ミルクティー、それは高貴でロマンティックでスペシャルな飲み物…☕️✨
今回は、そんな素敵なミルクティーを世界一おいしく淹れる方法をご紹介します。
葵居ゆゆ先生作品には、ミルクティーがよく登場する
BL小説家 葵居ゆゆ先生の作品にはよくミルクティーが登場します。「はじめて男子の非常識な恋愛」「僕の犬のドSなご奉仕」など。
先日、作中の再現メシを作った「恋も食事もあなたと二人」もそのうちのひとつです。
※先日作った再現メシはこちら👇
大好きな葵居先生作品の再現メシを作るなら、おいしいミルクティーはかかせない!!!
というわけで、「おいしいミルクティーの淹れ方」を学ぶことにしました。
淹れ方の考察
まず最初に、「ミルクティー 淹れ方 プロ」「ミルクティー 淹れ方」などで調べてみます。
結論から言うと、「人の数だけミルクティーの正しい淹れ方は違う」ようです😂
甘くて牛乳たっぷりのミルクティーが好きな人もいれば、紅茶多めのシンプルなミルクティーが好きな人もいるので、「これ以外は不正解」という淹れ方はない、という…。
でも、私は「一番正統派な淹れ方」が知りたいんだ…!!
というわけで、信頼できそうな運営会社・運営者(大手紅茶メーカーや紅茶マニア歴の長い方など)のブログをピックアップし、読み比べ、全ての淹れ方のいいとこどりした方法で淹れます!!
参考にした記事たちはこちらです👇
- ティースプーンで一杯が何gか、なぜポットを温める必要があるのかについてはこちら参照
- おいしくミルクティーを入れる方法
- ポットを温めるなどの手順について
- リントンズの推奨するミルクティーの入れ方は、牛乳は冷たいまま
- 紅茶メーカー各社がお勧めする飲み方
茶葉の考察
ミルクティーに合う茶葉を考えます。
さまざまなサイトを読み比べて分かったのは
②ミルクとの相性が良い香りの茶葉
を選ぶ必要があるということ。
ほとんどのサイトでは、一番のおすすめがアッサム、二番以降はディンブラやウバなどでした。
ミルクティーにしたときの各茶葉の香りなどについては、以下のサイトがとても参考になりました。
今回は、葵居ゆゆ先生「恋も食事もあなたと二人」の再現メシの一環でミルクティーを淹れたのですが、降町さん(攻め)が夕都(受け)にディンブラを淹れるシーンがあったのと、ミルクティーとの相性も良さそうなので、ディンブラでミルクティーを淹れてみます。
茶器の考察
おいしいミルクティーを淹れるのに必要なのは、いい茶葉、いいお水、いいミルク、いい淹れ方…そして、いいティーポットとティーカップ!
どんなティーポットとティーカップを選ぶべきなのでしょうか。
調べてみて分かったのは、「ティーポットは、適切なサイズで、丸い形で分厚い磁器製がいい」というのが定説だということです。
磁器がおすすめされるのは、保温性が高いからですね。
なぜ保温性が重視されるかというと、お茶を抽出している間にお湯が冷めてしまうときちんと抽出がされず、おいしく淹れることができないのです。
だから、保温性が重視されるんですね。
丸い形がおすすめされるのは、茶葉がティーポットの中でジャンピングしやすいからです。
なぜ茶葉がジャンピングする必要があるかというと、ジャンピングすることで茶葉からまんべんなくお茶のおいしい成分が抽出されるから。
鉄製は避けた方が良いようです。色はこだわりたい方は白で。
さて、次はティーカップです。
ティーカップは口が広いものがいいです。
淹れたての紅茶は非常に高温なので、空気と触れる部分を広くとることで効率よく冷ますことができるからです。
ロイヤルアルバートの「モントローズシェイプ」は世界で最も紅茶を美味しく飲ませると言われているので、こだわりたい方はそれが一番おすすめかも。
実際にモントローズシェイプで飲んでみた方の感想はこんな感じ👇
ミルクティーにぴったりの茶葉、ティーポット 、ティーカップ、淹れ方が分かったので、早速準備しましょう!
