フィリピンBLドラマ史上最も人気を博した、正反対の二人がお互いの利益のために同居生活を始めるヒューマンラブストーリー、「Like In The Movies」。
全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Like In The Movies(韓流・アジア / 2020) – 動画配信 | U-NEXT 31日間無料トライアル
建築学専攻の大学生×自由奔放で迷惑な隣人 のお話。
<あらすじ>
建築学専攻の19歳のカールは休暇中に叔父のサンティの家で一人暮らしをすることを決める。
カールの隣に住むヴラッドは大音量で音楽を流す自由奔放で迷惑な隣人。
彼をよく思っていなかったのだがヴラッドからある提案を持ちかけられ仕方なく受け入れてしまう。
予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- フィリピンのBLドラマが観たい🇵🇭
- 性的マイノリティのカミングアウトについて、考えてみたい💭
- 自分の人生を今一度振り返ってみたい🛣️
本作をもっとよく知るための小ネタ
①カールを演じたパオロ・パンギリナン自身もクィア。この役をやりたくてオーディションに応募したのだそう。
②制作陣がタイドラマ「Dark Blue Kiss ~僕のキスは君だけに~」を筆頭に、タイのBLドラマに影響を受け作られた。
③各話の最後まで凝った演出や、ヴラッド役のイアン・パンギリナンが歌うOST「Kilometer Zero」を含む、ドラマを彩る数多くの劇中歌も高い評価を得ており、YOUTUBEの総再生回数は1800万回(※)を突破!
(※)2023年4月現在
ネタバレ感想
第1話 大人への第一歩
<あらすじ>
建築学専攻のカールは休暇中、叔父のサンティの家で一人暮らしをすることに。
映画好きのカールはオンラインライターの仕事を始めるが、隣人のヴラッドが大音量で音楽を流し、集中できない。
意を決して注意をしにいくが…。
ーー自分が人生の脇役だと感じたことはある?僕の物語が欲しい。
ーー僕もだ。
2018年12月、建築学専攻のカール(19歳)は休暇中、家に代々伝わる慣習として叔父のサンティの家で一人暮らしを始めることに。
映画好きのカールはオンラインライターの仕事を始めますが、隣人のヴラッドが大音量で音楽を流し、集中できません。意を決して注意をしにいきますが、泥酔しながら踊り狂うヴラッドは全く聞く耳を持とうとしません。
給料日になり、やっと入金されると喜ぶカールですが、なんと両親からの激励の電話中に契約解除の連絡が届いてしまいます。契約先に抗議の電話をしようとすると、なんとヴラッドが姉・ジュディットから隠れたいからとカールの部屋に忍び込んできました。ヴラッドはジュディットに見つかると連れ戻されるからとカールに匿ってもらえるよう頼みます。
ヴラッドはカールが建築学部で映画好きでオンラインライターであることを見抜き、馴れ馴れしく声をかけてきます。
カールはヴラッドが家に侵入したのは何か盗むためだろうと思い、彼を身体検査します。すると開いていたドアの隙間から、ジュディットがそれを見てしまい、ヴラッドとカールが付き合っていると勘違いされてしまいます。「クリスマスも誕生日も近いから家にあなたを連れて帰る」と言って聞かないジュディット。強引に母に電話しだすジュディットに反発するように、ヴラッドはカールを抱いて、「今月の家賃は支払ってやるから」と言うと、「お袋が俺たちの仲を認めるまで帰らない」とジュディットに言い放ちます。
ーー幸せを掴むために自分の物語を取り戻そう。
第2話 救いの手
<あらすじ>
ヴラッドは姉のジュディットにカールと付き合っているとウソをつく。
だがカールは赤の他人とは住めないと言ってヴラッドを追い出す。
仕事がうまくいかず、落ち込むカールの元にサンティから電話がかかってくる。
