葵居ゆゆ先生「青の王と花ひらくオメガ」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
オメガ性を持つ“神子”が住まう神殿で、第二性別を持たないセレンは下働きとしてひっそりと働いていた。
王家のアルファたちが神子を迎えに来る日、生まれながらの罪のせいで俯いてばかりのセレンに、「顔を上げろ」と言い放ったのは孤高の第一王子・レイだった。
王になりたくないと異端の振る舞いをするレイのため、献身的に身体を差しだすセレンだったが…。
こんな人におすすめ
- 中東系ファンタジーBLを読みたい🏜️
- シンデレラストーリー、身分差ものでときめきたい👠
- オメガバースものが好き💒
ネタバレ感想
青の王と花ひらくオメガ
は〜〜すっっ…ごい幸せな気持ちになりました……🥺🌈✨
孤独な王・レイと天涯孤独の下働き・セレンが出会って、番になって、国を根底から変える…2人の出会いが世界を変えるってなんてロマンチックなんでしょう。
最初はわがまま放題の放蕩王子に見えた攻めが、実は義母の差し金で右目が見えず、弟のためを思って演技をしていただとか…
「生まれてきたのが罪だ」と言われ、存在がないように働かされ続けていた受けが、攻めとの出会いで初めての恋を知ったり、実父に出会えたり…
一冊でよくぞここまで書き上げられた…!と感嘆するくらい、情報量が多かったです。
世界観もとても素敵だったなあ。中東っぽい街並み、洋服、食べ物がすごく淫靡な雰囲気でした。
初回限定特別ショートストーリーペーパー「青の王とオメガの癒しのひととき」
攻めのレイが頭痛に悩まされているところから話が始まったので、受けのセレンが淹れてくれたお茶で癒すのかな?と思いきや…(ニヤニヤ)
本編でもアーモンドの花がたびたび登場したので気になってたんですが、梅とか桜みたいな可憐なお花なんですね。(以下画像参照)
引用:家庭画報|「アーモンドの花」に初めて出会ったのは、スペイン。いまは日本でも咲いています
花言葉は「希望」だそうで。美しいですねえ…。レイとセレンにふさわしい花、そして花言葉だなあ。
えっちなことも含め、イチャイチャしてる2人が愛おしかったです❤️
青の王と深愛のオメガ妃
リザニアール国の王となったレイと王妃・セレンの間に、愛しい娘・エリアナが生まれて三年。 幸せな日々ではあるものの、セレンは発情期が来ず、セックスレス状態。
ある時、王宮神殿長から「セレンは邪悪な精霊の化身である」との神託が下ってしまいます。セレンを溺愛するレイは取り合いませんが、自分は完璧なレイに相応しくないと常々感じているセレンは「真実ではないか」と思い、ほかの神子とつがうようレイに頼み込んでしまいます。
ラストは新たな子どもがセレンに宿る気配も感じさせつつ、セレンが「生まれてくる子どもがどんな性でも幸せ」と思えるようになったことにホッとしました。祖父のダニエルは癒しですし、鷹のアンゲロスも物語の良いスパイスになっていましたね🦅
レイのセレンへの愛情深さが際立つ一冊でした📚❤️
ちなみに、本作の特典として初回特典SSとアニメイト・コミコミ限定SSがついているのですが、これらの続編として、2冊セット限定小冊子があります。本編にエッチが少なめな分、こちらがドドドドドエッチという情報もあり…気になります👀✨
まとめ
ねっとり濃厚な濡れ場描写、人生の非情さから喜びまで丁寧に描かれた心理描写がすばらしい一冊でした。
また、生まれてからずっと周囲に見下され侮辱され続けて生きてきた自己肯定感の低い主人公を、希少な宝石や触れたら壊れてしまうガラス細工のように丁寧に優しく慈しみ愛してくれる溺愛攻めの際限ない愛情深さに胸がいっぱいになります。
中東系ファンタジーもの、シンデレラストーリーなオメガバースものを読みたいな〜と思っている人に、ぜひおすすめしたいです。
皆さんもぜひ読んでみてください〜!!☺️✨
「青の王と花ひらくオメガ」の同人誌
appreciation
葵居ゆゆ先生宛ファンレターへの特典冊子「appreciation」に、「青の王と花ひらくオメガ」の書き下ろしSSで「世界がどんなに広くても」が収録されています。内容は、病気にかかってしまい苦しげなセレンを細やかに気遣うレイのお話です。
ネタバレ感想はこちら⬇️
冷めない微熱は花ひらく
「青の王と花ひらくオメガ」の同人誌です。内容は、二度目の発情期を終えたにも関わらず、レイに触れられると体が疼いてしまい不安になるセレンのお話です。
ネタバレ感想はこちら⬇️