葵居ゆゆ先生「愛傷コレクション」の攻め、花賀屋さんの愛飲しているグアテマラ産コーヒーを淹れてみました!
プロの手順を参考に、注意するポイントやコツなども紹介しています。
ぜひ見ていってくださいね😆✨
グアテマラ産コーヒーを淹れよう
それは私の大大大好きな、葵居ゆゆ先生「愛傷コレクション」の攻め、花賀屋さんの愛飲しているのがグアテマラ産のコーヒーだからです!☕️✨
このコーヒーは、花賀屋さんの溺愛している青年、十有くん(受け)に息抜きに一杯淹れてもらう…というシーン(その後、十有くんは大変な目に遭う)で登場するのですが、花賀屋さんが好きなものをぜひとも飲んでみたい!!ということで、再現してみることにしました。
下調べ
グアテマラ産の豆を使ったドリップコーヒーを調べてみたのですが、ない!!😨
調べても調べても、出てくるのは生豆のみ。なので、生豆を炒るところから始めることにしました🔥
生豆を調べてみると、どうやらグアテマラ産のコーヒー豆には階級がある模様。
産地の高度によってコーヒーのグレーディングがされており、標高が高くなるほど風味も豊かになり高品質とされ、等級は生産地の高度で7等級に分けられるとのこと。ふむふむ。
標高1350m以上で栽培される豆はSHB(ストリクトリーハードビーン)と呼ばれ、最高ランクに位置づけられているのだそう👑✨
本物を求める花賀屋さんならきっとSHBの豆を選ぶだろう…と思い、探してみたところ、Amazonで購入できました!やったね!✌️
あとは手順を調べるだけですが、基本的にはこのUCCの手順に沿って炒り、淹れることにしました。
ただ、焙煎の工程のみ、写真が多くわかりやすかったこちらを参考にしました。
さて、これで下調べは終了です。いざ生豆を炒っていきましょう!
用意するもの
▼生豆を炒る
- コーヒーの生豆…15〜30g程度(1杯分が15g)
- 焙煎用の手網もしくはざる
- ドライヤー…焙煎後の豆を急冷させる。うちわでもOK。
- 軍手…焙煎中に手網の持ち手が熱くなるので必須
- ガスコンロ
- ザル
▼豆を挽く
- コーヒーミル…電動、手動などいろんな種類があるが、手動のほうが「挽いている」感があって楽しい。
▼コーヒーを淹れる
- ペーパーフィルター…1枚
- 水…160cc
手順
①生豆を炒る
1.生豆を15〜30g用意したら、バットなどに広げ、虫食いがあるもの、欠けているもの、未成熟で小さい豆を取り除く
2.汚れや薄皮(チャフ)などを取るため、豆をざるに入れてボールに重ねて、流水に当てながらかき混ぜるように洗う
洗い終わりの水が透明になったら、ざるを上げ、ふきんで水けをしっかりきります。
3.ざるの上部から、ざるの深さ半分以上までアルミホイルで覆う
持ち手の部分や縁にすきまができないよう、しっかり手で折り込み、はずれないようにします。
4.軍手を二重にして両手にしたら、焙煎スタート!
強めの中火にし、炎の先からざるの底まで20cmの高さをキープしてざるを振ります。縦横、上下に小刻みにまんべんなく振ります。
大きく振ると疲れるので、手首でリズミカルに振ると良いです。豆が常にざるの中で動いている状態をキープしながら、これを8~10分間続けます。
5.8~10分たったころに豆のはぜる「バチバチ」という音が聞こえてくる
これは「1ハゼ」と呼ばれるものです。
豆がホイルにあたる音で聞き逃しがちなので、8分経過したあたりから、ときどき振るのをやめて音を確認しましょう。
6.1ハゼのバチバチという音がほとんどしなくなったら、アルミホイルをはずす
必ず軍手をつけて行うこと!とても熱いです。
火を弱めの中火にし、炎の先からざるの底まで10cmに下げ、さらに1~2分間、同様に振り続けます。
7.1ハゼが終わってから1~2分たつと、さらに豆がはぜるピチピチという音がする
小さく、高い音で、これは「2ハゼ」と呼ばれるものです。
ピチピチという音がしてきたら、すぐに火を止めて、焙煎は終了。
豆をすぐにバットに移します。豆が重ならないようにバットに広げ、ドライヤーやうちわであおいでさまします。
②炒った豆を挽く
コーヒー豆は粉砕した瞬間が最も香りがいいのだそうです。酸化するとコーヒーの風味が損なわれるので、豆は淹れる直前に挽き、すぐに使い切ることを心がけます。
コーヒー1杯分、10~12g程度の豆をとり、コーヒーミルに入れて挽きます。
細挽きだと苦味が強く、粗挽きだと酸味が強くなるので、特にこだわりがなければ中挽きにしましょう。
中挽きはこのくらいです。
③コーヒーを淹れる
1.ドリッパー、カップやソーサー、スプーンなど、コーヒーを淹れる時に使うものはすべて、あらかじめ温めておく
全部は面倒だという人は、カップやドリッパーのみ温めておくことをおすすめします。(器具一式を温めておくだけで、味が全然違います!)