ヴラッドは姉のジュディットにカールと付き合っているとウソをつきます。ジュディットは過去に男に振られて失恋したから優しくしてやってと、今月の家賃を渡しながら言うジュディット。
ヴラッドは家に一晩止めて欲しいと言いますが、カールは赤の他人とは住めないと言ってヴラッドを追い出します。ヴラッドは金を払ってでも俺と住みたい奴がいるのにと吐き捨てます。
求人に応募してもうまくいかず、落ち込むカールの元に叔父のサンティから電話がかかってきます。転部のためにもお金が必要なカールは、お金を貸してくれると言うサンティに感謝します。
電話しながら、家の前で今夜寝る家を探しているヴラッドを見つけてしまうカール。ヴラッドを追い出した罪悪感から、悪い想像をしてしまいます。
カールにトイレを借りに来たヴラッドに夕食を食べさせてやると、彼にゲイなのか尋ねます。ヴラッドは風呂から上がると半裸のままカールの肩を親しげに抱いてきます。部屋の中を半裸でうろつくヴラッドを注意するカール。カールはヴラッドに襲われる夢を見て、焦ります。
翌朝、映画サイトのライター業に採用され、ガッツポーズをします。ヴラッドの作った朝食を食べる2人。カールはヴラッドに映画部を作りたいから手伝って欲しいこと、ルームシェアしたいことを伝え、了承されます。
第3話 秘密の同居生活
<あらすじ>
ヴラッドとの同居生活を始めたカールの元に両親からビデオ通話がかかってくる。
通話中、画面に映り込んだヴラッドを見た両親は紹介してほしいと言うが…。
そんな中、ヴラッドが約束の皿洗いをせず、カールは注意をする。
ヴラッドとの同居生活を始めたカールですが、片付けないヴラッドのせいで部屋はめちゃくちゃです。
カールの元に両親からビデオ通話がかかってきて、カールの両親は息子の金払いがいいこと、仕事を見つけられたことが誇らしいと大騒ぎします。通話中、画面に映り込んだヴラッドを見た両親は紹介してほしいと言い、ヴラッドも喜んで挨拶をします。友達ができてよかったと喜ぶ両親。
そんな時、ヴラッドのもとに「選考結果のお知らせ」というメッセージが届きます。大急ぎで出かけていくヴラッドに「帰るまでに片付けて」と注意するカール。しかし、ヴラッドは約束の皿洗いをしません。「お前は物を飾らせてもくれないし、寝具も使わせてくれない。小言を言われるくらいなら実家に帰るほうがマシだ」と怒るヴラッドは、「俺はこれを買うために出かけたんだ。新入生の必読書だ」と言ってカールに本を渡すと出ていきます。元彼の家に行こうとするヴラッドを止める女友達。
出て行ったヴラッドを追いかけるカールですが、ジュディットの友人で隣人のアナから「喧嘩したの?」と聞かれてしまいます。
そこにジュディットが現れ、「弟に差し入れよ」とたくさんの食料を持って現れます。ジュディットはヴラッドと歳の離れた姉弟であるがゆえにお手伝いさんとしか生活したことがなく、生活力がないのだと謝ります。また、母のことは気にしないで帰ってきて欲しいとカールから頼んで欲しいと言うジュディット。そこにヴラッドが帰ってきて、ジュディットに言われるがままカールとキスをします。
ジュディットに選考はダメだったと伝えるヴラッド。ジュディットは「また来年ね」と淡々と言うと、帰っていきます。
ヴラッドに「何の選考?」とカールが尋ねると、「日本の映画スタジオでの仕事だよ。実家から逃げたかったんだ。だから今朝は不機嫌だった」と理由を話します。「ここに君の居場所があることを忘れないで」と言うカール。そこにヴラッドの元彼から「今夜はうちに来るの?」と電話がかかってきます。ヴラッドがカールをあくまで友達だと強調するのが気になってしまいます。
第4話 クリスマスの靴下
<あらすじ>
クリスマスが嫌いだというヴラッド。
カールはヴラッドがクリスマスを嫌いな理由が分からず困惑する。
タイを旅行中の友人のスーザンと電話で話したヴラッドは、スーザンからカールとの生活について聞かれ…。
クリスマスの飾り付けを盛大にするカール。帰宅したヴラッドはクリスマスが嫌いだと嫌そうに言います。カールはヴラッドがクリスマスを嫌いな理由が分からず困惑します。
