佐々木にどう接していいかもやもやしていた宮野は、普通に話ができていることに安心する。
そんな宮野に、佐々木が…。

体育祭のリレーを走った宮野(インドア派だが結構足は速い)は暮沢にタオルを差し出され、顔を洗いに行きます。中学時代、女顔なのを気にする宮野に同級生が「前髪短いと幼く見えるから伸ばしたら?」と言ってくれてから伸ばし続けた前髪ですが、どうにも鬱陶しいなと手で払い除けます。すると手洗い場で佐々木に会い、「競技終わったならだべろうよ」と誘われます。

短距離は苦手ですが長距離は得意な宮野。タッパのある佐々木は玉入れに強制参加させられたそうです。平野もタッパのある方ですが、一年時に仲間のジャージを奪い袋がわりにしたことから出禁になったのだそう。普通に佐々木と話せていることにホッとする宮野。そしてホッとしている自分に疑問を感じます。
「マスク越しにキスする展開、あれ好きだな」と先日貸したBLの話をしてくれる佐々木を見ながら、恋の好きなのかどうかは分からないけれど先輩と話すのは楽しい、と内心呟きます。
「萌え」を理解し始めた佐々木に大興奮しながら、「電車で言われたことは聞き間違いだったのかも。直接言われたわけじゃないし…」と気分が浮上してくる自分を感じます。

一方、佐々木は「こういうのずっと続けたい。卒業しても高校だけにしたくない」と思いを募らせます。そして「宮野のこと、好きなんだけど」と真剣に告白します。
「夏に言ったこと、撤回してないよ。俺」と言う佐々木ですが、宮野が暮沢に呼ばれてしまいます。
「迷うってことは可能性あんのかな?」と考える佐々木。「返事いつでもいいんだけど、考えてくれたら嬉しい」「考えます!必ず!」と勢い込んで言う佐々木。

「佐々木先輩、一つ聞きたいことがあって…俺のどこが好きなんですか」と戻ってきた「か、顔」「そ、そうですか」と、宮野の顔が強張るのを見て佐々木は「間違えた…!」と青ざめます。しかしそこに暮沢が来てしまい、「ま、また今度ちゃんと言うよ」と佐々木はとぼとぼと去っていきます。

「もちろん顔は好きだけど、楽しそうに話すのも真っ直ぐこっちを見てくるのも俺の言ったことちゃんと覚えてくれてんのも、みゃーちゃんがしてくれたこと全部好き…なのに…クソ、気ぃ抜くなよ俺!」と佐々木は自分を叱咤します。
「おい佐々木!こちとら応援合戦してたんだよ。次、クラス対抗リレーだぞ」と佐々木を呼びに来る平野。空を見上げて「かっこよくなりてえ…」と呟く佐々木。

最初は気にしていなかった女顔であることを、周囲に可愛いと言われるうちに宮野はどんどん嫌になっていきます。「顔って、可愛いってどんな意味だろう。俺は女にはなりたくない。それなら俺も先輩のことちゃんと…」とモヤモヤする宮野。「俺は佐々木先輩のこと、どう思ってるんだろう?」。

「長期休み前ということで、テスト前は風紀委員による朝の服装検査を実施します」「風紀委員に違反している人(平野)がいる場合はどうするんですか?」「髪染めんのは反省文と引き換えに免除されんだよ」「電車で平野先輩はなんで金髪にするんですか?」「金髪かっけえだろ」と元も子もない会話をする平野と宮野。その後、宮野は作業をしながらうつらうつらし始め、とうとう寝てしまいます。
先生が呼んでいると平野を呼びにきた佐々木は、平野に「宮野風邪ひいてるみたいなんだよ。こいつ起きたら帰れって言っといて」と頼まれます。
宮野の寝顔を見つめる佐々木。「マスク越しだったら、許されるかな。王道っていうんだっけ…だめかな」とモヤモヤします。

平野が帰ってきてはっと起きる宮野。そそくさと帰っていく宮野を見送り、「で、お前宮野に何かしたの?あいつの様子おかしいだろ」「告白した。でもちゃんと言いたくて…でも避けられてる気がして」「俺に言っていいのかよ!連絡先知らねえのかよ。言い訳してねえでさっさと言え」と、平野は佐々木に自分の携帯をぶん投げます。

