韓国ブロマンスドラマ「怪物」のネタバレ感想|女性失踪事件をめぐる壮大な陰謀

ドラマ

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怪物はあいつか、俺自身か―片田舎を舞台に連続殺人事件の謎を追う心理サスペンス、「怪物」

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:2021年最大の話題作『怪物』配信記念!韓国ドラマの“廃人視聴”サスペンス5選|カルチャー|ELLE [エル デジタル]

若きエリート警察官×20年前に妹を連続殺人事件で失った片田舎の警察官 のお話。

<あらすじ>
エリート警察官のジュウォンは片田舎のマニャン派出所勤務を命じられる。
パートナーを組むことになったのはドンシク。
実はドンシクは20年前に妹を連続殺人事件で失い、その容疑者となった過去があった。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • 本格派サスペンスが大好き🔫
  • 演技の上手い俳優たちのブロマンスが観たい👨‍❤️‍👨
  • 韓国ドラマが好き🇰🇷

 

 ネタバレ感想

第1話 現れる

<あらすじ>
ムンジュ市マニャンに住む女子大生のイ・ユヨンが、自宅の庭に指の第一関節だけ残して失踪するという事件が発生。
その事件は未解決のまま20年が過ぎる。
ユヨンの双子の兄であるドンシクは警官になり、マニャン派出所に勤務している。

2000年10月14日、ムンジュ市マニャンに住むソウル大学の女子大生のイ・ユヨンが兄のドンシクに「今夜こそ帰ってきて」とメールを打つと、「出てこられる?」と返事が来ます。
翌朝、ユヨンは自宅の庭に両手の指の第一関節だけ残し、川辺で体中傷だらけになって死亡していました。しかし、その遺体もそのうち行方不明になってしまいます。

20年後の2020年10月11日、事件はいまだ未解決のまま、ドンシクは巡査部長になり、マニャン派出所に勤務しています。そこに、ハン・ジュウォン警部補が異動してきます。ジュウォンは警察大学に主席入学・卒業したエリートで、本庁の次官、次期警察庁庁長であるハン・ギファン次長の一人息子だそう。

父と会食するも食欲のないジュウォン。「まだ異動は取り消せるぞ。大事な時期なのだから問題を起こすな」「6ヶ月だけ過ごして外事課に戻ります」と父子は言葉を交わします。
ジュウォンがクローゼットを開くと、そこには、ヨ・チュノク、ウィ・スニ、チン・ファリムといった不法滞在者連続殺人事件の被害者の写真と新聞記事、ドンシクの若い頃の写真が貼られています。

9ヶ月前、ソウル庁外事課ではジュウォンがドンシクの2007年の写真を挙げながら20年前にユヨンが殺害された事件に加え、同日近くの葦原でパン・ジュソンの遺体が見つかり、現在調査中の事件、京畿・江原・釜山の3ヶ所で起きた殺人事件と遺体の状態がそっくりで、ドンシクはマニャン派出所に勤務していると指摘します。さらに、ジュウォンはドンシクはパン・ジュソン殺害とイ・ユヨン拉致傷害の両事件の容疑者だったと指摘します。

パン・ホチョルという認知症の老人が徘徊しているとの通報を受け、夜中にドンシクとジフンの応援に葦原へ向かうジュウォン。ジフンは葦原で泥に塗れた遺体を見つけます。駆けつけたジュウォンは指輪から遺体が何者かを理解しますが、白骨遺体を見てなぜか女だと言い当て、「この女を知ってるだろ」と凄んだドンシクに不審感を抱きます。

 

 第2話 消える

<あらすじ>
葦原で指先を切られた白骨遺体を発見したドンシクとジュウォンは取り調べを受ける。
遺体の身元を知っている様子のジュウォンをドンシクが問い詰めるが答えようとしない。
そしてジュウォンは20年前の事件を調べ始め、ユヨンとパン・ジュソンの事件の調書がなくなっていることに気付く。

