釘宮つかさ先生「狼王は金の子山羊を溺愛する」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
妾の子と蔑まれるも優秀で心優しい狼国王×数百年に一匹の「奇跡の金の子山羊」 のお話。
<あらすじ>
狼族のヴォルフ王家に伝わる伝承により、山羊獣人の一族は村を与えられ、王家に守られて生活をしている。
そのひとりであるシリルは、数百年に一匹といわれる金色の毛をもって生まれ、「奇跡の子山羊」として崇められ、身を守るためにその事実を隠されて生活していた。
そんなある日、森に迷い込んだ少年・ラウリーを助けたシリルは、数年後、なんと王の婚約者として指名され…!?
こんな人におすすめ
- スパダリ攻めが受けを溺愛しているのをじっくり見たい🔍
- 狼や山羊などモフモフした動物が大好き🐺❤️🐐
- ピュアで健気で一途な受けに泣かされたい😭✨
ネタバレ感想
①国王になるための儀式、エッチすぎ〜!!!
シリル(受け)たちの小さな村を守ってくれているラウリー(攻め)たち狼の国、レーンフェルト王国の、王になるための儀式内容は…あまりにもエッチすぎて読みながら照れちゃいましたね…/// 1週間毎晩選ばれた山羊族の精液を飲まなきゃいけないって!///
ラウリーが、大好きなシリル(受け)に儀式のことをどうしても言いづらかった理由が分かります。
言いづらそうにしていたせいで、もしかして「金の山羊を食べたら不老不死になれるという外国の言い伝えを信じてて殺されるんじゃないか」とシリルに誤解を招いてしまって逃げ出させてしまい、逃亡の最中に外国の悪い王子に見つかり「希少な金の動物だから王に献上する」って捕らえられそうになり、人身売買されそうになったりと…いろいろあったけど…(遠い目)
でも小さい頃から大好きな子がそばにいて、その子以外の精液なんて飲みたくないけど、キスもしてないのにいきなり精液飲ませてくれとかは…言いづらいですよね😂 下手したらそれで嫌われてしまうかもだし😢💔 ラウリーのシリル愛は筋金入りだからこそ、言いづらかったんだろうなあ。
何より、シリルみたいな箱入り息子がいきなり7日間精液を飲ませるってことがアブノーマルプレイすぎますよね!?めちゃくちゃ萌えました!!!!///
7日の間にシリルがゆっくり前も後ろも乳首も開発されて、(今まで全く自慰とかしてこなかったから勃ちが悪くて、最後らへん泣きそうになってるのもかわいすぎました😭❤️)「ああ〜愛されてる体に育ってる〜!!」と赤面が止まらなかったです///
おぼこいシリルがラウリーの手に翻弄されているのがかわいくてかわいくてたまらなくて、萌えと照れが大爆発しました💣💥
②どんな苦難も、2人の愛の力で乗り越える
信頼していたはずの村長や「金の動物を食べると不老不死になる」と信じている外国の王子に殺されかけたりと恐ろしい苦難は何度もあったけれど、どんな時もラウリーがシリルの異変をいち早く察知して対処してくれて…その行動の迅速さこそ愛のあらわれだなあとトキメキまくりでした🥺✨
それに、それらの苦難を乗り越えるたびに、ラウリーはシリルのかけがえのなさを痛感して、シリルはラウリーがどれほど自分を求めてくれているのかを痛感して、愛の絆が深まっていて、「これが愛し合うってことなんだな」と感じさせられました😭❤️
幼い頃に2人が「離れがたいな」と思いあって求めあっていた頃からぐっと成長して、今は「相手に何も心配することなく、ただ健やかに、幸せでいてほしい。できれば自分がその幸せの助けになりたい」と願う気持ちが強くなっているさまに胸がほっこり温かくなります。
③シリル(受け)の健気さとピュアさに涙
シリルがですね、本当に本当にいい子で…😭
作中で従者のリニが外国の王子から命をかけてシリルを守った時、「村の誰でも同じことをする」と答えた理由をシリルに尋ねられて、「それは、あなたが……幼い頃からずっと村のために、毎月毎日、厳しい退屈な儀式でも決して欠かさずに身を尽くし、心を込めて祈ってきてくれたからです。生まれた毛の色が金色かどうかなんて関係なくて、あなたの真摯な祈りはちゃんと私たちに届いていて、いつも一族の者を守っていたんです。」と答えた時、ああ本当にシリルはピュアで真っ直ぐな子なんだなと涙が溢れました。
ラウリーや村の人々が監視しているわけでもない、手を抜くことだってできる厳しく退屈な祈りの儀式でも欠かさず行って…それはシリルの、一族の、村への愛そのものなんですよね。そしてそんな彼のひたむきな姿に、村人たちも自然と愛と尊敬を向けていて…。
シリルを守りたいと思うリニの心も尊いし、村長以外の山羊族の人々の心の清らかさに心打たれます。このシーンは本当に、何度読んでも泣けちゃいますね…🤦♀️
④ラウリーとシリルの「その後」も知りたい!!
