「アマプラ同時上映会」第134弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
今回観るのは、2014年・第64回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とテディ賞を受賞した「彼の見つめる先に」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Amazon.co.jp: 彼の見つめる先に(字幕版)を観る | Prime Video
盲目の男子高校生と転校生 のお話。
<あらすじ>
目の見えない高校生のレオは、少し過保護な両親や優しい祖母、いつもそばにいてくれる幼なじみの女の子ジョバンナらに囲まれて平穏な生活を送っていた。
ある日、彼のクラスにガブリエルという少年が転校してくる。
レオとジョバンナは、レオの目が見えないことをからかったりしないガブリエルと自然に仲良くなっていく。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 盲目の男子高校生の甘酸っぱい恋を見届けたい🥺✨
- 青年同士が惹かれあっていくみずみずしい描写に心震わされたい🌈
- ブラジル映画、南米の雰囲気が好きだ🇧🇷
ネタバレ感想
目の見えない高校生のレオは、幼馴染のジョヴァンナとのんびり夏休みを過ごします。レオはジョヴァンナにいつまで恋人を作らないつもりなのかと揶揄われます。
少し過保護な両親と優しい祖母と暮らすレオ。同じクラスのファビオはいじめっ子で、レオとジョヴァンナを名指しで貶めます。
ある日、彼のクラスにガブリエルという少年が転校してきて、レオの後ろの席に座ります。
レオにアプローチしてきていたカリーナがガブリエルにも積極的に話しかけていたのを見て、ジョヴァンナは顔を顰めます。
授業中、ジョヴァンナ経由で消しゴムを貸したことをきっかけにレオとガブリエル、ジョヴァンナは一緒に帰ります。
レオはその日、誰かとキスする感触を知りたいと、シャワー室のガラスに何度もキスをひます。
レオはアメリカでもどこでもいいから留学をしたいとジョヴァンナに相談します。誰も自分を知らない場所に行きたい、新しい自分になりたいという彼に、ジョヴァンナは今の自分は嫌いなのかと尋ねます。
両親に相談もせず留学しようとしているレオを「変な人」とジョヴァンナは笑います。
水曜日、レオは祖母の家に行く日です。ジョヴァンナ・ガブリエルと別行動し、1人で祖母の家に行こうと試みるレオ。白杖で歩いていると、ファビオが突然彼を突き飛ばします。カリーナはファビオを「最低」と罵倒します。
レオの両親は夜になっても息子が帰宅しないと大騒動になっていました。何でも干渉するなと怒るレオに、両親は他の家と事情が違うだろうと怒ります。
学校ではレオがジョヴァンナの付き添いで交換留学について情報を貰おうとしますが、保護者の付き添いが必要だと言われます。盲目だと交換留学に問題があるかとレオが尋ねると、職員は前例はないが受け入れる家があれば問題ないと言います。
祖母宅でくつろぐレオ。家を出たいと祖母に言うと、生活費はどうするのと返されます。
ジョヴァンナの家のプールでくつろぐ、レオ、ジョヴァンナ、ガブリエル。
ガブリエルの家は母が死に、父親と兄だけだそう。ジョヴァンナがレオはクラシック一筋だと言うと、ガブリエルはレオにクラシックを教えてと頼みます。
帰り道、ガブリエルに送ってもらうレオ。
歴史の授業で同性同士ペアになることになり、レオはガブリエルと一緒になります。
ガブリエルは課題をやる気が起きないからレオに映画を見ようと誘います。逐一レオにシーンの解説をしながら楽しげなガブリエル。
レオの両親は映画に行ったりキャンプに行くことを快く思わず、口喧嘩になってしまいます。
レオとガブリエルが2人だけで遊んでいると、ジョヴァンナは嫉妬し、私も誘ってよと怒ります。
課題をしていると、レオの携帯から着信音が鳴ります。課題に飽きたら私の家で泳ごうというジョヴァンナからのお誘いでした。するとガブリエルは突然レオに電話をし、自分の着信音は何かを聞きたくてと笑います。バッハに設定してると言うレオに、ベル・アンド・セバスチャンにしてくれよ、それで君は踊るんだと楽しげなガブリエル。
ガブリエルは踊ろうとレオを誘い、レオは彼の手に導かれてリズムを刻みます。
後日、レオはガブリエルに点字を教えますが彼はすぐに投げ出してしまいます。
夜中月食を見に行こうと誘い、両親に内緒で2人は家を抜け出します。月食の何が楽しいのと尋ねるレオにガブリエルは月食の仕組みを楽しげに話します。
帰り道、ガブリエルの自転車に乗せてもらうレオ。
レオはガブリエルに対して友情以上の感情を抱き始めていました。部屋に置いていかれた彼のパーカーの香りを思わず嗅ぎ、着てみます。
交換留学の相談員サンドラからレオに電話が入ります。アメリカなら受け入れ先が見つかったと言われ、喜ぶレオ。ジョヴァンナは反対します。
そんな時、カリーナがガブリエルにアピールしていることをジョヴァンナに報告され、レオは嫌な気持ちになります。
カリーナがクラス全員を招くパーティーを開くそうだ、自分はDJをすると言うガブリエル。レオは嫌悪感に顔を顰めます。
ジョヴァンナは2人で帰ったことを電話で怒り、翌日彼らを無視します。
ファビオはガブリエルをレオの優しい彼氏だなと嘲笑。
レオは両親に交換留学に参加したいといいますが、母は話も聞かずに却下。
その夜、レオはカリーナとガブリエルが抱き合う夢を見ます。
