「アマプラ同時上映会」第189弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
イギリスののどかなハイスクールを舞台に、ゲイであることに思い悩む男子学生の恋を端正に描く、「同級生」。
全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Amazon.co.jp: 同級生(字幕版)を観る | Prime Video
高校一の人気者× いじめられっ子同級生 のお話。
<あらすじ>
16歳のごく普通の高校生スティーヴン。
両親からのプレッシャーに押しつぶされそうになることもあるが、隣の家のリンダが励ましてくれるからなんとかやっていける。
そんなスティーヴンが、ある日恋をした。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 1990年代のイギリスの同性愛事情を垣間見たい👀
- クローゼットゲイの苦悩を少しでも感じたい💭
- 恋の甘酸っぱさとほろ苦さを感じたい👨❤️👨
ネタバレ感想
高校一年生のスティーブンは奥手な性格。10歳の時に友人のマークから子どもの作り方を知ったほどです。それはなんと「男のペニスに女がアイスクリームを塗りつける」というものでした。その日から好物のアイスクリームが食べられなくなりましたが、幸運にも中学時代にセックスという行為があることを知りました。ハリネズミの交尾のビデオを見ながら、先生の解説を聞く生徒たち。セックスは場所を見つけてやればいいだけですが、恋愛はそうはいきません。
急いでベンチまで自転車で走り、本を読み始めるスティーブン。トイレから出てきた男・グレンに「そんなに面白いか?」と声をかけられ「ちっとも。退屈で辛いよ」と嬉しそうに答えます。グレンは作家らしく、スティーブンは「僕も作家を目指してる。地元紙の懸賞に”21世紀目前の青春像”ってテーマで応募しようかな。青春像は暗いよ。16歳っていうのは難しくて」と言い淀み、グレンを唐突に「素敵だ」と褒めます。まんざらでもなさそうな男。
帰宅したスティーブンは隣人のリンダに「グレンは目元がブラピに似てる。安全だし」とのろけますが、「公衆トイレでナンパなんて、どこが安全なのよ。やめると約束したでしょ!」と怒られます。スティーブンは懲りずに「彼は僕と同じだんだ。また二人で森に行く」とデレデレ。「また森でやったの!警察も巡回してるのよ。殺されるわ」と呆れるリンダ。
帰宅したスティーブンは父に「遅かったな」と指摘され、「懸賞エッセイのために調べ物をしてた」と嘘をつきます。「公園のベンチにいたらしいな。近所の奥さんがお前を見たって言ってたぞ。エッセイは本当に書くつもりなんだろうな?また気まぐれなら時間の無駄だぞ」と父はスティーブンの嫌なところを突きます。
タバコを吸ってたむろっている不良たちにからまれ、通学カバンを投げ捨てられるスティーブン。荷物を取りに行って授業に遅れたスティーブンは、不運なことに宿題も忘れてしまいます。教師は「これ以上遅刻や宿題忘れをするようなら補習を受けるよう両親に言わねばならん」と怒られます。マークに作文を借りようとしますが、あっさり断られます。
リンダと町中で話しているとまた不良に絡まれるスティーブン。今も「真面目だから」といじめられているのに、ゲイだと知られたらどうなるかわかりません。リンダは首席のジョン・ディクソンは相手にどうかと尋ねます。「彼なら私もオッケーよ」と笑うリンダ。
ウェンディが掲示物を貼ろうと場所を探していると、ジョンが「期限が過ぎているから」と掲示物を勝手に剥がしてしまいます。陸上部の練習に行くといって去ってしまうジョン。マークはウェンディに「学校誌の編集を?手伝おうか?」と声をかけます。「絵を剥がしてこれを貼っておいて」と仕事を押し付けられるも、ウェンディと話せて嬉しそうなマークに、スティーブンは呆れたように笑います。
