「アマプラ同時上映会」第121弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
今回観るのは、テレビドラマ『NIGHT HEAD』を原作とした「NIGHT HEAD GENESIS」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
サイコキネシスを操る兄と触れただけで他者の心をリーディングする弟 のお話。
<あらすじ>
超能力者の兄弟、霧原直人と直也は幼い頃からある研究所に隔離されていた。
しかし15年後、二人は研究所から脱走、自由な外の世界へ飛び出す。
しかし、外の世界もまた二人にとって夢の楽園ではなかった。
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こんな人におすすめ
- 超能力など超常現象に興味がある🔮
- 熱い兄弟愛にニヤニヤしたい❤️
- SFサスペンスが好き🛸
ネタバレ感想
Episode1 記憶
<あらすじ>
望まぬ力を持っていたが為に親に捨てられ、森の中の研究所で幽閉生活を送っていた霧原直人と霧原直也。
15年の歳月を経て飛び出した外の世界で二人を待ち受けているものは一体!?
人間は脳の容量の70%を使用しないといわれており、人間の持つ不思議な力はこの部分に秘められていると考えられています。その使用されることのない脳の70%は、 “NIGHT HEAD”と呼ばれています。
霧原直人と直也の兄弟は、兄が自在に物を動かすサイコキネシスを、弟が人の心を読み取るリーディングという超能力を持っていたために親に薬を盛られ、捨てられてしまいます。
強制連行された初日は、連れてこられた森の奥の研究所で直人が大暴れ。しかし森に張り巡らされた謎のバリアのせいで外には出られません。また、2人はバリアがなかったとしても実家には帰れないということを薄々感じていました。
研究員たちに怯えられながらも幽閉生活を余儀なくされる2人。
それから15年後、女子高生の双海翔子は美紀という同級生を預言で事故から救います。謎の文字が羅列されたノートを彼女に託し、翔子は岬老人が今日この世から旅立ったから、2人の兄弟が結界から外へ逃げると涙を流しながら独り言を呟きます。
霧原直人と直也は研究所を脱出しますが、直也は「岬老人が僕たちのことをじっと見てるよ」と結界の前で立ちすくみます。しかし結界は機能しておらず、直人はこれで自由になれると開放感に歓喜の声をあげます。
直也は「御厨さんが言ってたよね。僕らが外に出るとマイナスの力を引き寄せてしまうって」と直人に話しかけますが、直人は自分たちを幽閉した御厨の言うことなど当てにならないと直也を安心させます。
逃亡中、車がパンクしてしまい直人はStingerというドライブインに立ち寄ります。
Episode2 接触
<あらすじ>
森の外に飛び出した霧原兄弟は、路上のドライブインに立ち寄る。
大人になって初めて接触する外の世界の人間たち。
自分達の力に改めて気付かされる二人は、新たな事件へと巻き込まれていく。
霧原直人と直也はドライブインで「3万円でパンクを直してやる」と男にふっかけられた上、「超能力なんて存在するわけない」とバカにされます。
超能力をバカにする男は、カウンターで呑んでいた男の娘が結婚間近だからと占いに行き、紫のものを付けないようにと言われ、それを守っていることを嘲笑います。
直也はうっかり超能力をバカにする男に触れてしまい、母親が新興宗教に狂信的にのめり込んでいたからだと知ります。彼の母親は超能力が使える教祖と蒸発したらしく、男は鬱憤を晴らすように「超能力はイカサマだ」と周囲の客に当たり始めます。
とうとう男が他の客を殴り始め、直人は思わず自分の力を見せてしまいます。さらに直也が自分の見たものを他人にも見せてしまい、その場は大混乱。その場を収めようと直人は力を使ってしまい、「化け物」と罵られます。
その場を後にする2人でしたが、店を出る直前にある女性に触れられた直也は、彼女と誰かもう1人の女性が見知らぬ女性を絞殺しているシーンを見てしまい発狂します。
その頃、美紀と翔子の家族は翔子が突然失踪したことに困惑していました。
Episode3 焦燥
<あらすじ>
繁華街のホテルで連続殺人事件が発生。
同じくして直也は、意識の中で広がる強烈な映像に苦しめられる。
弟の苦しみを取り除くため、直人は事件の真相を探ろうとする。
美紀は警察から事情聴取を受けていましたが、「翔子はよく消えるから今回も大騒ぎしない方がいい」と言い、警官たちを困惑させます。
御厨は錦戸という警官から直人と直也が起こしたドライブインでの事件を電話で聞きます。ドライブインには雑誌記者がおり、店から50kmほど離れたラブホテルで起きた若い女性の連続殺人事件を取材するために泊まっていたようです。被害者は皆、紫のものを身につけていました。
御厨は研究員に殺人事件のデータを集めるよう指示します。
同じ頃、直也は店で自分に触れた女性が2人の女性を殺害してから店に来たことを察知し苦しめられていました。そして女は5人目の被害者を生みます。
弟の苦しみを取り除くため、直人は事件の真相を探ろうとします。
麗子という殺人犯の女は何者かに自分が見張られていることを感じ、焦燥感に苛まれます。そして錯乱するあまり、とうとうジロウという共犯者をも殴りつけます。
麗子は紫のものを身につけた女を敵だと思っており、ジロウは麗子に虐げられるのが好きなんだと直也は言います。
「4人目までは被害者が見つかっているのに5人目が見つからないからお前は苦しむのか?」と直人が尋ねると、直也は突然謎の女の亡霊を見てしまい悲鳴を上げます。
「人間はどこかがおかしい、でもそのおかしい場所が問題なんだ」と話す直人。岬老人が結界を作っていたことを話しながら、「俺たちはもっと成長していると思ったのに」と無力感を露わにします。
直也は岬老人の幻影から「逃げなければ見えるものがある」と言われ、麗子の殺人シーンを反芻してしまい思わず直人の名前を叫んでしまいます。
Episode4 痕跡
<あらすじ>
意識の中で直也に語りかけてくる翔子という存在。
直也が苦しめられる意識の映像は未来のものなのか!?
