栗城偲先生「てのなるほうへ」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
顔面コンプレックスののっぺらぼう×中途失明した会社員 のお話。
<あらすじ>
昔々、他の妖怪たちに顔がないからと仲間はずれにされた寂しがりやの妖怪・のっぺらぼうは、顔を狐面に隠しひとりぼっちで愛する誰かを待っていた。そして二百年─一般企業に勤める中途失明者の巽は職場で浮いた存在なのを自覚していた。
そんな巽の唯一の楽しみは狐面を拾った縁で出逢った男・草枕と過ごすランチタイムで…。
こんな人におすすめ
- 妖怪など、おどろおどろしい和物のお話が読みたい👻
- 中途失明者の苦悩を知りたい
- 妖怪×人間という異種BLを読んでみたい!
ネタバレ感想
攻めののっぺらぼうは顔がないことがコンプレックス、受けは目が見えないことがコンプレックス… と、おたがいに自分に全然自信がない2人が出会い、言葉を重ねるうちに、彼ら自身だけでなく周りも変わっていくさまがとても面白かったです。
「受けの目が見えるようになることがハッピーエンド」というのは健常者の偏見ではなかろうか?と思う気持ちもあったのですが、攻めが妖怪、しかものっぺらぼうというかなり攻めた設定をまとめあげる文章力の高さが素晴らしかったと思います✍️✨
まとめ
攻め・受け、各人の障害と孤独に胸を痛めつつも、ありのままの君が好きだと互いに素直に伝え合う様に感動しました🥺✨
最後の「お待たせしました」には涙😭
妖怪たちが面白かわいい、軽妙な一冊です👻👘🔥