公衆トイレの前でグレンを待つスティーブン。しかしもう45分も遅刻しています。自動車の教習所に行くというリンダを見送り、スティーブンはまた公衆トイレで男を漁ります。トイレの個室に入っていると、「君は何歳?」と書かれたメモが差し入れられ、「若いよ。外のベンチで会おう」とささやきます。トイレから出てきたのは、なんとジョンでした。「カーターだろ?(タバコを)吸う?」と話しかけられます。「さっきのことは忘れろ、どうかしてた」と言うジョンに、「そうだね」と頷くスティーブン。「お前、マジにあれなのか?」と驚くジョン。スティーブンは「練習頑張って」と言って去ろうとしますが、「親は留守か?」と問われ、彼を家に招待することに。「いつゲイと気付いた?」とジョンに尋ねられ、「11歳。キャンプ中にエロ本が回ってきてみんな大興奮してたけど、僕はちんこのほうが見たいと思った」とふざけます。「人に話したのは初めてだ」と言うスティーブンに、「興味があった」と答えるジョン。二人はキスをしようとしますが、ジョンは「ゲイじゃない!」と言って逃げ出してしまいます。学校でジョンに話しかけてみても、無視されてしまいます。
むしゃくしゃしているスティーブンは父親から「一度は何か成し遂げてみろ」と怒られてしまいます。
学校で教師から「運動部の写真を撮りたいからカメラを借りられないか?」と問われ、窓の外でストレッチをするジョンを盗み見るスティーブン。スティーブンが父にカメラを借りに行くと、グレンに出会います。なぜデートをすっぽかしたのだと問うスティーブンですが、彼の妻と子どもがやってきて、事実を知ります。
不良のケヴィンは恋人のジェスから振られて苛ついている様子です。ジェスはウェンディが、モデルの彼女持ちのジョンを狙っているとスティーブンに言います。
スティーブンの父は「写真ができたぞ」と息子の部屋に入り、スティーブンが書いたエッセイの下書きを勝手に読んでしまいます。
スティーブンはジョンとまた話したいと思いながらもその機会がないので、マークに八つ当たりします。スティーブンは学校のトイレで偶然ジョンに会いますが、逃げられてしまいます。
週末にダンス会へ来たスティーブンは、ジョンが彼女のクリスティーナと楽しげに踊っているのをじっと見つめます。会場の片隅では、ケヴィンとジェスが大喧嘩しており、スティーブンはジェスに寄り添います。DJのデイヴはジェスを体目的で狙っています。ジェスは処女を捧げた後からケヴィンがおかしくなったのだとスティーブンに打ち明けます。ウェンディから「彼はあなたのセックス中の言動を全部男友達に話してるらしいわ」と言われ、ジェスは傷ついたのです。スティーブンに「狙ってる女の子はいるの?」と世間話をなげかけるジェス。
ケヴィンはリンダに声を掛けますが、「デブだからって簡単にやらせると思った?」と逆に攻撃されてしまいます。それでも「帰りは送ってやろうか」と言うケヴィンに、「スティーブンに送ってもらうから結構よ」とはねつけるリンダ。腹がたったリンダはスティーブンを誘って踊り狂います。そのうちスロウなテンポの曲になり、スティーブンとジョンの目が合います。
ダンス会から帰りながら、リンダは「私だけが誰にも誘われなかった!むしゃくしゃするから家で騒ぎましょうよ。私はお酒を用意するから」とスティーブンを誘います。スティーブンは誘いに乗り、家に帰って服だけ着替えて彼女の家に向かおうとします。しかし、服を着替えている最中、誰かが部屋に入ってくる気配があります。リンダかと思い振り向くと、そこにはジョンが。「トイレを貸してくれ」と言われ、スティーブンは慌てて、家に来ようとしていたリンダを止めます。「玄関が開いていたから、つい…。両親は?」とジョンに問われ、「留守だ」と答えると、ジョンはスティーブンに噛みつくようなキスをしてきます。「俺は混乱してるんだ。1年前、野外合宿でコーンウォールに行った。ダニーっていう他校の男と飲んだんだけど、俺等は泥酔して、寒い海に飛び込もうって話になったんだ。俺は海に飛び込んで、上がった時にはガタガタ震えてた。そしたら彼は俺の体を優しく拭いてくれたんだ。その時、俺は感じちまった。ナニが勃っちまったんだ。彼はキスして俺の体中を撫で始めた。そこで俺はハッとして逃げて、彼とはもう会ってない。あれは酒のせいだと思ってたけど、君と顔を合わせるたび俺は君を…どうなってる?怖いんだ。離れないで」と泣きじゃくるジョンを抱きしめるスティーブン。二人は静かに何度も唇を重ねます。