直也の意識を頼りに兄弟は連続殺人犯の後を追ってゆく。
麗子の殺人シーンの中で直也に「これは過去じゃない」と語りかけてくる翔子。直也が苦しめられる意識の映像は今晩起きることだったのです。
直也の意識を頼りに、兄弟は麗子の殺人現場になったホテルの位置を割り出そうとします。
直也は被害者の女性が殴られた瞬間から彼女の感覚とシンクロし、異常に苦しみ始めます。
麗子は「あんたの計画は失敗に終わったのよ」と高らかに叫びジロウに被害者女性を屋上から突き落とさせますが、直人がとっさに超能力で救出します。
しかし麗子は「アークが追いかけてくる」と言って投身自殺をしてしまいます。
直也は女性を助けられたと喜びますが、直人は「アークって何だ」と苦々しく独り言を言います。
Episode5 回想
<あらすじ>
記憶を頼りに直人と直也は、二人の生まれ育った家へと向かう。
走馬灯のようにめぐる幼い頃の記憶。
錯綜する兄弟の記憶の中で見えた、幼い少女と人形の瞳が意味するものは一体!?
幼い頃から直人と直也は超能力を持っていましたが、父親の部下であるハナオカという男が土地を売りにきた詐欺事件をきっかけに2人の能力は完全に覚醒しました。
記憶を頼りに生まれ育った実家へ向かう2人でしたが、その道中、人形のような少女が人形と共に住んでいる家…「人形の家」と呼ばれた家がまだ残っていることに気づきます。
直也は人形の家の少女に触れてから廃人のようになってしまい、精神科に入院することになります。
直人は直也を治すために人形の家に踏み込みます。するとそこでは少女が人形のように椅子に括り付けられ、父親から虐待を受けていました。
直人が超能力で父親を投げ飛ばし少女を救ったおかげで、直也は意識を取り戻します。2人はかつて見た人形の瞳の色を話しますが、それぞれ赤と青とばらばらの色を覚えていました。
実家へ戻った2人は、自分たちが生まれ育ったはずの実家が老婆が生まれてからずっと空き地だと言われ狼狽します。
そしてそこに唐突に現れる翔子と研究所の職員。
Episode6 連鎖
<あらすじ>
「答えは、自分で探すしかない。」
茫然自失する霧原兄弟に届けられた岬老人の言葉。
その“答え”への糸口を掴む為、二人は謎の連続自殺事件を追う。
直人は研究員から「御厨からは「なくなったものは自分たちで見つけろ」と言われた」と伝言されます。彼女にお金を押し付けられた直人は「また御厨に連絡する」と言い、彼女は去っていきます。
早速御厨に連絡した直人は「こうなったことにはお前たち自身の能力が関係していると岬老人は言っていた」「時間軸がずれているらしい」と聞きます。
さらに、同じ高校の生徒が三週連続で自殺している事件について尋ねられます。
最後の事件現場に近づくと、直也は震え出して「生きててもつまんない」とうわごとを言い始めます。
全て明け方に事件が起きていることから霊的なものではないかと直人は推測。直也は学校に行ってみようと提案しますが、悪意に満ちた校内に発狂してしまいます。
その後、死んだ恵の友人と同じクリスタルのペンダントをつけた少女・ヨシミに出会います。
体育教師のオキタは女生徒たちを盗撮するなど評判が悪く、一方、保険医のヤマシタは評判はいいものの直也は意識の中で生徒たちを切り刻む彼女を見て嫌な感覚を得ていました。
ヨシミは死んだ恵と仲間たちの幻覚に誘われ、豪雨の中に出ていきます。
Episode7 悔恨
<あらすじ>
事件の裏には、“マインドコントロール”の存在があった。
直人は襲い来る操心の波動を振り切り、辛くも敵との戦いを制する。
そして辿り着いた真相は、悲しみに彩られたものだった―。
直人と直也はヨシミがカッターを持って外出するのを見つけて声をかけます。事件の裏には、「マインドコントロール」の存在があり、直也はヤマシタ先生を危険視します。
直人はヤマシタの部屋を検分し探ります。彼女の部屋には大きな仏壇があり、恵たち仲間7人の写真が並べられていました。
河原では男遊びが派手で有名なタキコ(タキコはレズビアンで恵が好きだった模様)が恵の遺体の場所に花を供えており、その近くでは仲間の1人であるタクオがまた自殺していました。
ヨシミは以前河原で小犬を轢き殺し、その子犬の恨みがヤマシタに乗り移ってしまったのではと叫びます。直人と直也もマインドコントロールされそうになりますが、直人の気力でどうにか持ち直します。
犯人は少年でした。友達の子犬を殺された子供が「死ねばいい」と念じたがゆえに起きてしまった事件だったのです。直人は少年を御厨に引き取ってもらうように母親に言います。
少年の家にあった写真立てに写っている翔子を見て、直也はハッとします。

犬好きの方は閲覧注意の回です。犬を轢き殺して笑ってるような人間たちがのうのうと生きているので、かなり胸糞悪いです…😡
Episode8 追憶
<あらすじ>
翔子の残した言葉に導かれ、霧原兄弟と遭遇する美紀。
近く訪れる“大きな変革”とは!?
