はらだ先生「カラーレシピ 上」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
社交的なイケメン美容師×寡黙で人付き合いが下手な職人系美容師 のお話。
<あらすじ>
笑吉(しょうきち)の働く美容室に福介(ふくすけ)が入社してからというもの何かとぶつかりあうふたりだったが、笑吉の周りで不気味な出来事が起き…!?鬼才・はらだが描くドグマティック・ラブ、描き下し「カラーレシピ・アクセント」も収録した新装版で登場!!
こんな人におすすめ
- 闇の腐女子である✌️🌈
- 受けが望まない監禁・性的暴力にも興奮できる、むしろ好き
- 攻めは狡猾であればあるほどいい😈✨
ネタバレ感想
天才の原石ぷりが感じられる作品
あの超人気BL作家・はらだ先生とはいえ、さすがに初期の作品では序盤に荒削りさが感じられます。
しかし、序盤にしか荒さが見えないところに、末恐ろしさを覚えずにはいられません…すごい…。
序盤にかなり情報が詰め込まれています。攻め受け2人が美容師であること、美容師がどんな仕事内容なのかということがみっちり描かれています。
情報過多だなあと感じつつも、各キャラか個性的なので「面白くなるぞ!」って予感がこの時点でひしひしとします。
新人の時点で既にこれだけの吸引力あるキャラが描けるって、やっぱり天才ですよね。はらだ先生。
鬼原さんについて
笑吉(受け)のストーカー、鬼原さん。足元がグチョグチョに濡れるまで待ち続けてるシーンにゾワっとしました。
しかし、よもやそれ以上に恐ろしいシーンがこのあとてんこ盛りだとは思いもしなかった…。
「もういちどやさしく僕のもみあげをもんでおくれ!!」は気持ち悪いんですが、勢い良すぎてちょっと笑ってしまいました。
福介について
ふざける体で、福介(攻め)が笑吉の目の前でオナるシーン、ヤバさの片鱗が見えてましたよね。しかも酔ってたからで済まそうとする面の皮の厚さw
やはりサイコパスは一味違うなあ。(褒め言葉?)
ただ、福介の「万人にぴったりの対応なんかできるわけねーっての」には救われますよね。
新人研修の時に笑吉が店の全員からいじめられ、「俺なんか間違ったこと言いましたか」に対して「…お疲れ様でしたー」というこの対応が…一番しんどかったです。胸が痛い。つらい。苦しい。
しっかし、「しょーくん 好きだよ」からの、ドアノブに精液かけてるシーン、ガチで吐きそうになりました。「カラーレシピ」は闇の腐女子向け!!と自分の中で確定した瞬間でした😂
カラーレシピ・コントロール
「短髪にしたほうが維持するのにこまめにメンテしなきゃいけないから、自分との接点が増える」
いやあ福介、突き抜けてるなあ…。
鬼原さん
この短編、めっちゃ好きです。私、鬼原さんすごく好きなキャラクターなんですよね…。
ストーキングしてたけど、結局最後まで笑吉を害そうとはしなかったじゃないですか?福介みたいに狡猾じゃない、くそ真面目なところが好きなんですよね。
なので、読み返すたびに鬼原さんの気持ちを考えると泣いちゃいます。
「せっかくサプライズしようと思ったのに」って嬉しそうな顔からの、突然の出来事。恋人を失った後の鬼原さんの壊れっぷりは、見ていられないです…。
恋人のことが本当に大好きだったんだなあ、といつも読むたびに涙が溢れます。
鬼原さんに、幸せになって欲しいよ…。
カラーレシピ・アクセント
寝てる間に乳首いじられてキッて見上げる笑吉、かわいすぎましたね!わかる…たまんねえな…。w
まとめ
ドアノブに精液かけて精液入りコンドームをくくりつけたり、他の人をスケープゴートに仕立て上げて自分を頼らせたり、あたかもミスが増えたような細工をして受けに仕事をやめさせて自分に依存させようとする攻めが好きな人向けです。
ヤンデレ攻め、ここに極まれり。