葵居ゆゆ先生「愛傷コレクション」から、花賀屋さんの監禁グラタンを再現してみました。
材料や作り方、作る時のコツなども紹介します!😆✨
「愛傷コレクション」の監禁グラタンとは?
「愛傷コレクション」は、骨董品大好きな変態紳士 花賀屋さん(攻め)が、自宅の庭で行き倒れていた美青年 十有くん(受け)を拾い、磨き上げ、愛し合うようになるお話です。
いろいろあって2人がすれ違ってしまい、十有は心も体も傷つき、花賀屋さんはそんな十有くんを見かねて監禁してしまいます。そこで花賀屋さんは十有くんを自分の膝の上に乗せて、あーんでグラタンを食べさせてあげるんですが…それがもう…
すっっごく官能的なんです!!!
貴公子のような気品ある美貌のナイスミドル 花賀屋さんにくったりと全身をもたれかけ、ふうふうと適度に冷ましてもらったグラタンを小鳥のようについばむ十有くん…。
恋する瞳で花賀屋さんを見つめて、全身で甘えられて嬉しいと叫んでいるよう…。
ハァァァ…美しい…美しすぎる…まるで「サン・ピエトロのピエタ」…!!!(?)
というわけで、そんな官能的なシーンを五感で味わうべく、花賀屋さんが十有くんのために作ったグラタンを私も作ってみます。
監禁グラタンの考察
(※以下読まなくても大丈夫な、自己満足のグラタン考察です。)
本編のp222では、花賀屋さんと十有くんは1つのスプーンで交互にグラタンを食べていて、2人とも食べ終わる頃にはお腹いっぱいになったと言っていました。
なので、2人前作ることにします👬
グラタンの具については特に言及がなかったのですが、花賀屋さんは本編中で辛めのドライカレーが好きとお弟子さんが言っていたので辛めのグラタン(ししとう入りとか)を作ろうかとも思いました。
が、花賀屋さんは始めから十有くんと一緒に食べるつもりでグラタンを作っていたわけですよね。
心も体も傷ついている十有くんにそんな刺激物を出すかな…🌶
もっと十有くん好みの味で、胃に優しそうなグラタンにするんじゃないかな?と思い直し、辛めのグラタンは刺激物なので却下。
本編のp220に「十有くんは食欲旺盛」という記述があるので、育ち盛りだからずっしりお腹に溜まるグラタンはぴったり。
だけど、胃に負担がかからなさそうな具材ってなんだろうと考えてみて…✍️💭
グラタンは鶏むね肉を使うレシピがオーソドックスですが、脂質の少ないささみを使うことにしました。
野菜はじゃがいもやブロッコリー…何にしようかと悩んだのですが、葉物だとよりスルッと食べられそうだなと思い、ほうれん草を入れることにします。
あっさりしたものばかりだと胃にたまらないので、じゃがいもも入れます🥔
というわけで、心も体も傷ついている十有くんの心を癒すグラタンのメイン具材は、ささみ・ほうれん草・じゃがいもに決定!!
いざ、作ってみます🍳
材料(2皿分)
- 鶏ささみ肉…120g
- ほうれん草…1/2パック
- 玉ねぎ…1/2個
- オリーブオイル…適量
- 有塩バター…30g
- 牛乳…200ml
- 塩こしょう…適量
- マカロニグラタンの素 2皿用…1箱
- ミックスチーズ…30g
マカロニグラタンの素は、こちらを使いました。
花賀屋さんはクイックアップとか使わなさそうだな…と思ったけど、ちょっとだけ手抜きです😋
下ごしらえ
ささみはパサつくかもと思ったんですが、下ごしらえで改善できると知って早速挑戦しました。
上述のサイトを参考に、弱火で10分じっくり加熱。
料理前にちょっとだけ味見したんですが、お肉の繊維っぽさがない!!すごい!!
しっとりした食感にびっくりしました。これはナイス裏技🐔✨
手順
①玉ねぎは1cm幅・ほうれん草はざく切り・じゃがいもは一口サイズに切る
②ささみも食べやすい大きさに切る
③オリーブオイルをひいたフライパンに玉ねぎ、じゃかいも、ささみを加え、中火で炒める
④火が通ってきたらほうれん草を入れ塩胡椒して炒める
緑が入るといい色合いに!!
⑤弱火に切り替えてから、グラタンのもと・牛乳を入れ、とろみがつくまでかき混ぜながら煮込む
定期的にかき混ぜないと、固まってしまいました。
もうすでにおいしそうじゃないですか?🥺
⑥グラタン皿に具材を入れ、チーズをのせて、200度に予熱したオーブンで6分焼く
焦げるのが嫌だったので、上にアルミを被せて焼きました。
⑦完成
ヤッター!!!おこげがいい感じだ!!!😆✨
食べた感想
ささみのグラタンは初めて作ったんですが、意外とお肉がしっとりしているし胃にもたれなくてすごくいい!🙆♀️
グラタンを食べたいけれど、あまり脂っこいものやヘビーな食べごたえだとしんどい…という時に良さそうな具材だなあと思いました。ヘビロテ決定。
「グラタンに入れる野菜といえば、にんじんやブロッコリー」というイメージが強かったのですが、ほうれん草のシャキシャキ感は歯ざわりがよく、クリームソースによく合って、これもおいしかったです。
あ!あと、チーズがほどよく溶けて伸びるのが楽しかったです!童心に帰ったような心地でした。
私はアツアツのまま食べてしまったけれど、花賀屋さんはこんなできたてのグラタンを、ひとさじずつふうふう冷ましては食べさせてあげていたのか…と思うと、花賀屋さんの十有くん愛を感じずにはいられなかったです。
だって、ひとさじすくっては唇につけて温度を確かめて…って、想像以上にめんどくさい!
なのに、その手間よりも「自分の手で十有くんに、最適な状態の食事を与えたい」っていう執念が勝ったんだなあと思うと、やはりそれは愛ゆえなんだろうなあと思ったのでした。
まとめ
葵居ゆゆ先生「愛傷コレクション」の世界を、舌で味わえるという贅沢…とても楽しかったです!🥰❤️
花賀屋さんの監禁グラタンは、十有くんへの執着愛がひしひしと伝わってくる料理でした。