2000年10月15日、事件現場からドンシクのギターピックが見つかり、容疑者として連行されます。

母の入居する老人ホームを出たドンシクは、ミンジョンに「課題をすると嘘をつかずに家に帰れ。クラブまで捕まえに行くぞ」と留守電を残します。

犯罪のない都市を目指して苦労してきたのに、ムンジュ市第2次再開発計画直前になぜあいつ(ドンシク)の名前と遺体が出てくるのよと激怒する女性議員。彼女は庶務班長ジョンジェの母です。

ジファは靴好きな部下から、遺体は8ヶ月以内のものだと推測を話されます。遺体が履いていたブランド靴は今年初めに発売されてすぐ完売したのだそう。ジファはマニャン精肉店でジョンジェとドンシクに「遺体はユヨンのものじゃないわ」と断言します。報道されなかった下半身の手口までジュソンの時と全く同じだったと言うジファの言葉を聞いて、まさか失踪中の他の人々も同じように殺されているのではとジェイは不安になり酒を煽ります。

ユヨンの調書を探すジョンジェですが、彼女の前の被害者であるパン・ジュソンの調書もどちらもが1枚目以降なくなっています。ジュウォンはユヨンとパン・ジュソンのどちらの調書の1枚目にも「担当刑事ナム・サンベ」と所長の名前が書かれていることに気付きます。

ソウルのとあるクラブに来たドンシクがミンジョンを探すと、彼女はバックルームで泥酔していました。
ドンシクの両親は身寄りのないジンムク(ムンジュ市で唯一生マッコリを取り扱っているマニャンスーパーの社長)の面倒をみたらしく、さらにマニャンスーパーもドンシクの両親が契約をしたため恩義を感じているようです。ジンムクは人と目を合わせられないほど気弱ですが一人で娘を育てています。母親は娘を生んですぐ家を出ましたが、ジンムクは20年経っても忘れられずその人の写真を財布に入れており、ドンシクが父と母の役割の半分を担っているのだとか。
ミンジョンを警察署に連れ帰ったドンシクですが、ミンジョンの家の鍵をジュウォンに「落とし物です」と渡されて困惑します。ミンジョンはこっそり警察署を抜け出していたのです。その後、ミンジョンは口にガムテープを貼られて拘束され、何者かに隣で包丁を研がれて泣いていました。

ドンシクがジンムクのスーパーに向かうと、店先には10本の指先が並べられていました。それらは明らかにミンジョンのネイルと同じです。ドンシクは指を見て「ミンジョン」と号泣し始めます。

 

 第3話 笑う

<あらすじ>
マニャンスーパーの前でミンジョンの指先を発見したドンシクとジュウォンは、ムンジュ署で参考人として聴取を受ける。
だがジュウォンは被害者のミンジョンと親交のあったオ・ジファが捜査を担当することに反発する。
一方、ミンジョンのにおいを追っていた警察犬がシムジュ山で飛ばし携帯を発見する。

ジュウォンは不法滞在者連続殺人事件の被害者であるイ・グムファに「ドンシクがマッサージ店に来たら1と電話してくれ」と追跡アプリ入りのスマホを渡します。グムファ失踪当日、ジュウォンに「警官で」「Hミ」「111111…」と3通ものメールが届きました。

ジュウォンのもとに新着メールが届きます。添付ファイルは書庫内と書庫前の廊下の監視カメラの映像です。どちらにもジョンジェが書庫に何かを戻す様子が写っています。翌日、ジュウォンが書庫に行くとユヨンとパク・ジュソンの調書が戻っていました。ジュウォンはジョンジェに「ドンシクと共犯なんだろう」と凄みます。

ジファから取り調べを受け、「マニャンにきたのは16日前が初めて」と言うジュウォン。しかし警察犬は山でミンジョンの臭いがする通話履歴のない飛ばし携帯を発見し、さらに送られた3件のメールは全てジュウォンに送られていたとジファはメールの文面を見せます。グムファに渡したはずの携帯を見せられ、ジュウォンはミンジョンなど知らないと言い張ります。「じゃあこの携帯は誰のものなの?」と問われ、言葉を失います。ジュウォンは休職することに。