レオはシャワーを浴び、髭剃りを父に手伝ってもらいます。父は遠くに行きたいという気持ちも親への犯行も当然だが、親から逃げるための留学は意味がないと言います。
カリーナが主催するパーティーに来たジョヴァンナ、ガブリエル、レオ。ジョヴァンナとレオはまだ喧嘩したままです。
ガブリエルは音楽を緩やかなテイストにすると、レオを誘って踊り始めます。カリーナはレオと2人になると、ガブリエルと自分がうまくいくように手伝って欲しいとお願いされます。思わず肯定してしまうレオ。
ジョヴァンナはレオと仲良しじゃなくなったのはあなたのせいよとガブリエルに八つ当たりし、強い酒を飲んだため激しく嘔吐します。
ジョヴァンナは交換留学の話を勝手に進めたり親友である自分をためらいなく置いていこうとするレオが許せないとガブリエルにこぼします。
ガブリエルは3人で話そうと言いますが、ジョヴァンナは彼にキスをして諦めたように立ち上がります。
ファビオはジョヴァンナを誘いますが、断られます。レオはファビオにキスするゲームに誘われます。マルタとキスをさせるように装って、カリーナの愛犬プリンとキスさせようとするファビオ。皆の笑い物になっているレオをジョヴァンナは救い出します。
ジョヴァンナとガブリエルはそれぞれもう帰ろうとレオに言いますが、レオは皆が自分に干渉してキスもさせないと怒り、ガブリエルは思わず彼にキスをします。
その後、ジョヴァンナからもガブリエルからも連絡がなく途方に暮れるレオ。
合宿のためにバスを待っている生徒たち。ジョヴァンナはレオに声をかけずに去っていきます。先生に引導してもらうレオ。
カリーナとガブリエルが送れて登場し、皆騒ぎ立てます。
レオは観察の課題のプリントは誰かに手伝ってもらえと先生に言われます。ガブリエルはレオに声をかけます。レオはパーティーの話題を出しますが、ガブリエルはジョヴァンナと話した以外何も覚えていないと言います。
ファビオはプールサイドでレオに日焼け止めを塗ってやるガブリエルを冷やかします。
レオはシャワー室で人と会うことを嫌がり、遅くまでプールに残ります。
2人だけでシャワー室を使いながら、ガブリエルはレオの裸体に思わず見惚れます。
レオはガブリエルに初めて酒を飲みたいから一緒に飲まないかと誘います。
その晩、ガブリエルのもとにカリーナが駆けつけてきて、日の出を見ようと誘います。
ガブリエルはジョヴァンナを呼び、レオと2人きりにします。
レオはジョヴァンナに謝ります。ジョヴァンナはパーティーで犬にキスさせられそうになっていたことを話し、仲直りします。
レオはカリーナ、ガブリエルと集合しようとしますが、カリーナとガブリエルは楽しそうに話し込んでいたため、ジョヴァンナとレオは酒を飲むことにします。
レオは他人が自分の顔に魅力を感じるかとジョヴァンナに尋ねます。ジョヴァンナは離れても友達でいられるかと尋ね、レオは当然だと返します。
レオはジョヴァンナにガブリエルを愛していると告げます。ジョヴァンナはショックを受け、言葉を失います。
ジョヴァンナが帰ってこず、焚き火の前で待ちぼうけするレオ。白杖を使ってジョヴァンナを探しますが、カリーナとガブリエルが遊ぶプールに行きついてしまいます。
翌日、レオは高熱を出します。ジョヴァンナが見舞いに来てくれ、ガブリエルとお似合いだと言ってくれた彼女にレオは笑顔を見せます。
ジョヴァンナはガブリエルにレオの見舞いに行くよう勧めます。レオはガブリエルにカリーナと出来ているのかと聞きますが、ガブリエルは前の町に彼女がいると嘘をついてカリーナとのキスを避けたと話します。
そして本当は他に好きな人がいると打ち明けます。さらにレオも知っている人だと言い、「もしキスをされたのなら、お返しをしてみたら?」と言いレオに対峙します。
レオはガブリエルにキスをし、抱き合います。
授業後、ガブリエルに手を引かれるレオはファビオにからかわれますが、思い切って恋人繋ぎをします。
ガブリエルに誘われて自転車を初めて漕ぐレオ。
まとめ
レオの障害を決して馬鹿にせず、ジョヴァンナに八つ当たりされても逆ギレせず静かに解決策を提示する大人びたガブリエル。
いつも冷静沈着で余裕たっぷりの彼が「勇気を出してキスをしたのに何も反応がなかったから弱気になった」とレオに打ち明けるシーンはいかにも年相応で胸キュンでした🥺❤️
そして、レオ役 ジュレルメ・ロボ君の盲目の演技は素晴らしかったです!!彼の演技だけで本作は一見の価値ありです🏆✨
青春のみずみずしさに溢れた一作でした。
見終えた時、自分も素敵な恋ができる!と自信がつくような、爽快感があります。
レオが障害を馬鹿にされても縮こまることなく、もっと広い世界が見たいと渇望する姿はとてものびやかで美しく、若さ、無謀さへの羨ましさが込み上げました。
合宿でレオがジョヴァンナなガブリエルを愛していると告白するシーン、ジョヴァンナの表情はあまりはっきり見えませんでしたが、その後レオを放置してしまったところからして、レオを恋愛的な意味で好きだったのでは?と思いました。
ガブリエルが現れるまでは私たちは親友だったんだとあれほどパーティーで荒れたのも、友達を取られたという単純な嫉妬ではなく恋心も混じっていたからではないのかしら。
それでもレオの恋を隣で応援できるジョヴァンナの献身的な優しさには頭が下がる思いです。見ながら、ジョヴァンナはなんて素敵な人なんだろうと泣けてきました😭💦
今回3人が見た「彼の見つめる先に」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。
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