かわい有美子先生「いとし、いとしという心」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
京都の格式ある名旅館「井筒屋」の若き当主が亡くなり、彼を密かに恋い慕っていた侑央は悲しみにくれる。
一方、葬儀で帰省してきた当主の弟・千秋は、次男として当然経営を継ぐと思われていたが、旅館を売却すると言い周囲を驚かせる。
かつて一途に兄を想う侑央の想いと秘めた欲望につけこみ、関係を持っていた千秋だが、今度こそその心ごと自分のものにするため、侑央にある提案を―。
こんな人におすすめ
- 京都弁のカップルの話が読みたい(方言萌え)!!
- 背徳感のある恋が好き🥺✨
- 執着系スパダリ攻めの情熱的な口説きに酔いしれたい🤤❤️
ネタバレ感想
いとし、いとしという心1
旅館周辺のはんなりとした街並みや閉鎖的な人間関係の描写が巧みで面白い!!
ただ、千秋の亡き兄を恋い慕うあまり、侑央は千秋に対し言動が無配慮なので、読者は攻のモンペになること必至ですw
いとし、いとしという心2
高校時代の井筒兄弟と侑央の話、侑央が千秋に心を許し始めた現在の話の2編収録。
前半は千秋が侑央に焦がれるあまり素股を強要して喧嘩別れするんですが、千秋の感傷が切ない🤦♀️
後半は当て馬の芸妓が登場後、2人は駆け足で両想いへ。
まとめ
千秋から侑央への一途な想いが、幼少期から年を重ねるごとに屈折していくさまは見ていて辛かったです。
侑央が千秋に兄の面影を重ねるせいで「自分の一番大好きな人は、自分を通して違う誰かを求めている」って、真綿で首を絞められるような苦しみをずっと千秋は味わってきたわけですよ…そんなん悲しすぎるやろ…🤦♀️
侑央も千秋に抱かれて満更でもない、みたいな終わり方だったので、いつ2人が破局するのか不安でなりません。
ぜひ!ぜひ!ラブラブな2人の続編がほしいです!!!
千秋に初恋を実らせてほしい、幸せになってほしいです。
切なさの残るハピエン、ある意味メリバな終わり方が好きな方にオススメの一冊です📖✨