お湯は汲みたての水道水を沸かしておきます。理想的な温度は95度…など諸説ありますが、沸かしきって表面のボコボコした泡がちょっとおさまったくらいが適温です。
2.フィルターの底の接着部分を外側に折り、次に側面の接着部分を内側に折る。ドリッパーに軽く抑えつけるようにしてセットする。
3.全体にムラなくお湯を注ぐために、ドリッパーを軽く振り、粉の表面を平らに均しておく
4.初めにコーヒーに少量のお湯を、そっと乗せるように注ぎ、粉全体に均一にお湯を含ませてから、20秒ほどそのままにして蒸らす
注ぐお湯の量は20cc程度、95℃前後が適温です。サーバーにポタポタとお湯が数滴落ちてくるのを目安にしてください。
5.コーヒー粉の中心に、小さな「の」の字を描くように、お湯を80cc→40cc→20ccと3回に分けて優しく注ぐ
水面が上から1/3程度減ったら次のお湯を注ぐようにします。
ちなみに、お湯は、中心で小さく「の」の字を描くように注ぐのがベストな注ぎ方。注ぐお湯の量とサーバーに落ちるコーヒーの量が同じくらいにできるのが理想だそうです。
6.抽出したコーヒーは、あらかじめ温めておいたカップに注ぎましょう。
感想
あまりのおいしさに泣いちゃいました。(涙腺激弱人)
ほんとにうまい…😭😭😭
雑味がなく、コーヒーを飲んだ後にいつも口の中に残る渋み、苦味がなかったです。
ブラックは苦いから嫌いだと思っていたけれど、これは全然違う…!😳✨
家でこんなにおいしいコーヒーが飲めるのか…と感動しちゃいました。
コーヒーの淹れ方にこだわる人の気持ちが分かりました。花賀屋さんはいつもこんな素敵な飲み物を飲んでいたのか…☕️
口当たり滑らかで、お腹にずっしり残る存在感があります。重厚。まるで花賀屋さんのようでうっとりします🥰
ちなみに、コーヒーを淹れるかたわら、アップルクランブルを作り紅茶(ダージリンのファーストフラッシュ)も淹れていたんですが…
紅茶と飲み比べてみて、全く違う飲み口に驚かされました。
ダージリンのファーストフラッシュは妖精みたいに、ふわんと口の中に魔法を運んできてくれて、残り香を優しく残していく感じ。
グアテマラ産のコーヒーは、どしん!ずしん!と口と胃に重い存在感を残していく感じ。
でも相撲レスラー的な重量感ではなく、貴公子がザッと口の中に降り立って、すっ、すっ、とあちらこちらに目をやるたびにその先の風景が変わっていくような、圧巻、ただただそこにいるだけで空気も時間も変わってしまうような印象があります。
後味も強く、その後一日中、口の中にコーヒーの香りが横たわっていて、衝撃だったのを覚えています。
コーヒーと一緒に作った、アップルクランブルと紅茶の詳しいレポはこちらに書いています👇
ぜひ見ていってくださいね〜☺️❤️
コーヒーの再現、めっっちゃくちゃ衝撃体験でした!!!
これまで飲んだコーヒーのどれよりもおいしく、そして、手間をかけたぶんだけこたえてくれる美味しさに感動しました😭✨
コーヒーって奥深いなあ。花賀屋さんの高貴な食生活を垣間見れて、すごく楽しかったです。
手間はかかりますが、自分のコーヒー観が180度変わってしまうくらいの美味しさでした☕️
皆さんもぜひ試してみてくださいね〜!!!😆✨