タイを旅行中の友人のスーザンはやざわざヴラッドに誕生日プレゼントを贈ってくれますが、ヴラッドはプレゼントを開けずに彼女に電話します。スーザンはヴラッドが殻にこもったままだと指摘し、もっとカールに心を開くようにアドバイスします。
カールの家に突然アナが「Wi-Fiを貸して」と駆け込んできて、図々しくも映画も一緒に見ようと言い始めます。
ヴラッドはカールとクリスマスを過ごそうとしますが、カールはアナと相乗りして実家に戻るのだと言います。アナと楽しそうにしているカールに怒るヴラッド。
何度連絡してもカールが返信しないので、ヴラッドは部屋の装飾を燃やすと脅しますが、カールは呆れたように一度反応しただけで、あとは無視されてしまいます。ジュディットから連絡が来たものの「友達と過ごしてる」と嘘をつくヴラッド。やけ酒をして、元彼に連絡しようとしていると、スーザンから電話が。促されて彼女の誕生日プレゼントを開けますが、どこかで荷物が入れ替わってしまったようで子供用のおもちゃが入っていました。
翌朝ヴラッドがを覚ますと、部屋のクリスマスの飾りはすっかりなくなっており、代わりに「ハッピーバースデー」の飾り付けがされていました。さらにケーキを持って現れるカール。怒っていたことを謝るヴラッド。2人で映画を見ながら、ヴラッドは心地よい空気が流れるのを感じます。
第5話 計画停電の夜
<あらすじ>
カールは誕生日以来、率先して家事をしたり、自分に優しく接するヴラッドに戸惑っていた。
理由を問い詰めるとヴラッドは怒ってしまい、二度と優しくしないとすねてしまう。
そんな中、隣人のアナがカールの部屋へやって来る。
カールは誕生日以来、率先して家事をしたり、自分に優しく接するヴラッドに戸惑っていました。理由を問い詰めるとヴラッドは怒ってしまい、二度と優しくしないとすねてしまいます。
そんな中、計画停電が起こり、隣人のアナがカールの部屋へやって来て、怪談話をしようと誘ってきます。ヴラッドとアナが寝支度をする間、カールは1人で作業をしていますがやがて充電が尽きてしまいます。ヴラッドは思いがけずカールの幼少期の写真を見つけます。
なぜ実家に帰らないのかとアナに問われ、「家の風習」「親との不仲」と答える2人。一方アナはプロムで妊娠し、子育ての重圧に耐えきれず子供から逃げているのだと打ち明けます。アナは「もしあなたがゲイならヴラッドが好き?」と尋ね、カールは「好きだよ。ヴラッドのおかげで勇敢になれたから」と答えます。
音楽が流れてきて、2人はプロムで踊るようにリズムをつけて踊り始めます。いつの間にか抱き合い、キスしかける2人。しかし突然停電が解消し、カールは部屋に逃げ帰ってしまいます。
第6話 自分の物語
<あらすじ>
ダンスをした夜から、カールはヴラッドに対して気まずくなってしまう。
そんなカールに、話し合おうと言うヴラッド。
するとそこに、ジュディットが訪ねてくる。
ダンスをした夜から、カールはヴラッドに対して気まずくなってしまい、彼を避けるように生活するようになりました。そんなカールに、話し合おうと言うヴラッド。するとそこに、ジュディットが訪ねてきます。
2人が交際していると思い込んでいるジュディットは、「今夜カールも含めて食事をしましょう。実家の住所も教えて。クリスマスプレゼントを贈るから」と盛り上がります。しかし、カールは「お金のために嘘をついていたんです」と打ち明けてしまいます。ジュディットは「よくも嘘をついていたわね。楽しみにしてたママをどう説得するの?お金を払って彼氏のふりをしてもらってたわけ?」と激怒します。「家賃のために一緒に住んでたなら一緒に帰っても構わないでしょ?」と言うなり、ジュディットはヴラッドを連れて出ていきます。