スティーブンの部屋で一夜を過ごしたジョンは、ケヴィンの家に泊まったと母に嘘をつきます。ジョンは「周囲に疑われたりこの関係がバレたら君とは別れる」と言います。二人は付き合うことになったようです。
リンダは教習所の教官と長く一緒にいるために、わざと下手な運転を繰り返します。そのうち、彼に頬にキスされ、舞い上がるリンダ。スティーブンにそのことを興奮しながら報告します。スティーブンの冷淡な反応に、「行きずりの関係しか知らないくせに」と文句を言うリンダ。
マークと気晴らしに映画館に来たスティーブンは、マークといい仲のウェンディだけではなくジェスまで一緒にいることに困惑します。映画を見終えると、スティーブンはジェスを家まで送っていくことに。ジェスは「ダンス会の目当てはリンダだと思ってた」と言った後、家の前でスティーブンにキスします。「まずった」とつぶやくスティーブン。スティーブンがジョンに学校で話しかけると、「学校で話しかけるな。週末に会おう」と言われます。ジェスは今夜ボウリングにでも行かないかと誘いますが、スティーブンは断ります。そこに教師が現れ、「君のエッセイ”21世紀の世代”が優勝した。今度の表彰日に授与式を」と言います。
帰宅すると、両親は大喜び。しかしスティーブンは「捨てた原稿をなぜ応募したの」と激怒します。「この街には高校生には退屈という内容は若いお前の気持ちをよく表してる」という父に、「僕のこと何も知らないくせに!」と外に飛び出すスティーブン。
週末、結婚式に出席したスティーブンはリンダに教官とセックスした話を聞かされます。新郎新婦にリンダを紹介してくれと話しかけられ、断るスティーブン。悩んでいる様子のスティーブンに、リンダは「親に打ち明けてみたら?」と提案します。スティーブンはリンダにジョンと自分は恋人同士なのだと告白し、「今日会えなければ次はいつ会えるか分からない。でも結婚式の途中で帰ったら父さんに怒られる。だから、倒れてよ。君を家まで送っていくって名目が立つから」と言います。リンダはわざと失神したフリをしてやります。
家の周りでうろつきながらジョンを待っていたスティーブンは、走ってきたジョンを森の秘密の場所に誘い、そこで寄り添います。スティーブンはジョンに「高校を卒業したらオックスフォードに行くよ。君に会いに」と言いますが、ジョンは「まだ何ヶ月も先じゃないか。まあオックスフォードに行くと決めたのは親父だけどな。いつかは子どももほしい」とつぶやきます。「会いに行ったら迷惑?」と問うスティーブンに、「そんなわけないだろ」と笑うジョン。しかしその時人影が見えたので、二人は二手に分かれて逃げ出します。しかしスティーブンは人影に捕まってしまいます。
巡査に「見つけたのが私で良かった。森の中は危ないんだよ」と両親の前で怒られるスティーブン。「ホモに強姦でもされたらどうするんだ。反吐が出る」と言う父に、スティーブンは「行き場がないから仕方ないだろ」と涙ながらに逃げ出します。スティーブンの父は、息子がクスリをやっているのではないかと怪しみます。スティーブンの母は、息子の撮った写真がジョンの走る姿や横顔ばかりなのを見て、「クスリじゃないわ」と断言します。
スティーブンは目を覚ますと、「GET REAL(現実を見ろ)」というタイトルでエッセイを書き始めます。
