成瀬かの先生「獣の理」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
異世界から来た狼族の近衛隊長×家族を惨殺された会社員 のお話。
<あらすじ>
満月の夜、古い一軒家で一人暮らす粟野聖明の前に、獣の耳と尻尾を付けた偉丈夫が現れた。
聖明は異世界から魔法で跳ばされてきたその男・グレンが美しい狼に変身できると知り、「好きな時に好きなだけ撫でさせろ」を条件に、家に置いてやる事にする。
誇り高く獰猛なグレンは全く懐いてくれないが、彼を餌付けしモフモフする日々は聖明の孤独を癒していくが…。
こんな人におすすめ
- 異世界と現代が交錯する世界観設定が好き🗺️
- モフモフした生き物が好き!🐺🐶🐾
- 身分差ある恋など、障害は多い方が萌える🔥
ネタバレ感想
獣の理
物語のベースは、現代日本。逆異世界モノです。狼に変身した攻は大型犬みたいで可愛い!🐺🌸
中盤までその真実は語られませんが、受け・聖明は血を見ると過剰反応します。それは彼の回りで起きる事件によって彼の両親と飼い犬が殺されてしまったため。愛する家族を皆失って苦しんでいた彼の心の傷を癒やしてくれるグレンが愛おしかったです。
本作は全2巻のシリーズ物で、次巻の「獣の理II」では物語のベースが異世界に。1巻は受の話、2巻は攻の話かな?1巻だけでも内容は完結しているので面白く読めました🙆♀️✨
獣の理II
1巻は攻め・グレンが現代日本にトリップしてきただけでしたが、今回はグレンの元主である王様が負傷して現れ、異世界の戦いに巻き込まれたグレンと聖明が異世界へ飛ばされてしまい、狼族と敵対する熊族の集団に出会うというお話です。
争いを続ける狼族と熊族の交渉もどうにかまとまり、グレンと聖明は再び人間界での甘い生活に戻るというハッピーエンドでした。ハラハラする展開はないものの、甘々な雰囲気や、獣人やグリズリーなどさまざまな種が登場するファンタジー世界を楽しめる一冊です。
熊族の戦士・セヴランと、彼に囚われた狼族の青年・メディは、本作で新たに登場したカプ。セヴランは、グレンと聖明の目の前でメディを犯すような暴君かと思いきや、話してみると意外と気のいい奴で…。メディはかよわい外見とは裏腹に意外としたたか。純朴×小悪魔な凸凹カプでした。
人間界でグレンの仕事が見つかったくだりでは地味にホッとしました😂
まとめ
何者かに命を狙われる受、魔力を貯めるため満月まで帰れない攻、同居するほど離れ難くなる2人…というサスペンスBL🕵️♂️
淡々と語られる地の文が不安感を煽ります🤭🌀
異世界系モフモフ好きにおすすめの一冊です🐺❤️