前期の成績表の発表、原稿の催促、ジュディットからの「明日荷物は受け取りに行く」という連絡、父からの電話…あらゆるものが一斉に押しかけてきて、カールは疲れきります。父は「お前が小さい頃に書いた家の絵を見せてやる。そしたら夢のマイホームが目に見えるだろ」と大騒ぎしますが、カールは「それは父さんの夢だろ。建築学部は辞める。幸せじゃないんだ」と言います。映画選考に転部したいと言うカールに、父は「家族会議だ」と怒ってしまいます。
実家に戻ったヴラッドは、いかにも理解がある風を装うジュディットに「”あなたがゲイだからパパは出て行った””ストレートのふりはやめて””あの子は残念ながらゲイよ”とどの口が言ったんだ?ゲイが嫌ならそう言えよ」と激怒します。「時々押し付けがましくなるのはあなたにどう歩み寄ればいいのか分からないからよ」と涙ながらに言います。
母から「新しい彼氏はいつ紹介してくれるの?」と電話され、「帰ったら話すよ」と答えるヴラッド。
カールは「君と映画が見たい。帰ってこないの?」と電話しますが、ヴラッドは「帰らない」とだけ言って電話を切ります。携帯に向かって、「君がいないとダメみたい」とつぶやくカール。
「アナは来週引っ越すのよ」と世間話をするジュディットに、「カールもだ」と言うヴラッド。ジュディットは車を止めさせ、「残り少ない時間を恋しなさい」とヴラッドを車から降ろします。
音楽に合わせて踊るカール。部屋に着いたヴラッドは彼と一緒に踊り、キスをします。
カールは亡き兄のことをヴラッドに話します。海で父が泳ぎを教えようとしていた時、兄は高い波に飲まれて溺死してしまいます。その翌年、カールが生まれましたが、将来の夢も名前も服も枕も何もかも、兄の人生をそのまま歩まされてきました。書き上げられた台本の通りに歩んでいるみたいと言うカール。
ヴラッドは「家族でいられるのはあなたのおかげ」と母に常々言われるほど溺愛されていましたが、男友達にお菓子をもらえて嬉しかったと言った6歳の自分を両親は殴ったのだと言います。誕生日の最中に父は出ていき、それっきり会っていません。2人は抱き合いながらベッドに寝転び、カールは「映画を書きたい」とつぶやきます。
第7話 2人の関係
<あらすじ>
互いの気持ちを確認しあったカールとヴラッドは、引っ越しを前に2人の時間を楽しんでいた。
2人が部屋に戻ろうとすると、アナを訪ねてジュディットがやって来る。
そして、カールの元にもサンティが訪ねてくる。
互いの気持ちを確認しあったカールとヴラッドは、引っ越しを前に2人の時間を楽しんでいました。2人が部屋に戻ろうとすると、アナを訪ねてジュディットがやって来ます。そして、カールの元にもサンティが訪ねてきます。サンティが彼氏と何かあったのではと心配するカール。サンティの彼氏は元彼とよりを戻して失恋したので、カールに慰めてもらいにきたのでした。
アンも含めてみんなで夕食を取ることになりますが、カールはヴラッドと微妙な雰囲気です。「弟との間に何が起きてるの?準備がまだなら希望を抱かせないで」とジュディットに尋ねられるカール。「アライなら急かさないで」と怒るアンに、ジュディットは「私は姉なの」と怒ります。サンティはヴラッドに、カールに時間を与えるように頼みます。
カールは「ただの友達です」とジュディットに返事をし、家を出て行ってしまいます。
カールが中庭に向かうと、そこにはライトアップとともに、ヴラッド目線のカールの動画が流されていました。「僕たちの関係って?」と尋ねるカールに、ヴラッドは「まだ分からない?」と返しながらキスをします。それを見ていたジュディットたち。
「おじさんが父さんに話したらどうしよう」とパニックになるカール。「俺のことが恥ずかしいか?」と問い詰めるヴラッドに、「何も分からないからキスしただけだ!ただの友達だよ」と返すカール。ヴラッドは怒ってその場を後にし、「姉貴の言う通りだった」とジュディットを抱きしめます。
第8話 愛の選択
<あらすじ>
ヴラッドが出ていき、落ち込むカール。
そんなカールにサンティは自分の恋愛について語る。
そして失恋するのは自分がゲイだからではなく、愛することを選択したからだと言う。