佐々木は宮野に電話します。「ああ、好きだなあ。もっと、もっと名前を呼んでほしい…」と想いを募らせる佐々木。
「さっき言い忘れたことあって電話した。俺みゃーちゃんの顔以外もすげー好きだから。そんだけ」とすぐ電話を切る佐々木に「お前、一回俺か宮野に殴られるか?」と激怒する平野をよそに、宮野は「こんな不意打ちのBL展開予想…!」と身悶えます。
「顔だけで好きってわけじゃないのか…」と宮野は安心し、ほっとした自分に戸惑います。

宮野が帰った後、「(宮野に)手出すなつっただろ。本気なのか?いややめよう、お前と恋バナとかむずかゆくなんだろ!」「右に同じ…」と作業しながら赤面する平野と佐々木でした。

 

#6 気持ち。

<あらすじ>
「好きって…なんだろう」。
体育祭で佐々木に告白されて、返事を必ず考えると伝えたときから、宮野はずっと考えている。
そんなとき、佐々木の誕生日が近いことに気づいて…。

一緒に登校する佐々木と宮野。「最近佐々木先輩早いんですか?」「みゃーちゃんに会いたいからね。あと期末が近いから平野たちの特訓受けてる」と話す2人。BLアニメやってたから観たよ〜とのんびり話す佐々木の横で、宮野は体育祭で佐々木に告白された返事についてずっと考えていました。「先輩としては好きだけど女の子しか好きになったことがないから…好きって何だろう?」と二の足を踏みます。

希望調査表の提出日が佐々木の誕生日と同じことを暮沢に指摘され、告白の返事を待ってもらっている状況でプレゼントを渡していいのかどうか悩む宮野。田代が佐々木の好きな飴を持っていたため宮野は一つもらいます。

佐々木の誕生日、また登校の電車が一緒になります。「先輩、飴いりませんか?先輩の誕生日プレゼント、みたいな」と照れる宮野に「ありがとう」と優しく微笑む佐々木。その笑顔を見た瞬間、「笑った顔がすごくかわいくて、あれで惚れた」と暮沢が惚気ていたことを思い出し、宮野は「佐々木先輩はかっこいいんだよ!」と慌ててキュンとした気持ちを打ち消します。

学校からの帰り道、暑さに耐えながら宮野が歩いていると、前を歩く佐々木を見つけます。宮野が声をかけると「みゃーちゃんと出会った時のこと思い出してた」と言われ、思わず嬉しくなり「僕もです!」と勢いよく返事をします。しかしそれと同時に、「早く返事をしなきゃ」という焦りが募ります。

悩むほど学生ものの漫画が読めなくなってきた宮野。佐々木は珍しくテストがうまくいっているようです。
「顔が可愛いだけじゃ恋愛対象にならない」と世間話をする暮沢と田代。宮野はふと「みゃーちゃんの顔以外もすげー好きだから」と言われたことを思い出します。

たまに佐々木のことが分からなくなるけれど、分からないからと避けたくはない…と悩む宮野。佐々木は宮野にふと触れるたび、「触っちゃった」と噛み締めています。

テスト最終日、宮野が帰ろうとしていると天気雨が降ってきます。駅まで入っていくかと佐々木に誘われ、頷く宮野。楽しそうな佐々木。
こうして世間話ができる機会はもうそうそうないと思った宮野は「先輩は男が好きなんですか?」と尋ねます。「みゃーちゃんといるとすげー好きって思うんだよね。説明できねえな」と言われ、「考えているけどどうしたらいいか分からなくて…。俺は先輩のこと好きだけど自分で考えたいわけじゃなくて憧れで、同性への好きって分からなくて、顔が好きって言われたけど50歳くらいになったら面影とかなくなるかもしれないし…」とぶつぶつと言い出します。けれど、宮野が本当に言いたかったのは「佐々木が宮野のことを知ろうとしてくれたように自分も佐々木のことをもっと考えたいと思っている」ということでした。佐々木は「考えてよ、ありがとう。嬉しい」と微笑みます。