学校でパソコンをいじりながら、学校誌に自分のエッセイ以外に「丘を歩いて」というエッセイが載っているのを見て、ジェスに誰のものかと問うスティーブン。ジェスは他の編集部員のものだと答えます。ジェスから「私のことを好き?」と問われ、何も返せないスティーブン。ジェスは「私が馬鹿だったわ」と怒って去ってしまいます。そこにジョンが来て、「昨日は大丈夫だったか?すぐに会いたい」と乞うてきます。スティーブンは「両親の監視がきついから」と返しますが、ジョンは携帯の番号をメモに書くと、「抜け出してこい。頼む」と言ってきます。「今週中になんとかする」と返すスティーブン。
ジョンはクリスティーナの車に乗り込み、うきうきとドライブに出かけます。スティーブンは「リンダのところに行く」と嘘をついて、ジョンの携帯に公衆電話から「家を抜け出したよ。運河まで来れる?」と電話をかけます。しかしジョンはクリスティーナといちゃついている最中で、「今夜は忙しいんだ」と断られてしまいます。「僕より大事な用?」と問うと、「トレーニング中なんだ。もう切る」とジョンは一方的に電話を切ります。唖然とするスティーブンは泣きながらやけ酒をします。
ジョンを待ち伏せしていたスティーブン。ジョンはスティーブンを呼び止めると、「彼女とはダンス会以来だったんだ。それに彼女と付き合ってれば隠れ蓑になる」と言いますが、「僕に嘘をついたな」とスティーブンは涙します。「分かった。真実を言うよ。彼女に会いたかった」と言うジョンを置いてスティーブンは去ろうとしますが、「君に分かるか?この苦しさが。彼女と会って安心したかったんだ、自分自身に。どうだ美人だろって自慢したかった。でも、君を愛してるよ」とジョンは言います。「じゃあ愛を証明して」と言うスティーブンに、「もう彼女とは会わない」と答えるジョン。「二人のことを誇りに思ってほしいのに、これじゃだめだ。僕と親しいことすら隠してるし、人前ではしかとする!」と悲痛に叫ぶスティーブン。ジョンが「愛を証明するから待ってて」とスティーブンを抱きしめたので、二人は仲直りします。
ばっちり化粧して教習所に向かおうとしたリンダは、家まで来た教官がいつものボブではないことに気づきます。しかもボブは既婚者で子持ちだったのです。スティーブンに慰められるリンダですが、平気そうな顔をしています。実はボブの使う教習車に「おまけでセックスも教えます」とスプレーで落書きしてきたのでした。
スティーブンは学校でジョンから人前で「いいニュースがある。昼に会おう」と話しかけられ、舞い上がります。学校誌をチェックしていたマークは「GET REAL」という匿名のエッセイが下書きに入っているのを見て、思わず読み上げます。「僕はこの学校の生徒で、ゲイだ。人は真の姿と見かけは違うと言うが、僕は真の姿でいたい。僕は今怒りでいっぱいだ。これだけは親たちに言いたい。自分の子をヘテロと決めつけないでと」。「パスワードを知ってる部員の誰かが入れたんだ」と言うマーク。ウェンディは「議論を呼ぶわ」と面白がり、スティーブンは「”丘の向こうへ”よりは面白そうだ」と言います。ジェスは「私が入れたの。匿名だけどよく書けてたし、問題提起になるかと」と言いますが、彼女はスティーブンが書いたことを分かっています。教師は「校長に報告しないと」とつぶやきます。
ジェスはスティーブンに「なぜ黙ってたの?私は秘密を打ち明けたのに。相手は誰?絶対秘密にするわ」と言いますが、スティーブンは口を閉ざします。ウェンディは「校長が”立派な学校にふさわしくない”って掲載許可がおりなかったわ」と憤懣やる方ないといったふうに報告してきます。しかしウェンディは空白ページに「検閲済み」と印刷して掲載するつもりのようです。
ケヴィンと話していたジョンは会話を打ち切ると、スティーブンに「今週末、両親が旅行なんだ。どうだ?」と話しかけてきます。しかしケヴィンはその様子をじっと見つめていました。