ヴラッドが出ていき、落ち込むカール。そんなカールに、サンティは「僕がエンジニアであることも、家を変えるくらい成功したことも、誰も覚えてない。みんなが覚えてるのは男に泣かされた僕のことだけだ」と自分の恋愛について語ります。そして失恋するのは自分がゲイだからではなく、愛することを選択したからだと言います。
自分をゲイだと認めることを怖がるカールは、「悪いことじゃないのになぜ怖いんだろう。父さんには言えないけどヴラッドが好き。でも彼ほど勇気が出ない」と泣きながら不安を吐露します。
カールはアンに父から映画に関する授業を履修していいと許可が出たと報告し、アンはまた娘と暮らしはじめたと報告します。カールは引っ越さずに代筆の仕事を辞め、自分の名前で書ける仕事を探し始めます。味気ない1人の生活を噛み締めるカール。
一方ヴラッドも元気を取り戻し、彼氏ができたと報告するスーザンをからかったりしていました。
ソファーで寝ていたカールは、何者かが「俺の部屋に勝手に入って何してる?」と玄関のドアを叩いて怒鳴り散らしているのに気づきます。ドアを開けると、そこにはヴラッドが。「お前は俺の元彼じゃない…なんでだよ…」と言うと、カールに向かって嘔吐します。ヴラッドは我が物顔でソファーを占領します。
「元彼が俺を振ったのは他の男を好きになったからだった。何よりムカつくのは俺たちの関係は秘密にさせられてたのに、新しい彼氏は友達に紹介してたことだ。だからお前にも強要しちまった」と反省するヴラッドですが、カールが自分はゲイだと認めると、「周りにはカミングアウトできるか?」と尋ねてきます。そこまではまだできないと答えるカールに、ヴラッドは「いいんだ」と答えつつもどこか不満げです。
カールは「お前とやり直したい」と言い、ヴラッドは「やり直せるよ。もう一つの結末を教えてくれよ」と言います。ジュディットやアンを部屋に招いてパーティーを開くカールとヴラッド。「ごめんね」と泣きじゃくるカールをベッドで抱きしめるヴラッド。ヴラッドはずっとカールの家にいたいと甘えます。
アンは「ヴラッドとの世界に閉じこもらないで。カミングアウトしろという意味じゃなくて、多くの人に出会ってほしいの」とカールにアドバイスします。「あなたが映画で自分の物語を伝えたいなら、他人の物語にも耳を傾けてね」と言うアン。
カールとヴラッドはまた同居生活を始めます。
ーー愛と平等の権利はあらゆる人のもの。本当の闘いは外の世界で起きている。準備ができた時に来て 扉はいつも開いているから
まとめ
サンティのカールへの寄り添い方がめちゃくちゃ好きで…😭✨ 既にカミングアウトをした人としての教訓を教えつつも、押し付けがましくなく、ただカールの痛みに寄り添ってあげようとしている姿が素敵でした。
自分へも他人へもカミングアウトのタイミングは自分で決めたいですよね。
ジュディットがやけに自分を「アライ」だと主張するのがウザいな〜と思ってたんですが、元はゲイフォビアだと知って、序盤に感じてた彼女への嫌悪感の理由が分かった気がしました。自己愛が強いからこそ「家族がゲイだから認めてあげなくちゃ」と躍起になってるんですよね。弟が頼んでもいないのに、弟の恋人にカミングアウトを迫るのはどうかと思います…。最後までジュディットのことは好きになれませんでした。
好きになれないキャラで言えば、カールの両親もそうです。カールを兄の生まれ変わりみたいに勝手に感じてて、兄が好きだったものを当然弟は好きだろうと押し付けてるのに、そのことに気づいてないんですよね。無邪気な加害者だなと思いました。
カールとヴラッド、アンの会話の中でよく耳にした、「私は◯◯座だから」というセリフが興味深かったです。日本では星座って占いでくらいしか見ないけど、フィリピンでは韓国でのMBTIくらい重視されているのかも?
あと、アンが家族かってくらいしれっと食事とかに加わっていることが多くて、いくら友人とはいえ他人なのに距離が近いな〜と文化の違いを感じさせられました。