ジョンジェの母、ト・ヘウォンはムンジュ警察署の外事課に顔を出します。彼女はジファの元夫であるJL建設のイ・チャンジン代表も連れており、「最近は物騒だから自治体警察を公約に入れるべきかしら」と長々と演説して帰っていきます。

ジファは「ミンジョン拉致および傷害容疑で逮捕する」とドンシクに手錠をかけます。ドンシクの家は捜査対象に。

 

第4話 泣く

<あらすじ>
ミンジョンの失踪事件の容疑者として緊急逮捕されたドンシク。
家の地下室からミンジョンの血痕が見つかったのだ。
しかし血痕は1滴しか見つからず、別の場所で犯行が行われたと考えたジュウォンは、ジェイの店を家宅捜索する。

ハとソンニョらはドンシクの地下室からミンジョンの血痕を探し出しましたが、たった1滴しか見つかりません。別の場所で犯行が行われたと考えたジュウォンは、ジェイの店を家宅捜索するよう提案します。ジェイの使っている肉切り包丁のハンドルから唯一出た人間の血痕は、ハン・ジョンイムの血痕だけでした。

「3年前のイ・サンヨプ警部補の死亡事件、パートナーのあなたが殺したという噂が」と嘲るジュウォンに、ドンシクは「飛ばし携帯の女性はあなたが用意した罠だろ?あなたから死に追いやられたことを彼女は知ってたのか?」と問います。凍りつくジュウォン。その後、ジョンジェが「ミンジョンが失踪した夜、ドンシクと一緒にいた」と証言したため、ドンシクは釈放されます。

密室で会食するギファン、ヘウォン、チャンジン。チャンジンはムンジュ市の再開発を成功させたいので殺人事件などで白紙になれば困る、ヘウォンは議員が市長になる確率が落ちる、ギファンは飛ばし携帯から息子の番号が出たので失踪事件から人々の興味が失せればいい…と、3人共今回の連続殺人事件にうんざりしていました。チャンジンは「Kさんの件、始めてください」と誰かにメールを打ちます。

ジュウォンはムンジュ警察署前にたむろする記者たちの前に進み出ると「最初に事件が発生したのは2000年、20年にわたる連続殺人事件の可能性が高いのです!」と高らかに提起し、警察署内から警察官たちが慌てて出てきます。

 

第5話 だまされる

<あらすじ>
ジュウォンは20年にわたる連続殺人事件が起こっていると記者たちの前で主張するも、父親であるハン・ギファン次長が記者会見を開き、その主張を否定する。
一方、カン・ジンムクはムンジュ市の開発関連のイベントに出席し、娘であるミンジョンの事件のせいで開発が中断することは望んでいないと発言する。
ジンムクを止めるためイベントに駆けつけたドンシクは、ト・ヘウォン議員とJL建設のイ・チャンジン代表に対面するのだが…。

父親であるハン・ギファン次長が記者会見を開き、ジュウォンの主張を「ごく個人的見解だ」と否定します。

ジフンに自分を売ったことを問い詰めるジンムク。ミンジョンが失踪した日、ミンジョンはドンシクとの電話を切り上げると向かいから来ていたジョンジェに声をかけます。しかしその近くにジフンもいたのです。ジフンは「2人とも犯人じゃないと記者に伝えたんだ、でも理由を話したらミンジョンのストーカーだと思われる。僕はミンジョンのストーカーじゃない!」と泣きます。

ジュウォンはドンシクに「ユヨンさん失踪事件の後、ジョンジェは鹿を殺したと言って大騒ぎしていたようですね。あなたたちは共犯でしょう」と4年間精神病院に強制入院したカルテを見せます。「ユヨンとミンジョンを殺し、俺を共犯にした証拠は?」と問うドンシク

しかし実はジョンジェとミンジョンが帰っていく様子を見ていたのはジフンだけではありませんでした。ジンムクも見ていたのです。

 

第6話 だます

<あらすじ>
ジンムクはドンシクに電話をかけて、ジュウォンの連絡先を教えてほしいと頼む。
それはミンジョンの事件の捜査を依頼するためだった。
そしてジュウォンはジンムクの証言を録音する。