直人がその真意を尋ねんとした時、美紀の体は突如、何者かに支配され始める。
翔子の写真を手がかりに実家へ向かうと、美紀が翔子のお告げをもとに直人たちを待っていました。美紀は2人にロンゴロンゴという古代象形文字で書かれた翔子のノートを差し出します。
直也は意味は分からないが引き込まれそうな力を感じると言います。
また、美紀は岬老人の話をした後、翔子はいつも時々いなくなっては不思議な話をしたと言います。
さらに「2人は少し進んでいるからそれで傷ついてきたはずだ。でも2人はこれからやってくる大きな変革に必要な存在なんだ。これからしばらくは過渡期だ。人間が物質から精神の存在に近づくには葛藤が必要だ。いいか、これを忘れるな。全ての物事がプラスの方向に流れるわけではない!」と言うなり、突然その顔がゴツゴツした男のものになり、直人たちを化け物だと嘲笑うと実体化し、あちこちへテレポートしていきます。
そして美紀は「子供の頃の記憶は嘘じゃない」と言うや否や、気絶してしまいます。
直人と直也は翔子の気配を感じ取り、「変革とは何だ?変革にとって必要な存在とは何だ?」と尋ねますが、翔子は「私は歪みの中にいる。あなたに残した言葉は誰のものでもない。あの男は私たちが引き寄せ、美紀を殺して皆の悲しみを自分の力にしようとしている」と言って消えていきます。
謎の男は直人たちに「失われた記憶」として、両親を2人が火事で殺すさまを見せます。そして「お前たちは現実を変えられるくらいの強い力を持っている。だから俺がここにいる」と言って消えていきます。
同じ頃、神谷という男が直人と直也によって人類が滅亡する夢を見てうなされていました。
Episode9 殲滅
<あらすじ>
人類滅亡の未来を予知する能力者、神谷司。
予知に目覚めた直也と神谷の能力はシンクロし、滅亡のビジョンはより明確になる。
「変革」は「滅亡」なのか!?
直也は初めて自分たちの世話をしたヒキタという女性研究員の持っていた傘が百貨店に売られていたことを気にしていました。
そしてなぜか黒い手袋に惹かれて購入します。
直也は現代のノストラダムスと呼ばれる神谷の部下に「お前たちは人類を滅亡に導く悪魔だ!」と突然襲われ、手を怪我します。
直也は変革=人類滅亡ではと言いますが、直人は即座に否定します。
神谷の元に帰った部下は「あなたはまた人を襲い、独房の中で微笑んでいる姿が見えます」と予知され怯えます。
神谷と会ったことで予知に目覚めた直也は滅亡のビジョン(ウイルス性の病気が蔓延して人類が直也に滅亡する未来)がより明確になります。
神谷は銀の蛇と金の予知夢を共有した神谷と直也は、倉橋加奈子という研究者によって発生源であるウイルスが作られることを2人で予知します。
直人と直也は早速加奈子に会いに行きます。
Episode10 神意
<あらすじ>
人類滅亡の鍵を握る科学者、倉橋加奈子の命を守ろうと奔走する直人。
代替の未来を望む加奈子の強い想いは、直人の夢をも触発する。
加奈子にウイルスの活動抑制剤に関する研究をやめてほしいと頼む直人ですが、その後、またもや神谷の部下が加奈子を襲います。
神谷は黒い流れは刻刻と強まっており10〜15年で人類は滅亡する、加奈子の死によって人類滅亡は止まると予言します。
直人は加奈子に研究の中止を要請しますが、加奈子は「研究をやめるのは死刑宣告に等しい」と研究の中止を拒みます。
夢の中で直人と加奈子は夫婦生活を営んでいました。直也は廃人同然です。
加奈子は直人と同じ幸せな夢を見ており、自分と一緒になってくれないかと誘われますが、直也の縋るような瞳を思い出し、きっぱりと断ります。
神谷は加奈子を生かそうとするほど黒い流れは強くなっていると直人に言います。直人は神谷に、白い粉、黒いソファで何者かの死、という新たなビジョンが見えたが心当たりはないかと尋ねられます。素っ気なくNOと返し電話を切る直人。
加奈子は直人には研究をやめたと嘘をつき、研究を続けていました。
加奈子の助手は突然研究室に現れた直人たちに出す飲み物に、なぜか白い粉(劇物)を混入させます。
Episode11 悪夢
<あらすじ>
霧原兄弟は、人類滅亡のビジョンを回避することができるのか!?
