中庭みかな先生「きんいろの祝祭」で、主人公のイルファ(受け)が嫁ぎ先で初めて食べた食事を再現しました!
蜂蜜をたっぷり使った、ほんのり甘くて上品なおやつ🍯🐝✨
作中のいろんなシーンを参考にして、作ってみました。
この作品を知っている方も知らない方も、ぜひ見ていってくださいね😆✨
「きんいろの蜜入りおやつ」とは?
「きんいろの蜜入りおやつ」は、中庭みかな先生「きんいろの祝祭」で、主人公のイルファ(受け)が嫁ぎ先のガロ国で初めて食べた食事のことです。
それまでイルファは「きんいろ」ーーつまり、嫁ぎ先に富をもたらす特異な存在として、神官や修行僧のような生活をしていました。なので、口にしたことがあるのは精進料理だけ🥢
けれど、ガロ国に嫁いできて、初めて出されたパンと紅茶の味に驚きます。甘い!🤭💥
ほんのりやさしい甘さの蜜入りパン、蜂蜜が入れられた紅茶に心癒されるのでした。
「きんいろ」として、過酷な生き方を強いられてきたイルファ。
いつも悲しみや苦しみの中にいる彼が、甘さにほっと顔をほころばせるのがかわいらしくて、私も食べたい…!🥺と思い、作ってみることにしました🍞🍯☕️
レシピの考察
①蜜入りパン
ベースはこちらのレシピを参考にしています👇
https://www.recipe-blog.jp/rensai/blog/airio/2019/04/post-128.html
包丁でクープ(パン表面の切れ目)をきれいに入れる方法はこちらを参考にしました👇
https://pan-zukan.com/make/koop/
②花の香りがする蜂蜜入りのお茶
本作の舞台、モデルとなった国は明言されていませんが、装飾品の雰囲気から察するに、東ヨーロッパ〜西アジアあたりではないかな?と思います。
そのあたりで有名なフレーバーティーを調べてみたのですが、特にその地域のみで愛飲されていたものは見つけられませんでした😣💔
ただ、調べるうちに「世界一有名なフレーバーティー=ダージリン」だと分かったので、今回はダージリンに蜂蜜を加えて飲んでみます!✊
そして、ダージリンの中でも特に「ファーストフラッシュ 」と呼ばれる新茶は水色が黄金だと知って、まさに「きんいろ」のイルファにぴったりじゃないか!と、それで再現することにしました。
中庭みかな先生がどんなお茶を想像して描かれたのか、分かれば追記したいです。
はちみつダージリンティーの淹れ方はこちらを参考にしました👇
https://www.labeille.jp/library/mariage_the/
①蜜入りパンの作り方
材料(丸パン6個分)
- 強力粉…200〜250g
- はちみつ…30g
- 塩…3.6g
- ドライイースト…3g
- 牛乳…75g
- 水…62g
- バター…20g
手順
1.はちみつと水を合わせてレンジ600Wで20秒ほど加熱してはちみつを溶かす
このあと、牛乳も合わせます。
2.バター以外の材料を混ぜ、10分間こねる
10分後、バターを投入してさらに10分ほどこねます。
生地が滑らかになったら止めてOK。
3.生地を丸め直してボウルに入れ、ラップをして、レンジの発酵機能などで一次発酵させる
発酵時間は30〜40分ほどが目安です。生地が2倍~2.5倍になればOK。
4.一次発酵が終わった生地を6等分にカットして、丸めなおす
生地が乾かないようにふきんをふんわりかぶせて、10分ほど休ませます。
5.4の生地を丸めなおしてオーブンシートに乗せる
35〜40度に設定したレンジなどで一回り大きくなるまで2次発酵させます。発酵時間は約30〜40分。
これがレンジに入れた直後の生地で
これが発酵後です。わかりにくいけど、発酵前より生地がぷっくりつやつやしてます。
二次発酵が最後5分くらいになったら、パン生地を室内に出して、表面を少し乾燥させます。
6.2次発酵が終わった生地に、分量外の強力粉を茶こしに入れて振る
包丁でお好みのクープを入れます。生地に対して斜め45度で刃を入れ、すっと引くように切れ目を入れてください。
7.予熱しておいた200度のオーブンで11分ほど焼く
8.焼きあがったらケーキクーラーの上で粗熱を取れば、完成!