佐々木は好きになってよかった、宮野が自分のことを考えてくれて嬉しいとにやけます。にやける佐々木に不思議そうな宮野。

「みゃーちゃんが俺より身長高くなって、顔も今の面影無くなっても好きだと思うよ。だからこれからも漫画とか貸してよ」と言う佐々木。「でも好きな子には触っちゃうかもな」といたずらっ子のような表情で宮野の頭をぐしゃぐしゃと撫で、宮野は赤面します。

男性、カップル、手を繋ぐ

 

#07 困らせたくねーのに。

<あらすじ>
文化祭で行われる女装大会に、クラス代表として出場することになった宮野。
そんな折、佐々木と一緒に帰る途中で、宮野は中学時代の同級生と偶然再会する。
実は彼女は…。

宮野は文化祭で行われる女装大会(所謂ミス(仮)コン)に、クラス代表として出場することになります。
宮野は常々女装は嫌だと思っていましたが、クラスメイトから「必ず勝つための戦略なんだ!女子すぎない格好にするから!暮沢も女装させるから!」と懇願されて渋々引き受けることに。実は佐々木から「自分より身長高くなっても顔が面影なくなっても好きだよ」と言われたことがきっかけで女顔をあまり気にしなくなっていたのです。

風紀委員長は姉がオタクらしく、いろんな特殊な服を持ってるから服を持ってきてやると宮野に提案します。

風紀室の鍵を返しに行くのに付いてきた佐々木から「好きな子と一緒にいたいじゃん」と言われ、宮野は赤面します。(告白の返事を)考えるとは言ったけれどBL変換するのはどうなの…と悩みます。

佐々木は宮野から借りたBLが面白い姉に貸したいと話し、宮野に「みゃーちゃんにBL借りたおかげで新しい世界知られたしみゃーちゃんと仲良くなれたし良かった」と言われてときめきます。

そんな折、佐々木と一緒に帰っている途中で、宮野は中学時代の同級生・牧村と偶然再会し、女装して絵のモデルになってほしいと頼まれます。中学時代、彼女に女装してモデルになってほしいと言われ「からかうつもりなのか」と嫌だったことを思い出しますが、今は違います。

宮野が牧村と手の大きさを比べようとしていたら、佐々木から手を取られ「ダメ」と怒られ、そのままどこかへ引っ張っていかれます。悶絶する牧村。

佐々木は前に宮野が言っていた「好きになった女子」が牧村なのだろうと尋ねます。宮野は昔は好きだったけど今はそうじゃないと素直に告げ、佐々木も急に手を引っ張ってごめんと謝ります。
「痛くなかった?好きな子には優しくしたいじゃん」という佐々木の前で赤面する宮野を思わず抱きしめそうになる佐々木。

ふと先程牧村に「手が男っぽい」と言われたことを思い出し、佐々木の手が自分の手より一回り以上大きく、どきりとする宮野。

後日、佐々木は実家のパン屋の手伝いをしながら、宮野は牧村をもう意識はしてなくても牧村がまだ宮野に惚れていたら嫌だなとモヤモヤします。

音楽を聴きながら通学していると宮野に会う佐々木。イントロクイズしようと片耳ずつイヤホンをつける二人。宮野のおすすめ漫画を自費で購入したと言うと、宮野は溢れんばかりの笑顔を浮かべます。それに胸を射抜かれ、佐々木は思わず宮野を抱きしめたくなるのでした。

 

#08 気づいた。

<あらすじ>
高校最後の文化祭を楽しもうとする半澤に手伝ってもらい、女装大会用の衣装の準備を進める宮野。
放課後の教室で衣装を試着しながら、宮野は思わず半澤にあることをたずねて…。

小笠原と彼の恋人のエミの痴話喧嘩に巻き込まれた宮野は、「不良受け好き?」と怒涛の勢いで捲し立てられます。直に話すと息巻いてきた彼女をよそに佐々木と下校していると、「俺たちもこんなふうに一緒に帰ってたら恋人同士に見えるのかな?みゃーちゃん、意識してる?」と佐々木に揶揄われ、「意識しますよ。(告白の返事を)考えてますもん…」と宮野は赤面します。