ミンジョン失踪当日 2020年10月23日、彼女は派出所を抜け出すも、その道中でジョンジェに「迎えに来てよ」とLINEを打っていました。ドリンク剤を渡そうとミンジョンを追いかけていたジフンはジョンジェと帰るミンジョンを見て踵を返します。ジョンジェの隣でミンジョンは「早く帰りたくない。お父さんが…鳥肌が立つ」とつぶやき、それを聞いたジンムクは走って帰宅します。

ジュウォンは失踪当日からのジンムクの証言を録音します。ジュウォンは、ドンシクがジンムクと一緒に帰宅したアリバイがあるのに供述記録室で離さなかったことに違和感を覚えます。ジュウォンがミンジョンの部屋から何がなくなったのか尋ねると、ジンムクは携帯だけだと言います。

普段通りにしないと怪しまれると焦るヘウォンに、ジョンジェは休暇を取ると宣言します。チャンジンに「車載カメラの映像は?あなたが保険として持っているものから息子の映った部分を削って事件を終息させる。ギファンは味方じゃないから私がやる」とヘウォンは言い放ちます。

クォンづてにムンジュ警察署の防犯カメラ管理室の入退室記録を手に入れたジュウォンは、ナム・サンベ所長が書庫と廊下の防犯カメラの映像を消したことに気付きます。
ドンシクが20年前の捜査資料を書庫から持ち出していたことを前から知っていたが戻せと言えなかった、でも、ミンジョンの事件が起こったため嫌疑がかからぬよう書庫に戻せと言った、と説明するサンベ。ジョンジェを巻き込みたくないからとドンシクが自分で資料を車庫に戻したため、ナム所長はこっそり消したのだそう。

強行犯係に匿名で「情報提供します」というメールとともに、ミンジョンをストーキングするジフンの映像が送られてきます。その映像はマスコミにも流されており、クァクはジファにジフンを引っ立てるよう命じます。ジファはチョルムンの圧力で休職することに。

パトロール中のジュウォンは、ミンジョンの携帯に電源が入ったと報告を受け驚きます。ジンムクの携帯に、ミンジョンから「お父さん 私を出して」とメールが送られてきていました。

 

第7話 釣る

<あらすじ>
失踪したミンジョンの携帯からジンムク宛てにメールが届く。
ドンシクとジュウォンは、ミンジョンが失踪した日の出来事を思い出したというジンムクに呼び出される。
会食の途中でジェイが消えたという話を聞かされた2人は、事情を聞きにマニャン精肉店へ行く。

3年前の2017年11月21日、強行犯係のドンシクはサンヨプと、女子大生3人を殺害した容疑者ソン・ジオを監視していました。こうしている間にも証拠隠滅してるかもと焦るサンヨプに、ドンシクは違法収集証拠で無罪になったら逮捕できないぞと諌めますが、「証拠を僕が作ったら?」とサンヨプは暴走します。結果、サンヨプはジオの車を勝手に追跡。廃工場に着くと、サンヨプは「銃をあいつに取られたけれど僕が死ぬから捕まえられるはずだ」と言い残して死にます。「正・当・防・衛♡」とにやつくジオ。

カン・ミンジョン失踪当日 2020年10月23日、ドンシクがミンジョンに鍵を渡すためにジンムクの家に行くと、彼がうっかり落とした地下室の鍵が落ちていました。どこからか聞こえて来る携帯のバイブ音を不審に思ったドンシクは、地下室の鍵を開けます。そこにはジフンからの着信で震えるミンジョンの携帯と、ジェイから贈られたタオルと、彼女の両手の爪先が置かれていました。その時、ドンシクにジンムクから電話がかかってきます。ミンジョンに渡すものがあるから家に向かっているとドンシクが言うと、ジンムクは「寝たいと言っていたから行かなくていい」と止め、マニャン精肉店に来るよう促します。