予知能力者・神谷が見る、避けえぬもう一つのビジョン―。
それは現実となって神谷を襲う。
直也の見た「白い粉」はタダノの助手が入れた劇薬、「黒いソファーで何者かの死」は直也の死…廊下にいた何者かが加奈子の直人を恨む気持ちを利用してタダノを操作したようです。
直人が再度削除するよう説得すると加奈子はようやくデータを完全削除しました。泣く加奈子を抱きしめる直人を忌々しそうに見つめるタダノ。
帰り道、直也はまだ人類滅亡のビジョンが消えていないことに戦き、再度加奈子の元に戻ろうと提案します。
タダノは加奈子のデータを勝手に復元しようとしていましたが、彼女と揉み合ううちに神谷の信者に殺されかけます。
人類滅亡のビジョンは消えましたが、銀の蛇と金の象、白い粉のビジョンは消えません。
神谷のせいで人が死んだのにも関わらず何とも思っていない風の彼に苛立つ直人は「もう2度と会いたくない」と捨て台詞を吐きますが、神谷に呼び止められ「あなたたちは両親に会います」「砂漠に少女が佇んでいるのが見える…アークとは何ですか?」と困惑したように尋ねます。
直也は去り際に神谷に死相が出ていることを言い、直人は「金色の象はどこにもなかった。気をつけるんだな」と言います。
神谷が自宅に戻ると、脳に直接話しかけてくる曽根崎と記録係のアサノが目の前に現れます。
黒い手袋で「世界で一番甘い砂糖だ」と言われ白い粉を飲まされた神谷は、その晩死んでしまいます。曽根崎は「お前の役目はもう終わりだ」と笑って去っていきます。
御厨は曽根崎が今回の事件に関わっているはずだ、今回の事件で死んだのはタダノだけだと電話をかけてきます。
その頃曽根崎は何者かから仕事の依頼を受けていました。
Episode12 困惑
<あらすじ>
森の結界は、二人を守るためのものであったのか」!?
霧原兄弟は、己のマイナスの意識と対峙する―。
そして、新たに二人の前に立ちはだかる強力な敵能力者とは。
研究所に閉じ込められて3年ほど経ったある日、直人は空を飛び家を帰ろうとしたことがありましたが岬老人の結界に阻まれ帰ることはできませんでした。
時は戻り、直也は御厨からの手紙(神谷の手記「霧崎直人に関する予言」)を直人に手渡します。中には、巨大すぎる力、分裂、2つの肉体、別離は死と狂気を招く、肉を食らおうとする獣たち、闇に前方はないが変革は白い…と謎の文章が羅列されていました。
直也は証拠の「あなたたちは変化にとって絶対必要な存在」という言葉を思い出し、あの岬老人の結界は自分たちを守っていたのかと思い至ります。
街中で悪徳セールスの女から絡まれ直也は腕を取られますが、「心構えをしていればそこまで苦しくない」と少し成長した様子を見せます。その後、先ほど絡んできた女性が突然飛び降り自殺をします。
するとそこには以前の事件で力を使っていた少年・マサユキがいました。「御厨さんからもう出ていいと言われた」「僕たちの力は悪い人をやっつけるためにあるんだ、抑えるなんて間違ってる」と言い、百貨店に逃げ込む彼を追いかけます。
マサユキを捕まえたと思いきや、彼や彼の母、客、店員たちが全員謎の男の顔に変わり、直人たちを取り囲みます。
すると突然客たちが消え、マサユキは「あれはお前たちの心に住むマイナスの意識が実体化したものだ」と御厨の言いなりの彼らを馬鹿にします。
突然マサユキが半透明になったため直也は慌てて彼に触れますが、彼はマインドコントロールされていました。あたりを探し回る直人たち。とある襖を開けるとこれまで関わった人々が直人たちに恨みと家具をぶつけてきます。
曽根崎の笑い声があたりに響き渡る中、声の主をたどって直人たちは外に出ます。
Episode13 遊戯
<あらすじ>
能力者・曽根崎道夫の強大な力の前に、抗うことのできない直人・直也。
度重なる精神的暴虐の前に、直人の怒りは臨界に達しようとしていた。
直人たちは百貨店前の通りで曽根崎と対峙。曽根崎は「司法で裁かれない悪人を選んで殺している」と言います。
直人に神谷と自分を毒殺しようとしたのはお前かと尋ねられますが、曽根崎は悪びれず「俺にできないことはない。お前たちは俺に何をすることもできない」と嘲笑します。
曽根崎もかつて直人たちと同じく御厨に見つけられ研究室に収容されていましたが、ある時に脱走し1人で生きてきたのでした。
曽根崎は人に暴力を振るうのが大好きなんだ、身体の世界が訪れると歌い踊ります。その瞬間、直也は曽根崎を通してアークのロゴマークを見ます。
曽根崎は直人の中に燃える悪魔の力に恍惚とし、その力を讃えます。曽根崎は「第一幕の終了だな」と告げ、去っていきます。直也は研究所が燃えている幻影を見、御厨が助けを求めていると叫びます。
Episode14 幽閉
<あらすじ>
研究所の異変、そして御厨の助けを呼ぶ声を感じ取り、研究所へと向かった霧原兄弟。
再会した御厨は、研究所を襲撃した“敵対者”に軟禁されていた。
自らの脱出の為、三人の能力者との闘いを強いる御厨に2人は!?
