「アマプラ同時上映会」第85弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
異なる種族を巻き込んだ大事件と陰謀に翻弄される男たちの純愛と奇跡を描いた、「鮫綃碧 真珠の涙」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Amazon.co.jp: 鮫綃碧(こうしょうへき) 真珠の涙(字幕版)を観る | Prime Video
司法長官×人魚の国の皇子 のお話。
<あらすじ>
唐の時代ー龍獣は、南の海で生まれた人魚たちの住む鮫人の国を支配しようと画策し、さらには欲深い人間の本性を利用するため、長安を毒霧で覆ってしまう。
鮫人が作る”鮫綃”と呼ばれる織物は毒を消す効果を備え持ち、また彼らが流す真珠の涙も貴重な品だった。
人間は鮫人を意のままに飼い売買したが、屈辱と迫害に耐えられない鮫人が主人である人間を殺してしまう事件が頻発する。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 異種族間ラブが好き❤️
- 古代中国の世界観が好き🇨🇳
- 輪廻転生ものが好き🐍
ネタバレ感想
西暦656年、龍獣国は南の海で生まれた人魚(鮫人)たちの住む鮫人国を支配しようと、唐国の首都・長安を毒霧で覆い、彼らを滅亡寸前まで追い詰めます。
鮫人だけが作れる”鮫綃”と呼ばれる織物は毒を消す効果を備え持ち、また彼らが流す真珠の涙も高価な品物ゆえ、唐国の人々は鮫人を売買し飼育するようになります。しかし、主人の暴力や迫害に耐えきれず鮫人たちが殺人事件を起こすようになり、唐国の人々は鮫人を疎むようになっていきました。
時に長安は寅の刻に、刑部(司法)長官である車遠山は通報を受けて、脇道で死んでいた男を調べに行きます。過った黒い衣の怪しい人影を追いかけるも、逃げられてしまいます。車遠山はふと、一年前の今頃にも妓楼で妓兵と妓女六人が同じ死因で亡くなったことを思い出します。
翌日、車遠山は全裸の朱尚書(尚書は役職。刑部で長官に次ぐ重役)が両手を赤い布で縛られ卧榻で絶命している現場に向かいます。下男が言うには、朱尚書は地下室で鮫人を飼育しており、彼はその鮫人に殺されたのだそうです。「陛下の命令だ。鮫人を買えば皆殺し」と言うなり、車遠山はそこにいた全員を殺します。ふと違和感を覚えて戸棚を開くと、そこには両眼を青く光らせた鮫人・漪下が怯え縮こまっていました。
車遠山は漪下を密かに軒車(天蓋付きの馬車)に乗せ、林の中で逃そうとします。しかしそこで漪下は自分が鮫人国の皇子だと明かし、「龍城の支配に我慢ならず、側近と逃亡しました。どうか匿ってください」と懇願します。そこに、黒衣の男が現れ、車遠山の腰に一太刀浴びせると、毒霧を振りかけて消え去ります。漪下は黒衣の男を龍骨離と呼んでいました。
車遠山を家まで送ると、漪下は「龍獣から受けた傷は鮫人の唾液でだけ治せるのです」と主張します。車遠山の妻・麗陽が漪下に傷口を舐めさせると、たちまち傷痕さえなくなってしまいます。
翌朝目覚めた車遠山は、監禁されている漪下を殺そうとしますが、「龍獣に国を追われ、居場所がありません。私を牛馬のように使ってくださって構わないのでここに置いてください」と漪下に懇願されたため、召使として置いてやることにします。
車遠山は朱尚書の後任が決まっていないことを韓王に報告するも、韓王は政務は無視し、庭師にいい匠を見つけて宴をしたいから麗陽と来てくれと誘ってきます。
車遠山が帰宅すると、韓王から贈られた花が庭だけでなく室内にまで飾りつけられていました。漪下は晩晴に韓王から贈られた花は夜だけは必ず外に出すように、あの花は龍気をまとっていて人を殺しかねないのだと警告しますが、無視されます。実は龍気は凍ると砒素に間違われやすく、朱尚書の死因は花による龍気でした。