最後に、シリルは金色の被毛を持つ双子の子狼と金色の被毛を持つ子山羊を産んだと書かれていましたが、家族が楽しげに王宮の庭園で遊ぶ姿を想像して胸がいっぱいになりました。
シリルもラウリーも互いを何よりも愛していて、そんな両親のもとに生まれた子供たちはきっと幸せだろうな。想像するだけで頬が緩みます☺️❤️
さらに3人の子供たちは助け合いながら政務を行なっていくはずだとあとがきに書かれていて、その治世のお話もぜひ読みたい…!!と猛烈に思いました…!!!
それに、子供たちの治世になった時の、おじいちゃんになったラウリーとシリルのラブラブ隠居生活も知りたいし…🥰❤️
続編、ぜひとも出てほしいです😭🙏
電子限定特典「秘密の山羊耳と愛しい尻尾」
耳や尻尾を隠す習慣があったせいで、逆にシリルの耳や尻尾が感情豊かに動いちゃうっていうのは怪我の功名的な…シリルはきっと長い間不便だったろうけれど、かわいいですよね///
ラウリーに耳と尻尾を愛撫されてイっちゃうのもたまらなくエッチでかわいいです😭❤️ 敏感なんじゃ〜!!
しかも幼少期のエピソードがまた…!たまらん!別れの時間が近づいてきたらしょんぼりして、「またくる?」って泣きそうになりながら言ってくれるかわいい子山羊がいたらそれは恋に落ちてしまうよ…!😭❤️
番外編もすみずみまでシリルがかわいくて、そんなシリルをラウリーが大好きなことがひしひしと伝わってきて、大満足でした///
まとめ
最初から最後までラウリーが心からシリルのことを愛して大切にしたいと思っているのが伝わってきて…たまらない気持ちになりました。
まさにタイトルどおり「溺愛」です😚❤️
2人は初恋相手同士で、10年以上毎月1度だけ会えるのをお互い楽しみにして愛を育んできました。
そして村長や周辺国の王子たちから命を狙われて何度も危機に陥ったけれど、そのたびにラウリーはシリルを助けてくれて、シリルは持ち前の朗らかさで裏切りなどの苦しみを乗り越えて、2人の愛の結びつきをより強くしてきました。
もともと大好き同士の2人が、降りかかる悪意や不幸を跳ね除けるたびどんどん愛が深くなっていく様子がたまらなく素敵で、読み進めるほど幸せな気持ちでいっぱいになります。
「辛い気持ちになるBLは読めない…😭」「ラブラブなカップルのお話が読みたい!」という方にぜひオススメしたい、甘くてエッチでかわいい!さらに世界観も重厚で読み応えがある、最高のモフモフラブストーリーでした🐺❤️🐐