直也と共に研究所へ向かう道すがら、直人は研究所で「両親に会わせろ」と立て篭もったこと、一見優しげに接されながらも監視される生活に反発したことを思い出していました。
しかし結局、直也は御厨の手に触れ、自分たちの味方なのだと心の底から言ってくれた彼を信頼し、直人と共に研究所での生活を選んだのでした。
研究所についた直人たちは研究所が襲撃され、3人の「敵対者」に襲撃される幻影を見ます。
しばらく森の中を歩くと敵対者に幽閉されている御厨がおり、「私は岬さんに研究所を守らなければならないと言われたからそうしていただけだ」と敵対者については何も知らないようです。
御厨は「俺はお前たちを15年間育ててやったのだから連れ出せ。お前たちならこの森の周波数と同調できる。お前たちと一緒なら俺は外に出られる」と、自分を外に連れ出すことで直人たちを敵対者たちを戦わせようとします。
直人は激しく憤りながらも、御厨を見捨てられず小屋の外に出ます。
Episode15 波動
<あらすじ>
森の中で、敵能力者たちと霧原兄弟の熾烈な戦いが繰り広げられる。
直也を庇って、傷を負う直人。
その時直也は、岬老人の意志とシンクロする。
翔子は直人たちの様子を遠い宇宙の果てから見つめていました。
何度も敵対者たちに襲われながらも、御厨は「私を外に連れ出してくれ」「お前たちはここで育ったのだから、このエネルギースポットを活用できるはずだ」と直人たちに発破をかけます。
直也を庇い、満身創痍の直人。3人の敵対者たちを見ているうちに、直也は岬老人の意志とシンクロします。
「あるがままの自分の姿を恐れるな」「心の壁を取り除け」と言われ、直人たちは覚醒。直人は3人の敵対者たちを退けます。
その後、御厨は警視庁に赴き、「あれを受け取りに来た」とだけ話し、大金を受け取り日本を離れます。研究所に出資していた保守派の代議士のこと、曽根崎のこと…刑事は詳しくは聞かずに去っていく御厨の背中を見つめます。
御厨は刑事から受け取った金を直人に渡します。そして、直人たちが力を望めば翔子のようになる、精神が肉体を優越し破綻が起きると予言します。
直人がそれを聞き困惑していると、直也の肉体が消滅してしまいます。
Episode16 再会
<あらすじ>
覚醒した直也は、意識の中で様々な真実を知る。
“かつて栄えた精神文明”、“来るべき変革”、そして“遥か昔に別れた両親の居場所”を…。
両親の住む街へ向かう霧原兄弟。
岬老人は翔子の存在を知っていましたが、彼女はいつか直人たちのような存在を率いる者になると預言していました。
直也は自分も翔子のような精神だけの存在になるのではと恐れながらも、改めて翔子のノートと向き合います。
そこには、紀元前10万年前に栄えた「精神文明」(人々の精神エネルギーによって生み出された今よりもっと高度な文明)があり、今は「物質文明」になっているが精神エネルギーによる天変地異などは確実に存在すると書かれていました。
変革とは「文明の後」のことで、遠い未来のことは自分はまだ力がないから分からないと言った後、直也は突然消えてしまいます。
消えた直也は翔子と出会い、彼女と触れ合った瞬間に地球に引き戻されます。
直也は自分たちが変革を受け入れ始めているからミキを殺そうとした男がいなくなったのだと言います。
そして両親のいる場所に向かう2人。実年齢異常に老け込んだ両親に会うと、自分の息子たちは幼い頃に死んだのだと聞かされます。それが4人にとって一番いいとでもいうように、幼い頃の自分たちの幻影が両親たちの周りを飛び回ります。
しかしなぜか曽根崎が再び2人の前に現れます。
Episode17 砂塵
<あらすじ>
曽根崎の能力により、窮地に立たされた霧原兄弟に差し伸べられる救いの手。
そして、二人は知る。
彼ら兄弟を“不確定要素”と位置付け、“吸収”もしくは“消去”を目論む組織、「アーク・コーポレーション」の存在を!!
曽根崎は直人たちに嫌がらせをしながらも、怠け者の父が母を殺したことは自分がマインドコントロールしたのではないかなど苦しんでおり、岬老人がかつて「奴は最期は自らの力で滅ぶ」と預言したとおり、直人たちと戦っている最中に何かに怯えたように逃げ出してしまいます。
両親の前で曽根崎と超能力バトルを繰り広げてしまい、2人から「早く出て行ってくれ」と罵られる直人たち。悲しみに暮れながらその場を後にします。
その頃、ある老婆が曽根崎の最期を予告し、双海芳紀という男性がコンピューターから直人たちに関する機密事項(直人たちを“不確定要素”と位置付け、“吸収”もしくは“消去”を目論む)を盗み取ります。
翌日、ある女性は芳紀から指示された部屋に直人たちを連れていきます。
部屋に彼らが着くと突然ビデオが流れ始め、芳紀がアークコーポレーションの社員で、社長の強大な意思から逃れたくて部屋を作ったと話し始めます。
社長が直人たちに意識を集中させる隙を狙ってビデオを撮っていると言い、彼は悲鳴をあげて倒れてしまいます。
Episode18 方舟
<あらすじ>
アークとの対峙。
相容れる筈のないもの同士の不可避の対決。
直人のエネルギーは爆発し、同時に苦しみを背負う。
芳紀は3年前アークに入社、訓練を受けてあらゆる回線に意識を乗せて動けるようになりました。
しかし力が高まりすぎた結果、偶然にも翔子と会合。アークは翔子との接触は望んでいなかったようで、それ以降彼女との接触はできなくなりました。漠然とした不安を感じた芳紀は記録を始めたのでした。