ジョンの家に遊びに来たスティーブンはプールに誘われます。二人が泳いでいると、ケヴィンが「ジョギングしないか」とジョンを誘ってきます。しかし二人が親密に過ごしているのを見て帰っていきます。その晩は二人で酒を酌み交わします。僕の家に君が引っ越してきたら…と夢物語を語るジョンと、キスするスティーブン。
スティーブンの母は息子のことを心配していましたが、父は「ジョンって子はエリートなんだろ?彼と仲良くするのは賛成だ」と言います。母は父に何かを言いかけますが、そこに浮かれた様子のスティーブンが帰ってきて話は中断します。
陸上レースで、ジョンはぶっちぎり一位を獲得します。走り終えたジョンに駆け寄るスティーブン。ジョンは「学校誌に載ってたエッセイはどういうことだ?君が書いたって誰が知ってる?」と詰問し、「ジェス」とスティーブンが答えると、ジョンは怒って立ち去ってしまいます。それを見つめるジェス。そしてすぐさま、「あなたが守ってる人はジョンでしょ」とスティーブンを問い詰めます。スティーブンが返事をする前に、ジェスは「誰にも言わないわ。でも、人の目は敏感よ」と注意を促して、学校誌を売り歩いていきます。ジェスはスティーブンの両親にも学校誌を売っていきます。
ジョンは父から「スティーブンって子は誰だ?お前の写真が良く出来てるから焼き増ししてほしい」と言いますが、ジョンは「知らない奴だ」と答えます。そこにスティーブンの両親が「今週末は泊めていただいたそうで」と挨拶に来ますが、ジョンは無言で立ち去ってしまいます。スティーブンが父と話しているのを見て、心が乱れるジョン。そのせいでタイムが大幅に落ちてしまいました。
「スティーブンはジョンをアリバイに使ってる。何か隠し事があるんだ」と苛ついた様子のスティーブンの父。母は「話があるの」と父を車に誘います。そして、スティーブンが同性愛者なのではないかと思っていることを話し、「私たちの子なのだから支えなくては」と言います。神妙な表情の父。そこに「授賞式がもうすぐなのですが」とスタッフがやってきますが、スティーブンはどこにもいません。スティーブンの母は自分の息子の勇姿を見るために授賞式に向かいますが、父は車の中から動きません。
スティーブンはジョンに更衣室に呼び出され、「なぜ週末はうちで過ごすと言った!エッセイもなぜ書いた!俺達の関係がバレるだろ!」と激怒されていました。
怒ったジョンを呼び止めることもできず、ジョンが置いていったユニフォームを抱きしめながら「愛してるのに」と涙するスティーブン。それを見つけたケヴィンは「やっぱりお前ジョンでマスかいてたんだな。ジョンはホモじゃないって言えよ」と詰め寄ります。ケヴィンに自分たちの関係がばれないように、ジョンはスティーブンを「ホモ野郎」と蹴りつけます。
リンダはスティーブンの授賞式を見に来ます。ジョンが受賞されるのを、ケヴィンは一緒に喜びます。スティーブンが地元紙でヤング・ジャーナリスト賞を獲ったのアナウンスがなされますが、スティーブンは遅れて登場します。スティーブンはマイクの前に立つと、「学校の誇りとなれて嬉しいです。しかし良心も痛みます。親にとって理想となる若者像を描いたからです。一方で、学校誌に載るはずのエッセイが掲載禁止に。あるゲイの若者がつづった手記だからです。書いたのは僕です。僕は皆さんに分かってほしかった。孤独は耐えられない。素顔で付き合える友達がほしいし、家族にも愛してほしい。仮面の僕ではなく本当の僕を。隠れるのは疲れた。一人で悲しんだり、怯えたりするのも」と言います。そこにスティーブンの父が遅れてやってきます。
「分かりますか?他にも僕の仲間がいて、僕のように一人で悩んでる」とスティーブンは言うと、ジョンを見ますが、目をそらされてしまいます。「僕はやっぱり一人だ。僕はゲイです。両親には誤ります。でもゲイの子を持つ親はいる。ゲイも愛だ。なぜ忌み嫌う?ありがとう」と言うと、スティーブンは壇上を降りて去っていきます。彼をスタンディングオーベーションの拍手が迎えます。