遺体のない殺人事件は韓国では起訴できません。キムチの壺をひっくり返すと、中にはタッパーに入れられた飛ばし携帯がありました。違法収集証拠で無罪になったら二度と処罰ができないため、証拠を掴んでやるとドンシクは決意します。そしてミンジョンの携帯とタオルを奪い、マニャン精肉店に向かったのでした。ミンジョンの血液が一滴だけドンシクの地下室にあったのは、タオルについていたものが染み付いたからでした。

ミンジョンからまた「お父さん 痛いよ 早く出して」とメールが届きます。携帯の位置はムンジュ川の下流の葦原です。シムジュ寺に向かうと、ジェイがミンジョンを殺してドンシクさんを追い詰めたのはカン・ジンムク?ドンシクさんの妹を殺したのも?私の母も?」と問うてきます。「そうだ、おそらくな」と答えるドンシク。

ギファンは「ムンジュから連続殺人事件のイメージは消えないだろうが、できることから整理する、つまり犯人を逮捕するべきだ。犯人は誰だっていい」とチャンジンに提案します。ジュウォンは、マニャンスーパー前の防犯カメラの映像がなくなっていることに気づきます。穏便に定年までのあと一年間を過ごしたいはずのナム所長が映像を消したのは、ドンシクがマニャンスーパーからミンジョンの指を持って出てきたのを隠蔽しようとしたからだと言い、上層部は犯人を必要としているからナム所長を逮捕するとドンシクに宣言します。

ジンムクは肉の塊を切ると、中から髪飾りを取り出します。ふとジェイが包丁のそばを見ると、失踪時に母がつけていた髪飾りと手紙が置かれており、手紙には「ムンジュ川 葦原 下流50川 石柱の横 ジェイ お母さんを出してあげて」と書いてありました。ジェイは急いで石柱の近くを掘りに行きます。

ジンムクはキムチの壺を埋めている裏庭を掘り返しながら、「ミンジョン、お前の望み通りこの家から出してやる」と囁きます。そこにジュウォンが現れ「カン・ミンジョン拉致および監禁等の容疑で逮捕します」と手錠を出します。2人の様子を階段上から見つめるドンシク。

 

第8話 釣られる

<あらすじ>
ミンジョンの殺害等の容疑でジンムクが逮捕される。
罪を認めようとしないジンムクだが、ドンシクとジュウォンには話をすると言う。
ドンシクに、ミンジョンは実の娘ではないだろうと問い詰められたジンムクは逆上してドンシクの首を絞める。

黙秘していたジンムクは、ドンシクとジュウォンには話をすると言い出します。
若き日のジンムクがミンジョンの母を探していた時、酔っ払った彼女の知人が「あんたの子じゃない」と馬鹿にしたため、ジンムクは彼女を絞殺します。そこに偶然ユヨンが通りかかってしまい、ジンムクは彼女も絞殺。ジェイの母は葦原で、イ・グムファはバンの中で絞殺しました。しかしそれらの供述には主語がなく、調書が書けません。自白を引き出さなければ、遺体は見つけられません。

休暇をとったジュウォンは、ミンジョン殺害の前日まで頻繁にジンムクが来ていた釜山に行き、ジンムクの妻であるユン・ミヘを捜します。彼女が働いていた店に行くと、「チェリーは去年交通事故で死んだよ」と言われます。

「ユヨンは俺じゃない。本当だ。俺がユヨンをお前に返したんだ。どこに埋めたか教えるよ。他の人の場所も全部教える。その代わりミヘを捜して俺の前に連れてきてくれ。お前ならできるよな?」とジンムクに耳打ちするジンムク。

ジンムクに言われるがままあちこちの家の庭を掘る警官たち。ユヨン以外の被害者は全員出てきました。そんな中、留置所でジンムクが釣り糸を使って首吊り自殺し、さらに壁に「ドンシク ユヨンは違う」と遺書を残したと報告されるドンシクとジュウォン。

 