その時、曽根崎の「記録者」が部屋に訪れ、「招待したい。抵抗すれば女の命は保証しない」とテレパシーで伝えてきます。
アークの本社に連れてこられた直人はある男から、社長の奥原晶子は予知能力者だと聞かされます。彼らは物質文明の破滅(変革)に向かう人類を止めようとしていると言いますが、直也は物質文明への執着こそが破滅に導くのだと反論します。
人々を正しい方向(物質文明の徹底)に導くために犠牲は必要だと言いながらも、能力者たちを救済したいとも言う男。彼への不信感を募らせる直人たち。
男の電話から、芳紀が監禁されていることを感じとります。2人が部屋を出ると、研究所のある森で出会った3人の能力者たちが殺意を発していました。
直人たちと3人の能力者たちは、突然翔子の力で砂地に転移させられます。能力者たちは次々と力を使いますが、力が増幅した直人には効きません。それどころか3人を消し去ってしまいます。
その時、翔子が現れ、直也は思わず駆け寄ります。翔子は体をもう保っていられないが芳紀が代わりにメッセージを届けてくれると言い、「破滅には向かわなくても変革は訪れる。2人にはやれることがある」と言い残して蝶の姿になり去っていきます。
現実に戻ると、芳紀が残したパソコンが2人の前に置かれていました。どうやら彼の意識は完全にインターネットの中に入り込んでしまったようです。
「Night Head Project」の名付けられた名簿には、アークが調べ上げた能力者たちがずらりと並んでいました。
その中には広瀬麗子や彼女が殺した女性たち(アークにとって邪魔な能力者たち)が書かれており、直人たちが直面してきた事件は全てアークによって仕組まれていたことに気づきます。
なぜ自分たちの名前が名簿にないのかと訝しむ直也に、直人は自分たちは翔子に守られていたのだと返します。その瞬間、パソコンに芳紀が現れ「助けて」「ミサキデマツ」と言って消えます。
同じ頃、奥原は「ミサキね…」と意味深につぶやきます。
Episode19 夢幻
<あらすじ>
アーク・コーポレーションでの出来事から数ヶ月。
一人の男の崩壊する精神にシンクロした直也は、異空間へと吸い込まれる。
そこで待っていたのは双海芳紀。
直也は超能力を持つ人間とその未来が見えるようになり始めていました。
マニラへ慌てて渡航する都築洋介は、直人たちの写真(裏面には彼らの超能力の内容が書かれている)を飛行機の中で落とします。知らず知らずのうちに寝てしまった彼は、天元早起枝をはじめとした女子高生たちに誘惑されると共に、幼少期に「性欲に取り憑かれている」と教祖と母親に激しく侮蔑され、淫部を切り落とされそうになる幻影を見ます。しかし実は彼は飛行機になど乗っておらず、待合所の椅子で錯乱していたのでした。
アーク・コーポレーションでの出来事から数ヶ月が経ちましたが、直人たちはどうしたらこれ以上戦わずに済むのかと苦しんでいました。
そんな時、直也は街中で荷物を大切そうに抱えて走る都築を見つけます。都築は携帯で芳紀に助けを求め、直也はその意識にシンクロします。
芳紀は意識の中で直也に「天元早起枝をアークの魔の手から助けてやってくれ」と託します。その頃、早起枝は「担任の都築と淫行に耽っていたんだろう」と同級生たちに暴力を振るわれていました。
直也は都築がアークを裏切って逃げて芳紀に頼ろうとしていたこと、早起枝の力をアークに渡したくないと思っていたことを話します。そして、直人たちはアークと全面戦争を行うことを決意します。
早起枝は意識の中で奥原に呼ばれます。思わず彼女の手を取る早起枝でしたが、その瞬間、彼女の意識の世界は壊滅します。
早起枝が通う高校へ向かった直人たちは、いじめていた子たちと共に水没死を図ったことを知ります。(早起枝以外は全員死亡)
Episode20 懐柔
<あらすじ>
私立桐華高校を襲った事件。
その災いの元凶である少女・早紀枝。
彼女の意識にシンクロした直也は、彼女の持つ恐るべき能力、そして悲しき過去を知る。
早起枝の病室には、彼女の周囲で死んでいた女生徒たちの両親が殺到し「うちの子が自殺なんてするはずない」と詰め寄ります。それを廊下で見つめる謎の男。男に操られて刑事が直人に襲いかかります。
直人は咄嗟に刑事を超能力で突き飛ばします。直人はもう何も殺したくないと直也に繰り返します。そして、アークが早起枝に求めるものは何なのかと2人は悩みます。
早起枝の意識にシンクロした直也は、彼女が自分の感情を周囲の人間に強力に伝染させてしまう能力だと知り、また都築は彼女をアークから守ろうとしていたのだと気づきます。
精神病院に入院している都築に会いにきた直人たちは「三雲と戦うな。逃げろ!」と突然叫び出した彼に驚きます。
直也はなぜ奥原は都築を早起枝のもとに送り込んだのか?彼が彼女を守ることは予知できていたのでは?と訝しみます。
車で帰ろうとした途端、直人は「人殺し」と叫ぶ大量の能力者たちの亡霊に襲われ錯乱します。
マインドコントロールだと言い、直人を落ち着かせようとする直也。早起枝の前に現れたのと同じ男がとあるビルの最上階からにこやかに2人に手を振ります。
ビルで待っていたのはアークの一味である三雲玄吾と名乗る男。三雲は「お前は俺には勝てない。しかし一度だけチャンスをやろう」とナイフを自分の首筋に当て、力を使うように促します。
Episode21 葬送
<あらすじ>
三雲が語る、アークの思惑。
その恐るべき計画とは―!?
