溺愛に次ぐ溺愛！大人気Web発BLファンタジーのコミカライズ！松沢ナツオ先生「異世界でおまけの兄さん自立を目指す」シリーズを読みました！
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します！☺️✨
登場人物とあらすじ
遊び人の近衛騎士団長/超美形の第一王子×神子召喚に巻き込まれたサラリーマン のお話。
＜あらすじ＞
神子召喚に巻き込まれゲームの世界に転移してしまった、平凡なサラリーマンのジュンヤ。
彼と共にもう一人日本人が召喚され、そちらが神子として崇められたことで、ジュンヤは「おまけ」扱いされてしまう。
冷遇されるものの、転んでもただでは起きない彼は、この世界で一人自立して生きていくことを決意する。
こんな人におすすめ
- 異世界転生ものが好き♻️
- 主人公総愛され・総受けが好き💕
- 人気Web BL小説をサクッと漫画で履修したい📚
本作をもっとよく知るための小ネタ
①作画担当の黒川レイジは、コミカライズ「異世界でおまけの兄さん自立を目指す～巡行編～」で商業デビュー。コミカライズ版は、毎月第3木曜日に更新される。
引用：異世界でおまけの兄さん自立を目指す～巡行編～ | 公式Web漫画 | アルファポリス
②原作小説は2025年5月現在、7巻まで刊行済み。
ネタバレ感想
異世界でおまけの兄さん自立を目指す１
大手デパートの催事担当である湊 潤也は、突然異世界のカルタス王国に召喚されてしまいます。しかしどうやら召喚対象は立原歩夢という、この世界でいわゆる「神子」と呼ばれる少年だったようで、潤也はただ巻き込まれてしまっただけのモブのようです。元の世界には帰れないと言われ、潤也は知識をつけて王宮を出て行こうと決意しますが…。
1巻ではカップルは成立することなく、主には潤也がカルタス王国で知識をつけていく過程が描かれました。あえて言うなら、第一王子のエリアスと近衛騎士団長のダリウスは潤也に好意を抱いているようでしたが、恋と結びつけるにはまだ早いかなという感じです。
潤也が転生したのは、BLゲーム「癒しの神子と宵闇の剣士」の世界。ゲイである神子は逆ハーレムエンドを目指すと息巻いていますが、ヘテロの潤也は戸惑うばかり。現世では仕事を生き甲斐にしていた潤也は、どうにか手に職を得たいと、この世界のことを学んでから街へ出て自立しようと決めます。
潤也のカルタス王国での立ち位置は微妙で、神子に肩入れしている国王からは「侍従たちを体でたらしこんでいる」と敬遠されています。
第一王子のエリアスは潤也に王宮に留まってほしいと思っているようですが、次期国王には彼の弟が内定しており、エリアスは微妙な立場。
ダリウスはエリアスの幼馴染で、潤也にはざっくばらんな態度で接してくれますが、彼はヤリチンなので、潤也に対してのモーションも本気かは分かりません。
潤也のお世話係であるエルビスは、潤也に尽くしてくれますが、神子に何度も呼び出されているところからして、神子にとっての「攻略対象」なのかもしれません。
最後に、酔った潤也がダリウスに押し倒されていましたが…潤也はダリウスに全く恋愛的な興味を抱いていないので、どうなることやら。
作者：松沢ナツオ
神子召喚に巻き込まれゲームの世界に転移してしまった、平凡なサラリーマンのジュンヤ。彼と共にもう一人日本人が召喚され、そちらが神子として崇められたことで、ジュンヤは「おまけ」扱いされてしまう。冷遇されるものの、転んでもただでは起きない彼は、この世界で一人自立して生きていくことを決意する。
異世界でおまけの兄さん自立を目指す２
1巻の最後でダリウスに押し倒された潤也でしたが、意外にも潤也に本気のダリウスは最後までしようとはせず抜きあいっこで終了。
そして、潤也が趣味で振る舞っていた手料理ですが、料理を食べると力がみなぎると評判に。神殿はまた潤也を攫い、貯水池の瘴気を浄化させようとします。するとなんと大成功。大司教は歩夢ではなく潤也こそが神子だと認めますが、潤也は歩夢の立場が危うくなることを心配し、「浄化はするが、あくまで表では歩夢を神子として扱ってほしい」と頼みます。ナイス配慮！
ただ、歩夢は何も力がなかったわけではなく、「創造の力」があったよう。彼の逆ハーレムの夢は叶いませんでしたが、ずっと彼を支えてくれた護衛のアリアーシュと恋仲になりハピエン。
貯水池の穢れは祓うことができましたが、穢れはそもそも故意に作られたものだそう。一体誰が何のために穢れをばらまいているのかを探るため、潤也はエリアス、ダリウス、神官マテリオに守られながら浄化の旅に出ることになります。
