葵居ゆゆ「僕は王様おまえは下僕」のネタバレ感想|下僕Domと王様Subの凸凹愛

小説

葵居ゆゆ先生「僕は王様おまえは下僕」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


尽くし好きの俳優兼モデルDom×プライドの高い美人リーマンSub のお話。

<あらすじ>
帰国した瑛介は赴任先のフランスで出会ったモデルで俳優の町谷花南と再会する。
自分のSub性を認められず特定のパートナーがいない瑛介は、ニュートラルが相手ならと彼と一夜を過ごすことに。
ところが花南はDomで、瑛介は初めてSubの官能を経験してしまう。

 

こんな人におすすめ

  • Dom/Subユニバースものが好き
  • 尽くす系のワンコ年下攻めが好き
  • 自己肯定感の低いツンデレ美人受けが好き

 

ネタバレ感想

①プレイが超濃厚甘エロ!!

なんとこの作品…濡れ場が全部で7回もあります!!!!ヤッターーーー!!!!🥳🎉✨

葵居ゆゆ先生の、臨場感あふれるエッチが大好きな読者にとってはご褒美以外の何物でもないですね!嬉しい!

ちなみに、序盤のエッチは意外とアブノーマルなプレイが多めです。

瑛介(受け)は口の中が性感帯なので、口の中を花南(攻め)の指やペニスでごりごりされるだけでイっちゃったり、キッチンでコックリングつけられながら中イキしたり、家族との食事会に乳首にローターつけて行かされたりします!!説明だけでドえっちだね!!😂❤️

途中瑛介と花南の心がすれ違うんですが、その時のえっちも必見です。プライドの高い瑛介が花南とのえっちの時だけは号泣してぐずぐずのとろとろになっちゃうのがかわいそかわいいというか…!庇護欲がそそられます!

室内外でいろんなプレイをする2人が楽しめて、えっちなドムサブを求めるお姉さま方にはぜひともおすすめしたい一冊なのですが、私が特に好きなプレイはやはり一番最初のプレイですね。口の中をとことん責めるプレイです。

お口の中そんなに感じちゃうの!?って読んでる方がドキドキしちゃうくらい、瑛介はほんっとに口の中が敏感で…。キスだけでもとろんとなってたんですが、指を口の中に入れられたらもうすぐ勃起しちゃって…❤️花南のペニスをフェラしてたら気持ちよくなって思いきりイっちゃうのもかわいすぎました!!

それに花南の言葉責めも最高なんですよ。

歳上の瑛介に対して、普段は腰が低くて甘えん坊でいかにも歳下!って感じなんですけど、えっちの時は、「あなたは王様で、僕は下僕」なんて言いながらもがっつり主導権握って「お漏らし気持ちいいねえ」「お仕置きしないと」とか言っちゃって…!!いかにもご主人様然としてるんですよ…!!

普段は尽くす系の年下がえっちの時だけ唯一絶対のご主人様に変貌するのも、クールなエリート美人歳上リーマンが甘えん坊でとろとろのえっちなネコちゃんになっちゃうのも、どっちも最高です🔥

 

② Domが下僕、Subが王様という設定が面白い

作中で花南が「DomはSubに尽くさないと生きていけないから下僕なんだ」って言うんですが、この考え方面白いですよね。

多分一般的にはドムサブってSMと関係が似てると思われてて、Sがご主人様、Mは性奴隷、MはSのいいなり、みたいな感覚の読み手が多いと思うんです。

でもそうじゃなくて、S(Dom)こそ、M(Sub)という相手がいなければ生きていけない、Subの要求があってこそDomは生き生きと命令ができる、という考え方は斬新で面白いなあと思いました。

実はこの考え方は、同じく葵居ゆゆ先生のご既刊「僕の犬のドSなご奉仕」でも披露されていて、S側(攻め)がM側(受け)に尽くしてたんですよね。

葵居先生の中では新しい考え方ではないのだと思うのですが、やはり読み手からするとDom(S)側がこれほど徹底的に「尽くす」ことに命をかけているのはかなり面白いです。

S(Dom)なのに尽くすの?なんで?どうやって?と疑問が湧いた方はぜひ、本作もしくは「僕の犬のドSなご奉仕」を読んでみていただきたいです!!

新たな性癖の扉が開くこと、間違いなし❤️

ちなみに、「僕の犬のドSなご奉仕」の同人誌「僕と犬のドS(?)なハニーデイズ」も最高です。イタリアに新婚旅行に行くお話なんですけど、これがもう甘っ々で…!読みながら幸せすぎてデレデレになります🤤

僕の犬のドSなご奉仕
作者:葵居ゆゆ
昼間は真面目な会社員、夜はゲイ向けソフトSMバーで女王様をしている由鶴。本当はいじめるよりも甘やかされたい願望があるものの、何の取り柄もない自分に恋愛は難しいと諦めていた。そんな時、由鶴の後輩である城田に女王様をしていることがバレてしまい、更に由鶴の“犬”になりたいと言い出して…!?

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僕と犬のドS(?)なハニーデイズ
作者:葵居ゆゆ
「僕の犬のドSなご奉仕」番外編。愛されたいご主人様・由鶴と、ドSなくせに愛犬志願(由鶴限定)のあべこべSM主従関係の二人が晴れて結ばれたその後のお話。念願のイタリアでらぶらぶ旅行、帰ってきてからもいちゃいちゃハッピーな、甘い後日談。

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③割れ鍋に綴じ蓋カップルっぷりに悶える

花南の瑛介への執着っぷりはすごくて、3年前にたまたま空港で助けられて一目惚れ→瑛介の通うバーを特定してアルバイトとして潜り込む→体の関係だけでまた迫り、最後は自分の首にはめる首輪の内側に鏡文字で「EISUKE」と刺繍して体にあざとして名前を刻もうとする…といった感じで、瑛介を軸に人生が動いている感じです。

でも瑛介の方はそんなに花南に執着されているのに、家族から愛されなかったせいか「愛されている」という実感がいまいち湧かないようで、花南の熱烈な(やや狂気的な)アプローチにも、引くどころかやや天然な態度でほんのり嬉しそうにしています。

花南のような攻めには、瑛介のような受けしかありえない!というこの割れ鍋に綴じ蓋感!!最高です!!!

凸凹なカップルがお好きな方にはぜひおすすめしたいです❤️

 

まとめ

尽くし系歳下執着攻め×クール系プライドエベレスト自己肯定感低め受け のお話でした。

繰り返しになりますが、濡れ場がなんと7回もあるというえちえち大盤振る舞い作品なので、執着攻めが甘々えっちで受けをとろとろに溶かしてるのが見たい!!と思った方は即買い必至です✌️✨

また、瑛介がなかなか攻めの愛情を受け入れられない切ない事情(両親との歪な関係)も胸に迫るものがあり、なぜプライドがそんなに高いのか、人に弱みを見せられないのかという繊細な内面描写の深掘りも見どころです。

「王様」や「下僕」と聞くとハードなSMプレイを想像しがちですが、実際は濃厚エロ甘プレイなのでご安心を!

ぜひ、葵居先生の渾身のえっち&内面描写をお楽しみください😚❤️

僕は王様おまえは下僕
作者:葵居ゆゆ
帰国した瑛介は赴任先のフランスで出会ったモデルで俳優の町谷花南と再会する。自分のSub性を認められず特定のパートナーがいない瑛介は、ニュートラルが相手ならと彼と一夜を過ごすことに。ところが花南はDomで、瑛介は初めてSubの官能を経験してしまう。

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