ジョンに殴られて血が出た傷跡を、ジェスが拭いてくれます。「たいした演技じゃない」と嬉しそうなリンダに、「自分でも驚きさ。母さんは知ってたと」と笑うスティーブン。「ジョンはぶっ飛んで陸上トラックへ駆けていったわよ」と笑うジェス。スティーブンのところに来ると、「演説を聞いただろ?病気が移るぜ。スティーブンは…」と言いかけるケヴィンに、「ゲイ?ホモ?カマ野郎?他の呼び名を教えて」と言い返すジェス。「私が言うわ。”私の息子”よ。彼を傷つけたらタマを抜くわよ」と脅すスティーブンの母。ケヴィンは渋々どこかへ去っていきます。
リンダは「すごい話があるのよ。あんたの告白に比べるとしょぼいけど」と言いかけますが、スティーブンはそれを振り切って母のもとに向かいます。父は車に先に戻ったようです。「私からよく話すから大丈夫よ。愛してる」と言う母は、スティーブンを抱きしめます。
陸上トラックのベンチで一人タバコを吸うジョン。「許してくれ。僕は卑怯者だ。恨んでるだろ?」と言うジョン。「君を殴ってから、君ばかり思ってた。抱きたいと。すまなくて、やっと気がついたよ。それほど愛してたと」と言うジョンに、「僕は告白してしまったよ。幸せに」と言ってスティーブンは去っていきます。
車を飛ばすリンダは、教習所の合格証をスティーブンに掲げます。スティーブンを乗せると、リンダは走り出します。
まとめ
最高だったー!!!最後にジョンのような卑怯な男は捨てて、しかも両親にも受け入れてもらえて、さらにリンダとジェスという強い味方も得られて…という最強ハッピーエンドだったのがたまらなく嬉しかったです。
あんなに恋い焦がれていたジョンを捨てるという選択ができたスティーブンは、強い、かっこいいです。いくら好きだといっても、スティーブンを守ってくれない、本気では愛してくれない、正面から向き合ってくれない男なんかお呼びじゃないですからね!とはいえ、ジョンの気持ちも分かるので辛いところもあり…。
スティーブンにはまださまざまな苦しみが待っているかもしれないけれど、彼には告白する勇気も、人に孤独や不安を伝えられる文才もあるから、きっと良い未来が待っているはずと思いました。スティーブン、幸せになってね!!
ウェンディとジェスの関係をずっとギスギスしたものだと勘ぐってて、さらにジェスがいつかスティーブンを裏切るんじゃないか(自分を振った腹いせに)と不安だったんですが、二人共いい子でしたね。勘ぐりすぎました
それにしても、ケヴィンは最低男だったなあ。いいところまるでなしでしたね。セックスの最中、しかも初体験時のことを言いふらされるって最低な思い出ですよね…ジェス、素敵な恋人ができてほしいです。
それにしても、リンダが最初から最後まで気持ちの良い相棒キャラで、彼女のおかげで息苦しい学校生活のシーンも耐えられました。スティーブンにとっても閉塞感のある生活の中で唯一、彼女のとなりではうまく呼吸ができたんじゃないかと思います。作中で一番好きなキャラでした。
スティーブンの両親が思ったよりもあっさりと息子がゲイであることを受け入れてくれたのが、ちょっと都合が良すぎる感じがしたかな…。スティーブンの母はもともと同性愛にも理解があるようでしたが、父の方は「ホモなんて反吐が出る」と言っていたので、受け入れられるのは無理そうだな、と思っていたのですが。スティーブンにとっては、家族にも性的指向を理解してもらえない、そのせいで愛してもらえない、というのは相当つらい状況だったと思うので、それが改善されただけでも、みんなの前で告白した甲斐があったと思いました。やはり家族の支え・愛は唯一無二ですものね。
ゲイであることが「立派な学校にそぐわない」なんて言われる時代に、スティーブンはよくぞカミングアウトしたとその勇気に乾杯したいです。
今回3人が見た「同級生」は、Amazonプライムビデオ、Huluで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