早紀枝の身柄をアーク側に引き渡さんとする両親を止める為、早紀枝の家に向かう霧原兄弟。
三雲は早紀枝の能力を開花させるために同級生たちを殺したことを白状し、触媒になるのが彼女自身の幸せなのだと恍惚と語ります。
また、彼は人の頭の中にあるものを増幅させる能力があるらしく、「お前たちは俺に何もできない。だから何もするな」と居丈高に言い放ち、去っていきます。
その頃、早紀枝の両親は彼女の身柄を引き渡す約束をしていました。
三雲と会ってから人殺しをする夢ばかり見るようになる直也。そんな時、直人が「今晩アークが早紀枝を連れて行く」と言い、2人は早紀枝の両親に彼女をアークへ引き渡さないよう説得しようとします。
しかし、両親の固い意志と、アークの能力者・坂口修の力の前に、自分達の無力さを痛感します。
その後、早起枝は奥原と出会います。「与えられた苦しみには理由がある。私がそれを教えてあげる。お前は世界を救う大きな力を持っているんだよ」と言われ、安堵する早起枝。
都築は早起枝を覚醒させるための駒でしたが、そこまでの衝撃は彼女に与えることはできませんでした。
坂口は「早起枝を確実に覚醒させる方法を探すのよ。そうでなければ破滅してしまう。直人と直也のこともこれで終わりにするしかないわね」と奥原に命じられ、三雲に仕事を一任します。
直也は三雲の目的は直人を混乱させることだと分かっていましたが、何もできない自分に無力感を感じていました。直人は早起枝の幸せを思うならアークの言うとおりにすべきなのではと悩みます。
そんな時、突然2人目掛けてタンカーが突進。三雲を追いかける直人。しかし力を使っても彼を捕まえることはできません。なぜならそれは幻惑だからです。
三雲を殺そうとして、一般人を殺してしまう直人。しかしそれにも気づかないほど直人は激昂し三雲を殺そうと何度も力を使います。
直人が殺そうとしていたのは実は直也でした。瀕死になった直也を見て悲しみの咆哮をあげる直人。
しかしタンカーがぶつかってきたのも、直也を自分の手で瀕死にしたのも全ては三雲の幻惑。直人は精神世界で死んでしまい、肉体は眠りについたように動かなくなってしまいます。
奥原は直人の死を知り、未来のビジョンを覆っていた濃い霧が晴れたと笑います。そして、早起枝に「あなたにいい知らせができる」と微笑みます。
Episode22 神判
<あらすじ>
アーク社長・奥原の思惑通りに行動する早紀枝を待ち受ける驚愕の運命。
早紀枝の深い悲しみの波紋は、街全体をのみこまんとする。
深い悲しみの中、霧原兄弟は互いの存在を求め合う。
直人は植物人間になり、直也は「僕を置いていかないで。僕は兄さんがいなきゃ何もできない」と直人を抱きしめます。
芳紀は何度もテレビの中から早起枝を助けてくれと繰り返してきます。直人から「お前は1人じゃない。お前の中には俺がいつもいる」というテレパシーを受け取り、直也は芳紀の意識に入り込みます。
直也はテレパシーで早紀枝とコンタクトを取りますが、奥原のおかげで清々しい気持ちだと言い、直也の忠告に耳を貸そうとしません。
奥原は坂口から三雲の仕事は終わったと報告を受け、早起枝は深い悲しみの中で人格を消滅させ、その力を解放するのだと言います。「変革という破滅を止めるためにいろんなことをやってきた、後は委ねるしかない」と奥原は言います。
早起枝が帰宅すると、彼女の愛する妹・トモミが殺されていました。街を覆い尽くすほどの強力な悲しみは、街の人々だけでなく本人をも衰弱させます。
目の前で兄を、早起枝を殺しても、何をしても怒らない直也に三雲は焦りを覚えます。
自分の無力さに打ちひしがれる直也の声を聞き、直人は覚醒します。早起枝の体を奥原のもとへ運ぶ三雲の前に直人は立ちはだかります。
奥原は「不確定要素が!直人は私の予知を超える存在なのか!」と叫びます。
直人は三雲にさまざまな幻覚を見せられますが、耐え凌ぎます。そして「もっと早く出会いたかったよ…俺の苦しみを終わらせてくれるやつに」と言い終えた途端、彼は息を引き取ります。
直人は直也にテレパシーで何が起きたのかと尋ねます。直也は誰を助けることも守ることもできなかったとトモミの亡骸を抱きしめ泣くと、彼女が目を開きます。
早起枝を起こそうとすると、奥原の幻覚が「早起枝を起こすな!」と直人に激怒します。
直人と直也は奥原と崖で対峙します。奥原は「人間を救う唯一の方法は人間をひとつに束ねることだけだ。物質文明の世界が続く限り人間は戦い続ける」と言います。
さらに、「直人と直也は不確定要素ではなくなった。大いなる意思…私の存在を利用してくれてありがとう」と言った途端、消えてしまいます。
早起枝の能力は奥原が奪ったと芳紀は言います。
早起枝とトモミは無事再会。奥原は車椅子に乗ったまま死亡します。
Episode23 彷徨
<あらすじ>
戦いの終焉。霧原兄弟がようやく手に入れた安息の日々に、再びあの男・御厨が現れる。
遠い辺境の地で直人を待つ謎の少女ナジ。
彼女が書いたクレヨン画には恐るべき日本の、そして世界の姿が書かれていた―!!
