麻々原絵里依「下宿日和」のネタバレ感想|おんぼろ下宿に住む風変わりな住人たちの、恋と人生

コミック

麻々原絵里依先生「下宿日和」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


映画広告会社社員×フリーランスデザイナー  のお話。

<あらすじ>
呑気に暮らしていた藤の木荘の住人達は、新任の管理人・藤巻正親(ふじまきまさちか)の突然の立ち退き要求に大ショック!
しかも彼はゲイ!
住人の一人、蔵屋恵(くらやけい)は、そんな正親の思わぬ一面が気になり始めて…!?

 

こんな人におすすめ

  • め○ん一刻が好き🏘️
  • 個性豊かなキャラたちの何気ない日常を、こっそり見つめたい👀✨️
  • ヘタレノンケ攻めが好き😥❤️

 

ネタバレ感想

①下宿人たちの人間模様が面白い

おんぼろ下宿・藤の木荘には、メインカプ以外に6人の下宿人(4人が単身者、1組は家族連れ)が住んでいます。
壊滅的に料理が下手な大学生・村尾良太(18)、酒好きな大学生・社公介(21)、オタク公務員の寺井 隆之(33)、弱小映画配給会社の会社員・蔵屋恵(23)、儚げ美人なシンママ・三田のぞみ(28)とつばめ(4)親子の5人です。

藤の木荘は大家で管理人の藤巻晴江が夕食においしい手料理を振る舞っており、それを目当てに多くの下宿人がこの下宿に留まり続けていました。しかし突然、晴江が死去。
そのため誰かが料理を作る必要性に迫られます。村尾は率先して作ってみるものの、慣れない料理でなんとボヤ騒ぎに。

他にも、新しい管理人である、晴江の孫・正親の担当である大関はのぞみに一目惚れするのですが、実はのぞみは体は男ですが服装と心は女。大関はそれを知らぬままに恋してしまい、後々騒動に…。

こんなふうに、下宿人を巡る事件があれこれ起こるので、基本的にお話は全て下宿内で完結するものの、退屈に感じることは一切ありません。次は何が起こるかな?とページをめくるたびにワクワクします。

 

②一歩進んで二歩下がる…メインカプの遅々としたラブストーリーにニヤニヤ

本作のメインカップルは、新大家の正親×蔵屋。ゲイの正親をノンケの蔵屋が好きになり、どんどんと深みにハマっていく…という展開なのですが、とはいえ蔵屋はノンケ。同僚女性社員・りえへの想いと正親への胸の高鳴りの間で苦悶します。
どこか妖艶な正親にドキドキさせられながらも、いやいや自分は本当に男が好きなのか?恋だと勘違いしているのでは?と悩む蔵屋。
一歩進んで二歩下がるといったふうの、のんびりした恋の進み具合と、下宿ののんびりした雰囲気がマッチしていて、楽しみながら二人の恋の行方を追えます。

 

③取り壊し決定のおんぼろ下宿の行く末が気になる

大家で管理人の晴江は、自分の年金や貯金を切り崩しながら、ぼろい下宿を騙し騙し使い続けていました。
しかしいよいよ建物の老朽化が激しくなるも、新しい管理人の正親はイラストレーターとして独り立ちしたばかりで手持ちもなく…もう下宿は取り壊すしかありません。

建物の撤去までに半年間の猶予を持たせて、正親は藤の木荘でみんなと共同生活を始めます。正親は半年間の間に新居を決めてほしいと下宿人たちに頼みますが、下宿人の誰もが藤の木荘に思い入れがある上、金もない者ばかりでなかなか新居へ移れません。
そんな中、不動産会社とのやり取りなども始まり、みんなの思い出が詰まった藤の木荘はいよいよ取り壊しになるのかと全員が不安を感じ始め…。

読めば読むほど、下宿人たちの藤の木荘への想いが伝わってきて、胸がギュッと掴まれたような気持ちになります。

 

まとめ

おんぼろ下宿・藤の木荘を舞台に繰り広げられる、個性豊かな老若男女の下宿人たちが引き起こすドタバタ(ラブ)コメディ。

あと半年で取り壊されるおんぼろ下宿を守りたいと願いながらも、貧乏ゆえに引っ越せない下宿人たち。下宿を存続させたいと思いながらも、金がなく取り壊すしかないと諦めている新大家。人々の思惑が錯綜する中で、藤の木荘は一体どうなってしまうのか?
そして、妖艶なゲイの新大家に恋してしまった、お人好しな下宿人の恋の行方は?

人情味溢れる、あったかいBL作品でした。

下宿日和
作者:麻々原絵里依
呑気に暮らしていた藤の木荘の住人達は、新任の管理人・藤巻正親(ふじまきまさちか)の突然の立ち退き要求に大ショック!しかも彼はゲイ!住人の一人、蔵屋恵(くらやけい)は、そんな正親の思わぬ一面が気になり始めて…!?

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