伊勢原ささら先生「キラキラ一等星と天才迷い星の純愛レポート」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
東都大学一キラキラ輝く星のような真崎譲次に、学食で突然声をかけられたIQは高いけど地味な秀才・池上理人。
理人は真崎の笑顔を見るたびに心拍数が上がって思考がまとまらなくなってしまう…これって「恋愛感情」!?
一方、一等星のように見える真崎にも悩みがあって…。
こんな人におすすめ
- 大学一のイケメンに突然告白されてみたい😍❤️
- 初恋ゆえに言動がバグる受けを愛でたい😚❤️
- 一見正反対な2人がカップルだと萌える🥺🔥
ネタバレ感想
①公平に、真っ直ぐに、誰とでも接する理人(受け)に感動
これは私が作中で一番好きなシーンなんですが、自分には宇宙物理学のホープである理人(受け)のように好きなことも目標も何もない、中身がないんだと譲次(攻め)が恥じると、理人は「星にも人にも優劣はない」と言うんです。
理人は外見や話し方をどれだけ周囲にバカにされても、飄々としています。そして、誰に対しても公平で優しい。
人は生きる上でいろんなストレスを抱えていて、それを他人と優劣をつけることで鬱憤晴らしをしている人が多いと思います。
でも理人は「優劣はない」と断言してくれた。
理人のしなやかな強さに、私たち読者も譲次もハッとさせられます。
自然と誰かと自分を比べていたことに気づかせられ、どうして自分の思いのままに生きられないのだろうと自分の未熟さが恥ずかしくなります。
理人のように、人間に優劣はないと自然に考えられるようになりたいです。
②かっこつけな譲次(攻め)が、なりふり構わず理人を求める姿に胸キュン!!
周りから浮かないようにブランド物の服やバッグを買いたい、そのためにバイトをしてくたくたになって、それ以外の時間は大学の授業を適当に受ける…そんな生活をしていた譲次。
生活スタイルからも分かるように、譲次は基本的にかっこつけたい人なんだと思うんです。
ですが、理人に必死で愛を告白しているときの譲次は、すごかった。
雨の中、泥になった地面に手をついて、理人を愛しているんだと叫んでいました。
自分の矜持なんてどうでもいいと、なりふり構っていられないくらい理人を求めていたんだと思うと…胸と目頭が熱くなります🤦♀️
③短い文量なのに充実した内容
一般的なBL小説の文量と比較すると、本作はだいたい半分くらい。
アスタリスク・ポミエ文庫さんは「寝る前にサクッと読めるBL小説」をテーマにしているそうです。
BL小説ってどうしても「読むぞ!」も気合を入れないと読みきれない感じがしますが、半分だと思うとだいぶ手に取りやすいですよね。
文量は半分ですが、感動もエロも一般的な書籍と全く遜色なし!!!
むしろ、必要最低限の表現だけが使われているので歯切れが良く、読みやすい印象です。
BL小説を読む時間が取れない、隙間時間にちょこちょこ読みたいという方にぜひ読んでみてほしいな〜!!
まとめ
周囲の目を気にしがちな大学一のイケメン君・譲次(攻め)と、宇宙物理学界のホープである秀才メガネ君・理人(受け)のお話です。
最初は興味本位で「俺たち付き合ってみる?」なんて軽口を叩いていたのに、自分の好きなものをとことん突き詰める理人の姿にどんどん惹かれていく譲次。
そして、大学では華やかな人たちと一緒にいるけれど、本当は意外と庶民的なものが好きで生真面目な譲次に惹かれていく理人。
切ないすれ違いを乗り越え、愛し合えた2人の姿はとてもいとおしく、神々しいです。
かわいい大学生たちのキラキラ輝く初恋を、ぜひ堪能してほしいです!!😆✨