高校最後の文化祭を楽しもうとする半澤に手伝ってもらい、女装大会用の衣装の準備を進める宮野。暮沢の女装が完璧すぎて田代が惚れかけたりもしました。

萌えるBL漫画を徹夜で読んでしまい、大興奮の宮野。「好きだから緊張して手が冷たかった…ってくだり最高だよなあ」とぼやいていると、偶然会った佐々木に前髪をあげていることを指摘され「おでこ可愛いね、キスしていい?」とふざけられます。前髪に触れる佐々木の手が冷たく、宮野はハッとします。自分に触れる佐々木の指先がいつも冷たかったことを思い出し、ドキドキし始めます。

放課後の教室で衣装を試着中、「姉に試着の様子を伝えなきゃ」と写真を撮る半澤に、「好きってどういうことだと思いますか?」と尋ねる宮野。「例えば一緒にいたいとか触りたいとか独り占めしたいとか…」と言われ、宮野は佐々木にしたいことを考え始めます。
「恋ってずっとその人のことが頭から離れなくなるらしいよ」とも言われ、宮野は今日一日佐々木のことを考えていた自分に気付きます。

空き教室で半澤と二人きりで女装の準備をしていた宮野は、佐々木に部屋に閉じ込められ「俺これから意地悪言うんだけどさ…俺が(女装コンテストに)出ないで、って言ったら出ないでいてくれる?」と言われます。その時、宮野はそのぞんざいな言い方が彼が同級生たちと話す時のそれと同じことに気付きます。自分に対する態度と違ったのは、佐々木にとって自分が「好きな人」だからだと気づいた瞬間、「く、暮沢たちと相談してきます!」と慌てて逃げ出そうとしますが、佐々木に手を握られます。
「クラスを優先すればいいのに…好きだ!」と思い溢れた佐々木は宮野を抱きしめます。その瞬間、宮野も佐々木への好きな気持ちが高まり、俺今佐々木先輩のこと…!と赤面します。

 

#09 先輩のこと大事にしたいっ

<あらすじ>
佐々木に抱きしめられたとき、佐々木を抱きしめたいと思った自分に驚く宮野。
思い出してはドキドキし、女装大会に出て欲しくないと言った佐々木にどう答えるか悩む宮野は…。

佐々木は宮野にキスしようとしますが荷物が落ちて2人の体は離れます。佐々木は宮野の頬を意味深に撫でると暮沢を教室に招き入れ、去っていきます。佐々木に触れられたところに触れ、その後もずっとドキドキしている宮野。

佐々木に触れられた時、宮野は「抱きしめたい」と思っていました。「これは好きってことなのか?付き合ってもない先輩とキスなんて考えるのはどうなんだ!?もし違ったら先輩を傷つけるから勢いでしちゃダメだ。先輩と同じ”好き”なのか考えよう」と考え込みます。

告白など先輩に待ってもらってばかりだと悩む宮野は暮沢に「もし彼女に部活やめてって言われたらどうする?」と尋ねると、意外にも「部活やめて彼女のためにならないならやめない」とはっきり言います。

翌日、宮野は佐々木に女装コンテストに出ないことはできないとはっきり告げます。「先輩が前に顔以外もって言ってくれたし、クラスのみんなや半澤先輩も手伝ってくれてるし、一度自分で決めたことだから女装コンテスト、やりきりたいと思ったんです」と言う宮野に、「考えてること教えてくれて嬉しい(自分の言葉きっかけで嬉しい)」と微笑む佐々木。
宮野は佐々木に文化祭一緒に回ろうと誘って去っていきます。

夏前に告白してからまだ返事をもらっていないと聞いた平野は「一回振ればいいのに」と呆れます。しかし佐々木は「こっち向いてくれるならいつまででも待てる」と真剣につぶやきます。

文化祭を目前にして風邪をひいた佐々木。保健室に向かっていると、女装コンテストのポスターを見てモヤモヤしてしまいます。そこに通りがかった宮野。宮野は調理実習で火傷して来たのだそう。
てきぱきと利用表を書いたり熱を測ろうとする宮野を見てときめく佐々木。熱が上がって来た佐々木が早退しようとすると、宮野は送っていくと申し出ます。