その晩、漪下は車遠山に朱尚書の死因について打ち明けます。韓王から贈られた花は普通なら少ししか栽培できませんが、龍骨離だけは一度に大量に栽培できるのだそう。つまり韓王と龍骨離は結託している、もしくは、韓王は龍骨離から教えられた花を毒と知らないかのどちらかだと漪下は言います。さらに、その花は血を好むため月のものがある女子や妊婦に集まりやすく、麗陽の寝間には置いてはいけないと警告します。車遠山はすぐさま岑孝に麗陽と自室から全ての花を撤去するよう命じます。
岑孝に花の撤去を命じ終えると、車遠山は漪下に沐浴の手伝いをするよう命じます。
漪下は車遠山の世話をしながら、鮫人について話し始めます。ほとんどの鮫人が唐国の富豪に売られ、真珠を得るために泣けと強要されます。しかし真珠以上に高値で取引されるのふが、”鮫綃”です。最高級品は”鮫綃碧”、その次が”鮫綃春”、普通なのが”鮫綃雪”。鮫綃碧は鮫人の血が織り込まれているため、青緑色なのだそうです。漪下は車遠山のために鮫綃碧を織りたいとうっとりと呟きます。鮫綃碧は身体で織る、鮫綃春は上半身で織る、鮫綃雪は手で織る…と言いながら車遠山の体に触れる漪下。車遠山は漪下に「出ていけ」と命じますが、なぜか気持ちは昂っています。
その後、車遠山は、紅い卧榻を覆い隠す布の下で激しく漪下とまぐわう夢を見ます。この日を境に、車遠山は漪下を激しく意識するようになります。
翌日、車遠山と麗陽と仲睦まじく外出しようとするさまをそっと見て、嫉妬する漪下。車遠山は漪下に気づくと、彼も同行させます。
車遠山が崔家に着くと、崔尚書は「政務に熱中するあまり、側室が鮫人を飼っているとは思いもしませんでした」と言います。漪下がこっそり車遠山についていくと、そこには後ろ手に縛られ跪かせられている鮫人たちが。漪下は「この鮫人たちは主人に日々の強要や虐待に耐えられなかった被害者です」と彼らの命乞いをしますが、車遠山は問答無用で無抵抗の鮫人たちを殺害します。漪下は無辜の同胞を殺された絶望に滂沱の涙を流します。漪下の涙が真珠に変わったのを崔尚書は見逃さず、「あなたは私の親族である朱家の者を殺したのだから、私の伴侶の罪は見逃してください」と圧力をかけられ、首肯します。
その夜、漪下は入浴する車遠山に近づくと、短刀で彼を殺そうとします。しかし車遠山は全く怯みません。そのうち、漪下は車遠山を傷つけた後悔が勝り、謝るように彼の傷口を舐めて癒やします。車遠山は漪下と共に湯に入り、何度も情を交わします。そんな二人の情時を、麗陽は衝立の隙間から見つめていました。漪下は「ずっとおそばに。僕に何をしてもいいけれど、捨てることだけは許しません」と車遠山に懇願します。
翌日、車遠山は麗陽とともに韓王の催す花見の宴に参加します。韓王は私室に麗陽を呼ぶと、晩晴が「車遠山は鮫人を匿って公主様以上に寵愛されています」と申告。麗陽は「私では車遠山の考えを改めることはできそうもありません。兄上が諌めてくださいませんか」と懇願します。
漪下は宴から自宅へ戻る軒車の天蓋の中で、「二人で秘密を交換しませんか」と言います。漪下は瞳で魔術をかけられるのだそう。漪下は車遠山の秘密も聞きたがりますが、彼が曖昧に微笑んでいると軒車は自宅に着いてしまいます。そこには、韓王と龍骨離が待っていました。
車遠山と部屋に二人きりになった韓王は、「麗陽を大切に思うなら私を皇太子に推せ。忠誠の証に漪下を差し出せ」と言われ、車遠山は狼狽します。陛下の耳にも漪下の話が入ってしまい、車遠山は漪下を手放さざるを得なくなってしまいます。
晩春は漪下を夜の庭に呼び出すと、「車家から出ていきなさい」と命じます。しかしその時、花から毒が漂い、晩晴は死んでしまいます。