用意するもの(2杯分)
- 茶葉(好みのもの…8〜12g
- 牛乳…20〜30ml
- 砂糖…好みの量
- お湯(お水)…900ml
- ティーポット
- ティーカップ
作り方
1.ポットを温める用のお湯を沸かす
ポットの温め方は、2003年に発表された英王立化学協会による“How to make a Perfect Cup of Tea”にならいます。
沸騰したお湯を少なくとも1/4ほど注ぐこと、そして30秒以上はそのまま置いておくこと。
私が使っているのは2cup(550mlサイズ)なので、2杯分のお湯(300ml)を沸かすことにします。
2.ポットにお湯を入れ、温めておく
300mlのお湯をポットに入れ、温めておきます。
3.水を300〜320ml加熱する
新鮮な水を勢いよくやかんに注いで酸素を含ませ、お湯を沸騰させます。
5円玉くらいの泡がぼこぼこ出ている状態が目安です。
ただ、沸かしすぎは禁物。お湯は沸かしすぎると味が変わるので、紅茶の味にも悪影響を及ぼします。
4.ポットのお湯を捨て、茶葉を入れる
紅茶用のお湯を作っている間に、ポットのお湯を捨てます。
そして、茶葉をティースプーン軽めに4杯(8〜12g)量ります。
ミルクティーを煮出す時は濃い目に入れるのが普通です。
※茶葉は通常、ティースプーン1杯(2~3g)が一人分。
茶葉を温めたポットに入れておきます。
5.カップを温める用のお湯を沸かす
カップを温める用のお湯を沸かしましょう。100ml前後でよいと思います。
6.沸騰したお湯をポットに入れる
沸騰したお湯をポットに勢いよく入れて、3〜4分茶葉を蒸らします。
蒸らし時間が長過ぎると苦味が出るので要注意。
7.カップにお湯を入れる
カップを温めておきます。
8.カップの湯を捨て、ミルクをカップに注ぐ
2〜3分したらカップの湯を捨てます。
冷えたミルクをカップに20~30ml注ぎます。
ミルクの量は人によるけれど、あまり多くない方が良いかもしれません。砂糖を入れたい人はここで小さじ1〜2杯入れます。
9.紅茶をカップに注ぐ
110ml前後の紅茶を注ぎます。
10.完成!
感想
牛乳よりも茶葉の香りが口いっぱいに広がる!!
これは衝撃でした。
ミルクティーなのだから、ミルクの味が一番に感じられるものだと思っていたら…まさかの茶葉ファースト。
そして、さすがディンブラ。口の中の雑味を流してくれるよう。清水のような爽やかな味わいです。
さっぱりした後味だけれど、飲んだ後に口の奥にずっとディンブラの香りがこもっていて、息をするたびに紅茶のかぐわしさが反芻されます。
じわじわと感動が押し寄せてきます。
紅茶、すごいな…!!!
もともと紅茶は甘ーーーいものをデザートがわりに飲むのが好きでしたが、これはシンプルに茶葉の香りや味わ意を楽しめてすごくいいです…。
お茶好きな人がお茶を飲んでワインのテイスティングのような表現をする理由がわかりました。
これまで「紅茶って別にどれも味同じじゃん」って思ってましたゴメンナサイ。
最後まで飲み終えましたが、最後の一滴までしっかり茶葉の旨味がありました。
本当においしかった〜〜!!!また飲みたいです!!!
10分以上蒸らした紅茶をストレートで飲んだら…渋い!!
舌を刺すような苦味があってびっくり!!
最初に飲んだものが柔らかい舌触りだったから、一瞬何が起こったのかと前後不覚になりましたwww
これは飲むのがつらい…ミルクと砂糖をたっぷり入れて飲み干しましたw