第9話 浮かぶ

<あらすじ>
ジンムクが自殺してから3か月がたち、休職していたジュウォンがマニャン派出所に戻ってきた。
時を同じくして、行方をくらましていたジェイがムンジュ警察署に出頭する。
ジェイが現れたのは、ジンムクが自殺した日にナイフを持ってムンジュ警察署に向かう自分の姿が映った車載カメラの映像を警察に渡すと、何者かに脅迫されたためだった。

ジンムクが自殺してから3か月が経ちました。ジファに「なぜ自発的に出頭したの」と問われ、ジェイは自分の姿が映った車載カメラの映像を強行犯係に渡すと、メールで何者かに脅迫されたからだと言います。

ドンシクはジファとジョンジェをジンムクの家に連れて行き、ドンシクが撮った母からのビデオレターを再生して見せます。ドンシクは家を壊し、ジョンジェは記録を探す。2人だけでずっとユヨンの捜査を続けていたのです。ドンシクはジファを巻き込みたくなかったと彼女に謝り、3人は仲直り。

ジファはふとヘウォンが学校法人の理事になった時、ジンムクは施設室で働いていたことを思い出します。「シムジュ鹿牧場」と書かれた看板が置かれている元アジトに入ると、ドンシクとナム所長、ジュウォン、ジフンはあちこちを掘り起こします。するとジフンが、ジンムクが殺した女性たちと同じ体勢の遺体を発見。科学捜査班のイムが全ての遺体の歯を確認しましたが、20歳(ユヨン)の遺体はないようです。

ドンシクが母に会いに行くと、彼女は「ジンムク、工事はやらないで。ボイラーはそのままにしておきなさい」と言います。帰宅したドンシクはボイラー室の壁を叩き割ります。壁の中から、ドンシクが贈った指輪をつけたユヨンの遺体の手が出てきます。

ナム所長は「車載カメラに撮られた日、署に来た時に私を見ただろう」とジェイを捕まえて言います。クァクはナム所長をジンムクの自殺教唆および自殺幇助および殺人罪で緊急逮捕しろと言う命令を受けたと店内に乗り込んできます。

 

第10話 沈む

<あらすじ>
ジンムクの自殺教唆および自殺ほう助罪でナム所長が緊急逮捕される。
マニャン派出所の所長室にある金庫の中から、釣り糸とユン・ミヘの死体検案書が見つかったのだ。
所長室にはマニャン派出所の職員なら誰でも出入りすることができたが、ドンシクはジュウォンの仕業ではないかと疑い、問い詰めるがはぐらかされてしまう。

ドンシクはナム所長の金庫から釣り糸と死体検案書が見つかったことを告げて取調べを始めます。しかし、派出所の全員が容疑者です。なぜ警官が、しかも強行犯係で数十年間働いた所長に罪を着せるため証拠能力のない証拠をでっち上げたのかと首をかしげるジェイ。「警官の注意を引くために偽の証拠を入れたんだ」と言うドンシク。

ユヨンの解剖鑑定書の中の変死体発見時の写真を見て、ジファは舌骨が折れていないことに違和感を抱きます。ドンシクは遺体安置室に行き、多発骨折しているユヨンの骨を確認します。遺体には、明らかに殺すつもりで何度も轢いた跡しかありませんでした。
ドンシクはナム所長に電話をかけ、「ユヨンに一体何が?所長が本当にカン・ジンムクを殺した?」と震える声で叫びます。実はその時すでにナム所長は何者かに殺されており、犯人がその電話に出ていました。犯人は遺体を車に乗せてどこかへ向かいます。しかしその際、ジュウォンがナム所長につけた発信機が地面に落ちてしまいます。

ジュウォンはドンシクにナム所長が拉致された、容疑車両はシルバーのSUVでナンバーに”ホ”があったとトンムン方向に地方道77号を走りながら電話します。
ジュウォンがたどり着いたのはサムミ港。車から降りた瞬間、海に何か落ちる音が聞こえます。ドンシクが現場に着いた時には、ずぶ濡れのジュウォンが「申し訳ありません」とナム所長の遺体のそばで土下座し号泣していました。ドンシクの体を、ジュウォンは必死で抱き留めます。