「どうしてそこまでしてくれるの」「先輩のこと大事にしたいって思って」「ずりぃ」と赤面する佐々木。「好き」と返してほしくて誘導尋問したつもりが、期待させられてモヤモヤしてしまいます。
文化祭はお昼一緒に食べようと話す佐々木と宮野。佐々木はほっと目を閉じます。

いざ文化祭当日。佐々木のクラスはヤンキー占いカフェを開いていました。占いは半澤が担当しているようです。受付の時にガンつけなくてはいけないルールらしく、恥ずかしいと照れる佐々木にかっこいいですよと笑う宮野。

 

 #10 恋。

<あらすじ>
ついに迎えた文化祭当日。
佐々木と宮野は、お互いの休憩時間に一緒に出店を回って、文化祭を満喫する。
そして女装大会本番、衣装を着てステージに立つ宮野の笑顔に、佐々木は…。

ヤンキー占いカフェで、宮野は占い師役の半澤に恋の相談をします。「自信がないまま進んで後悔したくない」と言う宮野に、半澤は「悩むということは新しい価値観に触れたということ。それだけ宮野にとってそれが大事な問題ってことだ。自信が持てるあと一歩のところまで来ているからそのまま諦めないで引き続き頑張ろう」と優しく背中を押します。

休憩時間に宮野と一緒に文化祭を回る佐々木は、宮野が「50年後には顔とか全然変わっちゃって身長も先輩より伸びてるかも」と告白の返事に戸惑っていたことを思い出し、「みゃーちゃん、もしかしてずっと一緒にいてくれようとしてる?優しいな」と改めて惚れ直します。

女装コンテスト開催が近づき、宮野は女装。そこに佐々木が現れ何気なく宮野の前髪に触れるのですが、宮野は思わず照れてしまいます。「意識してくれた」とときめく佐々木。

文化祭後の花火を佐々木と共に見ながら、宮野は「まだこの気持ちが恋かどうか分からないのに無責任になりたくない。佐々木先輩を傷つけない確証がないのに気持ちを伝えるなんて駄目だ。でも好きだと伝えたくなるのはなぜだろう…」と、溢れる想いを理性で押さえつけます。

後日、買い物中の佐々木と会う宮野。流れでBL映画を2人で見ることになりますが、感動する宮野に「見に来てよかったね」と微笑む佐々木に「先輩のことが好きだ。一緒にいると安心する…。キスもその先も大丈夫だって確証がないのに…これが好きじゃないなら何なんだ!?」と宮野は真っ赤になります。

 

#11 この感情をどうしたらいい。

<あらすじ>
佐々木と映画を見に行った宮野は、あふれだす気持ちについに確信する。
「好き」の気持ちは止められず、はやく佐々木に返事がしたいと焦る宮野。
そんな中、クリスマスが近づいて…。

「好き」の気持ちは止められず、はやく佐々木に返事がしたいと焦る宮野ですが、告白ってどうしたらいいんだ?と混乱します。偶然半澤は二人の初々しい現場を見てしまい、気まずくなります。
宮野は恋心を自覚してからというもの、佐々木が可愛く見える病にかかっていました。映画の小説版の感想を言い合いながら、返事のタイミングを逃し続けていることにモヤモヤする宮野。

宮野のクラスでは、委員長発案でクリスマス当日にクリスマスパーティーをやることになりました。クリスマス前に付き合うと別れるらしいぞと同級生たちに言われて、宮野は告白のタイミングを考え直します。

帰り道で佐々木に会い、受験勉強にいそしむ様子を聞いて、自分だけ浮かれていたと反省します。しかし、お互いに志望校に受かったらお祝いしよう、25日に先日見た映画の展示会があるから行こうと話が盛り上がります。

クリスマス当日、半澤兄弟に会う宮野。半澤はゲイの兄と弟が宮野に恋人かと尋ねたり恋バナをしたがるのを諌めます。謝る兄。実はかつて半澤は母から「ノンケの雅人が孫を作ってくれるから安心ね」と言われたことが引っかかっていました。