その頃、韓王は龍骨離に「皇太子が授けた侍女の晩晴が死んだ」と彼の所業を讃えていました。龍骨離は不安の芽は全て摘むことを韓王に約束します。韓王は強大な権力を有する車家を目の敵にしており、その力を削ぐ機会をずっと伺っていたのです。
その夜、漪下は軒車で山へ連れられ、捨て置かれます。そこに龍骨離が現れ、岑孝に襲いかかります。それを見た車遠山はとっさに参戦。しかし戦いの最中、車遠山を庇って麗陽が致命傷を負ってしまいます。龍骨離は車遠山に投げ飛ばされて負傷し、煙になってかき消えます。車遠山は麗陽の亡骸を横抱きにすると軒車に乗り込み、漪下を見捨てます。
龍骨離が死して3年後、韓王は悪疾を患い、死んでしまいます。同じ頃、鮫人国の宮殿では、漪下が部下から「長安の道を見つけた」と報告されます。
ある日、立派な身なりをした漪下が車遠山を訪ね、「あなたが憎い!僕を捨てたら許さないと言ったはずだ!」と、愛剣で車遠山を刺します。車遠山が「漪下、私の秘密はお前だ」と告げると、漪下は「どうしてもあなたを忘れられなかった…この生命であなたを守り続ける。生まれ変わろうとも永遠に」と、緑色の気体になると、彼の傷口にするりと吸収されます。
後日、崔尚書が「車遠山が二心を抱いて謀反を企て朝廷を見出した罪は重い。趙王は英傑なり、よって新君主とする」と朗々と言い渡す中、車遠山は衛兵たちを斬り殺していきます。車遠山はどれだけ衛兵たちに斬られても、傷がすぐに治ります。「漪下、お前が守ってくれているんだな」と呟きながら崔尚書を斬ると、車遠山は立ち尽くします。胸元から出したのは緑の布ー漪下の血で織られた鮫綃碧です。布を握り締め、地に倒れる車遠山。
「…カット!見事な芝居だった!お疲れ様!」と監督から声がかかり、車遠山は体を起こします。車遠山から斬られた男たちも次々体を起こし、我先にと弁当を貰いに行きます。緑の布を傍らに置き、車遠山は弁当を食べ始めます。ふと彼の目の前をカメラを首から下げた漪下そっくりな男性が横切ります。車遠山は思わず緑の布を左手に握りしめ、弁当はそのままに漪下の姿を捜します。
すると、ふと誰かが車遠山の肩に手をかけます。車遠山は振り向くと、顔を歪めて泣き出します。そこには、現代の服装をした漪下が微笑んでいました。車遠山の手から緑の布がすり抜けます。漪下は現代でカメラマンになっていました。緑の布は車遠山の手を離れ、青い空高く飛んでいきます。
まとめ

物語前半は、車遠山が鮫人の売人も鮫人もどちらの事情も聞かず大量殺戮するからただただ怖かったです。
車遠山は、善人かと言われると、漪下の命は救っているから善人っぽいものの、何の罪もない鮫人を殺すことに抵抗がないところや妻がいるのに漪下と関係を持つところは悪人っぽくもあり、心の中でどんな立ち位置に置いたらいいのか迷うキャラクターでした。
ただ、たった60分間という短い尺の中で、単純な不倫愛の泥沼話でなく、宮廷内の政争も多分に描写されていて、駆け足な印象もなく、よくぞこの情報量を詰め込んだなあと感動しました。
輪廻転生もの好きにオススメです♻️

車遠山と漪下、ミステリアスな男たちが身分を越えて惹かれあう姿は儚くも美しい…😭✨
それぞれの種族を巻き込んだ大事件、陰謀に翻弄される彼らの純愛、その末に起きた奇跡に胸を打たれます。

本作は2019年公開の作品ですが、ブロマンス作品が次々お蔵入りになっている2022年現在の状況を鑑みると、当時は相当検閲が緩かったんだなあと思います。
キスシーンどころか割とモロわかりなセックスシーンもありますしね🛌
非常にお耽美で眼福でした❤️
今回3人が見た「鮫綃碧 真珠の涙」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