②はちみつダージリンティーの淹れ方
用意するもの(1人分)
- ダージリンの茶葉…9g((ティーバッグ入りではなく茶葉が望ましい)
- 水…150cc
- はちみつ…小さじ1
▼道具
- ティーポット(茶葉がジャンピングしやすい丸い形、保温性の高い陶器製が望ましい)
- 茶こし
手順
1.水を勢いよくやかんに注ぎ、お湯を沸かす
沸騰させすぎないように要注意。
2.ティーポットに茶葉を入れる
ティーポットを温めておくとさらにGOOD。
3.お湯を注ぐときは20~30センチ上から勢いよく注ぐ
4.フタをして、2分蒸らす
ルピシアの茶葉はそれぞれの袋に蒸らし時間が書いてあるので便利でした。
5.茶こしで茶葉をこしながらカップに注ぐ
ティーカップをあらかじめ温めておくとなおよし。
6.ポットは軽く上下に揺らしながら注ぐようにする
何杯かまとめていれるときは、少しずつまわし注ぎをして、どのカップの紅茶も同じ濃さになるようにします。
7.はちみつは最後に入れる
感想
①蜜入りのパン
さいっこうすぎました。
ふわふわのほんのり甘い白パンに、蜂蜜の自然な甘さが合いすぎるうますぎる。
パンだけでもほんのり甘いんですが、追い蜂蜜(さらに蜂蜜をかけること)をすると、爆裂うまいです。おいしさで天下が取れる。
パンの甘味はほんとにほ〜んのりなので、これをバンズにしてしょっぱいものを挟んでも美味しそうです!🍔
あと、クープをするのは初挑戦でしたが、うまくいってよかったです😭👏✨
クロス柄のクープは難しいけど、三本線柄はかなり美しくできました!!嬉しいい〜。
クープがうまくできると、味までさらに美味しく感じます☺️
口いっぱいに貪りたくなる、あったかい、優しいおいしさでした。
一気に全部は食べられなかったので、作ったパンのうち2〜3個は翌日食べたんですが、レンジでチンするだけでちゃんとしっとりふかふかしていて美味しかったです!
冷蔵庫の中で放置してても、全然カッチカチにならないんだな…不思議です。すごいなあ。
今後何度もリピしたいレシピです😆🍞✨
②はちみつダージリンティー
カップに注いだ瞬間に立ちのぼる、若草や花のような香りにふわあ…!と意識を持っていかれました…🤤🍃なんて瑞々しい香りなんだ…
この写真だとかなり水色濃い目に見えるんですが、肉眼で見るとやわらかい薄緑と黄金の中間色で、まさに「きんいろ」にふさわしいなあとうっとりしました。イルファに似合うよお〜!!😭✨
はちみつを小さじ1溶かして飲んでみると、はちみつが混ざったことで逆にお茶の味や香りがよりストレートに伝わってきて面白かったです。
はちみつで甘さが加えられるだけでなく、味が複雑になるから舌が楽しいです!
はちみつをたくさん入れると甘くなっておいしいけど、それに比例して茶葉の味が分かりづらくなるし、水色もどんどん乳白色っぽく濁っていきます。
がっつりはちみつの味を感じようとせず、ほんのりはちみつが香るくらい、やっぱりレシピの分量どおり、紅茶1杯につき小さじ1がベストだと思いました。
まとめ
蜜入りのあったかふわふわの白パン、ほんのり蜂蜜が香る黄金色の紅茶、どちらもとても美味しかったです!
イルファの長旅の疲れを癒すのに、ぴったりなメニューだなあと食べながらにやけました☺️🌸
発酵など時間はかかるけれど、その手間と時間を吹き飛ばすくらい美味しいメニューでした。
皆さんもぜひ、「きんいろの祝祭」を読んで心震わせつつ、おいしいパンと紅茶で癒されてくださいね🍞🍯☕️✨