新年明けて、宮野は今日こそ佐々木に告白しようと呼び出します。宮野は佐々木に鞄が当たらないようによくかけ直すのですが、佐々木はそれに気づきときめきます。突然他の生徒に半澤先輩が呼んでいると言われて、宮野は佐々木に昇降口で待っていてほしいと頼みます。しかし佐々木は宮野への愛しさが溢れて思わずキスしそうに。自己嫌悪で佐々木は先に帰ろうとします。

 

#12 明日。

<あらすじ>
校内で衝動的に宮野にキスをしようとしてしまった佐々木は、我に返って、逃げるように去ってしまう。
佐々木の様子に心を決めた宮野は、憧れた、あの背中を追いかけて走る―。

宮野は佐々木を追いかけようとしますが、新副委員長として後輩に呼ばれてしまいます。後輩に明日に回してと叫び慌てて佐々木を探します。佐々木に誤解させたと焦りながらもキスされてもいいって思ったんだと照れる宮野。

半澤と平野に佐々木を知らないか尋ねる宮野。半澤に「佐々木のことを好きなんだね」「俺は家族にいるけど…男同士だってことで周囲に何か言われないか心配」と微笑まれます。平野は学校に忘れ物をしていると佐々木の留守電に入れて、宮野と会うように仕向けてやります。

付き合ってもいないのにキスをしようとした自分を嫌悪し、明日謝ろうと考える佐々木。宮野は「佐々木先輩にしたいことがたくさんある」と想いに胸を膨らませながら、佐々木の実家に向かいます。

宮野が佐々木の家の最寄駅に着くと、改札前で佐々木が驚きに立ち竦んでいました。2人で公園に移動し、佐々木は宮野に強引にキスしようとしたことを謝り、宮野は佐々木を好きだと告白します。

ほっこり、男性、ハート

これまで佐々木がしてくれて嬉しかったことを宮野は次々伝えていきます。一緒にいたいのは憧れだけじゃなく、抱きしめたいとも思うし…と言葉を賢明に紡ぎます。「これが先輩と同じ”好き”と思っちゃダメですか!?」と佐々木の手を握る宮野。
お互いに抱きしめ合う2人。「じゃあキスは?」「佐々木先輩とならしたいです」と話して、佐々木は宮野の冷たい手にキスをすると、唇を重ね合わせます。お互いの心音の激しさにときめきをかくせません。

宮野は好きだと言い合ったものの恋人になってとは言ってない!と焦り、慌てて「恋人になってください!」と伝えます。思わず宮野に口付ける佐々木。そして、やっと2人は連絡先を交換します。

暮沢と田代から佐々木と付き合い始めたことを祝われる宮野。佐々木も平野に付き合っていることを告白し、祝われます。初々しい佐々木と宮野の様子を微笑ましく見守る友人たち。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

原作未読なので、毎話新鮮な気持ちで観てました☺️❤️

とにかく宮野の顔面がかわいい〜!!!揺れる佐々木先輩の恋心もめちゃピュアでたまりません///

最後の最後まで愛おしすぎる2人でした。

㊗️新作アニメ制作決定!!!続報が楽しみです!!!

小錦あや
小錦あや

私も原作未読です。もしかしてアニメ一話の中に原作複数話が入ってたりします?🤔

時々、「なんか急に話飛んだな!?」って時があるんですよね。でもそのぶつ切り感以外は特に気にならないかな。

ただただピュアでかわいい高校生たちのBLです☺️👍✨

原作だと6巻までの内容が今回アニメ化されたようなので、原作で「その後の2人」を読みたいですねえ。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

原作既読です。正直、「声がついてる!動いてる!」というものすごく原始的な感想が真っ先に出ましたw

みゃーちゃんこんな可愛いお声だったの…佐々木先輩イケボ…とニヤニヤが止まりませんw

毎話癒されてました😍❤️

新作アニメって2期とは違うのかな?楽しみですね!

今回3人が見た「佐々木と宮野」は、Amazonプライムビデオ、dアニメストア、U-NEXTで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

引用:佐々木と宮野 [アニメ無料動画配信]|ニコニコのアニメサイト:Nアニメ

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