ナジという少女(推定5歳)は終わりゆく世界に立ち尽くす直人と直也を見、画用紙に黙々と絵を描いていました。
直人はナジがクレヨンで休むことなく世界地図を1日に数十枚も描き続けていることを職員から報告されます。しかしここ数日は1日ごと黒く塗りつぶす範囲を広げているのだそう。しかもそれは世界各地のレッドゾーン(紛争や疫病、自然災害の危険が大きい地域)と一致するため、何かの警告のようだと職員は不安げに説明します。
御厨曰く、ナジは1ヶ月ほど前に戦争孤児として研究所に連れて来られました。食事も取らず、睡眠も取らないが絵をひたすら描いていると言われ、わざわざモスクワから帰ってきて何の要件だと直人が尋ねると、直接会ってほしいと頼まれます。
直人は静かに暮らしたいと依頼を断りますが、彼女の描いた地図を見た瞬間、直也は昏倒してしまいます。直人は直也の代わりにとナジを尋ねることに。
直人がナジの絵を見ていると、彼女はクレヨンを置いて彼に抱きつきます。直人は「もういいんだ」と言い、彼女を抱きしめます。
初めて眠りについた彼女の寝顔を見ながら、直人は潜在する力の強さを感じるとともに、彼女の地図は世界的な天変地異の予言だと御厨に話します。
直人はナジのもとに着いてから世界が崩壊するような夢を繰り返し見るようになっていました。ナジは直也のことを知っているようで、兄弟の絵を描いて直人にプレゼントします。
「後は俺が引き継ぐ」と直人が言うと、ナジは微笑んで直人を抱きしめます。
直也はすっかり回復し、彼にナジが描いた最新の日本の絵を渡す直人。直也は大きな時計台と神社のようなものが崩れるのを見た、痛いほどマイナスのエネルギーを感じたと言います。
後日、直也は神社で自身の研究者を名乗る男性・浪川と彼の娘に出会います。植物から出る微弱な電波をもとに予測を行なっていると言います。
市役所に勤める彼のもう1人の娘は、父が予測を外し町に大きな経済的損失を与えたという理由で課長にいじめられていました。
浪川は最新データを見て3日以内に大地震が起きる、世間に公表すると言いますが、娘たちはもうこれ以上私たちを苦しめるなと大騒ぎします。
浪川は情報を早くテレビ局に伝えねばと焦りますが、直人は「被害を最小限に伝える方法を考えよう」と一旦家へ戻ることを提案します。
直也は意識の中でナジに出会い、紛争地域で生まれ育った自分の生い立ちを見せます。そして、戦争という悪意を強める力はどこにでも存在すると彼女は言います。
直人たちが家へ戻ろうとすると、暴漢たちが待ち構えていました。空を見るとなぜかそこにはオーロラが。大地震の前兆だと浪川は叫びます。直也は「すごい悪意が地面から上っている…」とつぶやきます。
Episode24 希望
<あらすじ>
地球破滅を証明するように、地殻研究者・浪川は磁場の大変動をキャッチする。
しかし動揺を恐れて予測情報を握りつぶそうとする市役所。
直人と直也は自らを賭して破滅に立ち向かう。
娘たちは地震が起こったことで、父の研究成果が正しかったのだと少しホッとしていました。
しかし地球破滅を証明するように浪川は磁場の更なる大変動をキャッチします。その破壊された世界地図はまさにナジが描いたものと同じでした。
浪川は活断層の地殻エネルギーをコントロールすることができれば大地震を止められるかもしれないと直人に伝えます。
同時に、直也は意識の中でナジと出会い、エネルギーを放出させる場所を特定します。
浪川は市民を避難させようと市役所へ嘆願に行きますが、市役所は人々の動揺を恐れ予測情報を握りつぶします。浪川は監禁されます。
直人はナジから指示された場所へ向かうと、地面に手を当て、地殻エネルギーをコントロールしようとします。するとナジが彼の意識の中に現れ、「あなたは決して黒い流れに巻き込まれない。それがあなたの役目」と言って消えていきます。
翌日、市役所のパレードは無事執り行われます。浪川が予言した地震が発生する時刻が迫る中、浪川は銃を持ち出し、講堂に集まる市民に「早く逃げろ」と叫んで回ります。
そんな時、突然講堂の照明が落ちて浪川は即死。娘たちは父の研究を継ぐことを決意します。
直人は今回の件を報告した御厨から「お前たちの役目はきっと人々と触れ合ってプラスのエネルギーに変えていくことだ」と言われ、納得します。
御厨のもとにいるナジはすっかり普通の少女に戻っており、絵は子供らしい平和なものに変化し、笑顔も見られるようになっていました。
まとめ

直人と直也の「どんな時もお互いさえいれば他に何もいらない」という、常に2人だけの世界感がとてもよかったですね…☺️❤️ 闇落ちカップル感があって大変に性癖でした///

直也は兄の直人に「兄さんお願い」「兄さん助けて」とたびたび甘えん坊で駄々っ子な面を見せてきます。それをうざったいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は萌えた!!!!
cv石田彰さんの甘えん坊ボイスですよ!?!?
しかも甘やかす側の直人はcv森川智之さん…帝王…👑
いい声同士のじゃれあいは最高に耳福でしたね…へへ…///

作品は全体的に仄暗く、世紀末感が漂っています。
最後に、直人たちが苦しんできたことには理由があり、これからも彼らは世界平和のために活躍していくのだというような暗示があったのでそこだけは少し明るい雰囲気でしたね。
本作自体20年近く前に放送されたものなので、バブル崩壊後の絶望感が作品にも反映されているのかな?なんて思ったりしました。
それにしても、兄弟間のブロマンスはやはり最高…☺️✨
自分の命に代えても互いを守ろうとする姿には、燃えるような愛を感じずにはいられませんでした。
今回3人が見た「NIGHT HEAD GENESIS」は、Amazonプライムビデオ、dアニメストア、U-NEXT、Huluで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨
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