恋愛面に関しても、2巻で急展開がありました。1巻では潤也にほんのり好意を抱いているのかなと思っていたエリアスが、急速に潤也との距離を詰めます。神子である潤也を怪我してはいけない、でも彼と繋がりたい…と欲望を露わにし、フェラしてもらう展開に。
ヘテロの潤也にいきなりフェラはハードでは！？と思ったのですが、なんと浄化後の神子の疲労はエッチなことでしか回復しない模様。しかも神子を庇護する者の精気ならなおのこと良いとか。現時点で、エリアスもダリウスは確実に潤也にはっきりした好意を抱いていますし、マテリオも普段はツンな態度ですが潤也を憎からず思っていそうなので、攻め3人vs受け1人の構図になりそうです。
なんと番外編は32ページもあり。潤也が漢字を書いてみんなに喜ばれたり、潤也の乱れる姿がかわいいとエリアスとダリウスがマウントを取り合ったりと、ほのぼのした小話たちに思わず笑顔になってしまいました。
作者：松沢ナツオ
神子召喚に巻き込まれゲームの世界に転移した、平凡なサラリーマンのジュンヤ。共に召喚された日本人が神子として崇められ、ジュンヤは「おまけ」として扱われていた。しかし、日本にいた頃の知識を活用し料理をふるまった結果、周囲と打ち解け、慕われるように。
異世界でおまけの兄さん自立を目指す３ 巡行編
潤也が歩夢の影武者となり、泉の浄化をする旅は続きます。侍従のエルビスにも潤也を回復させる力があると分かり…彼もえっちな意味での庇護者に❤️ エルビス推しの私は思わず特大ガッツポーズをしました。嬉しい。
エリアス、ダリウス、エルビスの3人に守られながら浄化を進める潤也。歩夢の「創造の力」によるサポートもあり、泉の浄化は大成功！しかし、その直後に襲撃に遭ったりと非常事態が勃発。ダリウスが瀕死の危機に陥ってしまいます。
今巻から漫画家さんが、花乃崎ぽぽ先生から黒川レイジ先生に変更に。絵柄ががらりと変わりました。特に潤也の美人度が上がり、攻め様たちも精悍な雰囲気になったような？素敵です✨️
作者：松沢ナツオ
神子召喚に巻き込まれ、BLゲームの世界に転移してしまった、平凡なサラリーマンのジュンヤ。共に召喚された日本人が神子として崇められ、ジュンヤは「おまけ」として扱われていた。しかし、ひょんなことから真の神子であることが発覚し、現在は国中の穢れを祓う巡行の旅に出ている。
異世界でおまけの兄さん自立を目指す４ 巡行編
1巻では現世での仕事に近いこと（商人とか接客業）をやりたいと思っていた潤也でしたが、今巻ではすっかり神子の自覚が芽生え、覚悟を決めた様子。
ダリウスは無事でした。命の危機を経験したからか、潤也へ本気の思いをぶつけるダリウス。ヤリチンっぷりは影を潜め、その真摯さに潤也も心を動かされます。
終盤ではエリアスにおねだりされてフェラしている最中にダリウスとエルビスが乱入。それをきっかけに、3人と恋人になる決断をします。
一方で、潤也を守ったがために神兵が命を落とす事件も。彼への弔いの場面は胸が苦しかったです。そして、潤也は歩夢とともに神子に認定されます。これまでは歩夢の影武者でしたが、神子として堂々といろんな作業に取り組めますね。そして泉を浄化する巡行の中で、一行は「宵闇剣士」の情報を探ります。
作者：松沢ナツオ
神子召喚に巻き込まれ、BLゲームの世界に転移してしまった、平凡なサラリーマンのジュンヤ。当初は「おまけ」とされていたものの、現在は真の神子としてカルタス王国中の穢れを祓う巡行の旅に出ている。そんな中、ジュンヤを守るため“宵闇の剣士”と戦ったダリウスが多大なダメージを負ってしまう。
まとめ
平凡なサラリーマンの湊 潤也は、通勤中に突然、BLゲーム「癒しの神子と宵闇の剣士」の世界に召喚されてしまいます。しかし、召喚目標は本来、立原歩夢という青年であり、潤也はただの「おまけ」であることが判明。元の世界には帰れないと宣告を受けた潤也は、ゲームの中でうまく立ち回るため知識をつけようと奮闘します。
BLゲームの世界に閉じ込められてしまったら…というまさかな導入に始まり、現世ではただの会社員に過ぎなかった潤也が、異世界では料理人や商人としての才能を見出されて活躍していく様子にはワクワクさせられます。
さらに、第一王子エリアスや近衛騎士団長ダリウスといった年下イケメンたちが次々に潤也に好意を寄せて溺愛していく様子は、古き良き主人公総受け・総愛されBLを思い出させ、古のオタクはほっこりしてしまうこと間違いなし。
異世界転生モノが好きな方、主人公総受け・総愛されモノが好きな方、主人公無双モノが好きな方、年下攻めが好きな方にはきっとハマるはず！
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